2025年1月4日に放送された『大河ドラマ名場面スペシャル〜放送100年 レジェンド俳優が語る〜』について
そんなあなたに、『大河ドラマ名場面スペシャル〜放送100年 レジェンド俳優が語る〜』のみどころと内容、視聴方法をお届けします。
結論から言いますと、
『大河ドラマ名場面スペシャル』は、放送後1週間はNHKプラスでご覧いただけます。BSチャンネルでは1月11日よる8時~10時【BS101】に再放送されます。その後、NHKオンデマンドで放送されるかどうかは未定です。※確認次第、追記します。
新年度の大河ドラマ放送直前スペシャルなので視聴できる期間が短めです。1月11日まではNHKプラスで視聴できますのでお早めにどうぞ~。
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『大河ドラマ名場面スペシャル』の地上波での再放送は未定です(BSで1月11日再放送されます)。
※大河ドラマ関連番組の『べらぼう見て頂戴SP』&『50ボイス』はNHKオンデマンドで1月18日まで見逃し配信されています。
大河ドラマ『べらぼう』本編放送は、地上波では放送翌週の土曜午後1:05から放送されます。見逃しイッキ見には、U-NEXTでNHKオンデマンドをおススメします。
歴代の大河ドラマ・名場面の数々をレジェンド俳優の石坂浩二さん、渡辺謙さん、高橋英樹さん等、豪華ゲストとともに2時間味わい尽くす番組です。2025年大河『べらぼう』に出演の石坂浩二さん、渡辺謙さんのコメントや、西田敏行さんのコーナーも必見。
『大河ドラマ名場面スペシャル』の放送・再放送予定
初回放送
2025年1月4日 初回放送
再放送
2025年1月11日よる8時~10時【BS101】
再放送を見逃した方はU-NEXT経由のNHKオンデマンドでどうぞ。31日間無料お試し期間中に直前SP番組をイッキ見できます!
『大河ドラマ名場面スペシャル』出演者は?
司会は高橋英樹さん、山里良太さん、安部アナ。ゲストは石坂浩二さん、渡辺謙さん、高畑淳子さん、松村邦洋さん、山崎怜奈さんでした。その他、VTRで長谷川博己さん、三谷幸喜さん。そしてミスター大河・西田敏行さんの生前のインタビューや作品も流れました。
石坂浩二さんと渡辺謙さんは『べらぼう』で保守派vs革新派で対立する松平武元と田沼意次を演じておられますので、旬なコメントをされています。横浜流星さんはVTRでの出演でした。
横浜流星さんのインタビューが、『50ボイス』と『べらぼう見て頂戴SP』と違うセットで撮影されていましたので、主役の方って本編の撮影以外にも引っ張りだこで大変だなぁと思いました。
『50ボイス』と『べらぼう見て頂戴SP』は1月18日までNHKオンデマンドで視聴できます。番組の詳細はこちらから↓
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『大河ドラマ名場面スペシャル』みどころは?
昨年も1月2日『大河ドラマ名場面スペシャル』が放送されました。昨年のテーマは「歴史に名を刻む女性たち」。2024年大河が『光る君へ』で主人公は紫式部(吉高由里子さん演)だったことから、女性が主人公の大河ドラマの名場面が一挙公開されました。
ちなみに女性が主人公の大河ドラマに関する記事はこちらです。よろしければどうぞ↓
そして、今年のテーマは「放送100年 レジェンド俳優が語る」。大河ドラマは今年で64作目。1925年ラジオ放送が始まって今年は放送100年の節目の年ということで、大河ドラマのレジェンド俳優の方々のコメントや、『べらぼう』の世界観に通じる作品の名場面を中心に番組が構成されました。
現在、大河ドラマアンコールで放送中の『独眼竜政宗』の主演・渡辺謙さんが選ぶ名場面や、レジェンド中のレジェンド・石坂浩二さんの名場面。『麒麟がくる』での長谷川博己さんの「裂帛(れっぱく)の気合」シーンの裏話。
そして、高校生の時に『黄金の日々』を見て感動、脚本家となった三谷幸喜さんが解き明かす『真田丸』に込めた思いなどなど。大河ドラマの玉手箱を開けたような映像の数々に胸躍る2時間でした。
俳優の皆さんが仰っていたことを総括すると「大河ドラマは世相を映す鏡」であり「俳優を育ててくれる場」であり、「世の中と共に進んでいる」ということ。
そして脚本家の三谷さんは「ほかにはないヒリヒリ感=ギリギリの人の業」を描けるのは大河ドラマにしかない世界で史実のスキマをいかにうまくはめ込みながら「年表じゃない」ドラマを守り続けるのを一本のレールにしている。とコメントされていました。
『黄金の日々』に感動した三谷さんは『真田丸』も同じ時代軸なので大阪では『黄金の日々』の登場人物を全部出そう!と脚本に臨まれたそうで『黄金の日々』の主人公・助佐(松本幸四郎・現白鴎さん)の登場が実現したのは、三谷さんがダメもとで幸四郎さんにお電話したそうです。「そういうことなら」と快諾されたそうで、三谷さんのお話にシビれました。
ここからは放送の順番に内容をご紹介していきます。ネタバレを含みますのでご注意ください。
1.長谷川博己さんの選ぶ『麒麟がくる』名場面
2020年放送の『麒麟がくる』はコロナ禍という状況の下、放送スケジュールが大幅に変更になった作品です。出演者、スタッフ、関係者や視聴者もかつて経験したことのない苦境に立たされた時期でした。
長谷川さんは主人公・明智光秀を演じられるにあたって「人と人との間で振り回されながら、何を選択しどうやってバランスを取っていくのか」を意識されていたとのことでした。
名場面その1:金ヶ崎から退却を信長に進言するシーン(31話)
台本に「裂帛(れっぱく)の気合で」と書かれていたそうで(※裂帛の気合=剣豪が太刀を振り下ろすときに発する雄叫び)、染谷将太さん演じる信長との息が止まるような場面が流れました。
名場面その2:斧を振るシーン(43話)(長谷川さんのアドリブ)
有名な徳川家康の接待の席で織田信長が明智光秀を罵倒するシーンです。明智光秀の不手際に激昂する信長は家康や皆の面前で光秀を扇で打ち、激しく罵倒します。それに対して目をむいた光秀、夢で見た大木に斧を振るシーンが流れ、光秀は…。
この時の演技がアドリブだと聞いてビックリしました。長谷川さんに光秀が宿っていたとしか考えられません。
名場面その3:ラストシーン・光秀が馬に乗って夕日に向かって走る(最終話)
光秀は生きていたんじゃないか。というロマンがあって長谷川さんが好きな名場面とのこと。
ラストシーンは放送当時も話題になりました。先行きの見えない時期だったので、このシーンに勇気が沸いた方も多いと思います。
『麒麟がくる』全話はU-NEXTで見放題配信中です。今すぐ『麒麟がくる』の名場面が見れます。
2.石坂浩二さんの名場面
大河ドラマ3作品で主演を務められたレジェンド・石坂浩二さんの名場面集です。御年83歳の石坂さん。60年に渡って大河ドラマに出演され続けています。
渡辺謙さんが「石坂さんの口跡が明瞭ですごい」とコメントされていました。※口跡:話しぶりやセリフの言い方。
60年前のモノクロ映像でも石坂さんの声は奥行があって艶があり、良い響きで伝わってきます。そう言われてみると、高橋英樹さんも渡辺謙さんも口跡が明瞭でとても響くお声だなぁと思いました。
石坂浩二さんの名場面の数々はU-NEXTで見放題配信中です。
3.大河ドラマのチャレンジ
映画に負けないドラマを作りたい
「映画に負けないドラマを作りたい」という目標で制作が始まった大河ドラマ。記念すべき第一作1963年『花の生涯』は、主演尾上松緑さん、佐田啓二さん、淡島千景さん。今までテレビには出演してこなかった銀幕のスターが一堂に会し人気を博しました。
その時の模様が2023年『大河ドラマが生まれた日』としてドラマ化。よろしければこちらからどうぞ↓
空から合戦シーンを撮りたい
次に「空からの合戦シーンを」ということで、1965年『太閤記』桶狭間の合戦のシーンではなんとヘリコプターからの空撮が行われました。
ええーと思うほど、低空飛行の至近距離での撮影。よくぞご無事でと思いました。貴重な記録映像ですので『大河ドラマ名場面スペシャル』でぜひご覧いただきたいです。
迫力のチャンバラシーンを撮りたい
当時、1973年『国盗り物語』では、日本に一台しかなかったハンディカメラで俳優さんの背中に回り込んだり、チャンバラの中に入って行ったりして迫力のシーンが撮影されました。本能寺の変での織田信長(高橋英樹さん演)の撮影の記録映像が流れました。
初の海外ロケ
1978年『黄金の日日』では、初の海外ロケが実現しました。フィリピンで14日間にわたる海外ロケ、現地の人たちも撮影のエキストラとして参加されました。
『黄金の日日』のオープニングテーマで流れる大きい夕日はこの海外ロケの時にフィリピンで撮影されたものです。
当時、高校生だった三谷幸喜さんは『黄金の日日』38話”大勝負”が一番好きな話だとお話されていました。市川森一さんによる脚本がどこまでフィクションなのか、ギリギリのところで史実にうまくはめ込んでいるドラマに感動されたそうです。
ミスター大河!西田敏行さんの作品と名場面
2024年10月17日にお亡くなりになった西田敏行さんは「ミスター大河」と呼ばれるレジェンド中のレジェンド。西田さんの出演作と生前のインタビュー映像が放送されました。
『おんな太閤記』では佐久間良子さん演じるねねと秀吉の掛け合いが人気で、「おかか」は流行語になりました。チャーミングで人間味あふれる秀吉は深く印象に残っています。
『功名が辻』では、西田さん念願の徳川家康を演じられ「たぬきおやじ」らしい家康を演じたいと耳たぶを付けたしてもらったそうです(西田さんのインタビューによる)。家康が天下を統一していくのに比例して耳たぶが大きく福耳になっていく特殊メイクが見ものです。そして『八重の桜』では生まれ故郷の福島弁で西郷頼母を演じられました。
戦国三英傑(信長・秀吉・家康)のうち、2役を演じたのは西田さんだけで、紅白歌合戦に歌手・白組リーダー、審査員、ナレーターの4役で出演されたのは西田さんだけだそうです。
同じ劇団の後輩である高畑淳子さんがチャーミングでビート感のある方。と西田さんを形容されていました。みんな一緒に泣いちゃいますね涙
渡辺謙さんの作品と名場面
現在(2025年1月)BSで放送中の大河ドラマアンコール『独眼竜政宗』を中心に渡辺謙さんが選んだ名場面が紹介されました。
今まさにU-NEXTで『独眼竜政宗』を見直しているところなので、おぉ~と唸りながら画面を見つめました。
『独眼竜政宗』は視聴率39.7%という金字塔を打ち立てた大ヒット大河ドラマです。名場面を見ていきましょう。
「死に役って得なんだよ」by北大路欣也さん
『独眼竜政宗』では、政宗の父・輝宗(北大路欣也さん演)が政宗の目の前で殺されたり、実の母・お東の方(岩下志麻さん演)に政宗が毒殺されそうになったり、そのために政宗が実の弟・小次郎を斬ることになったりと、骨肉の争いがすさまじいのですが、撮影中に北大路さんが「死に役って得なんだよ」と言われたそうです。大河ドラマでは武士として美しく散る姿に美を感じますが、最期をちゃんと描かれて一世一代の晴れ姿として映像が残るのは俳優さんには誉となる。という意味です。
最近の大河ドラマでは「ナレ死」※ナレーションによって視聴者に死んだことが伝えられる。が多い。と高橋英樹さんもうなずいておられました。
「小田原で会おう」by勝新太郎さん
『独眼竜政宗』24話”天下人”。最大の見せ場です。上洛を拒んでいた伊達政宗がいよいよ秀吉の求めに応じて会いに行く場面です。政宗は生きては帰れないだろうと出立します。普通なら切腹です。秀吉に会う前夜、家康(津川雅彦さん)のアドバイスで、趣向を凝らして白装束に身を包んで秀吉に会いに行きます。
秀吉を演じる勝新太郎さんの大河出演はこの『独眼竜政宗』のみ。その迫力と凄みを渡辺謙さんが語ります。秀吉と政宗が初対面するシーンの撮影前、渡辺謙さんは勝さんに挨拶に行ったそうですが、勝さんからは一言「小田原で会おう」。
そこで、挨拶してしまうと秀吉と政宗の生死をかけた初対面シーンの緊張感がなくなってしまう。という配慮からの行動。にしてもこの時点で迫力満点です汗。
実際の撮影は、別々に場所決めだけしてあとはアドリブだったそうです。勝新太郎さんの威圧とオーラに圧倒された渡辺さん。そのまま秀吉と政宗に投影されています。
高橋英樹さんが「芝居が合った瞬間」と仰ってました。
『独眼竜政宗』見直しみどころやあらすじはこちらで更新中です。よろしければどうぞ↓
『独眼竜政宗』24話”天下人”を初めとする名場面の数々はU-NEXTで見放題配信中です。
『西郷どん』での「おまえはわしになれ」
『西郷どん』で、島津斉彬を演じた渡辺謙さん。西郷隆盛(鈴木亮平さん)とのシーンについて語られていました。その瞬間の気持ちや、目の前にいる俳優さんから感じて演じることを大事にされている渡辺謙さんやレジェンドの皆さんのお言葉に感動しました。
2025年大河ドラマ『べらぼう』のみどころ
横浜流星さんのインタビューが流れました。NHKドラマ初出演で大河ドラマ初主演の横浜流星さんは「蔦重は誰かのために動く人間だからこそ、多くの力を得られて何倍もの力になっていきます。「こう行きたい」という方向に向かって行動していく蔦重から学んで、何か一つでも行動していきたいと思います」と語られていました。
『べらぼう』で幕府の保守派vs革新派の攻防を繰り広げる、松平武元(石坂浩二さん)と田沼意次(渡辺謙さん)。レジェンド共演が今から楽しみです。
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まとめ
『大河ドラマ名場面スペシャル〜放送100年 レジェンド俳優が語る〜』について放送内容やみどころをご紹介しました。『べらぼう』で64作目となる大河ドラマ。その時々の時代と世の中を捉えて、世相を反映したストーリーになっていることを改めて感じました。
大河ドラマを振り返ると、昭和・平成・令和の歩みが分かります。
今年は蔦重が挑む痛快エンターテインメントと「何者でもないけど、人のために頑張れば何倍もの力になる」感覚を楽しんでいただければと思います。
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