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【どうする家康】第12話ネタバレあらすじ「氏真」溝端淳平さん熱演!再放送は?どこで見る?

どうする家康 12話「氏真」 どうする家康

2023年大河ドラマ「どうする家康」第12話。

とうとう、家康が氏真との直接対決を迎えることになりました。

・12話を見逃した

・12話「氏真」のみどころを知りたい

方に向けて、ネタバレあらすじと感想をお届けします。

大河ドラマ「どうする家康」の再放送は、地上波では放送翌週の土曜午後1:05から放送されます。

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12話「氏真」が「どうする家康」前半部分の最大の山場だと思いました。10話、11話と女性中心のストーリー展開でグッと惹きつけてきて、12話「氏真」で兄と慕った氏真との真っ向勝負。家康は与えられた天命を自覚した回でした。人質時代を今川家で過ごし、義元を父、氏真を兄のように慕ってきた家康にとって、人生最大のターニングポイントだと感じました。

本話の途中で今川義元が氏真に放った言葉を聞いて「本当はもっと他にあるはず」とジリジリしながら最後まで見ていたのですが、最後に氏真の妻・糸によってその言葉の続きも知り、ホッとした反面、「何事も先送りしないで、その時に気持ちを伝えなければ手遅れになることもある。」というのを実感しました。

氏真を演じた溝端淳平さんの魂の演技に心を打たれました。一方通行の思いばかりが渦巻いていた12話でしたが、前回のお田鶴も氏真への思いがあっての行動で、本話の氏真も父に認めて欲しい思いと、瀬名への恋心など、複雑な思いが交差した回でした。

「歴史秘話ヒストリア」で、今川義元が家康をわが子のように教育した理由は「子飼い」のようにして、生涯氏真に仕えさせるためだったと解説されていましたが、「どうする家康」での今川義元はもっとその先の、家康と氏真に対する大きな愛情があり、野村萬斎さんが演じられていることもあって今川義元の器の大きさを感じました。

第12話あらすじ(ネタバレ注意)

12話のざっくりあらすじ

・信玄に攻め込まれ、今川氏真は駿河・今川から逃れる
・北条から嫁いだ氏真の妻・糸は北条に身を寄せるよう勧めるが、氏真は聞かない
・掛川城に落ち延びた氏真を、家康は断腸の思いで攻める
・自らも矢を射り戦う氏真に家康軍は攻めあぐねる
・妻・糸から、父の義元の本当の思いを知って、氏真は北条に身を寄せると決意する


武田信玄(阿部寛さん)から攻め込まれ、家臣にも見限られtしまった氏真(溝端淳平さん)は、駿河・今川から逃げ延びます。

服部半蔵(山田孝之さん)によると、氏真は家康領に近い掛川城に逃げ延びたとのことで、家康は断腸の思いで氏真を攻撃することを決意します。今川で兄同然に過ごした氏真との思い出、今川義元の姿が思い起こされます。最後は直接対決となった氏真と家康。氏真の妻・糸から父・義元の本当の思いを聞いて…

氏真の衣装も、掛川城での夜明けの空も輝く鮮やかな青でした。このテーマカラーの鮮やかな青が非常に印象的でした。どこかはかない色合いは、ダークサイドに落ちれば落ちるほど澄み切っていく氏真の心根を表しているようで、やりきれなさの中に爽やかを感じました。

徳川家康の生涯。

徳川家康の生涯を年表にまとめてみました。第12話にあたるのは、赤字の部分です。

出来事
1542年三河国・岡崎城で生まれる
1547年尾張国・織田信秀(信長の父)の人質となる
1549年父・弘常が暗殺される。
駿河国・今川義元の人質となる。
1560年「桶狭間の戦い」で義元討ち死。岡崎城に戻る。
1562年織田信長と清須同盟
1563年今川義元の偏諱である「元」の字を返上し「家康」と名乗る
1563~64年三河一向一揆(1563~1564)
この辺り
1572年「三方ヶ原の戦い」で武田信玄に敗北。
直後に武田信玄死去。
1582年「本能寺の変」で信長死去。
1584年「小牧・長久手の戦い」で羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)と戦う。
1600年秀吉死後の「関ケ原の戦い」で勝利。
1603年征夷大将軍に任命。江戸幕府を開く。
1605年息子・秀忠に跡を継がせる。
1615年「大阪夏の陣」で豊臣家を滅ぼす。
1616年75歳で死去。
徳川家康の生涯

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今川義元の言葉が心を揺さぶる…

12話では、氏真の父である今川義元(野村萬斎さん)の言葉に心が揺さぶられます。「桶狭間の戦い」に氏真は留守役を言いつけられ、父・義元に食って掛かる場面では

ならば、有り体に言おう。そなたに、将としての才は、ない。

「どうする家康」第12話より

ずっと厳しい父で通してきたので、この物言いは仕方ないのかもしれませんが、「桶狭間の戦い」で義元が討ち死にしてしまうのが分かっていたら…と思うと残念です。

その時、義元は氏真には言わずじまいでしたが、糸には続きの言葉を伝えます。

あれ(氏真)に天賦の才はない、それは明白じゃ。じゃが、余は知っておるぞ。あれが、夜明けから夜半まで、武芸に学問に、誰よりも励んでおることを。

あの気持ちを持ち続けるならば、大丈夫じゃろ。己を鍛え上げることを惜しまぬ者は、いずれ必ず、天賦の才のある者を凌ぐ。

きっと、よい将軍になろう。

「どうする家康」12話より
いろは
いろは

思ったことや伝えたいことは、その場で、直接伝えないといけないなぁと実感しました。

NHKの歴史番組「歴史秘話ヒストリア」では、今川義元は生涯家康には氏真をサポートさせようと思い、家康に対して人質としては異例の優遇をしていたと解説していました。いわゆる「子飼い」にしようとしていたのですね。

「歴史秘話ヒストリア~徳川家康~」はこちらから↓

いろは
いろは

「どうする家康」では、今川の人質でありながら、義元から目をかけられ後継ぎのように教育された家康。家康も心から義元を尊敬していました。そして氏真のことも本当の兄のように慕っていました。

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氏真は糸(志田未来)を幸せに。

瀬名へ恋心を抱いていた氏真は、父・義元に瀬名を娶りたいと申し出ます。が、「主君たるもの私欲で動いてならぬ。」ということで、同盟を結ぶ北条家の娘・糸(志田未来さん)を嫁に迎えることになります。

芯が強く心優しい糸。ですが、どうしても糸を受入れられない氏真。この辺りの場面は見ていて辛かったのですが、戦国時代ではこういうことは日常茶飯事だったと思うと、家康は相思相愛の瀬名を娶ることができて、現時点では最高に幸せだと思いました。

糸の献身的な姿、最後に義元の言葉を氏真に伝えることができて、本当に良かったと思いました。氏真も氷が溶けるように糸と手を携えて、家康に投降します。

 余は、何一つ事を成せななかったが、妻一人を幸せにしてやることなら、できるやもしれぬ。笑わば笑え

「どうする家康」12話より
いろは
いろは

このセリフ、この先の瀬名と家康の悲しい運命を予言しているようですね。

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いろは
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史実では、北条に投降した氏真はこの後77歳くらいまで長生きするそうです。「どうする家康」での再登場に期待したいですね。

映像の美しさに魅せられる

「どうする家康」では、よく回想シーンが流れますが、今川家での暮らしは、家康や瀬名、登場人物のみんなにとって幸せな記憶が多いことから、明るい「陽だまり感」がその映像から感じ取れます。

氏真のシーンでは、全体的に「青」がかった映像が映し出され、「どうする家康」のそれぞれの人物の世界観が見事に表現されています。

いろは
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映像美は見る方の感覚によるところも大きいと思いますが、私は特に「青み」の美しさに魅せられます。あなたはいかがですか?

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鳥居元忠(彦右衛門)と平岩親吉(七之助)

今川の人質時代から、ずっと家康のそばに仕えてきた彦右衛門(音尾琢真さん)と七之助(岡部 大さん)。家康の辛い気持ちが痛いほどわかっています。自分たちも家康と一緒に駿府で育ってきたので、同じ思いなんでしょうね。氏真を討たずに済むように、できるだけ戦わないで済むように家康をかばっている姿が印象的でした。

かたや榊原康政(杉野遥亮さん)や本田忠勝(山田裕貴さん)は今川を出てからの家臣なので、「氏真討ち取るファースト」で彦右衛門や七之助と動きが全く違います。家臣団の層の厚さが家康の強みと言えます。

いろは
いろは

家康が最後の最後まで、戦いを避けようとしていた点にも注目したいです。今回は特に兄と思っている氏真を救いたかったからですが、無為な戦いは避けるという家康の精神が垣間見れて、ますます応援したくなりました。

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第12話のキャスト

役名俳優名
徳川家康松本 潤
瀬名有村架純
織田信長(回想)岡田准一
酒井忠次(左衛門尉)大森南朋
本田忠勝(平八郎)山田裕貴
榊原康政(小平太)杉野遥亮
鳥居元忠(彦右衛門)音尾琢真
大久保忠世小手伸也
平岩親吉(七之助)岡部 大
鳥居忠吉(回想)イッセー尾形
竹千代川口和空
龍王丸数井琥恩
今川氏真溝端淳平
志田未来
穴山信君田辺誠一
山県昌景橋本さとし
岡部元信田中美央
お富(回想)鯉沼トキ
おふみ(回想)柴田浩味
服部半蔵山田孝之
関口氏純(回想)渡部篤郎
真矢ミキ
石川数正松重 豊
今川義元野村萬斎
武田信玄阿部寛
第12話キャスト

「どうする家康」のキャスト一覧はこちらから

第12話の制作陣

脚本古沢良太
音楽稲本 響
ナレーション寺島しのぶ
演出村橋直樹
第12話制作陣

最後に

12話「氏真」は氏真を演じた溝端淳平さんの迫力ある姿に号泣しました。「どうする家康」前半部分の最大の山場です。兄と慕った氏真との真っ向勝負によって、家康は与えられた天命を自覚した回でした。

一方通行の思いばかりが渦巻いていた12話でしたが、前回のお田鶴も氏真への思いがあっての行動で、本話の氏真も父に認めて欲しい思いと、瀬名への恋心など、複雑な思いが交差した回でした。

12話のざっくりあらすじ

・信玄に攻め込まれ、今川氏真は駿河・今川から逃れる
・北条から嫁いだ氏真の妻・糸は北条に身を寄せるよう勧めるが、氏真は聞かない
・掛川城に落ち延びた氏真を、家康は断腸の思いで攻める
・自らも矢を射り戦う氏真に家康軍は攻めあぐねる
・妻・糸から、父の義元の本当の思いを知って、氏真は北条に身を寄せると決意する

次回以降、また厳しい展開が予想される「どうする家康」。今のうちに1話から見直してみてはいかがですか?

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管理人いろは

中学2年生の国語の授業で平家物語「敦盛の最期」を勉強して以来、歴史ドラマにはまっています。特にNHKの大河ドラマが大好きです。リアルタイムでテレビを見る時間がないので、あとから見逃し配信を見たり、過去の作品をイッキ見して楽しんでいます。ゆかりの地を訪ねるのも楽しみの一つです。ドラマにほへとでは、管理人いろはが実際に見た大河ドラマの情報をまとめています。PCやスマホでイッキ見する方法も紹介しています。大河ドラマよ永遠に♪

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