2025年1月5日から放送がスタートした大河ドラマ『べらぼう』は、吉原、江戸市中、幕府、徳川家が舞台。『江戸のメディア王』に登り詰めた快男児・蔦屋重三郎(通称:蔦重)の波乱万丈を描くエンターテインメントドラマです。
この記事では「べらぼう」の1話からのネタバレあらすじとみどころをお届けします。
主人公・蔦重を演じるのは横浜流星さん、ヒロイン・瀬川を演じるのは小芝風花さん、田沼意次は渡辺謙さんが演じられます。語りは綾瀬はるかさんです。脚本は大河ドラマ『おんな城主直虎』や、NHKドラマ『大奥』で高い評価を得ている森下佳子さんです。
・「べらぼう」は全何話になるの?
・最終回の放送日はいつ? についてもご紹介しています。あわせてご覧ください。
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- 『べらぼう』のあらすじとみどころを最新話まで全話ご紹介します。
- べらぼう 1話「ありがた山の寒がらす」1月5日放送
- べらぼう2話「吉原細見『嗚呼(ああ)御江戸』」1月12日放送
- べらぼう 3話「千客万来『一目千本』」1月19日放送
- べらぼう 4話「『雛形若菜』の甘い罠」1月26日放送
- べらぼう 5話「蔦に唐丸因果の蔓」2月2日放送
- べらぼう 6話「鱗剥がれた『節用集』」2月9日放送
- べらぼう 7話「好機到来『離(まがき)の花』」2月17日放送
- べらぼう 8話「逆襲の『金々先生』」2月23日放送
- べらぼう 9話「玉菊燈籠 恋の地獄」3月2日放送
- べらぼう 10話「『青楼美人』の見る夢は」3月9日放送
- べらぼう 11話「富本 仁義の馬面」3月16日放送
- べらぼう 12話「俄なる名月余情」3月23日放送
- べらぼう 13話「お江戸揺るがす座頭金」3月30日放送
- べらぼう 14話「蔦重瀬川夫婦道中」4月6日放送
- べらぼう 15話「死を呼ぶ手袋」4月13日放送
- べらぼう 16話「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」4月20日放送
- ありがた山スペシャル 4月27日放送
- べらぼう 17話「乱れ咲き往来の桜」 5月4日放送
- べらぼう 18話「歌麿よ、見徳(みるがとく)は一炊夢(いっすいのゆめ)5月11日放送
- べらぼう 19話「鱗(うろこ)の置き土産」5月18日放送
- 【最新話】べらぼう 20話「寝惚けて候」 5月25日放送
- べらぼう 21話 6月1日放送予定
- べらぼう 22話 6月8日放送。
- べらぼう 23話 6月15日放送
- べらぼう 24話 6月22日放送
- 「べらぼう」最終回はいつ?全何話?放送日程を予想しました。
- べらぼう 25話 6月29日放送予定
- べらぼう 26話 7月6日放送予定
- べらぼう 27話 7月13日放送予定
- べらぼう 28話 7月20日放送予定
- べらぼう 29話 7月27日放送予定
- べらぼう 30話 8月以降は状況確認次第、追記します。
- 総集編のあらすじと感想
- 「べらぼう」の見逃し、動画配信は?
- NHKオンデマンドを初月無料で試せるのはU-NEXT
『べらぼう』のあらすじとみどころを最新話まで全話ご紹介します。
横浜流星さんが主人公の「蔦屋重三郎/蔦重」を演じています。
脚本は森下佳子さん、豪華キャストが勢ぞろいです⇒『べらぼう』のキャスト一覧
それでは、1話からのあらすじをご紹介していきます。
ネタバレを含みますので、ご注意ください。
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べらぼう 1話「ありがた山の寒がらす」1月5日放送

1772年、江戸で明和の大火が発生し、蔦重(横浜流星さん)は幼馴染の花魁・花の井(小芝風花さん)たちを助けます。その後、蔦重は引手茶屋「蔦屋」で働きながら貸本屋を営み、火事で助けた少年・唐丸(渡邉斗翔くん)と共に活動します。花の井から託された弁当を小さい頃に可愛がってもらった病気の女郎・朝顔(愛希れいかさん)を届け本を読み聞かせますが、彼女は翌日命を落とします。河岸見世の女郎達が困窮する中、蔦屋重三郎は吉原を救おうと奔走しますが、親父達や奉行所から相手にされません。田沼意次(渡辺謙さん)に現状を訴えるも、自らの工夫不足を指摘され、忘八たちの仕置きに三日三晩閉じ込められた桶の中で吉原を活性化する案を模索する蔦重は「吉原細見」を見てあるアイデアを思い付くのでした。
みどころ
冒頭の「明和の大火」シーンに度肝を抜かれたのと、ナレーションの綾瀬はるかさんが稲荷神社の化身で登場して、『べらぼう』のストーリー全体のちゃきちゃき江戸っ子の明るさを感じました。蔦重や吉原の人々、忘八の面々、そして平賀源内や田沼意次までオールキャストで展開された1話でした。
蔦重が親父様に突き落とされて階段を落ちる様は『鎌田行進曲』、忘八が吉原大道を歩いている姿は『七人の侍』、餓えた女郎が皿をなめる景色は『妖怪・皿舐め』、田沼意次に肥しといいながら賄賂を贈る姿は「お主も悪よのぉ」という往年の時代劇を見ているようでした。江戸言葉の軽妙な言い回しと、蔦重のキセルの所作やそばを食べる姿、全力疾走する姿がいなせでカッコよくて1話であなたも夢中になること間違いなしです。
江戸ことば
※ありがた山の寒がらす:ありがとう。の意味。山にいそうな鳥の名前を後ろにつければ無限大。
※べらぼう:そもそもは「馬鹿者」「たわけ者」の意味。転じて桁外れな、常識では考えられない様子のこと。
第1話のネタバレあらすじとみどころ、感想はこちらから↓
第1話の主なキャストについてはこちらから↓
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べらぼう2話「吉原細見『嗚呼(ああ)御江戸』」1月12日放送

蔦屋重三郎(横浜流星さん)は、吉原の案内本『吉原細見』で客を呼び寄せる案を思いつく。その序文の執筆を依頼するため、歯磨き粉の宣伝文句を作った江戸の有名人・平賀源内(安田顕さん)探しに奔走します。源内を知っているといる炭売りが、源内を紹介する代わりに吉原で遊ばせて欲しいというので、蔦重は案内することになりますが……。
みどころ平賀源内(安田顕さん)の歯磨き粉の宣伝文句や、『吉原細見』の序の文章が素晴らしいです。平賀源内の早口でまくし立てるようなセリフ回しの後の、花の井(小芝風花さん)とのゆったりとした時間のギャップがみどころです。源内に乞われて、蔦重が女装するのか?と思ったのですが、蔦重を助けるために男装で現れた花の井の男前な心と姿に惚れてしまいそうになります。花の井の声も艶があって張りがあって素敵でした。幕府では、寺田心さん、生田斗真さん、そして石坂浩二さんが登場します。寺田心さんがいい感じの大人に成長していました。
冒頭で、花の井に熱を上げている平蔵(中村隼人さん)のボンボンな様子が『大富豪同心』そのままで楽しいです。いつ、鬼平へと覚醒するのか楽しみでなりません。
名ゼリフ
「引け四つまでのたかが戯れ、とがめるヤボもおりますまい」花の井
「諸国大名、弓矢で殺す、松葉の瀬川は目で殺す」平賀源内
漱石膏の宣伝文句
「東西、東西、ふしあわせ。商いの損あい続き 効くか効かぬのほど 夢中にて一向存じ申さず候 歯磨き漱石膏!」
江戸ことば
※うまくはイカのくちばしか:うまくはいかないよね~
※かたじけなすび:かたじけない。の語尾に茄子を引っ付けた「ありがとう」の意味
第2話のネタバレあらすじとみどころ、感想はこちらから↓
第2話の主なキャストについてはこちらから↓
平賀源内と演じる安田顕さんについてはこちらから↓
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べらぼう 3話「千客万来『一目千本』」1月19日放送

幼なじみの花魁・花の井の協力もあって、平賀源内に『吉原細見』の序文を書いてもらった蔦重ですが、期待したほど客足は戻りませんでした。蔦重は吉原の女郎たちを救いたい一心で、入銀(にゅうぎん=現在のクラウドファンディング)でお金を集めて女郎たちを花に見立てた吉原のガイドブックを作ります。
みどころ蔦重の花魁や女郎を花に見立てた「見立て」がうまい。花魁や女郎たちと普段を共にしコミュニケーションを取っているからこそ。蔦重の目端が利いて知恵があって度胸がある。なにより吉原を良くしようという気概が起こすミラクルです。
平蔵は蔦重にでっち上げに乗せられて、花の井のために50両入銀したので「財産を使い果たしてもう吉原に来れなくなった」と聞いて、花の井が平蔵が川岸見世を救ったと知ったらこれこそ粋の極みだと言い、蔦重が確かに大通(だいつう)だと平蔵に感謝していたのが印象的。平蔵さんは『大富豪同心』の卯之吉さんとそっくりです。
「すっきり」していて「粋」が信条の「一目千本(ひとめせんぼん)」が庶民の心心も、吉原の忘八親父さんたちの心もつかみます。好きなことに夢中になっている蔦重。何か面白いことを一緒にやろうじゃないかという北尾重政のノリの良さ、江戸っ子のめっぽう粋な姿が光った3話でした。
田沼意次(渡辺謙さん)と平賀源内(安田顕さん)が秩父の銀と鉄について話す場面では、伊達家は鉄で繁栄していることを世間話している田沼意次の表情がちょっと誇らしげで『独眼竜政宗』の24話を思い起こしました。
江戸ことば
※これしか中橋:これしかないよね~(綾瀬さん稲荷が「なかなか危ない橋だね」と返事)
※言うてもおくれな小夜嵐:そんなこと言ってくれるな。の意味
第3話のネタバレあらすじとみどころ、感想はこちらから↓
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べらぼう 4話「『雛形若菜』の甘い罠」1月26日放送

『一目千本』は評判を呼んで、吉原に活気が戻ってきました。ところが忘八たちは蔦重に新たな策で客寄せを命じます。そこで蔦重は呉服屋にスポンサーになってもらい、新作着物を吉原の女たちが着ている錦絵を売り出すことに…
みどころ蔦重が一人駆けずり回って完成した『雛形若菜』。平賀源内に堂号も考えてもらって、いよいよ「耕書堂」の輝かしいスタートだと思ったのに、えーと思う展開に蔦重でなくても「手の平返しやがって」「ハシゴ外しやがって」と思いました。駿河屋市右衛門の「吉原のためだ」の一言で涙を飲んだ蔦重。これでは絶対終わらない!と全力で応援したいです。
唐丸の絵の才能が光ります。蔦重が唐丸に注ぐ眼差しが優しいのもとても良かったです。そして、4話は「猫自慢の回」や猫ことば、唐丸の絵の才能を発見したのも猫が花瓶をひっくり返したからで、猫がいっぱい登場しました。
両国で源内と蔦重がいる場面で、源内が目で追っていた女性たちの髪型が「路考髷」、帯の結び方が「路考結び」だと聞き、2話での源内さんと菊之丞の恋物語が思い起こされてへーと思いました。
江戸城内では、田沼意次と松平武元との熾烈な争いが表面化してきました。田沼意次は権力のためではなく「無駄」をなくしたい一心で御三卿にメスを入れようとしているのだと理解しましたが、策士が過ぎます。ここでも平賀源内の才が光りました。
江戸ことば
※屋根屋のふんどし:見上げたもんだよ。の意味(鱗形屋が蔦重に)
第4話のネタバレあらすじとみどころ、感想はこちらから↓
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1月25日放送「土スタ」横浜流星さん出演レポートはこちらから↓
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べらぼう 5話「蔦に唐丸因果の蔓」2月2日放送

地本問屋仲間に入って本を作りたい蔦重は鱗形屋で修行をすることにしました。唐丸に絵の才能があることを知った蔦重は、いつか唐丸を自分の手で売り出したいと思います。しかし、過去を隠していた唐丸は人相の悪い男の指図で店のお金を持って姿を消してしまいます…。
みどころ5話でも蔦重は天才・平賀源内から大きな影響を受けます。蔦重が4話の「雛形若菜」でハシゴを外された「株仲間」という仕組みについて、源内がそんな壁をひょいと飛び越える姿を蔦重は目の当たりにします。メンターに出会えた幸せな蔦重を見ていると、時代がどんなに変わっても「師」と仰げるような人が身近にいるのは本当に恵まれていると思いました。そして何より蔦重の持つしなやかさや情熱が源内の生き方からどんどん吸収していき、自分のものにしていく点に若者らしさを感じます。
唐丸がこんなに早くいなくなるなんて、今まで蔦重の一番の理解者で応援団でもあったので、蔦重と唐丸の両方が心配です。この先唐丸は「絵師」として蔦重とまたバディを組むのかどうか、1年見守っていきたいです。
江戸ことば
トンチキもいいとこだよ(花の井が蔦重に向かって)
どうせ俺はトンチキのべらぼうだよ(蔦重が花の井に)
鯛の味噌吸に四方の赤、飲めや歌えやチンドンチンドン:豪華な食事に大酒のどんちゃん騒ぎのこと
神さま、仏さま、田沼さま(源内が意次に)
待ってましたのひのき舞台(源内が意次との会話で)
占め子の兎(源内が意次との会話で):物事がうまくいったときに使う言葉で「しめた!」という意味で使われ、「兎を絞めた(しめた)」にかけた洒落言葉。
第5話のネタバレあらすじとみどころ、感想はこちらから↓
第5話の主なキャストについてはこちらから↓
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べらぼう 6話「鱗剥がれた『節用集』」2月9日放送

大火事以来、実は経営難に陥っていた鱗形屋孫兵衛は密に偽本作りをしていました。蔦重はうすうす知りながらも鱗形屋を裏切ることができず天に任せることにしましたが…。一方、江戸城では日光社参をめぐって田沼意次と松平武元の攻防が繰り広げられます。
みどころ蔦重と鱗形屋の「本を愛する」心が通じた瞬間があっただけに、ラストの展開はシビアでした。鱗形屋が築いてきた青本は時代と共に、オーソドックスで面白味のない青本になっていました。それを「本好きの女郎も、本嫌いの野郎も楽しんで読める本」として、江戸っ子が楽しめる活きのいい話で生まれ変わらせようとします。
吉原で話題になっていた「金々野郎」自体がかなり面白くて、エピソードが映像で出てくるので分かりやすくて面白いです。地口がポンポン出てくるのも6話の見どころ。そして長谷川平蔵が捕り物で再登場します。全話を通じで長谷川平蔵と蔦重の絡みがありそうで期待大です。
江戸ことば
心得タヌキさ(金々野郎が知ったかぶりで)たわむれタヌキさ~(花魁を間違えて)
花のさわりのなきようにいたす(うつせみが新之助に文で)
お手上げ。上がったり屋のカンカン坊主、占め子の兎、恐れ入り谷の鬼子母神(蔦重が鱗形屋に)
告げ口ってのは、クズ山クズ兵衛だな、運天にすらぁ(蔦重が九郎助稲荷に)
うがってらぁ、ありがた山のボンビがらす(鱗形屋が蔦重との会話で)
火事が終わってもどうしてどうして、火の車よ(藤八が蔦重に)
仕方中橋ですね~(九郎助稲荷が蔦重に)
第6話のネタバレあらすじとみどころ、感想を詳しくご紹介しています↓
第6話の主なキャスト、新登場のキャストはこちらで解説しています↓
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べらぼう 7話「好機到来『離(まがき)の花』」2月17日放送

鱗形屋が偽版の罪で捕まったこの機会を逃すまいと、蔦重は倍売れる吉原細見を作ることを条件に、地本問屋の仲間に加えてもらう約束を取り付けます。反発する西村屋は、浅草の本屋・小泉忠五郎と組んで、別の細見えお作って阻もうとします。そんな中、細見のお披露目直前に、花の井が「瀬川」の名跡を継ぐと蔦重に伝えます。蔦重の細見が売れるようにとの思いからです。
みどころ蔦重が忘八の親父様方に「腐れ外道の忘八のたった一つの心意気」「吉原大事に動く」ことを声を張り上げて訴えて、忘八の親父様方の心を動かします。花の井のいる松葉屋の主人が蔦重の細見を売るためにできることはないかと考えて、女将のいねが「見切ったざんす!」と細見そのものの内容より「名跡を継ぐ」という大イベントがあれば、ご祝儀で細見がヒットすることにひらめきました。
7話の一蓮の流れを見ていると、蔦重の情熱が着火剤になって吉原の中から「吉原を良くしたい」というエネルギーが沸いて、みんなで一丸となっている感じがすごく伝わってきました。
次郎兵衛と新之助が蔦重と共に寝ずに細見の原稿を作り、摺師も「べらぼうめ」と言いながら無理難題の注文に応えて、きくの川岸見世の女郎たちが、一目千本の時と同じようにまた製本作業を行っていました。
蔦重を、さらには吉原を応援するために「瀬川」の名跡を継ぐことにした花の井。蔦重が言っていましたが本当に花の井は「男前」です。
江戸ことば
濡れ手に粟餅(長谷川平蔵が蔦重に)←6話のプレイバック
にわかのお邪魔 ご無礼つかまつりの三郎(蔦重が地本問屋の集まりに突然現れて)
ありがた山~(蔦重が大文字屋の「はった~」に対して)
平気のへいだね(次郎兵衛が鱗形屋が捕まったのに平気な様子の蔦重に)
べらぼうめ(摺師さんが蔦重にそんな割りの悪い仕事できるかと)
江戸中、担いで回るのすけだ(蔦重が花の井から西村屋の細見は蹴散らせそうかいと聞かれて、やれることは全部やって、これでだめなら。。に続いて)
いいね、そりゃべらぼうだ(花の井が蔦重の心意気を聞いて)
危うく遅まき唐がらし(蔦重が地本問屋の集まりに遅れて)
仕方中橋(蔦重が西村屋の細見には瀬川襲名が反映されていないことに対して)
第7話のネタバレあらすじとみどころ、感想を詳しくご紹介しています↓
第7話の主なキャスト、新登場のキャストはこちらで解説しています↓
べらぼう 8話「逆襲の『金々先生』」2月23日放送

蔦重(横浜流星さん)が手掛けた瀬川(小芝風花さん)の名を載せた細見『籬の花』は大評判となり、吉原には瀬川目当ての客が押し寄せます。瀬川の新たな客として盲目の大富豪、烏山検校(市原隼人さん)が現れます。一方、偽版の罪を償った鱗形屋(片岡愛之助さん)は、青本の新作『金々先生栄花夢』で再起をかけた攻勢に出ます。
みどころ瀬川を襲名した花の井の「花魁道中」が美しいのと、烏山検校の初会で『金々先生栄花夢』を読む瀬川の声もいいです。
7話の『籬の花』の大ヒットを受けて「蔦重が細見を売り、瀬川が客を引き寄せる」という山の頂上に登ったかに見えた蔦重と吉原。ふたを開けてみれば、客が来なければ困るし、客が押し寄せても地獄でした涙。
平賀源内が蔦重に瀬川を身請けしないのかい?と聞いている場面。蔦重と瀬川の小さい頃の様子が流れます。この頃から瀬川にとって蔦重はかけがえのない存在でした。源内に「虚しい話だね」と言われ、九郎助稲荷(綾瀬はるかさん)からは「バーカ、バカバカ、豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえ」と言われた蔦重。瀬川の気持ちに気付いて欲しいです。
西村屋の店の前で蔦重が広告宣伝をする場面と、鶴屋を初めとする地本問屋の面々が吉原に話しに来る場面の劇伴は「不協和音」でした。市中と吉原、それぞれの歴史や言い分がずらっと並ぶシーンで、市中の商売人と吉原の忘八の知恵比べの様相になってきました。
鱗形屋が出した青本『金々先生栄花夢』は空前の大ヒットになったそうで、ネタ元が蔦重や次郎兵衛とう点からも鱗形屋の商魂たくましさが伺えます。
江戸ことば
お茶の子さいさい(蔦重が瀬川に)
豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえ(九郎助稲荷が瀬川の気持ちに気付かない蔦重に)
女と博打は麹町の井戸(鶴屋が忘八の親父さんたちに向かって)
第8話のネタバレあらすじとみどころ、感想を詳しくご紹介しています↓
瀬川が大事そうに眺めている『塩売文太物語』について実物画像ふんだんにご紹介しています。
『金々先生栄華夢』について『べらぼう』でのオマージュ拾いをしています。
第8話の主なキャスト、新登場のキャストはこちらで解説しています↓
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べらぼう 9話「玉菊燈籠 恋の地獄」3月2日放送

市中の地本問屋たちが吉原と手を切ると言い出し、蔦重(横浜流星さん)は細見を作っても市中で売り広められなくなると心配します。そんな中、鳥山検校(市原隼人さん)が、瀬川(小芝風花さん)を身請けしたいという話を耳にします。それを聞いて、初めて瀬川への気持ちに気付いた蔦重。
ようやくお互いの気持ちに素直になった蔦重と瀬川でしたが、新之助(井之脇海さん)とうつせみ(小野花梨さん)の駆け落ち騒動から、蔦重と瀬川は自分たちの置かれている状況を認めざるを得なくなります。瀬川は鳥山検校の身請けを受けることを決意します。
みどころ9話のみどころはずばり、九郎助稲荷での蔦重と瀬川。今回は綾瀬はるかさんは登場せず、蔦重と瀬川の二人だけが直球で気持ちを通い合わせるシーンがみどころ中のみどころです。
瀬川が鳥山検校と仲良くしている姿を見て、モヤモヤして、九郎助稲荷で瀬川に「身請けを断ってくれ」と頼む蔦重がだんだん自分の気持ちに気が付いて、瀬川への気持ちを絞り出していく姿と、それを聞いた瀬川の驚きと嬉しそうな顔。グズグズする蔦重に男前の瀬川の図式がなんとも言えない雰囲気を醸し出していました。
ですが、そんな二人の「小さな恋のメロディ」は木っ端みじんになります。松葉屋の女将・いねの気持ちや松葉屋の主、蔦重の育ての親・駿河屋も若い時に通った道なのかもしれないな。と思いました。
蔦重が、瀬川にこっそり忍ばせた偽の通行証の名前が「しお」なのと、瀬川が禿に「わっちが初めて男からもらった贈り物でござんしてなぁ」の『塩売文太物語』が9話ではとても切ないです。
江戸ことば(歌舞伎のセリフ)
遅かりし由良之助(鳥山検校が瀬川が花魁道中で迎えに来るのを待ちわびて)
ご生害には間に合いんしたようで(瀬川が鳥山検校の言葉に返事して)
→歌舞伎の不朽の名作「仮名手本」の名ゼリフ
べらぼうめ!(九郎助稲荷で、瀬川が蔦重に向かって)

巌流島の「武蔵、遅い!」「小次郎、破れたり」のような「山と言えば川」的な言葉遊びが好きですね。
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べらぼう 10話「『青楼美人』の見る夢は」3月9日放送

瀬川(小芝風花さん)の身請けが決まり、落ち込む蔦重(横浜流星さん)。そんな中、忘八の親父さまたちから瀬川最後の花魁道中に合わせて出す錦絵の制作を依頼されます。
市場調査に出かけた蔦重は、自分の本が市中の本屋から取り扱い禁止になり、捨てられていることを知ります。一方、江戸城では、意次(渡辺謙さん)が家治(眞島秀和さん)から、種姫(小田愛結さん)を養女にして、ゆくゆくは家基(奥智哉さん)と夫婦にすると告げられる。これには家基のある考えがあった…
みどころ鳥山検校に身請けされた瀬川が吉原を華々しく去っていく姿が丁寧に描かれていた回でした。その分『青楼美人』の制作過程や、絵師が実際に絵を描いたりする様子が少なかったのですが、瀬川や蔦重の万感の思いが詰まっていました。
瀬川が籬の手前に座って本を読んでいる姿や、花嫁道中の時の地面の草履の跡など、美しい場面がたくさんありました。蔦重が瀬川に『青楼美人』を届けにいってしみじみと話す場面で、無音になった瞬間があって、幼いころから一緒に過ごしてきた時間がここで真っ白になって、一瞬恋人同士になったんだなぁと感じました。吉原大門から瀬川が出ていくときにすれ違う蔦重の表情がにっこりしていて、「本を売る」蔦重の覚悟を感じました。瀬川の吉原に向けての「おさらばえ」がよかったです。
江戸ことば
べらぼうめ(大文字屋が蔦重に)
ありがた山か?(田沼意次が蔦重のことを覚えていて)
かたじけ茄子、大当たりのこんこんちき、仰せのように油町(蔦重が田沼意次に向かって)
毛筋ほどもねぇ(蔦重が瀬川に、吉原を良くするという瀬川と2人で見ていた夢が覚めることは…)
そりゃ、まぁべらぼうだね(瀬川が蔦重に)
おさらばえ(江戸ことばではないですが、瀬川が吉原を去る時に)
第10話のネタバレあらすじとみどころ、感想を詳しくご紹介しています↓
第10話の主なキャスト、新登場のキャストはこちらで解説しています↓
↓1~10話まで(瀬川が吉原をあとにするまで)ざっくりまとめ【2025年3月版】↓
瀬川の花嫁衣裳が展示されていた「べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館」レポート
「べらぼう」ゆかりの地めぐりを詳しくまとめています。
べらぼう 11話「富本 仁義の馬面」3月16日放送

『青楼美人合姿鏡』が高値で売れず頭を抱える蔦重(横浜流星さん)は、忘八の親父さまたちから 俄(にわか)祭りの目玉に浄瑠璃の人気太夫・富本豊志太夫(午之助)(寛一郎さん)を招きたいと言われます。
ですが、蔦重(横浜流星さん)は人気の富本豊志太夫/午之助(寛一郎さん)から俄祭りへの参加を拒まれます。そこで浄瑠璃の元締め・鳥山検校(市原隼人さん)を訪ね瀬川(小芝風花さん)と再会することに。
みどころ浄瑠璃を歌う太夫の人気からも芸術文化が花開いている一面と、士農工商の四民の外と設定された役者は、吉原に出入り禁止という決まりがあったという江戸中期の治世の実態が、よくわかる内容でした。『鎌倉殿の13人』で初めて俳優・寛一郎さんを知った管理人は、午之助のルックスだけでなく、浄瑠璃を歌いあげるために寛一郎さんはすごく努力されたんだろうなぁと、しみじみ思いました。
瀬川が吉原を去って意気消沈していた蔦重ですが、エモーショナルな浄瑠璃をこの目にしたことで、また心の灯がついたような印象を受けました。人の懐に損得勘定抜きに飛び込んで、結果として大きなビジネスチャンスをつかんでいく蔦重の姿に尊敬しかありません。幼いころから吉原で大人の商いの汚れた部分も「粋」も身体に叩き込んできたからで、「すきま」や「はざま」に抜け目なく、自然にスッと入り込んで、結果的に人を笑顔にする術を蔦重は会得しているなぁと毎回感じます。また、それが自分が儲けたいからではなく吉原を良くしたい、女たちを幸せにしてやりたい。という点なのが、計り知れない蔦寿の求心力を生み出しています。
倉橋格(恋川春町)が登場して、2年後に刊行する『辞闘戦新根』の元ネタを描いている姿も面白かったです。いろんなエピソードが散りばめらていて、毎話楽しいです。
江戸ことば(地口)
神田に負けぬ祭りにするわいなぁ(地口ではないですが、りつが見得を切って)
ごめんごめんひょっとこお面(蔦重が瀬以に)
由良さんこちら 手の鳴る方へ(かをりや女郎・禿たちが門之助に)
大木の切り口、太いのね(倉橋格(恋川春町)が絵を描いて、万次郎にこれなーんだと聞いた答え)
天井みたか(倉橋格(恋川春町)が描いた絵を見て万次郎が)
ありがた山で(鱗形屋が倉橋に)
第11話のネタバレあらすじとみどころ、感想を詳しくご紹介しています↓
第11話の主なキャスト、新登場のキャストを詳しく解説しています↓
2話~11話での「尾美としのり」さんを探せ!11話では蔦重としゃべっていました!
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べらぼう 12話「俄なる名月余情」3月23日放送

俄祭りの企画を巡り、大文字屋(伊藤淳史さん)と若木屋(本宮泰風さん)が争います。
蔦重(横浜流星さん)は、俄祭りのケンカの内情をも、面白おかしく描く本の執筆を平賀源内(安田顕さん)に依頼すると朋誠堂喜三二は?と勧められます。
秋田藩留守居役・平沢常富、またの名を宝暦の色男・朋誠堂喜三二(尾美としのりさん)はかつて松葉屋で源内のことが源内だと分かった瞬間のあの男だった…
みどころ12話は「平沢常富/富朋誠堂喜三二!尾美としのりさん回」です。今までの「尾美としのりさんはどこ?」の答え合わせボーナス映像も流れます。管理人は尾美としのりさんクエストにハマっていたので、答え合わせができてスッキリしました(2問、間違えていましたが汗)。
「火事と喧嘩は江戸の華」と言われるように、吉原の俄(にわか)での大文字屋と若木屋の小競り合いの仲を取り持とうとするのではなく、逆転の発想で面白おかしく茶化した本にして、商売に繋げようとする蔦重の商才が素晴らしいです。
30日間開催される俄(にわか)の祭り期間、客引きは西村屋がしていくれるから、その後どうやって名を上げるかを「引いた目」で考える発想力に平沢常富もグッと魅かれたと思います。
平沢常富と恋川春町の武士らしい、仁義・人情に熱い面と、吉原の通であり戯作者でもある平沢の洒落っ気を好む面、蔦重と一緒だと面白いことができそうだと思う面がうまい具合に描かれていて、見ていて気持ちよい回でした。
江戸ことば(地口)
ゲコンカシコロウサコンケガ ヰコナカサカイコト(『金々先生栄華夢』のカ行抜きことば)
海のもんとも山のもんともつかねぇものに金出すかね(若木屋が大文字屋に)
あったりめえだ。べらぼうめ(丁子屋が平沢と知り合いなのかと蔦重に聞かれて)
鳴らしてんじゃねぇぞ、このうらなりが(若木屋が大文字屋に)
そのでけぇ鼻の穴に猪牙舟、放り込んでやらぁ(大文字屋が若木屋に言い返す)→歌舞伎・助六の「鼻の穴に屋形船蹴こむぞ」をもじっているとも思われます。
名セリフ
「助六さん、たんと吸いなんし~」「キセルの雨が降るようだ~」(禿ささめたちの助六のセリフ)

※戯号:戯作者の筆名。どこの誰だかわからないようにするため。
※廻状:回し読みの文書。俄祭りの案内が親父様方に回ってきた。
第12話のネタバレあらすじとみどころ、感想を詳しくご紹介しています↓
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べらぼう 13話「お江戸揺るがす座頭金」3月30日放送
鱗形屋(片岡愛之助さん)が再び偽板の罪で捕まった知らせを受ける蔦重(横浜流星さん)。鱗形屋の借金の証文の一つが鳥山検校(市原隼人さん)を頭とする金貸しの座頭に流れ、苦し紛れに罪を犯したことを知ります。 一方、江戸城内でも旗本の娘が借金のかたに売られていることが問題視され、田沼意次(渡辺謙さん)は、長谷川平蔵宣以(中村隼人さん)に座頭金の実情を探るよう命じます。
みどころ高利貸しの現状と、逼迫する武士の実情が描かれました。家康が庇護した弱者が今では強者となり、幕府の旗本や市井の民が弱者になっている現状が浮き彫りになりました。その余波として、鳥山検校と瀬以、そして蔦重の関係が絡み合ってきます。
成功への道を進んでいるはずの蔦重が終始浮かない顔で、劇伴も暗かった13話。「一人勝ち」がしっくりこない蔦重ですが、平賀源内の「本屋ってのはなぁ、ずいぶんと人にツキを与えられる商いだと思うけどね」と言う言葉に、また希望を見つけます。源内先生のエレキテール ウレテール、ゲンナイ ツイテール。も末永く続いて欲しいです。
瀬以の心もすべて自分に向けたいと思っている鳥山検校と、心の奥底で蔦重を光だと思っている瀬以の気持ちがとうとう深い溝として現れます。繊細な検校と、義理堅く男前な瀬以ならではの切ないやり取りに、こんなセリフをどうやって紡ぎ出すのだろう。と脚本の森下佳子さんの描写に胸を打たれました。
喜三二(尾美としのりさん)のキセルを吹かす格好が粋だったのと、道陀楼麻阿として出した『娼妃地理記』を生み出す会話が面白いです。蔦重の周囲の絵師や戯作者もどんどん登場してきます。
江戸ことば(地口)
男なら生まれながらにでまかせの~(喜三二が蔦重に)→歌舞伎・白波五人男あたりのセリフか?
知ったか尻くそだぁ(源内も。蔦重も。新之助とうつせみの行方を聞かれて)
何か御用か九日十日(鱗形屋が蔦重に。「御」がついているところが慇懃無礼)
飛んだ茶釜(恋川春町の『辞闘戦新根』を見て北尾重政が褒めて)
エレキテール、ウレテール。ゲンナイ、ツイテール。オオバンコバン、ワイテデール。テンカイチ、オオモイシール(平賀源内が蔦重に)
この世にないのは四角の卵と女郎の実(まこと)(瀬以が鳥山検校に)
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べらぼう 14話「蔦重瀬川夫婦道中」4月6日放送

幕府の手入れで、瀬川と鳥山検校が捕まります。重三郎も尋問を受けますが、解放されました。その後、鳥山は高利貸しの関与で入牢し、瀬川は松葉屋に預けられます。重三郎は瀬川と本作りの夢を語り合いますが、松葉屋で瀬川が松崎に襲われ、怪我を負います。瀬川は鳥山との離縁を決意し、重三郎との未来を語りますが…
みどころ10話「『青楼美人』の見る夢は」での蔦重が瀬川に語った「2人の夢」がミラクルで実現するのかと喜んだのも束の間。管理人的には納得のいかない蔦重と瀬川の短すぎる幸せな時間でした。『塩売文太物語』を蔦重に返して、手紙に「この」ではなく「その思い」と書いた瀬川の長い長い初恋が幕を閉じました。瀬川の「おさらばえ」と「ありがた山のとんびがらす」が哀しかった14話です。
蔦重が13話で「鱗形屋のうまづきの上の自分のツキが成り立っている」ことを疑問に思ったのと同様に、瀬川も「めぐる因果は恨みではなく恩がいい」と言っていました。似た者同士の蔦重と瀬川だからこそ、瀬川が去る選択しかなかったのかなぁと思います。
お裁きを受ける際の鳥山検校役の市原さんの、背筋が伸びた40度にお辞儀をして制止している姿が非常に美しくて、普段から肉体を鍛えていらっしゃるからこその美しさだと感嘆しました。
忘八の親父様方とのやり取りで、百人一首をもじった歌詠み企画が非常に面白かったです。蔦重を演じる横浜流星さんがポップな抑揚の付け方だったのがとてもチャーミングでした。
江戸ことば
ありがた山のとんびがらす(瀬川が蔦重宛ての文に)
百人一首をもじった歌
①店の場所を うつらんとてか家田屋に わが身世にふる ながめ狭しに(りつ)
→「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに(小野小町)」
②嘆けとて 茶屋か本屋か惑わする かこち顔なる我が馴染みかな(蔦重)
→「嘆けとて 月やは物を 思はわする かこち顔なる わが涙かな(西行法師)」
③金の痛み 浅草紙の己の身 破けてものを思う事かな(丁子屋長十郎)
→「風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふうころかな(源重之)」
④富本本 わが名はまだき立ちにけり 稽古本もと思い染めしか(蔦重)
→「恋すてふ 我が名はまだき立ちにけり 人しれずこそ 思ひそめしか(壬生忠見)」
⑤ならばよし ならば後押し憂いなく 吉原故にもの思う身は(扇屋宇右衛門)
→「人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふ故に もの思ふ身は(後鳥羽院)」
⑥ありがたや それにつけても ありがたや 持つべきものは駿河の親父(蔦重)
①訳:店を家田のとこに移すのかい!?もう狭くなっちゃったもんねぇ
②訳:茶屋か本屋かわかんないって客も困ってんですよ
③訳:金はどうすんだい!?破綻してからじゃ遅いんだぜ
④訳:富本本で名が売れたので次は稽古本をと考えてます
⑤訳:ならいいんじゃないかい?吉原のためにも後押ししてやるよ
⑥そのままの意
※四民の外:歴史研究が進んで、最近「士農工商」という区分自体が疑問視されていて、「士農工商」という単語は使わなくなったそうで「四民」と言うそうです。
※離縁状:別名三行半(みくだりはん)。14話の中の鳥山検校から瀬以への離縁状も文字数が3行と半分でした。
14話のネタバレあらすじと見どころを詳しく解説した記事はこちらから↓
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べらぼう 15話「死を呼ぶ手袋」4月13日放送

蔦重(横浜流星さん)は吉原で自分の店『耕書堂』を構えて独立します。
市中で様子のおかしい源内(安田顕さん)に会い、須原屋(里見浩太朗さん) や杉田玄白(山中聡さん) によると、源内はエレキテルへの悪評に苛立っているとのこと。
一方、徳川家治(眞島秀和さん)の嫡男・家基(奥智哉さん)が 、 鷹狩りの最中に突然倒れて…。田沼意次 (渡辺謙さん)は 、蝦夷の話を持ち掛けてきた源内と東作(木村了さん)に 、 ある任務を託すのでした。
みどころ15話の冒頭で蔦重と瀬川が所帯を構えている蔦重の妄想が流れました。結婚していたらこんな朝を迎えたんだろうなぁと思う景色に切なさを感じました。今までの五十間道の「蔦屋」から二軒隣に引っ越しただけですが、店舗面積も拡大、絵師・戯作者も出入りする「耕書堂」。一気に本屋さんらしくなりました。「耕書堂」のシーンで流れるBGMも、今回から一新されました。新しい希望が満ちています。
15話は、舞台が『耕書堂』・江戸市中・江戸城と目まぐるしく入れかわって、田沼意次と平賀源内の今後に暗雲が立ち込めています。源内の回想シーンで、田沼意次と初対面の時に写っていたのは『物類品隲(ぶつるいひんしつ)』6巻のカタログ。源内が主宰した「薬品会(やくひんえ)」で日本全国から募った産物を厳選してまとめたものです。
『べらぼう』では、鉱山開発やエレキテル等「山師」のイメージが濃い源内さんですが、日本初の博覧会を開いたり(着払いシステムを導入して全国から集めた)、これから登場する『大首絵』や『画本虫撰』の源も源内だったり、「本草学」を国の発展のために役立てたいと、皆のために走り周り、日本国内産業を発展させるために博物図鑑を作ろうとして、金策に走っていたという点を再評価して欲しいと思いました。
平賀源内はどんな人?はこちらで詳しくご紹介しています。
松平武元と田沼意次が分かり合えたと思えたのも束の間、武元がこの世を去ります。2話の最後で松平定信(田安賢丸)の兄・田安治察(あじさつ)が毒殺?された時にも、人形浄瑠璃+一橋治済(生田斗真さん)「糸が切れたか」のセリフはサラッと流したのですが、今回は同じ画角からの生田さんのニンマリに、傀儡の正体は?…と思いました。
江戸ことば
野郎の根付(朋誠堂喜三二が蔦重の様子を形容して)
ありがた山にございます(蔦重が須原屋市兵衛に)
行くべぇ獅子(次郎兵衛が朋誠堂喜三二と北尾政演に)
ボタ餅でツラはたかれる(蔦重が朋誠堂喜三二に嬉しくて)
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べらぼう 16話「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」4月20日放送

家基(奥智哉さん)の急逝した事件は確固たる証拠を得ぬまま幕引きとなる。意次(渡辺謙さん)は源内(安田顕さん)に、これ以上詮索を控えることを告げると、源内は激怒する。
一方、蔦重(横浜流星さん)は源内の住む“不吉の家”と呼ばれる屋敷を訪ね、正月に出す戯作の新作を依頼するも、時折、奇妙な言動を繰り返す様子が気になっていた。そんな矢先、蔦重や意次のもとに、「源内が人を斬った」という知らせが入る。
みどころみどころは何と言っても源内を演じる安田顕さんの鬼気迫る姿。渡辺謙さんと対峙するシーンでの烈火のごとく怒る源内と、投獄されている源内のところに意次がやってきた時、子どものように泣きじゃくる源内。渡辺謙さんの押し殺した演技に対して、源内は捨て身で意次の胸に飛び込むような気迫に胸がえぐられました。蒼白な顔に赤い目、幻と現(うつつ)の間をさまよいながら、喉の奥から絞りだすような叫びと怪物のような笑い声が頭から離れません。安田顕さんはこの話を源内のふるさと・さぬき市志度で地元の方々とパブリックビューイングされたそうで、ご自身も感慨ひとしおだったと思います。
平賀源内とはどんな人?NHK【英雄たちの選択】×大河ドラマ【べらぼう】で人生と魅力をくらべてみました。
蔦重を演じる横浜流星さんが源内の土まんじゅうを抱きかかえて嗚咽するシーンに見ている側も苦しくなりました。須原屋の源内に対する思いと、本屋としての使命感で蔦重が一筋の光を見つけるところと、朋誠堂喜三二が今の蔦重のそばにいてくれて、本当に良かったと思いました。源内が亡くなってすぐの年明けに黄表紙など10冊を一気に出版した蔦重。「どこにも収まらない男」源内の思いを繋いだ「耕書堂」の幕開けを感じました。
江戸ことば
蟻(あり)が十匹(とおひき)みみずは二十(はたち)(座元が芝居の幕開けの挨拶で)
まこといたみ諸伯(もろはく)(蔦重が朋誠堂喜三二に)
諸伯よりとびきりの傾城(けいせい)をひとつ(朋誠堂喜三二が蔦重に)
ありがた山、察しがいいな(田沼意次が蔦重に)
源内の辞世の句
「あめつちの 手をちぢめたる 氷かな」
16話のネタバレあらすじと見どころを詳しく解説した記事はこちらから↓
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ありがた山スペシャル 4月27日放送
4月27日は、本編の放送はお休みで「ありがた山スペシャル」が放送されました。
出演:尾美としのりさん、水野美紀さん、中村蒼さん、ファーストサマーウイカさん。VTRで安田顕さん、横浜流星さん。
16話までの名場面と、17話からの新章が紹介された「ありがた山スペシャル」の詳しい内容は、こちらで詳しくご紹介しています。
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べらぼう 17話「乱れ咲き往来の桜」 5月4日放送

蔦重(横浜流星さん)は青本など10冊もの新作を一挙に刊行し、耕書堂の認知度は急上昇する。そんな中、うつせみ(小野花梨さん)と足抜けした新之助(井之脇海さん)と再会し、話の中で、子供が読み書きを覚えるための往来物と呼ばれる手習い本に目を付ける。
一方、意次(渡辺謙さん)は、相良城が落成し、視察のため三浦(原田泰造さん)と共にお国入りする。繁栄する城下町を見て、ある考えを思いつく。
みどころ1話以来、化身では登場していなかった九郎助稲荷・語りの綾瀬はるかさんが娘役とちょんまげに裃(かみしも)姿で登場しました。どちらの姿もポップで可愛かったですね。耕書堂の前で自撮り、「コンでた」コメントを付けての発信には笑いました。
そして、新之助とうつせみが駆け落ちして百姓として幸せに暮らしていることが分かってよかった回でした。うつせみが「おふく」という名前だと聞いて、蔦重も「しっくりきますね」と言ってましたが、見ている方も皆さんそう思われたと思います。
新之助にヒントをもらったのは、『吉原細見 籬の花』についで2回目。ヒントから、思考を巡らせて商機を見出す蔦重のセンスと行動力に脱帽です。源内先生の「書を持って世の中を耕し」の精神が蔦重の心の脈々と息づいています。「戻ってきてくれねーかなー」と思い浮かべる2人のうち、唐丸はいよいよ再登場しそうで、期待にワクワクします。
田沼意次は相良を見てきて、幕閣も。と明るい未来しか見ておらず、佐野政言をフォローしようとする意知との間にギャップが生まれています。悲しい事件に繋がっていきます。
江戸ことば
お大臣さま、待ちかね山でございますよ(りつが耕書堂の手伝いに来たいねとふじに)
おしかけ山のほととぎす(ふじが)
ありがた山です(蔦重がお礼に)
いい加減市中と手打ちしやがれ、べらぼうめ(五十六が蔦重に)
めんどくせぇ、5年経ったら作り直しにきやがれ、べらぼうめ(五十六が版木を死ぬまで使うという蔦重に)
※17話は「ありがた山」が何回も出てきました。
17話のネタバレあらすじと見どころを詳しく解説した記事はこちらから↓
17話の主なキャストや新登場のキャストを詳しく解説しています↓
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べらぼう 18話「歌麿よ、見徳(みるがとく)は一炊夢(いっすいのゆめ)5月11日放送

蔦重(横浜流星さん)は北川豊章(加藤虎ノ介さん)の絵を見て、その絵師は唐丸ではないかと考えます。そして、豊章の長屋を訪ねますが、そこで捨吉(染谷将太さん)と名乗る男に出会います。
蔦重は朋誠堂喜三二(尾美としのりさん)に新作を10作依頼する代わりに、「居続(いつづけ)=女郎屋に連泊できる特別待遇」を提案しました。喜んで執筆をする喜三二ですが、筆が止まる事態が起こります。
捨吉の長屋に蔦重は再度訪れ、唐丸の生い立ちや過去を全て知ることになります。そんな捨吉に蔦重は「お前が生きててよかったとしか思えねぇんだよ」「俺のために生きてくれ」と捨吉を勇助として迎え、当代一の絵師にする。と約束します。
みどころ番組冒頭に「番組の一部に性に関する描写があります」と注釈が描かれていました。これまでの話で注釈があったかどうか気が付かなかったので、今回はよほどなのかと少し構えました。唐丸=捨吉=勇助=歌麿とすべての謎が解き明かされた回でした。
蔦重が「色って本当に疲れるものですね」とイネに話した時の「たまにいるのは罰を受けたい子だね」とイネが言った言葉と、蔦重と勇助のために人別を持ってきたふじが、蔦重の義父である駿河屋市右衛門に「大事に思ってんだよね」と説得する場面。2人の女将さんが良かったです。
朋誠堂喜三二さんは何パートと表現すればいいのか…当時の黄表紙はこうやって生まれたのだと納得しました。喜三二もふじもところてんを食べていて、この時代からところてんがあったことは分かりました。
瀬川や源内を助けることができなかったと悔いている蔦重が、唐丸を助けて歌麿として当代一の絵師にすることで自分が救われる。俺のために生きてくれ。と言ったときにはもらい泣きしました涙
江戸ことば
きた山だよ~(喜三二が耕書堂にやってきて)
あってたまぁさん、そら来たほい(蔦重が喜三二を迎えて)
ありがた山(まぁさんが居続けで10作作ると請け負って)
おじゃま山(蔦重が捨吉の家の戸を開ける時に)
飛んで火に入る夏の武士(蔦重が歌麿に)
※朝鮮人参の灰、黄精、一粒金丹:滋養強壮の薬
18話のネタバレあらすじと見どころを詳しく解説した記事はこちらから↓
18話の主なキャストや新登場のキャストを詳しく解説しています↓
『浮世絵ミステリー』歌麿を演じる染谷さん出演回はこちらから↓
『浮世絵ミステリー』鳥山石燕が起こした妖怪ブームはこちらから↓
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べらぼう 19話「鱗(うろこ)の置き土産」5月18日放送

鱗形屋(片岡愛之助さん)のお抱え作家・恋川春町(岡山天音さん)は、鶴屋(風間俊介さん)で書くことが決まった。同じ頃、蔦重(横浜流星さん)も春町の獲得に狙いを定め、作戦を練る…
みどころ鱗形屋と蔦重が分かり合えたのがスカッとした19話でした。歌麿が蔦重の元で落ち着いている様子が見ていて安心しますし、歌麿が恋川春町の『辞闘戦新根(ことばたたかいあたらしいのね)』が味のある「絵」で、味は天分だというところにうなずきました。恋川春町を引き抜くために青本の構想をみんなで練っている時のワクワク感や、歌麿が「絵」から考えたらどうだろう。と発想するところが特によかったです。
蔦重の恩送りが巡っていて、商いは返せないけど、せめて償おうという思いで、須原屋から細見をずっと買い取っていたのは蔦重だったと聞かされて鱗形屋と長男の長兵衛の気持ちがほぐれていく過程や、蔦重と鱗形屋がまた一緒に青本の案思を練っている様子など、「これこそ、本屋」というシーンに胸が熱くなりました。
須原屋さんがいい具合に人と人との懸け橋になってくれていて、波に乗っている蔦重をしっかり支えてくれています。
鱗形屋の原点ともいえる版木(火事からも免れた)が、なんと『塩売文太物語』という奇跡。蔦重に譲るシーンにもらい泣きしました。江戸で創業した鱗形屋の本屋としての思いを蔦重がしっかり受け継いでいくことが描かれていますし、蔦重と瀬川の「夢」の象徴がまた登場して胸アツになりました。
カボチャの親父さんが急逝してしまい「偲ぶ会」がカボチャ尽くしだったり、誰袖がちゃっかり蔦重×500両で身請けを許すという証文を書かせている場面に笑ってしまいました。
江戸ことば
ごぶさた山にございます(蔦重が鱗形屋、鶴屋、西村の話し合いに顔を出して)
毛虫みてぇに嫌われてるんで(蔦重が須原屋に恋川春町から嫌われていることを例えて)
ありがた山です(蔦重が須原屋に)
イカ用タコ用で(蔦重が耕書堂にやってきた長兵衛に)
トンビが油揚げかっさらう(鱗形屋が蔦重への文の中で)
かっさらってくれ(=暮れ)の鐘(鱗形屋が蔦重への文の中で)
一緒に案思考えてくれ(=暮れ)の鐘(蔦重が鱗形屋の文で)
お安い御用の丑(=土用の丑)ってもんだ(鱗形屋が蔦重の文に向かって)
知らぬが花の吉野山でしょ(蔦重が鱗形屋に春町に真実を話さない方がいいという意味で)
びっくりがしゃっくりすら~(鱗形屋が蔦重が子どもの頃、鱗形屋が作った『塩売文太物語』を読んで、今本屋になっていること)

鱗形屋と蔦重の会話の回は軽快な地口が多くて本当に楽しいです。
19話のネタバレあらすじと見どころを詳しく解説した記事はこちらから↓
19話の主なキャストを詳しく解説しています↓
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【最新話】べらぼう 20話「寝惚けて候」 5月25日放送
大田南畝(桐谷健太さん)作の『菊寿草』で、『見徳一炊夢』や耕書堂が高く評価された蔦重(横浜流星さん)は、須原屋(里見浩太朗さん)と南畝の家を訪ねます。そこで、近頃話題の“狂歌”の存在を知った蔦重は、南畝から「狂歌の会」への誘いを受ける。
一方、意次(渡辺謙さん)は、家治(眞島秀和さん)が次期将軍に一橋家の豊千代を、御台所には種姫を迎える意向であることを治済(生田斗真さん)に伝えます。これで、後継問題は決着するように思われましたが……。
みどころ
前半から中盤にかけて、鶴屋が率いる日本橋の地本問屋と蔦重との商い合戦や、将軍の後継者問題でハラハラしたのですが、終盤に蔦重と次郎兵衛が参加した「狂歌の会」で全てフッとんでしまいました笑。
次郎兵衛を演じる中村蒼さんがぷっと吹きだして、爆笑をこらえるの大変だったろうなぁと思います。蔦重はその時は良く持ちこたえていましたが、桐谷さんの「うなぎはやはりむらむらでありたい」で笑ってしまっていましたが、南畝と朱楽はどこまでも真面目な顔で芝居を続けていてすごいなぁーと思いました。
南畝/四方赤良を演じる桐谷健太さんのセリフが全て七五調なのに、登場から抱腹絶倒。お見事です。
蔦重とりつの「細見」と「錦絵」の戦略は、きれいごとではない商売の攻防戦なのかと思うと、若干胃がキリキリします。人の心と懐をがっちりつかんで、ここまで落とし込めないと生き残れないのですね。蔦重と鶴屋がいつの日か鱗形屋とのように、「本」という同じ目標で手をつなぐ日が来てほしいです。
地口や色々
・ひいきは返すくそくらえ細見は目に入らぬか~(次郎兵衛が『菊重草』を読みあげる)
・どうだろうまぁ(須原屋)
・くれよくれ 金はおくれよ ホーホケキョ(太田南畝)
・くれ竹の世の人並みに松立てて 破れ障子に春は来にけり(太田南畝)
・世に吉原があるとはまぁめでてえね(太田南畝)
・十年欠かさず陽は昇り 十年欠かさず陽は暮れた めでてえこったの太平楽(蔦重に畳が焼けていると言われて太田南畝が)
・穴の向こうにゃ富士が見える あなあなあなあな穴めでたし(障子が破れておりますがには)
・ガッテン承知(岩戸屋に春町の無題記を30部欲しいと言われて蔦重が)
・市中の釜の蓋が開くと(次郎兵衛)→地獄の釜の蓋にみたいにいわねぇでくだせぇよ(蔦重)
・詩は李白、書は弘法に狂歌 オレ(太田南畝)
狂歌
お題:「鰻に寄する恋」
・わが恋は鰻の見えぬ桶のうちの ぬらぬらふらふら乾く間もなし(朱楽菅江あけらかんこう)→四方赤良より、「ふらふらではなく、鰻はやはりむらむらありたい」
・恋やせに良しとはいわまろ あじな気にさせる匂いも…(元木網が読み上げる)
・来ぬ人を待つほど恨む夕鰻は 焼くやも塩かタレ惑いつつ(軽少ならん/ 土山宗次郎)
・あな鰻 あぁうまそうなかば焼きの 山芋とろとろこりゃうまそう(蔦唐丸/蔦重)
・あなうなぎ いづくの山のいもとせを さかれて後に身を焦がすとは(太田南畝/四方赤良)
べらぼう 21話 6月1日放送予定
べらぼう 22話 6月8日放送。
べらぼう 23話 6月15日放送
べらぼう 24話 6月22日放送
「べらぼう」最終回はいつ?全何話?放送日程を予想しました。
『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の放送スケジュール
- 放送開始日: 2025年1月5日(日)
- 放送終了予定日: 2025年12月14日(日)※予想です。
- 放送回数: 全48回(予想です。途中、選挙速報などにより放送休止の可能性があり)
『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』放送スケジュール(予想→実績)一覧表↓
大河ドラマは例年1月の第2か第2日曜日に放送がスタートし、12月の第2日曜日に最終回を迎えるというのが昨今の常です。かつては全50話が定番でしたがワークライフバランスを重視して、2018年の大河ドラマ『西郷どん』以来、全47話か48話が定番です。
何月 | 何日:何話 | 何日:何話 | 何日:何話 | 何日:何話 | 何日:何話 |
---|---|---|---|---|---|
1月 | 5(日):1話 | 12(日):2話 | 19(日):3話 | 26(日):4話 | |
2月 | 2(日):5話 | 9(日):6話 | 16(日):7話 | 23(日):8話 | |
3月 | 2(日):9話 | 9(日):10話 | 16(日):11話 | 23(日):12話 | 30(日):13話 |
4月 | 6(日):14話 | 13(日):15話 | 20(日):16話 | ありがた山 | |
5月 | 4(日):17話 | 11(日):18話 | 18(日):19話 | 25(日):20話 | |
6月 | 1(日):21話 | 8(日):22話 | 15(日):23話 | 22(日):24話 | 29(日):25話 |
7月 | 6(日):26話 | 13(日):27話 | 20(日):28話 | 27(日):29話 | |
8月 | 3(日):30話 | 10(日):31話 | 17(日):32話 | 24(日):33話 | 31(日):34話 |
9月 | 7(日):35話 | 14(日):36話 | 21(日):37話 | 28(日):38話 | |
10月 | 5(日):39話 | 12(日):40話 | 19(日):41話 | 26(日):42話 | |
11月 | 2(日):43話 | 9(日):44話 | 16(日):45話 | 23(日):46話 | 30(日):47話 |
12月 | 7(日):48話 | 14(日):49話 |

『べらぼう』も、例年の大河ドラマと同様1月5日に放送がスタートしました。最終回は12月14日で全48話がマックスと考えます。途中で選挙などの放送休止が入らない場合は、特別番組をはさんでスケジュール調整されると予想します。
『べらぼう』16話”さらば源内、見立は蓬莱”を境に、平賀源内が亡くなり、家基と松平武元も亡くなり、17話から田沼時代がスタートするタイミング+GWの4月27日(日)に「ありがた山スペシャル」という特別番組が放送されます(尾美としのりさん、水野美紀さん、中村蒼さん出演)。
『べらぼう』の詳しい放送時間とスケジュールについてはこちらをご覧ください↓
べらぼう 25話 6月29日放送予定
べらぼう 26話 7月6日放送予定
べらぼう 27話 7月13日放送予定
べらぼう 28話 7月20日放送予定
べらぼう 29話 7月27日放送予定
べらぼう 30話 8月以降は状況確認次第、追記します。
総集編のあらすじと感想
例年、12月29日に総集編が一挙放送されます。
放送スケジュール等が分かり次第、追記します。
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#べらぼう #大河ドラマ
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