【どうする家康】第4話”清州でどうする！”ネタバレあらすじと感想。瀬名と市の想い。

2023年大河ドラマ「どうする家康」。３話では松本潤さん演じる徳川家康が最愛の妻と子どもが待つ駿府・今川を裏切り、織田に寝返ります。この記事では

・４話を見逃した

・４話”清州でどうする！”のみどころを知りたい

方に向けて、ネタバレあらすじと感想をお届けします。

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第４話あらすじ（ネタバレ注意）

織田信長（岡田准一）への挨拶に出向いた元康と家臣一行は、信長と清州城の圧倒的な迫力にたじろぐ。

元康が織田へ寝返ったと知った今川氏真（溝端淳平さん）は、駿府にいる三河衆の命と引き換えに瀬名をわが物にします。ブラック氏真が炸裂しています。

木下藤吉郎（ムロツヨシさん）が、頭角を現し始めている清州。織田信長は実は元康を高く買っていて、妹のお市の方（北川景子）を妻に迎えよ。と元康に指示します。

瀬名へのひどい扱いを知った元康は、お市の方との婚儀をやめ、今川を討ち取りに駿府に帰ると信長に宣言します。

徳川家康の生涯はどんなだったのか。

年表にまとめてみました。第４話にあたるのは、赤字の部分です。

年	出来事
1542年	三河国・岡崎城で生まれる
1547年	尾張国・織田信秀（信長の父）の人質となる
1549年	父・弘常が暗殺される。 駿河国・今川義元の人質となる。
1560年	「桶狭間の戦い」で義元討ち死。 岡崎城に戻る。
1562年	織田信長と清須同盟
1572年	「三方ヶ原の戦い」で武田信玄に敗北。 直後に武田信玄死去。
1582年	「本能寺の変」で信長死去。
1584年	「小牧・長久手の戦い」で羽柴秀吉（のちの豊臣秀吉）と戦う。
1600年	秀吉死後の「関ケ原の戦い」で勝利。
1603年	征夷大将軍に任命。江戸幕府を開く。
1605年	息子・秀忠に跡を継がせる。
1615年	「大阪夏の陣」で豊臣家を滅ぼす。
1616年	75歳で死去。

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清州城と織田信長（岡田准一さん）の迫力に圧倒

今川を裏切った元康と家臣たちは、清州の信長に会いにやってきます。

清州城の背景、セットがまるで外国映画のようです。空にはどんより雲が立ち込め、全体的に沈んだ重苦しいトーンの城、

この威圧感たっぷりの城と信長の迫力に「自分からは頭を下げない、名乗らない」とレクチャーを受けていた元康は、頭を下げ名乗ってしまいます。しかたないです。これは。

木下藤吉郎（ムロツヨシさん）の登場

元康たちの身の回りの世話をするということで、柴田勝家（吉原光夫さん）が木下藤吉郎（ムロツヨシさん）を連れてきます。立ち去り際になぜか柴田勝家は木下藤吉郎のお尻を蹴っていきます。

元康：なぜ、蹴っていかれたのじゃ。
藤吉郎：蹴りたいときに蹴られるのも猿の役目にございます。蹴りたい時に、蹴ってくださいませ。
元康：そんなことはできぬが・・・。
本多忠勝：ここは、どうかしている

「どうする家康」第4話より

美しく成長した市（北川景子さん）との再会、そして婚儀

15年前、兄信長の後に引っ付いて男勝りの稽古を積んでいた市（北川景子）、実は元康が初恋の人で、元康との再会を一番喜んでいたのは市という設定でした。

元康と市は馬に乗り、清州が一望できる高台にやってきます。市は元康には本音で話せるのでしょう。

乱世とは、真に愉快な世であることよ。

力さえあれば、何でも手に入る。力さえあれば、どんなに大きな夢も描ける。愉快この上ない。ただし、男であればな…

「どうする家康」第4話より

松本潤さんは、市に対しては幼なじみ以上の思いはありませんでした。

ですが、兄の信長は市の元康への思いを知っており、元康にお市の方を娶るように命じます。

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元康の決断

織田信長と結んだ「清須同盟」は

というものでした。

駿府に残してきた愛する妻・瀬名が今川氏真にひどい仕打ちを受けていることを知った元康は、信長の妹・市との婚儀を断り、信長に訴えます。

兄上（信長）との約定をしっかりお守りいたします。元康、今川領をことごとく切り取り、今川を滅ぼしまする。そして、妻と子をこの手で取り戻します。異存ございますでしょうか？

「どうする家康」第4話より

松本潤さんの涙と声が美しい。

第４話でも、泣き叫びもがき苦しんでいた松本潤さん。瀬名の血で書かれた文字と叩き割られたウサギを見て、床に拳を打ち続けます。その姿を見た市は全てを悟り、自ら元康との婚儀を取りやめにすると言い出します。市も素晴らしい人です。

話が進んでいくことに、元康の人間として、主君としての成長が感じられて、「どうする」を乗り越えて決断していく姿に感動が止まりません。

信長と市の会話

相撲や刀を持たせてもカッコいい岡田准一さんの信長、妹の市を大事に思う面がふんだんに散りばめらていて、第4話で信長への見方が変わってきました。

信長：どうじゃ。初めて男にそっぽむかれる気分は？しかも、恋焦がれた男に。三河を攻めて、奴を殺してやってもよいぞ。

市：そんなことをすると、武田や北条と兄上が相対することになります。やっかいごとは、白兎殿にやらせておくのがよいかと。そして大切になさいませ。兄上が、信をおける方は、あの方だけかもしれませんから。

「どうする家康」第4話より

第４話のキャスト

役名	俳優名
松平元康	松本 潤
瀬名	有村架純
お市の方	北川景子
織田信長	岡田准一
酒井忠次（左衛門尉）	大森南朋
本多忠勝（平八郎）	山田裕貴
鳥居元忠（彦右衛門）	音尾琢真
夏目広次	甲本雅裕
鳥居忠吉	イッセー尾形
大久保忠世	小手伸也
平岩親吉（七之助）	岡部 大
本多忠真	波岡一喜
木下藤吉郎	ムロツヨシ
今川氏真	溝端淳平
柴田勝家	吉原光夫
水野信元	寺島 進
鵜飼長照	野間口徹
岡部元信	田中美央
たね	豊嶋花
竹千代	川口和空
関口氏純	渡部篤郎
巴	真矢ミキ
石川数正	松重 豊
今川義元	野村萬斎
武田信玄	阿部 寛

「どうする家康」のキャスト一覧はこちらから

第４話の制作陣

脚本	古沢良太
音楽	稲本 響
ナレーション	寺島しのぶ
演出	村橋直樹

最後に

「どうする家康」第４話”清州でどうする！”のネタバレあらすじと感想をお届けしました。

大河ドラマ本編の放送後に流れる「大河紀行」も、第1～３話に引き続き、ナレーションが石川数正役の松重豊さんでした。１～3話まで出演されていた松本潤さんは登場されませんでした。