「鎌倉殿の13人」46話”将軍になった女”のネタバレあらすじと感想をお届けします。
何かにとりつかれたような義時と、尼将軍になることを決意した政子。
「さらし首にもお化粧してね」と、どこまでもチャーミングな実衣。
慈円の長台詞も圧巻で、全体を通して軽妙なセリフの掛け合いに、引き込まれた回でした。
あと2話で最終回を迎える「鎌倉殿の13人」。
これまでの「鎌倉殿の13人」の見逃しや「草燃える」イッキ見には、TSUTAYA DISCASがおススメです。
>>こちらの記事で『鎌倉殿の13人』のあらすじネタバレを全話紹介 しています。
>>「鎌倉殿」見るならTSUTAYA DISCAS!無料おためし登録はこちら
実衣と政子
義時は、「晩年の頼朝化」してしまっていて、火種を消すことに集中し過ぎています。
義時の指示で、実衣に誘い水をかける三浦義村。
実朝と公暁が亡くなった今、実衣の息子阿野時元が唯一の源氏嫡流ということで、上昇志向のある実衣が動いてしまいます。
三浦義村を執権にする。と言った実衣。義村に「義時はどうする?」と聞かれ
(義時って)誰?
「鎌倉殿の13人」46話より
この一言にぞわぞわしました。実衣役の宮澤エマさんだから出せる迫力でした。
ですが、時元が謀反と見なされて自害し、実衣も処罰の対象になります。
拘束されている実衣の元を訪れた政子
政子「何も言わなくていいから。」
実衣「みんないなくなった。姉上が頼朝と一緒になるから。なんで私までこんな人生歩まなきゃいけないの。」
「鎌倉殿の13人」46話より
二人の心が離れていて、実衣が素直になれないのが、見ていて一番つらいシーンでした。
U-NEXT31日間無料体験で「草燃える」総集編のイッキ見はここから!
TSUTAYA DISCAS30日間無料体験で「鎌倉殿の13人」のイッキ見はここから!
処罰が怖い
実衣の処罰についてのやり取りに背筋がぞくぞくしました。
時政の妻・りくも同じことをしたと思いますが、執権の妻だったから流罪だけだったのでしょうか。
大江広元が冷酷だったのにも、意外さを感じました。
提案者 | 男性の場合 | 女性(実の妹) |
---|---|---|
頃合い | 首ちょんぱ | 耳と鼻をそぎ流罪 |
トキューサ | 〃 | 耳たぶだけ |
義時 | 〃 | 首をはねてしまえ |
義時の憂鬱(ゆううつ)
何かにとりつかれているような義時ですが、少し可哀そうになってきました。
実衣の処分について
トキューサ「耳たぶだけ」
義時「わずらわしい!首をはねてしまえ!」
「鎌倉殿の13人」46話より
泰時(太郎)にも「おまえの声は耳に障る」と。確かに。わかる気がします。
極めつけは、食事中に のえから責め立てられる場面
のえ「そもそも、八重さんも比奈さんも北条にとっては仇の血筋ではないですか」
義時「なにが言いたい。」「わしはまだ死なん」
「鎌倉殿の13人」46話より
これは、りくが時政に向けてなら言えるセリフですが、真面目な義時には逆効果です。
ピリピリ張りつめている義時。食事くらいゆっくり食べさせてあげたいです。
小栗旬さんがのえを演じる菊地さんに「凛子ちゃん、嫌われるぞ」と言ったセリフはまだこの後なのか、怖くなります。
TSUTAYA DISCAS30日間無料体験で「鎌倉殿の13人」のイッキ見はここから!
政子が尼将軍へ
義時の暴走を止めるため。実衣を救うため。という個人的な感情もあると思いますが、
何より「夫頼朝が築いた鎌倉を守りたい。」「わたしの政(まつりごと)がしたい。」という覚悟で
政子が尼将軍になります。
施餓鬼(せがき)という死者供養の儀式で、市井の人たちと言葉を交わす場面がいいですね。
「5回奥さんに逃げられ、7回家が焼け、8回馬から落ちた。」という強者もいれば、亀の娘かも?と思えるウメ(石川萌香)の「憧れの人」発言など、政子が民衆の痛みを聞いて、尼将軍らしい政を行う希望に満ちた場面でした。
TSUTAYA DISCAS30日間無料体験で「鎌倉殿の13人」のイッキ見はここから!
トキューサ大活躍
後白河法皇と時政パパの双六といい、トキューサの蹴鞠外交といい、この二人のコミュニケーション能力の高さが素晴らしいです。
次の鎌倉殿をどうするか。という世紀の一大事を「蹴鞠」で決めるなんて、真面目な義時や泰時にはできない技です。
蹴鞠については、こちらもあわせてどうぞ。
慈円(山寺宏一)さんのセリフ回し
後鳥羽上皇とトキューサの蹴鞠で落としどころが決着した四代目鎌倉殿。
慈円がお忍びで鎌倉に来て、九条道家の三男・三寅(みとら、のちの藤原頼経)のことを話します。
源頼朝卿の妹君が一条能保卿に嫁がれ、その長女は月輪関白兼実公の子、後京極摂政良経公に、そのまた次女は大宮大納言公経卿に嫁ぎ、その姫君が後京極摂政の子である道家公に嫁がれ、2人の間に生まれたのが三寅様にござる。
摂関家の流れを汲み、なおかつ源氏の血を引くお方だ。
「鎌倉殿の13人」46話より
円周率を何桁も暗記する時に、数字の羅列ではなく、毎日通る道にある建物や目標物と合わせて記憶すると暗記できると聞いたことがあります。
慈円を演じている山寺宏一さんに、この長台詞の覚え方と朗々と歌うように回す秘訣を聞いてみたいです。
と思っていたら、
ご本人がツイッターでコメントされていました!
あの呪文
二人のわだかまりも解けて、死にたくないと言った実衣をぎゅっと抱きしめた政子。
尼将軍になった政子なら、実衣を放免にすることができます。
差し込む日の光が優しく二人を包みます。
政子「みんないなくなっちゃった。とうとう二人きりに。支え合って参りましょ。昔みたいに。」
実衣「はい…」
政子「ウンタラクーソワカー」(音程が一本調子)
実衣「ボンタラクーソワカー」
長澤まさみ「正しくは、オンタラクソワカ である。」
「鎌倉殿の13人」46話より
呪文のおさらいには、13話と37話をどうぞ。
TSUTAYA DISCAS30日間無料体験で「鎌倉殿の13人」のイッキ見はここから!
まとめ
怖いセリフを言っているのに、一瞬コメディーかと思える場面がたくさんあった46話です。
政子が尼将軍として立つことになって、義時は内心ホッとしたのではないでしょうか。
最終話まで残り2話となった「鎌倉殿の13人」。
来週は、尼将軍政子の演説が予想されます。
政子(岩下志麻さん)の演説シーンがある「草燃える」総集編5話
今までの退場者はこちらから復習できます。
史実をご存知の方、史実をあえて見ないで楽しむ方、「草燃える」との比較を楽しまれる方も。
予測不可能な結末に向けて、最後までしっかり見届けたいですね。
>>こちらの記事で『鎌倉殿の13人』のあらすじネタバレを全話紹介 しています。
「鎌倉殿の13人」の見逃しや「草燃える」イッキ見には、TSUTAYA DISCAS が便利です。
本ページの情報は2023年7月時点のものです。最新の情報はU-NEXT、TSUTAYA DISCASサイトでご確認ください。
コメント