2023年大河ドラマ「どうする家康」。第７話では瀬名と子どもたちとの穏やかな日々と共に、元康は「家康」と名前を改めます。三河をひとつの「家」とまとめることができるのか。家康の手腕が問われます。
・７話を見逃した
・７話「わしの家」瀬名奪還作戦””のみどころを知りたい
方に向けて、ネタバレあらすじと感想をお届けします。
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瀬名や子どもたちとの穏やかな時が流れているのを見て、ほっこりしました。瀬名は家臣の皆さんに好かれていて、於大の方とのサバサバした嫁姑関係もいいです。後半は一向宗の空誓上人と家康との考え方が平行線になっていく過程にハラハラしました。意見が違う時にお互いにどうやって理解を深めていくのかという、時代を超えた永遠のテーマを突き付けられた感がありました。
第７話あらすじ（ネタバレ注意）
・瀬名と子どもたちが戻ってきて平穏な日々
・元康は三河も一つの家にという願いから「家康」と改名する。
・信長が鷹狩りと称して、家康の領地にやってくる。
・家康、本多忠勝、榊原康政は「不入の権」が認められている本證寺に潜入する
・空誓上人の言い分と家康の考えの相違が浮き彫りに→一向一揆への火種となる。
元康の「元」は今川義元の「元」だと信長から言われ、新しい名前を考えている家康。
瀬名が勧めたのは「泰康」。その理由は「易々と事を成せるから」。元康にも「そなたはちょっと変わっておるな…」。ふっと息を抜くことができる瀬名のキャラクターが家康に安らぎを与えているんだと思いました。
信長にもしっかりしろと喝を入れられ、三河を平定したい家康。本多正信（松山ケンイチ）には信長にお金を借りて今川の領地を切り取って、借りた金を返していけばよいと言われたものの、幼い頃からのトラウマで信長が怖くて仕方ない家康。そこで、目を向けたのが一向宗の寺でした。
一向宗の寺々は元康の父の代から「不入の権」が執行されており、年貢を納めないでいいことになっています。石川数正（松重豊）らからは、「寺はそれぞれひとつの国」であり介入すべきではないと説かれます。ですが、納得ができない家康は榊原小平太（杉野遥亮）と本多忠勝（山田裕貴）と共に一向宗の寺院・本證寺へと潜入する。
寺というよりにぎやかで華やかな城下町という雰囲気の本證寺。そこで見たものは…
徳川家康の生涯。
徳川家康の生涯を年表にまとめてみました。第7話にあたるのは、赤字の部分です。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1542年 | 三河国・岡崎城で生まれる |
| 1547年 | 尾張国・織田信秀（信長の父）の人質となる |
| 1549年 | 父・弘常が暗殺される。 駿河国・今川義元の人質となる。 |
| 1560年 | 「桶狭間の戦い」で義元討ち死。岡崎城に戻る。 |
| 1562年 | 織田信長と清須同盟 |
| 1563年 | 今川義元の偏諱である「元」の字を返上し「家康」と名乗る |
| 1563～64年 | 三河一向一揆（1563～1564） |
| 1572年 | 「三方ヶ原の戦い」で武田信玄に敗北。 直後に武田信玄死去。 |
| 1582年 | 「本能寺の変」で信長死去。 |
| 1584年 | 「小牧・長久手の戦い」で羽柴秀吉（のちの豊臣秀吉）と戦う。 |
| 1600年 | 秀吉死後の「関ケ原の戦い」で勝利。 |
| 1603年 | 征夷大将軍に任命。江戸幕府を開く。 |
| 1605年 | 息子・秀忠に跡を継がせる。 |
| 1615年 | 「大阪夏の陣」で豊臣家を滅ぼす。 |
| 1616年 | 75歳で死去。 |
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瀬名は人気者。
大らかな瀬名は、家康だけでなく家臣の皆からも慕われている様子です。
酒井忠次（大森南朋）→ナス（丸ナスですね）
鳥居元忠（音尾琢真）→生みたて卵
平岩親吉（岡部 大）→河原で見つけた丸い大きな石（漬物石にするのか？）
この和気あいあいとした雰囲気がいつまでも続いて欲しいですね。
初登場～渡辺守綱、歩き巫女・千代、空誓上人
徳川十六神将の一人で「槍半蔵」の異名を持つ渡辺守綱（木村昴）、ドラマオリジナルキャラクターの歩き巫女・千代（古川琴音）、そして一向宗の空誓上人（市川右團次）が初登場しました。
渡辺守綱を演じる木村昴さんは、昨年の「鎌倉殿の13人」では、頼朝が挙兵するきっかけになった「以仁王の乱」の以仁王を演じていましたので、2年連続大河ドラマ出演ということになります。
オリキャラの歩き巫女・千代を演じる古川琴音さんは、朝ドラ「エール」で主人公の古山裕一（窪田正孝）と音（二階堂ふみ）夫妻の娘・華役で出演されていました。看護師さんで、最後の方でアキラ（宮沢永魚）と恋に落ちて結婚します。「どうする家康」での妖艶な演技にびっくりしました。
空誓上人を演じる市川右團次さんは大河ドラマ初出演です。よく通る声で民衆の心をぐっと掴む話し方はさすがですね。
家康も空誓上人に教えを聞きに行くという姿勢でしたね。平和や民の事を思う気持ちは同じなのに、立場が違うと平行線になってしまうのが見ていてい寂しかったです。
第7話のキャスト
| 役名 | 俳優名 |
| 松平元家康 | 松本 潤 |
| 瀬名 | 有村架純 |
| 於大の方 | 松嶋菜々子 |
| 織田信長 | 岡田准一 |
| 酒井忠次（左衛門尉） | 大森南朋 |
| 本多忠勝（平八郎） | 山田裕貴 |
| 榊原康政（小平太） | 杉野遙亮 |
| 鳥居元忠（彦右衛門） | 音尾琢真 |
| 夏目広次 | 甲本雅裕 |
| 鳥居忠吉 | イッセー尾形 |
| 平岩親吉（七之助） | 岡部 大 |
| 渡辺半蔵守綱 | 木村昴 |
| 土屋長吉重治 | 田村健太郎 |
| 登与 | 猫背 椿 |
| お杉 | 小野寺ずる |
| お梅 | 白神美弥妃 |
| 木下藤吉郎 | ムロツヨシ |
| 千代 | 古川琴音 |
| おふう | 天翔 愛 |
| おりん | 天翔天音 |
| 本多正信 | 松山ケンイチ |
| 空誓 | 市川右團次 |
| 石川数正 | 松重 豊 |
「どうする家康」のキャスト一覧はこちらから
第７話の制作陣
| 脚本 | 古沢良太 |
| 音楽 | 稲本 響 |
| ナレーション | 寺島しのぶ |
| 演出 | 小野見知 |
最後に
「どうする家康」第７話「わしの家」 では、元康から家康への改名、瀬名や家臣との穏やかな時が流れていきます。そして後半では、一向宗の空誓上人と家康との考え方が平行線になり、ついには「一向一揆」へと進んでいきます。意見が違う時にお互いにどうやって理解を深めていくのかという、時代を超えた永遠のテーマを突き付けられました。
第７話を見逃した方は、ぜひこの機会にU-NEXTのNHKオンデマンドで視聴ください。
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・瀬名と子どもたちが戻ってきて平穏な日々
・元康は三河も一つの家にという願いから「家康」と改名する。
・信長が鷹狩りと称して、家康の領地にやってくる。
・家康、本多忠勝、榊原康政は「不入の権」が認められている本證寺に潜入する
・空誓上人の言い分と家康の考えの相違が浮き彫りに→一向一揆への火種となる。
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