1975年の大河ドラマ「元禄太平記」は、日本人が愛してやまない「忠臣蔵」を、大石内蔵助側からではなく、幕府の権力者・柳沢吉保目線で描いた作品です。
石坂浩二さんが悪の黒幕、柳沢吉保を、大石内蔵助役を江守徹さん、オリジナルキャラクターの柳沢兵庫を竹脇無我さんが演じました。
についてまとめました。
1975年「元禄太平記」でのテーマ「忠臣蔵」は、18世紀の初頭に起こった赤穂浪士の仇討ちのこと。歌舞伎や映画などでも何度も取り上げられている日本人が愛してやまない超人気ストーリーです。
「元禄太平記」までは、大石内蔵助の目線で描かれることがほとんどでしたが、「元禄太平記」では吉良を擁護する黒幕・柳沢吉保側から「忠臣蔵」を描きました。討ち入りのシーンは12月14日に放送されたそうです。さすが大河ドラマですね。
甘いマスクの石坂浩二さんが演じる悪役・柳沢吉保は、幕府の秩序を守ろうとする柳沢の立場が理解できると、共感を呼ぶ声も多々あったそうです。
「元禄太平記」放送・再放送予定
初回放送
1975年1月5日~12月28日(全52回)
再放送
現在再放送予定はありません。(2023年8月時点)
☆再放送の情報が入り次第、お知らせいたします。
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大河ドラマ「元禄太平記」基本情報
放送年 | 1975年 |
大河ドラマ | 13作目 |
放送期間 | 1975年1月5日~12月28日 |
話数 | 52話 |
原作 | 南條範夫『元禄太平記』 |
脚本 | 小野田勇、小幡欣治、土橋成男 |
演出 | 斎藤暁、岡本喜侑、大原誠、榎本一生、加藤郁雄、東海林通 |
音楽 | 湯浅譲二 |
主な出演者 | 柳沢吉保:石坂浩二(34) 大石内蔵助:江守徹(31) 柳沢兵庫:竹脇無我(31) 浅野内匠頭:片岡孝夫(31) 吉良上野介:小沢栄太郎(66) 徳川綱吉:芦田伸介(58) お伝の方:草笛光子(42) 水戸光圀:森繁久弥(62) 陸:岡田茉莉子(42) 染子:若尾文子(42) 町子:松原智恵子(30) 堀部安兵衛:関口宏(32) 大石主税:五代目中村勘九郎(20) 堀部弥兵衛:有島一郎(59) 瑤泉院:松坂慶子(23) 紀伊国屋文左衛門:藤岡琢也(45) 吉弥:黒柳徹子(42) とき:三林京子(24) 妙:竹下景子(22) 美乃:池上季実子(16)ほか ( )は当時の年齢 |
語り | 福本義典アナウンサー |
公式HP | 元禄太平記 |
配信先 | U-NEXT |
「元禄太平記」のみどころ。
「元禄太平記」のみどころは、柳沢吉保(石坂浩二さん)、大石内蔵助(江守徹さん)、オリキャラの柳沢兵庫(竹脇無我さん)を中心に赤穂浪士の仇討ちだけに焦点を当てず、元禄という時代を丁寧に描いたところが必見です。
また、浅野内匠頭の刃傷事件の理由が赤穂の塩をめぐる利権。という新解釈だったことが非常に斬新でした。
当時、金権政治で社会も揺れていたので、世相を反映しての脚本でした。
石坂浩二さんえんずる吉保は徹底した悪役なのですが、優しい雰囲気の石坂さんが演じると、やはりどこか肩を持ちたくなってしまいます。仇討ちをする大石内蔵助(江守徹さん)、それを手助けする柳沢兵庫(竹脇無我さん)、阻止しようとする吉保(石坂さん)のそれぞれに正当性があって真っ向からぶつかる様子に「うーん」と唸りました。
それまでの「忠臣蔵」の常識を覆したストーリー展開が、とても新鮮でした。
「元禄太平記」のあらすじ
五代将軍・徳川綱吉の側用人・柳沢吉保が異例の出世を遂げる中で、赤穂藩主・浅野内匠頭は刃傷事件を起こし、即日切腹に。大石内蔵助は、あだ討ちの声が高まる中、浅野家再興の道を探りながらも、討ち入りの機会を待ちます。
元禄15(1702)年、12月14日、浅野家再興の夢を絶たれた大石内蔵助ら赤穂浪士は、討ち入りを決行します。
武士道を貫いた内蔵助と、立身出世にまい進した吉保の生き方を中心に、元禄の世の人間模様が描かれます。
まとめ
1975年の大河ドラマ「元禄太平記」は、日本人が愛してやまない「忠臣蔵」を、大石内蔵助側からではなく、幕府の権力者・柳沢吉保目線で描いた作品です。
石坂浩二さんが悪の黒幕、柳沢吉保を、大石内蔵助役を江守徹さん、オリジナルキャラクターの柳沢兵庫を竹脇無我さんが演じました。
についてまとめました。
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本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の情報はU-NEXT、TSUTAYA DISCAS公式サイトでご確認ください。
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