2023年大河ドラマ「どうする家康」第42話は「天下分け目」
隠居していた三成がとうとう挙兵し、天下分け目の戦いへと発展していきます。
そんなあなたに、ネタバレあらすじとみどころと「どうする家康」42話の視聴方法をお届けします。
大河ドラマ「どうする家康」の再放送は、地上波では放送翌週の土曜午後1:05から放送されます。
放送後7日以内はNHKプラスで、7日過ぎた場合や「どうする家康」第1話からの見逃しイッキ見には、U-NEXTでNHKオンデマンドを。
家康が上杉討伐に出陣している間に、三成が伏見城を攻めます。
「今しかない」と挙兵を決意する三成ですが、先日放送の「歴史探偵」では、伏見城をあえて攻撃させてえ「卑怯者の三成を討つ」という大義名分を作るための、家康の計略だったとの説もありました。
伏見城を任された鳥居元忠は、全てを知った上での死を覚悟のミッションだったのだと思うと、彦(鳥居元忠)と千代の最期に泣けて泣けて仕方なかったです。
そして、小山評定での家康の演説を聞いて、昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の政子の大演説を思い出しました。演説を受けて口火を切る三浦義村の役目は「どうする家康」では福島正則。
演じる深水元基さんは「真田丸」でも同じ福島正則を演じました。そして同じように口火を切る役をされていたのが思い出されて、9年越しのロングパスに鳥肌が立ちました。
家康が書く「こちらにつけば、褒美を与えるぞ」という短めの文と、三成の家康を糾弾する長い文。この対照的な構文パターンは、1話五分の新感覚ドラマ「家康と三成のスマホ」の2人のSNSメッセージでも見受けられます、ぜひ一緒にご覧ください。
10月26日に主演の松本潤さんがクランクアップされたそうです。そして、なんと「どうする家康」の最終回には小栗旬さんの出演が決まったとか!「鎌倉殿の13人」最終回のバトンタッチを思い出しますね→バトンタッチ記事はこちらから
第42話あらすじ(ネタバレ注意)
上杉征伐に向かう家康(松本潤さん)のもとに、三成(中村七之助さん)挙兵の知らせが届きます。
小山で軍議が開かれ、西国大名の多くが三成につく中、家康は天下分け目の戦に臨むため、西へ戻ると宣言する。
秀忠(森崎ウィンさん)に真田昌幸(佐藤浩市さん)の攻略を任せ、江戸に戻った家康は、各国大名に応援を働きかける。
一方、京では千代(古川琴音さん)とともに伏見城を守る鳥居元忠(音尾琢真さん)は、三成の大軍に囲まれ、最期の時を迎えていた。
いよいよ天下分け目の関ケ原に向かいます。秀忠が若い頃の家康にそっくりな、ちょっと頼りないけど憎めないキャラクターで、母・於愛の方の明るさを受け継いだんだなぁと思いました。
「どうする家康」ネタバレあらすじまとめはこちらから↓
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徳川家康の生涯。
徳川家康の生涯を年表にまとめてみました。第42話にあたるのは、赤字の部分です。
年 | 出来事 |
---|---|
1542年 | 三河国・岡崎城で生まれる |
1547年 | 尾張国・織田信秀(信長の父)の人質となる |
1549年 | 父・松平弘忠没 駿河国・今川義元の人質となる。 |
1556年 | 瀬名(築山殿)と結婚する |
1559年 | 嫡男・信康が誕生する |
1560年 | 「桶狭間の戦い」で今川義元討ち死。岡崎城に戻る。 |
1562年 | 織田信長と清須同盟 |
1563年 | 今川義元の偏諱である「元」の字を返上し「家康」と名乗る |
1563~64年 | 三河一向一揆(1563~1564) |
1566年 | 信康が五徳と結婚。 |
1569年 | 今川氏が滅ぶ |
1572年 | 12月、「三方ヶ原の戦い」で武田信玄に敗北。 |
1573年 | 3月、武田信玄死去。 |
1574年 | 武田勝頼によって遠江高天神城が落城 |
1575年 | 大岡弥次郎事件。 |
1575年 | 5月、長篠・設楽ヶ原の戦いで武田軍を破る |
1576年 | 長女・亀姫が奥平信昌に嫁ぐ。 |
1579年 | 三男・秀忠が誕生する。 「築山殿事件」で瀬名と信康が自害。 |
1581年 | 3月、遠江高天神城を攻略。 |
1582年 | 武田氏が滅ぶ。信長から駿河を与えられる。 6月2日、「本能寺の変」で信長、信忠親子死去。 6月27日、清須会議。 |
1583年 | 「賤ヶ岳の戦い」 |
1584年 | 「小牧・長久手の戦い」で羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)と戦う。 |
1585年 | 7月、秀吉が関白になる。 |
1589年 | 秀吉の初子・鶴松誕生~1591年死去 |
1590年 | 小田原城攻め、北条氏政降伏 |
1592年 | 秀吉、備前名護屋城築城、朝鮮出兵(文禄の役) |
1595年 | 三男・秀忠が江と結婚する |
1597年 | 第二次朝鮮出兵(慶長の役) |
1598年 | 8月、豊臣秀吉死去 |
1599年 | 閏3月、前田利家死去 |
閏3月、石田三成が近江佐和山城に隠居させられる。 | |
1600年 | 6月、会津・上杉景勝を討つために、大阪を出陣する |
7月、三成が挙兵する。8月鳥居元忠が守る伏見城が落城。 | |
1600年 | 秀吉死後の「関ケ原の戦い」で勝利。 |
1603年 | 征夷大将軍に任命。江戸幕府を開く。 |
1605年 | 息子・秀忠に跡を継がせる。 |
1615年 | 「大阪夏の陣」で豊臣家を滅ぼす。 |
1616年 | 75歳で死去。 |
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家康にそっくりな秀忠。
家康に真田昌幸の攻略を命じられた三男・秀忠(森崎ウィンさん)。どこか天然で可愛げのあるキャラクターですね。
真田昌幸に足止めされて関ケ原に間に合わなかった様子を見ると、家康が若い頃、武田信玄に翻弄されていたのを思い出します。
「真田丸」についてはこちらから↓
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小山評定の演説!「鎌倉殿」の政子演説との共通点。
小山評定での家康の演説を聞いて、昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の政子の大演説を思い出しました。
人の心を動かすスピーチには、共通する構成があるのと改めて感じました。家康にとって天下をとれるか、はたまた徳川が滅びるかの一世一代の大勝負だったと思います。
心を動かすスピーチの構成には、共通点がありますね。
小山評定での家康の演説を引用します。
長く続いた戦乱の世は、信長さま、太閤殿下によってようやく鎮められた。(中略)
ここにいる多くのものは、大坂に妻子を囚われている。このようなこととなり、誠に申し訳なく思っておる(頭を下げる)。
皆の留守に屋敷に押し入り、妻子に刃を突き付けるような男に天下を任せられようか(皆がうなずく)。戦に乗じて私服を肥さんとする輩を野放しにできようか。このまま手をこまねいておっても世は騒然。乱世に逆戻りじゃ。
無理強いはせぬ、わしに従えぬものは出て行ってもよい。よってわしはたとえ孤立無援となろうともこれと戦うことに決めた。
すべては戦なき世を作るためじゃ。安寧な世を成せるかは、我らの手にかかっておる。(本多正信が福島正紀に目配せ)
「どうする家康」42話より
先代の信長と秀吉に感謝しつつ、聴衆の情に訴えます。
そして、生々しい状況を連想させるような言葉をならべ、自分は私腹のためではなく世のためだと大義名分を掲げる。
もちろん、去る者は追わないよという姿勢です。
そして、目で合図を送られた福島正紀が
福島正紀:おいみんな!三成に天下を治められると思うか!内府殿とともに。内府殿とともに
山内一豊:(福島の言葉を引き受けて)内府殿とともに、この山内一豊、戦いまする!
「どうする家康」42話より
「鎌倉殿の13人」第42話で演説を受けて口火を切ったのは三浦義村(山本耕史さん)でした。
「どうする家康」では、福島正則です。
演じる深水元基さんは「真田丸」でも同じ福島正則を演じました。そして同じように口火を切る役をされていたのが思い出されて、9年越しのロングパスに鳥肌が立ちました。
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真田昌幸(佐藤浩市さん)の囁き。
「どうする家康」で佐藤浩市さんが演じる真田昌幸の「表裏比興の者(表と裏を使い分けるくせ者)」ぶりは、「真田丸」での草刈正雄さんよりもずっと迷いがない印象を持っていました。
が、長男の嫁の稲(本多忠勝の娘)から沼田城への入城を拒まれた時の、孫たちへの「〇〇〇・・・」というつぶやきに、優しいおじいちゃんの姿を感じました。
「どうする家康」42話の部分は、「真田丸」では第36話あたりです。秀忠の未熟さをついて、昌幸の戦上手が冴えわたります。この機会に「真田丸」との見比べもどうぞ!
伏見城の彦(鳥居元忠)と千世。
鳥居元忠(音尾琢真さん)は、家康が今川家の人質として過ごしていた頃からの家臣。石川数正が父親役、七(平岩親吉)と彦(鳥居元忠)が家康が兄弟のような間柄です。
家康と兄弟のように強い絆で結ばれた家臣だったからこそ、鳥居元忠は伏見城の守り役を家康から任されました。
最初から死に戦でしたが、彦と千代が10日以上も籠城し時間を稼いだことで、家康は関ケ原への備えができ、戦況を有利に運ぶことができました。
伏見城が落城したことを聞いても、文を書く手を止めない家康の姿が見ていて辛かったですね。その思いをくみ取る本多忠勝の涙、守綱の姿もたまりませんでした。
甲冑に身を包んで、火縄銃を放つ千代と共に最期まで戦い抜きました。
数え切れぬ仲間が先に逝った。土屋長吉、本多忠真、夏目広次、ようやくわしの番が来たんじゃ、嬉しいのぉ。
「どうする家康」42話より
家康を守り抜いて、戦場で千代と共に死を迎えることができた彦の表情は晴れ晴れとしていました。
千代も武田の間者として働いていた時、瀬名の思いに心動かれた時、そして彦に嫁いで…と表情が変わってきました。最期はあどけない少女に戻ったようで、幸せだったんだと思いました。
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歴代大河ドラマで石田三成を演じたのは?
歴代大河ドラマで、石田三成は多くの俳優さんが演じられています。
太閤記 | 1965年 | 石坂浩二 |
春の坂道 | 1971年 | 中村敦夫 |
国盗り物語 | 1973年 | 佐山泰三 |
黄金の日日 | 1978年 | 近藤正臣 |
おんな太閤記 | 1981年 | 宅麻伸 |
徳川家康 | 1983年 | 鹿賀丈史 |
春日局 | 1989年 | 伊武雅刀 |
秀吉 | 1996年 | 真田広之/小栗旬 |
葵 徳川三代 | 2000年 | 江守徹 |
利家とまつ | 2002年 | 原田龍二 |
功名が辻 | 2006年 | 中村橋之助 |
天地人 | 2009年 | 小栗旬 |
江〜姫たちの戦国〜 | 2011年 | 萩原聖人 |
軍師官兵衛 | 2014年 | 田中圭 |
真田丸 | 2016年 | 山本耕史 |
「関ケ原の合戦」の予習はこちら↓
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第42話「天下分け目」のキャスト&制作陣
役名 | 俳優名 |
徳川家康 | 松本 潤 |
本多忠勝 | 山田裕貴 |
榊原康政 | 杉野遥亮 |
井伊直政 | 板垣李光人 |
鳥居元忠 | 音尾琢真 |
平岩親吉 | 岡部大 |
千代 | 古川琴音 |
阿茶局 | 松本若菜 |
渡辺半蔵守綱 | 木村昴 |
服部半蔵(回想) | 山田孝之 |
大久保忠世(回想) | 小手伸也 |
徳川秀忠 | 森崎ウィン |
松平信康(回想) | 細田佳央太 |
結城秀康 | 岐州匠 |
稲 | 鳴海唯 |
石田三成 | 中村七之助 |
大谷吉継 | 忍成修吾 |
小西行長 | 池内万作 |
福島正則 | 深水元基 |
黒田長政 | 阿部進之介 |
真田信幸 | 吉村界人 |
真田信繁 | 日向亘 |
嶋左近 | 高橋努 |
宇喜多秀家 | 柳俊太郎 |
小早川秀秋 | 嘉島陸 |
前田利長 | 早川剛史 |
藤堂高虎 | 網川凛 |
山丸親也 | 山丸親也 |
大久保忠益 | 吉家章人 |
茶々 | 北川景子 |
毛利輝元 | 吹超満 |
本多正信 | 松山ケンイチ |
寧々 | 和久井映見 |
真田昌幸 | 佐藤浩市 |
ナレーション | 寺島しのぶ |
脚本 | 古沢良太 |
音楽 | 稲本響 |
演出 | 川上剛 |
「どうする家康」のキャスト一覧はこちらから
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まとめ
2023年大河ドラマ「どうする家康」第42話は「天下分け目」
隠居していた三成がとうとう挙兵し、天下分け目の戦いへと発展していきます。
についてお届けしました。
「どうする家康」ネタバレあらすじまとめはこちらから↓
「桶狭間の戦い」が昔話なのかと、時の経過をしみじみ感じたり、七(岡部大さん)のぐちゃぐちゃな泣き顔に心打たれた42話”天下分け目”でした。
今のうちに1話から見直しておきましょう!放送後7日以内はNHKプラスで、7日過ぎた場合や「どうする家康」第1話からの見逃しイッキ見には、U-NEXTでNHKオンデマンドを。
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「どうする家康」大河ドラマガイド・後編はこちらから↓
第20話以降のあらすじや、豪華な出演者インタビューなど盛りだくさんの内容です。
「どうする家康」大河ドラマガイド・完全版はこちらから↓
オープニングテーマ「暁の空」も収録されている『どうする家康』のサウンドトラックはこちらから↓
本ページの情報は2023年11月時点のものです。最新の情報はU-NEXTサイトでご確認ください。
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