【どうする家康】第16話ネタバレあらすじ「信玄を怒らせるな」再放送は？どこで見る？

2023年大河ドラマ「どうする家康」第16話は、武田軍団のおどろおどろしい「赤」の強さを見せつけられた回でした。そんな中、頼りない家康を支える「チーム徳川」家臣団の結束が見事でした。

・16話を見逃した

・16話「信玄を怒らせるな」のみどころを知りたい

そんな方に向けて、ネタバレあらすじと感想をお届けします。

大河ドラマ「どうする家康」の再放送は、地上波では放送翌週の土曜午後1:05から放送されます。

放送後7日以内はNHKプラスで、7日過ぎた場合や「どうする家康」第1話からの見逃しイッキ見には、U-NEXTでNHKオンデマンドを。

武田信玄（阿部寛さん）の圧倒的な存在感を見せつけられた回でした。赤い軍団のスケール感と、スパルタな鍛え方がローマ帝国を題材にした映画を彷彿させます。

個人的には服部半蔵さんのうつむき加減の物憂げな表情と、いざという時には頼りになる忍者としてのプロ根性が大好きです。大鼠と千世の戦いも見ごたえがありました。

そして、冒頭で 虎松（板垣李光人）に命を狙われたのに無罪放免にする家康。一向一揆の時に裏切った夏目広次が今回話をまとめる役になったことと繋がっていて、家康が今まで種をまいてきた「点」が一本の「線」として繋がっていく印象を受けました。天下統一を成し遂げるには、武力だけではなく、人間力と組織力が必要だと改めて感じた16話でした。

第16話あらすじ（ネタバレ注意）

浜松に居城を移した家康（松本潤）は、井伊虎松（板垣李光人）と名乗る少年に命を狙われます。

遠江の民は徳川を恨んでいるという虎松の言葉に、家康は傷つく。

信玄（阿部寛）に対抗し、家康は上杉謙信との同盟を探るものの、武田方に漏れ信玄を怒らせてしまう。

武田との決戦を避けられないと覚悟を決めた家康は、人質として武田に送っている義弟・源三郎（長尾謙杜）を救い出すが、源三郎から信玄からの言伝を聞いて…。

徳川家康の生涯。

徳川家康の生涯を年表にまとめてみました。第14話にあたるのは、赤字の部分です。

年	出来事
1542年	三河国・岡崎城で生まれる
1547年	尾張国・織田信秀（信長の父）の人質となる
1549年	父・弘常が暗殺される。 駿河国・今川義元の人質となる。
1560年	「桶狭間の戦い」で義元討ち死。岡崎城に戻る。
1562年	織田信長と清須同盟
1563年	今川義元の偏諱である「元」の字を返上し「家康」と名乗る
1563～64年	三河一向一揆（1563～1564）
	この辺り　来週はいよいよここ⇓
1572年	「三方ヶ原の戦い」で武田信玄に敗北。 直後に武田信玄死去。
1582年	「本能寺の変」で信長死去。
1584年	「小牧・長久手の戦い」で羽柴秀吉（のちの豊臣秀吉）と戦う。
1600年	秀吉死後の「関ケ原の戦い」で勝利。
1603年	征夷大将軍に任命。江戸幕府を開く。
1605年	息子・秀忠に跡を継がせる。
1615年	「大阪夏の陣」で豊臣家を滅ぼす。
1616年	75歳で死去。

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オープニング画像が「赤にムカデ！」

ムカデ(百足)がオープニングの映像に出てきました。

ムカデは武田信玄の旗指物（戦場での目印）に使われ、伝令部隊は「百足衆」とも呼ばれていました。ムカデは後退しない習性から「武勇の象徴」ともされたからだそうで、「赤い軍団」の強さと恐ろしさを冒頭からバーンと見せつけられて、恐怖心をあおられました。

長身の武田信玄（阿部寛さん）が富士山を望む岩に堂々と立っている姿は、迫力満点で絵になります。

時々、しくしくと痛むのかお腹を押さえているのが、とても気になりますね…

井伊虎松（板垣李光人）との出会い、家康の態度。

浜松に移動した家康に歓迎の舞を披露する少女たち。しかし、その中にひときわ美しい井伊虎松（板垣李光人）が混じっていました。

家康の命を狙った罪で即刻処刑されてもおかしくないところを、虎松が誰に命じられたわけでもなく、自分の意志で家康を殺しに来たことを知ると、家康は寅松を無罪放免にします。

こやつは、遠江の民の声そのものなんじゃ。この者が、敵となるか味方となるかはわれら次第。

「どうする家康」16話より

家臣団の皆さんが勝機を呼ぶ！

人質となっていた源三郎が、家康に信玄からの言伝(ことづて)を伝えます。

そして、家康はその言葉を家臣団の皆さんに話します。

弱き主君は害悪なり。滅ぶが民のためなり。生き延びたければ、我が家臣となれ。

手を差し伸べるは1度だけぞ。

「どうする家康」16話より

家康は独断では決められない、家臣団の皆は妻子や家来も所領もあるから、各自の意志で決めよ。と言います。

これを聞いて、家臣団の皆さんがそれぞれの思いを発します。家康への信頼と愛に溢れていますね。

①酒井忠次：皆の衆どうする？うちの殿は、この通り頼りないぞ。

②本多忠勝：勝手にするから、ついてこいと言えんとは・・・情けない。

③石川数正：情けない殿の家臣よりは、武田信玄の家臣の家臣の方が我らマシかもしれんの。

④榊原康政：信長とも手が切れますな。代りに、これからは信玄にこびへつらって生きていけばいい。

⑤大久保忠世：この美しい浜松も、苦労して手に入れた遠江も信玄にくれてやりましょう。

⑥七之助：ここまで守り抜いた三河。岡崎も信玄にくれてやりましょう。

⑦鳥居元忠：何もかんも一切信玄にくれてやって、信玄の元でみじめに生きてゆきましょうぞ。

家康：戦っても十に九つは負けるんじゃぞ。

本多忠勝：十に一つは勝てる。その一つを信長は桶狭間でやりましたぞ。

「どうする家康」16話より

家臣団の気持ちが一つになって、家康を動かします。家康に対して絶対的な愛情を持っていることが大前提で、その上で風通しのよい組織ならではの全体総意での決定力です。みんなの決意が固まっていく様を見ているだけで、わくわくしてきます。

それでもためらう家康に、夏目広次がたたみかけます。八段活用のまとめです。

⑧夏目広次：恐れながら、殿。殿には我々家臣がおられるではないですか。 一同で力を合わせれば、知恵を出し合えば、きっと信玄に及ぶと思われます。

「どうする家康」16話より

信玄の姿に圧倒！そして息子の勝頼が登場。

怒った信玄。手始めに家康に攻めかかろうと動き出します。

家臣たちの前での姿が圧倒的な存在感！赤を基調とした鎧が周りの武士とはケタ違いの迫力です。その出で立ちはまさにラスボス。最後の「いざ風の如く進めー！」というひと言で、軍の士気は一気に上がりました。

信玄の息子・勝頼を演じる眞栄田郷敦さんも初登場です。「最強大名の遺伝子を継ぐ若き猛将」そのものですね。家康の義弟・源三郎の話から、武田軍団のスパルタ教育や、その中でも群を抜いて強靭な勝頼の姿が映し出されて、今後の展開に目が離せなくなります。

第16話のキャスト

役名	俳優名
徳川家康	松本 潤
於大の方	松嶋菜々子
酒井忠次（左衛門尉）	大森南朋
本田忠勝（平八郎）	山田裕貴
榊原康政（小平太）	杉野遥亮
鳥居元忠（彦右衛門）	音尾琢真
夏目広次	甲本雅裕
井伊虎松	板垣李光人
大久保忠世	小手伸也
本多忠真	波岡一喜
平岩親吉（七之助）	岡部 大
武田四郎勝頼	眞栄田郷敦
穴山信君	田辺誠一
山県昌景	橋本さとし
大鼠	松本まりか
千代	古川琴音
松平源三郎勝俊	長尾謙杜
服部半蔵	山田孝之
久松長家	リリー・フランキー
石川数正	松重 豊
武田信玄	阿部 寛

「どうする家康」のキャスト一覧はこちらから

第16話の制作陣

脚本	古沢良太
音楽	稲本 響
ナレーション	寺島しのぶ
演出	加藤 拓

まとめ

いよいよ怒ってしまった武田信玄と、武田軍団のおどろおどろしい強さを見せつけられた回でした。そんな中、家康の揺れる心情と「チーム徳川」の組織力が見事でした。

個人的には服部半蔵さんの物憂げな表情と、いざという時には頼りになるプロ根性が大好きです。大鼠と千世の戦いも見ごたえがありました。

このあとも厳しい展開が待っている「どうする家康」。今のうちに1話から見直してみてはいかがですか？

「どうする家康」ネタバレあらすじまとめはこちらから↓　

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