【どうする家康】第８話ネタバレあらすじ「三河一揆でどうする！」

2023年大河ドラマ「どうする家康」。第8話では一向一揆を発端に三河は大混乱に陥ります。家康と家臣の間にも裏切りや疑心などが渦巻きます。ただ一人どっしり構えているのは瀬名。頼りになる妻ですね。

・８話を見逃した

・８話「三河一揆でどうする！」のみどころを知りたい

方に向けて、ネタバレあらすじと感想をお届けします。

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家康が夏目広次（甲本雅裕）の名前をまちがい続けていたこと、上に立つものとしては致命的なミスではなかろうかと実は以前から気になっていました。

石川数正も気にしていたようですね。まだ若くて経験も浅い家康。夢枕に立つ今川義元の「民のため」という言葉を今回の試練の中から学んでいくことになります。家臣団の皆さんのキャラも立ってきました。服部半蔵の困ったような表情、まさかの本多正信。話の展開に目が離せません。

第８話あらすじ（ネタバレ注意）

古参の石川数正（松重豊）や鳥居忠吉（イッセー尾形）の言うことを聞かず、本證寺から年貢を徴収しようとする松平家康（松本潤）。これに猛反発した一向宗徒が三河各地で一揆を起こします。

家康は一揆の鎮圧を図りますが、一向宗側には有能な軍師がいるらしく、苦戦を強いられます。

松平昌久（角田晃弘）や吉良義昭（矢島健一）といった周囲の領主が寝返ります。そして自分の家臣を殺さねばならなかった夏目広次（甲本雅裕）は、苦悩の末、家康を裏切ります。

家康は服部半蔵（山田孝之）に空誓（市川右團次）と軍師の暗殺を命じます。敵方に潜入した女鼠と半蔵が目にした空誓を補佐する軍師の正体は…

徳川家康の生涯。

徳川家康の生涯を年表にまとめてみました。第８話にあたるのは、赤字の部分です。

年	出来事
1542年	三河国・岡崎城で生まれる
1547年	尾張国・織田信秀（信長の父）の人質となる
1549年	父・弘常が暗殺される。 駿河国・今川義元の人質となる。
1560年	「桶狭間の戦い」で義元討ち死。岡崎城に戻る。
1562年	織田信長と清須同盟
1563年	今川義元の偏諱である「元」の字を返上し「家康」と名乗る
1563～64年	三河一向一揆（1563～1564）
1572年	「三方ヶ原の戦い」で武田信玄に敗北。 直後に武田信玄死去。
1582年	「本能寺の変」で信長死去。
1584年	「小牧・長久手の戦い」で羽柴秀吉（のちの豊臣秀吉）と戦う。
1600年	秀吉死後の「関ケ原の戦い」で勝利。
1603年	征夷大将軍に任命。江戸幕府を開く。
1605年	息子・秀忠に跡を継がせる。
1615年	「大阪夏の陣」で豊臣家を滅ぼす。
1616年	75歳で死去。

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今川義元（野村萬斎）再登場。

オープニングのシーン。本證寺に攻め入り、銃弾に倒れた家康が遠のく意識の中で見たモノは、今川義元の姿でした。

義元：この国の主は、誰ぞ？

家康：太守様

義元：否（いな）～！

義元：あの者たちが汗水垂らして得た米と銭で、我らは生きておるのじゃ。我らは民に生かしてもらっておるのじゃ。よく覚えておけ。民に見放された時こそ、我らは死ぬのじゃ」

「どうする家康」第8話より

第1話で討ち死にした今川義元は、第3話でも出てきました。今回も長めのシーンで登場し、存在感ばっちりです。家康は遠のく意識の中で、父のように尊敬する今川義元の姿を見ます。家康の目に涙がつたわりましたね。今後も今川義元が家康を導いていく役回りになるのかもしれません。

夏目広次(甲本雅裕)の名前を間違えすぎです。

夏目広次の名前を呼び間違えすぎだなぁと、前回から気になっていました。

第7回では「ひろのぶ」、「のぶひろ」と呼んでいました。

石川数正（松重豊）に「殿は夏目殿を軽んじておられますから。ちっとも名前を」と指摘されても家康は「自分でもよう分からぬが、つい、夏目よしつぐの間違えてしまうんじゃ」と、切り返しトークをしていましたが、居合わせた石川数正と大久保忠世（小手伸也）は「広次」とまた訂正されていました。

これは、夏目広次が寝返っても仕方ないような気がします。

土屋長吉重治（田村健太郎）が「一向一揆」の姿

家康をかばって死んでしまった土屋長吉重治（田村健太郎）の姿が、「一向一揆」というものを表しているように思いました。

「北側から攻めれば、敵も手薄です」と家康をだましたものの、それは一向宗への信仰心によるもので、長吉の心中は辛くて仕方なかったのだと思います。

自分の罠によって家康は銃撃され、一向宗徒に今にも殺されそうになった瞬間、長吉はとっさに家康に覆いかぶさり、身代わりになります。

瀕死の状態で岡崎城に運ばれた長吉は家康に懺悔します。瀬名（有村架純）は「そなたも、熱心な一向宗徒じゃ。仏様と殿との間で、苦しんでおったんじゃろ」と。瀬名のこの一言で長吉は救われました。

長吉は「お気をつけなされ。裏切り者は、まだ、親しい、ご家臣にも…」と言い残して死にます。

その言葉で、誰も信じられなくなった家康。トップに立つ人間の孤独です。

第8話のキャスト

役名	俳優名
松平元家康	松本 潤
瀬名	有村架純
織田信長	岡田准一
酒井忠次（左衛門尉）	大森南朋
本多忠勝（平八郎）	山田裕貴
榊原康政（小平太）	杉野遙亮
鳥居元忠（彦右衛門）	音尾琢真
夏目広次	甲本雅裕
鳥居忠吉	イッセー尾形
大久保忠世	小手伸也
平岩親吉（七之助）	岡部 大
本多忠真	波岡一喜
渡辺半蔵守綱	木村昴
土屋長吉重治	田村健太郎
登与	猫背 椿
木下藤吉郎	ムロツヨシ
空誓	市川右團次
女大鼠	松本まりか
吉良義昭	矢島健一
松平昌久	角田晃広
千代	古川琴音
おふう	天翔 愛
おりん	天翔天音
本多正信	松山ケンイチ
服部半蔵	山田孝之
石川数正	松重 豊
今川義元	野村萬斎

「どうする家康」のキャスト一覧はこちらから

第８話の制作陣

脚本	古沢良太
音楽	稲本 響
ナレーション	寺島しのぶ
演出	川上 剛

最後に

第8話では一向一揆を発端に三河は大混乱に陥ります。家康と家臣の間にも裏切りや疑心などが渦巻きます。家康が夏目広次（甲本雅裕）の名前をまちがい続けていたことが、今後の布石になっていくのかなという気がしました。

まだ若くて経験も浅い家康。夢枕に立つ今川義元の「民のため」という言葉を今回の試練から学んでいくことになります。

家臣の皆さんのキャラクターにも磨きがかかってきました。

服部半蔵の困ったような表情、まさかの敵方軍師・本多正信。今後の展開に目が離せません。

第８話を見逃した方は、ぜひこの機会にU-NEXTのNHKオンデマンドで視聴ください。

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