この記事では2023年1月1日に放送された「歴史探偵＃59～どうする家康コラボ」お正月スペシャル（1時間）、1月4日放送の「歴史探偵#60～戦略家今川義元」が視聴できるサービスと番組の内容をお届けします。
- オンエアが見れなかった
- 録画するのを忘れた
- 番組の内容を知りたい
という方、放送後7日以上経過した「歴史探偵」はU-NEXT
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NHK「歴史探偵」とは？
NHK『歴史探偵』は、水曜日午後10：00に放送中の歴史番組。
俳優の佐藤二朗さんが所長を務める探偵結社が歴史の謎を解き明かしていく番組です。
放送日：NHK総合 水曜 午後10:00
再放送：NHK総合 金曜 午後15:30 、(近畿のみ) NHK総合 翌月曜 午前10:10
所長の佐藤二朗さんが比企能員を演じていた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のコラボ企画も大好評でした。
「どうする家康」コラボ企画も続々放送されて欲しいですね。
第59回～どうする家康コラボスペシャル（2023年1月1日放送）
ゲストは主人公・徳川家康を演じる松本潤さんと、家康の重臣、榊原康政を演じる杉野遥亮（すぎのようすけ）さん。
第59回では、「家康の３大危機」について徹底調査していきます。
家康の３大危機とは
- 三河一向一揆：家臣たちの裏切り
- 三方ヶ原の戦い：武田信玄に討ち死に寸前まで追い詰められ
- 伊賀越え：決死の逃避行
家康はどうやってこの３つの「どうする」を乗り越えて、天下統一を成し遂げたのか。
歴史の最新研究を織り交ぜながら松本潤さんと杉野遥亮さんのトークあり。充実の1時間でした。
番組内容の一部ごを紹介します。
スタジオのセットがすごい！撮影に使用の甲冑が勢ぞろい。
ゲストの松本潤さんが登場。黒のジャケットに胸にはふんわりポケットチーフ、白のシャツ、ベージュのパンツという爽やかないでたち。
松本さんの背後には、撮影で実際に着用の「金蛇美具足」が鎮座していました。キラキラ輝いています。
「鎌倉殿の13人」で鎧をつけて「重い、重い」と言っていた佐藤二朗さんが、「重いでしょう」と聞くと「重いですが、慣れてきました。」と松本潤さん。「愛着がわいてきますよ。」ともコメントされていました。
大河ドラマの現場に潜入！美術・時代考証の妙
「どうする家康」の美術についても紹介されていました。
印象的だったのは岡崎城と城下町の絵。ドラマでは背景映像に使用されています。
三河武士は貧しさに耐えて力を貯めていた様子がうかがえる緻密で繊細な描写に、まるで航空写真を見ているような錯覚に襲われました。岡崎は質実剛健な家康が治める土地。というイメージがぴったりな城下町でした。
打って変わって織田信長が治める「尾張」は、岡崎とは全く違う趣でした。
中世戦国時代のそれぞれの国の文化やイデオロギーが、画面に映し出される背景や色味からも醸し出されてくる感じがしました。
「どうする家康」で松本潤さんが出てくるシーンでは青みがかったイメージがしたり、壮大な映画みたいな背景だなぁと思っていたのですが、美術チームの方々が託した思いを知って、なるほどと思いました。
どうする１（22歳）家臣の裏切り
一向一揆についての考察です。戦で多くの命を奪ってきた武士の心情、主君よりも信仰を選ぶ者が増えてきます。
主君の恩は現世のみ、阿弥陀如来への大恩は未来永劫尽きることはない。
その時、家康はどうしたのか？裏切った家臣への処遇は？
松本潤さんのコメントです。
戦いたくて戦っていた人たちばっかりではないと思うんです、なので、戦いが終わった時にその人たちをいかに自分の方に戻すのか。今、自分のところにいる人たちだけだと、今川と戦うことができないかもしれなくて、仕方なくそれを選んだのかもしれないですし…
「歴史探偵＃59」より
「どうする家康」でも、松本潤さんと家臣団の皆さんとの本音と本音がぶつかり合いますが、史実からも心情と心情のぶつかり合いがあったことが分かりました。そして、松本潤さんの懐の深さがすごい。もう完全に「殿」ですね。
杉野遥亮さん（榊原康政）登場
家康を生涯支える四天王の一人、「クールな貴公子」役の杉野遥亮さんが登場しました。
「どうする家康」第2話、大樹寺で家康が自害しようとしているシーンが杉野さんの初シーンだったそうです。
「金蛇美具足」を身に着けて殿オーラを放つ松本潤さんの姿に「時空がゆがんでいる」と思うほど緊張して、セリフが飛びそうになったというエピソードも。
どうする２（31歳）最強武将との戦い
武田信玄を相手に戦った「三方ヶ原の戦い」が取り上げられています。
通説：武田信玄の挑発に乗った徳川家康が浜松城から出陣、徳川軍は武田軍に大敗。
この通説について、新たな考察が展開され、どっちも地獄！究極の「どうする」という選択を家康は迫られたという展開が非常に興味深いです。
「どうする家康」では、どんな風に描かれるのか今から楽しみですね。
どうする３（41歳）命をかけた大脱出
「本能寺の変」で織田信長が暗殺された後、徳川家康が家臣と共に逃亡する「伊賀越え」についての考察です。
伊賀越えのルートについて、伊賀ではなく新ルートで逃げ延びた？
家康が後から送った感謝状や、通過した（かもしれない）寺の「葵の御紋」など、どれもこれも面白い考察です。
佐藤二朗さん「逃げるエピソードでさえ、すごい」
松本潤さん「人の縁というか、生かされているという。」
佐藤二朗さん「本人の資質もあるけれども、周りの人脈や、運とか。生かされているという感じだね」
「歴史探偵＃59」より
「鎌倉殿の13人」の大泉洋さん演じる頼朝を思い出します。
（こちらも必見）1月４日放送 60回 「戦略家今川義元」ゲスト・溝端淳平
「どうする家康」第1話の桶狭間の戦いで惜しくも討ち死にした今川義元。ドラマでは野村萬斎さんの気迫のこもった舞が印象的でした。
家督相続をめぐっての骨肉の争いや、近隣の北条・武田との文化を使っての外交戦略など、実は戦国屈指の戦略家だった今川義元の姿を紐解いていきます。
番組冒頭に、今川義元を演じた野村萬斎さんのインタビューもあります。
ゲストは今川義元の跡を継いだ今川氏真役を好演されている、溝端淳平さんです。
ゲストの溝端淳平さんが前髪を下ろしての登場だったので、ドラマの今川氏真（前髪を全部あげています）とのギャップにドキッとしました。「どうする家康」第４話以降で今川氏真がどう変化していくのかも怖いような楽しみなような…です。
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まとめ
2023年1月1日に放送された「歴史探偵＃59～どうする家康コラボ」お正月スペシャル（1時間）が視聴できるサービスと番組の内容をお届けしました。
「どうする家康」関連番組が目白押しの中で、「歴史探偵」は歴史考察を分かりやすく焦点を当てているので、あまり詳しくないわたしにはとても勉強になりました。
話数が進んでいく中で、「伊賀越え」などの史実がどう描かれていくのか、楽しみです。
中でも、スタジオに鎮座していた甲冑の迫ってくるような迫力に魅了されました。
「金蛇美具足」をバックに語る松本潤さんをより一層まぶしく感じるのは、「どうする家康」第3話でいよいよ覚醒した松本潤さんの姿を重ね合わせて見ているのかもしれません。
井伊直政の「赤揃え」や榊原康政の甲冑なども鎮座していますので、ぜひ画面で堪能してください。
あなたは、古沢良太さんの「どうする家康」と「歴史探検」で知る歴史見解、どちらが好きですか？
1月1日放送「歴史探偵」は、NHKプラスでの放送は終了しています。U-NEXTのNHKオンデマンドで視聴できますので、この機会にどうぞ。
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「どうする家康」1話からのあらすじ・感想はこちらからどうぞ↓
本ページの情報は2023年1月時点のものです。最新の情報はU-NEXTサイトでご確認ください。
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