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【豊臣兄弟!第34話感想】最強のライバル家康が覚醒!『どうする家康』との違いも比較

5.0
『豊臣兄弟!』第34回”最強のライバル” 豊臣兄弟!
『豊臣兄弟!』第34回”最強のライバル”

大河ドラマ『豊臣兄弟!』第34話「最強のライバル」は、そのタイトルどおり、秀吉の前に立ちはだかる徳川家康が丹念に描かれた回でした。

松下洸平さん演じる家康が、なぜあれほど慎重で、狡猾ともいえる人物になっていったのか。その過程が、石川数正との関係や今川家での人質時代、妻子を失った記憶を通して描かれ、みごたえのある45分でした。

この記事では、『豊臣兄弟!』第34回「最強のライバル」のみどころや感想を、
『どうする家康』との違いにも触れながら、じっくり振り返ります。

>>こちらの記事で『豊臣兄弟!』のあらすじネタバレを全話紹介 しています。
>>こちらの記事で豊臣兄弟!』の全キャストを紹介しています。
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34話「最強のライバル」あらすじ

茶入れと仕覆
茶入れと仕覆

賤ヶ岳の戦いを制した秀吉は、大坂城を築き、天下人への道を進み始めます。

一方、徳川家康は秀吉への臣従を避け、北条氏政や織田信雄との関係を深めていました。

秀吉と秀長は家康を茶会へ招き、嫡男・長丸を養子に差し出すよう求めます。

幼い頃から人質として生き、さらに妻子まで失った過去を持つ家康にとって、その要求は耐え難いものでした。長丸の言葉をきっかけに、家康はついに「もう、誰にも従わぬ」と決意します。

34話をまだ見ていない方へ:ここから先はネタバレを含みます。
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34話「最強のライバル」のみどころと感想

鳥かご
家康の心に刻まれたかごの鳥

第34回「最強のライバル」は、タイトルどおり、秀吉の最強のライバル・徳川家康がほとんど主人公ともいえる回でした。

ここまでの家康は、腹の内が見えない存在として描かれてきましたが、今回、家康がどれほど辛酸をなめ、どのような過程を経て、今の人格を形づくってきたのかがよく分かる内容でした。

特に印象的に描かれていたのが、松下洸平さん演じる家康と、幼い頃から家康に仕えてきた石川数正(迫田孝也さん)の固い絆です。

管理人は当初、織田信雄と家臣・津川雄光と並べて、家康と数正の主従の絆を描いていくのかなと思って見ていたのですが、予想外の展開になっていき、なるほどと納得感がありました。

家康と石川数正|主従の絆と今後の伏線も。

今回、特に心に残ったのが、家康(松下洸平さん)と石川数正(迫田孝也さん)の関係です。

数正は、竹千代(のちの家康)の過酷な人質生活をともに耐えてきた家臣です。今川のもとで理不尽な扱いを受ける中で、数正は変わらず寄り添っていました。

そして、家康の胸の奥にある怒りや恐れ、悔しさまで分かったうえで、「奪われたくなければ奪う側になるしかない」と、家康を諭します。

いろは
いろは

今回でも描かれたように秀吉の武力・英知を目の当たりにして、こののち石川数正は家康の元を去り秀吉に仕えます。『どうする家康』では、そうすることで家康の盾になるという深い描かれ方でしたが、『豊臣兄弟!』ではどんな風に描かれるのでしょう。

爪を噛む家康|歴代大河を思い出す仕草が絶妙

家康の爪を噛む癖が本作でも登場しました。

『どうする家康』の松本潤さん演じる家康も、『真田丸』の内野聖陽さんの家康でも描かれた癖で、家康という人物像を表す象徴的な仕草として、過去の大河でも何度も描かれてきました。

今回の松下洸平さんの家康にも、ごく自然に盛り込まれていて、
石川数正とのストーリーの中に違和感なく溶け込んでいて、うまいなぁと思いました。

「今のお二人は分かりやすい」家康は秀吉と秀長の先を見ている

家康が秀吉と秀長に向けた言葉「今のお二人は分かりやすい」にゾクッとしました。

家康は、幼い頃から人質生活を送ってきたため、人の顔を見れば、その人が何を考えているのか分かるのだと言います。

生きるために、人の顔色をうかがい、空気を読み、耐え続けてきた家康だからこその感覚です。

それが、藤吉郎と小一郎に初めて会った時だけは(中村から清州に出てきて、信長に仕え始めた頃です)、二人が何を考えているのか分からなくて、それが恐ろしかった。

が、今では、秀吉と秀長が何を考えているのか分かると言います。

この場面を見て、家康は秀吉と秀長が思い描いている先の、さらにもっと先まで見えているんだと思いました。

秀吉と秀長のこれまでの苦労ももちろん並大抵のことではないのですが、家康の人に従わされてきた時間の長さ、味わった痛みの深さ、人間観察の積み重ねが尋常ではなく、危機を察知する能力とシミュレーション能力がはるかに上なのでは。と感じました。

時さえ味方すれば、家康の天下になるのは必定なのだろうと、今から納得してしまうような迫力がありました。

今回の家康を見ていると、「徳川の時代」へつながっていく道筋にしっかり説得力が宿っていたように感じました。

松下洸平さんの家康が本当に素晴らしい

かごから飛び立った鳥
かごから飛び立った鳥

松下洸平さんの家康が、話を重ねるごとにどんどん味わいが増してきて素晴らしいです。

繊細さ、用心深さ、そしてその奥に潜む狡猾さなど、複雑な心理描写を声のトーンや間の取り方、視線の動きで細やかに表現されていて、見ていて引き込まれました。

松下さんは、大河ドラマ『光る君へ』で、宋からやってきた見習い医者・周明を好演され、その時の「あ、なにか別の顔がありそう」と思った記憶がよみがえりました。

いろは
いろは

周明は主人公・まひろ(吉高由里子さん)と深いかかわりを持ち、前半の越前では謎に包まれた人物、最終盤の大宰府でのまひろとの再会で、本当の姿が見えてくるという難しくて深い役を演じられていました。

松下洸平さんが周明を演じた『光る君へ』はこちら

『どうする家康』と見比べるとさらに面白い

『豊臣兄弟!』第34回「最強のライバル」あたりから、2023年の大河ドラマ『どうする家康』がかなり重なっていきます。

時系列的には、34話は『どうする家康』の第30話〜31話あたりとかなり重なっています。

そして、同じ歴史上の人物が登場(演じる俳優さんが違う)ということだけでなく、
誰の側からの物語を見るかによって、人物の印象そのものが大きく変わるのが、すごく興味深いと感じました。

そこで、『豊臣兄弟!』と『どうする家康』で共通して登場する主な人物を、見比べてみました。

『豊臣兄弟!』『どうする家康』キャスト比較表
『豊臣兄弟!』34話周辺と『どうする家康』30話〜31話の主な共通キャスト比較表
いろは
いろは

賤ケ岳ロスなので、下3行追加しております。

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『どうする家康』全話のあらすじ・キャストを見る

今川義元・氏真親子の描かれ方がまるで違う

『どうする家康』で野村萬斎さんが演じた今川義元は、竹千代を「人質」としてではなく、その資質を見いだし、我が子のように接しているように映りました。

嫡男・氏真(溝端淳平さん)よりも竹千代を高く買っているのではないか、と感じる場面もあり、
私の中ではかなり魅力的な名君として残っています。

それに対して、『豊臣兄弟!』の大鶴義丹さん演じる今川義元は、竹千代/元服して松平元康を、あくまで人質として扱っているところが嫌な感じで、見ていて息苦しさを覚えました。

氏真も本作では『どうする家康』とはずいぶん違う人物像で、同じ今川親子でも、ここまで印象が変わるのかと驚きました。

築山事件の描かれ方も作品ごとに違っていて、
改めて、大河ドラマは作品それぞれの解釈で、その作品の世界観を作り上げていると感じました。

いろは
いろは

歴史上の人物の見比べができることこそ、大河ドラマを楽しむ醍醐味だと思います。管理人は、楽しくてたまりません。

『どうする家康』第31話「史上最大の決戦」も見比べたい

ちなみに『どうする家康』では、第31話「史上最大の決戦」が、ちょうど今回と近いタイミングを描いています。

今回登場した茶入れ「初花」も出てきますので、両作品を見比べてみると、人物の描き方や豊臣・徳川それぞれの立場の違いがよく分かって面白いです。

『豊臣兄弟!』を見て家康の描かれ方に興味を持った方は、ぜひ『どうする家康』31話もあわせて見てみてください。

『どうする家康』31話「史上最大の決戦」あらすじ、キャストとみどころ

チーム徳川が勢ぞろい!ますます面白くなりそう

そして今回は、チーム徳川の面々が一気に登場しました。

酒井忠次(天野ひろゆきさん)、榊原康政(栗原類さん)、本多忠勝(夏生大湖さん)、井伊直政(阿久津仁愛さん)らが勢ぞろい、いよいよ徳川陣営が本格的に動き出し、小牧・長久手へ向かっていくのだと思うと、ますます面白くなってきそうです。

それぞれの個性もこれからもっと見えてきそうですし、チーム徳川の群像劇としても楽しみが増えました。

いろは
いろは

個人的には、酒井忠次役の天野ひろゆきさんが、今後どこかで海老すくいを踊ってくれるのかどうか、ちょっと楽しみにしています。

小一郎の交渉パターンも定着してきた

いろは
いろは

※クレジットでは、前回から「羽柴美濃守長秀:仲野太賀」となっていますが、おそらく次回「秀長」になると思いますので、この記事では「小一郎」で書かせていただきます。

今回の主役は家康でしたが、小一郎らしさもしっかり見えました。

定番になりつつある、客人の帰り際に廊下まで追いかけていって声をかけ、本音の交渉をするという小一郎の交渉パターンです。

表向きのやり取りが終わったあと、相手が少し気を緩めたところで、もう一歩踏み込む。

これは小一郎らしい交渉術として、すっかりおなじみになってきた感があります。

家康が圧倒的な存在感を見せた今回でしたが、小一郎も小一郎なりのやり方で頑張っているのが伝わってきて、思わず「秀長、頑張れ〜」と応援したくなりました。

『豊臣兄弟!』34話を見逃した・もう一度見たい方へ

『豊臣兄弟!』は、放送後1週間はNHK ONE内のNHKプラスで見逃し視聴できます。
1話からまとめて見返したい方は、NHKオンデマンドで視聴できます。

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よくある質問

Q
『豊臣兄弟!』34話で家康はなぜ「もう、誰にも従わぬ」と決意したの?
A

家康は幼い頃から人質として生き、自分の意思ではどうにもならない人生を長く送ってきました。
さらに、信長への忠誠を示すために妻子を失った過去もあります。
そんな家康に対し、秀吉と秀長は嫡男・長丸を養子に出すよう求めます。
家康にとっては、再び大切な家族を差し出すことを迫られたようなものでした。
長丸の言葉をきっかけに、「もう二度と大切なものを奪われたくない」という思いがあふれ、ついに「もう、誰にも従わぬ」と決意したのだと思います。

Q
『豊臣兄弟!』と『どうする家康』では今川義元の描かれ方はどう違う?
A

『どうする家康』の今川義元は、竹千代の資質を認め、育てようとする名君としての印象が強く描かれていました。
一方、『豊臣兄弟!』では、竹千代をあくまで人質として支配下に置く人物として描かれています。
今川氏真の人物像も両作品ではかなり異なり、同じ歴史上の人物でも見え方が大きく変わるのが、大河ドラマを見比べる醍醐味です。

Q
家康が爪を噛むのはなぜ?『どうする家康』や『真田丸』でも描かれていた?
A

家康が爪を噛む癖は、家康の有名な逸話のひとつとして知られています。
『どうする家康』の松本潤さん、『真田丸』の内野聖陽さんが演じた家康にも、この仕草が取り入れられていました。
『豊臣兄弟!』でも松下洸平さん演じる家康に自然に盛り込まれ、家康の人物像や数正との長い間の絆を感じさせる仕草として使われていました。

Q
『豊臣兄弟!』34話のあと、家康と秀吉はどうなる?
A

第34話のラストでは、酒井忠次、本多忠勝、榊原康政、井伊直政ら徳川勢が集まり、家康が秀吉討伐へ動き出しました。
このあと物語は、羽柴秀吉と徳川家康が激突する「小牧・長久手の戦い」へ進んでいきます。
秀吉が勢力を急拡大する一方で、家康は簡単には臣従せず、両者の駆け引きがいっそう激しくなっていきます。
『豊臣兄弟!』では、秀吉と家康の対立だけでなく、秀長がどのように間を取り持ち、道を切り開いていくのかも注目ポイントになりそうです。

Q
『豊臣兄弟!』はどこで見逃し配信されていますか?
A

『豊臣兄弟!』は、放送後1週間はNHK ONE内のNHKプラスで見逃し視聴ができます。

1話からまとめて視聴したい方は、NHKオンデマンド(まるごと見放題パック)での視聴が便利です。

▶ 視聴方法の詳しいまとめはこちら:『豊臣兄弟!』どこで見れる?配信・見逃し・一気見ガイド

まとめ

第34回「最強のライバル」は、家康がなぜ慎重で狡猾な人物になったのか、その背景がよく分かる見ごたえのある回でした。

『どうする家康』との描かれ方の違いも興味深く、同じ歴史を別の視点から楽しめるのも大河ドラマの醍醐味です。

チーム徳川も勢ぞろいし、秀吉と家康の本格対決が始まります。

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いろは
いろは

次回は、秀吉と家康の直接対決・小牧長久手の戦いです。山田涼介さん演じる三好信吉(秀次)に注目です。

本ページの情報は2026年9月時点のものです。最新の情報はU-NEXTサイトでご確認ください。

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管理人いろは

中学2年生で平家物語「敦盛の最期」に恋し、初めて見た大河ドラマは『草燃える』。以来、大河ドラマを心の友に、ゆかりの地を巡っています。近年は『べらぼう』ゆかりの地を歩いた体験をもとに、小冊子『いろはんぽ~江戸・たいとう版』を出版しました。ドラマにほへとでは、実際に見た作品の魅力を熱くお届けします。配信サービスやDVDレンタルなどの視聴方法もご紹介しています。大河ドラマを楽しみたい方のお役に立てればうれしいです。

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