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大河ドラマ【草燃える】4話 頼家無惨 ネタバレあらすじ 郷ひろみ、修善寺、善児はいない

大河ドラマ

1979年放送、大河ドラマ『草燃える』4話では、頼家(郷ひろみ/鎌倉殿では金子大地)が二代目の鎌倉殿になるところからスタートします。

頼家の乱暴な政を見かねて、13人の宿老による合議制が断行されます。

母・政子に反発し、女に溺れる頼家が病に倒れて、頼家が死去する前提で事が進んでいきます。

『草燃える』と『鎌倉殿の13人』キャスト一覧表はこちらから

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4話あらすじ(ネタバレ注意)

頼家の跡を継いで二代目となった頼家は張り切って政務に取り組んでいましたが、思いとは裏腹にサッサと13人の合議制がスタートします。

北条と政子が結託し、対抗して比企が頼家を懐柔していきます。

実権を奪われて悔しくてたまらない頼家は、うっぷんを晴らすかのよう安達盛長(武田鉄也)の娘、安達景盛(日野正平)の妻・瑠璃葉(岡まゆみ)をさらってしまいます。

妻を奪われた安達景盛(日野正平)は頼家に談判しにいきますが、甲斐なく追い払われます。

そして、頼家に安達家を討伐せよと命令され、安達家に向かった頼家の側近5人組に対して、駆けつけた政子が一喝します。

この私に向かって矢を放ちなさい!

「草燃える」総集編4話より

岩下志麻さん、迫力満点で誰も手出しできません。

頼家(郷ひろみ)は「なんでも先回りして、自分をないがしろにする」と母への恨みを募らせます。

いろは
いろは

武田鉄矢さんの息子役が日野正平さんというのも驚きですが、
恋敵が郷ひろみさん。ってすごいキャストです。

梶原景時(江原真二郎)

石橋山で頼朝を見逃して、頼朝側についた梶原景時(江原真二郎)は、66人の御家人の弾劾状に、頼家のいじわるな解釈も加わって「ニワトリを盗むタヌキ、家畜を襲う狼」呼ばわりされます。

こうして、北条と比企の間に立っていた梶原が鎌倉を追われ、京に向かう途中で、頼家が命じた軍勢に討ち取られます。

景時の最後の言葉「わたしのやってきたことは徒労だったのだ、いや、鎌倉自体が壮大な徒労だったのかもしれぬ。」

時を同じくして三浦義澄(早川雄三)も病死し、北条と比企の一騎打ちへと発展していきます。

いろは
いろは

『鎌倉殿の13人』では時政が御家人連名の弾劾状の最後の行に署名していて、りくが最後にその部分を切り取ったシーンがありましたが、『草燃える』総集編では時政の名前は見あたりませんでした。『草燃える』本編では描かれているかもしれないので、本編を見てみたいです。

阿野全成(伊藤孝雄)

『草燃える』4話では(総集編なので場面が少ないのですが)、三浦の策略により全成(伊藤孝雄)が頼家と一幡を呪詛したとして、斬首されます。

知らせを受けた全成の妻・阿波の局=実衣(真野響子)が泣き崩れ、乳母として育ててもらっている千幡(のちの実朝)が横で慰めます。

『草燃える』の阿波の局は、若い頃の気質のまま年を重ねていく設定です。

いつも一言多くて、いらない情報をいらない相手の耳に入れるのに、ひと役買っています。

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病床の頼家(郷ひろみ)

比企と北条の跡目争いが激化していきます。

比企が一幡を連れて鶴岡八幡宮に神馬を奉納すると、北条も千幡を連れて鶴岡八幡宮に神馬を奉納し、お参りします。

病に臥せっている頼家(郷ひろみ)の元に政子(岩下志麻)が訪れます。

乳母家の比企に肩入れしている頼家が政子に向かって「わたしが間違っていても肩を持つのが母親というものでしょう。(実の息子である)自分と千幡のどちらを愛しているのか。」と迫ります。

政子は答えられないままでした。

いろは
いろは

これは比べるものではないです。
頼家も人の親ならわかるでしょうに。

答えると面倒なことになりますし。


少し元気になった頼家、蹴鞠をしていて、桶に一杯の血を吐いて倒れます。

政子が駆けつけ、政子の住まい尼御所に運びなさいと命令します。

生まれてからずっと比企で育った頼家を自分のそばに連れていきたかったのでしょう(時政は頼家の病状を詳細に把握できて好都合だと怖い発言をしていました)。

頼家の死期が近いと思った北条時政(金田龍之介)と義時(松平健)は、千幡を征夷大将軍に任命するよういち早く京に願い入れ、比企を滅ぼしにかかります。

時政が頼家の回復を願って彫らせた仏像の祈願に比企能員(佐藤慶)を呼びます。

そして、比企能員を殺害します。

いろは
いろは

『草燃える』では時房(森田順平)が
『鎌倉殿の13人』では仁田(ティモンディ高岸)が
 比企能員を斬りました。

比企の館にも攻め入り、逃げ出そうとしていた比企一族に対して、義時と義村が一幡を引き渡すようにと迫りますが、若狭局(白都真理)と一幡も炎に身を投げます。

いろは
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「草燃える」では、善児もトウもいません。

義時が政子に比企を滅ぼしたと報告をします。

政子の横で聞いていた妹の全成・妻の阿波の局(真野響子)が「当然の報いよ。」と言っている姿が『鎌倉殿の13人』の実衣(宮澤エマ)に重なります。

義時は全て政子の思う通りになったんだと政子に畳みかけます。義時、怖い。

兄弟の絆がミラクルを起こしたのか、千幡が頼家の口を布で濡らしてあげたことがきっかけで、頼家が病から奇跡的に回復します。そして、政子の口調から比企が滅ぼされた事実を知ります。

三浦家では義村(藤岡弘)、胤常(柴俊夫)、和田義盛(伊吹吾郎)、駒若(京本政樹)がなにやら相談しています。善哉の乳母家としての自分たちの立ち位置を常に確認しています。

政子が「頼家が鎌倉殿ではなく、普通の人に戻ったら、政子の子どもに戻って嬉しい」と言うと、
頼家「北条にはみんな死んでもらうと、それが恩返しだ!」と2人ともおかしくなってきます。
そして、頼家は仁田忠常(中田譲治)に北条討伐を命じますが、失敗。

仁田はその場で斬られ、頼家は修善寺に送られます。

いろは
いろは

『鎌倉殿の13人』では、忠義に厚い仁田(ティモンディ高岸)さんが、
頼家の命に従えず、義時に相談できないまま自害しました。

伊東祐之(滝田栄)

要所要所で伊東祐之(滝田栄)が登場して、義時の心の中を映し出してくれます。
義時(松平健)と伊東祐之(滝田栄)が酒を酌み交わすシーン。


義時「今になって、兄・宗時が考えていたことがわかる。」
義時「頼朝を棟梁として担ぎ出したのは、源氏のためではなく坂東武者の旗揚げ、自らの力で坂東の地に立つためだ。」
義時「あくまで源氏は借り物。俺たちが主体なのだ、坂東の地に生きる武者が主体だったのだ。」
義時「頼朝の間は源氏だったのかもしれないが、今は俺たちの中で最も力のあるものが鎌倉を治めるのだ」

祐之「つまり、北条ということか。梶原や比企や仁田を殺して」
義時「倒さなければ、倒される。力がこの鎌倉を制するのだ。武士にとって、力は正義だ。」

義時の妻・野萩(坂口良子)もその場にいて、不安そうな顔をしています。

頼家出家

頼家が修善寺に送られます。頼家の若手側近として仕えていた三浦胤義(柴俊夫)との涙の別れです。ですが、政子が声をかけても振り向きもしない場面は、『草燃える』と『鎌倉殿の13人』と同じ母子の決別シーンでした。

いろは
いろは

『鎌倉殿の13人』32話では、政子(小池栄子)が頼家の好物の干しアワビを持って

修善寺に行きますが、頼家に拒絶されて、結局会えませんでした。


ブラック・義時(松平健)の差し金で三浦が動きます。頼家が信頼していた三浦義村の弟・三浦胤義(柴俊夫)たちによって、頼家は暗殺されます。

自分の知らないところで話が進み、頼家暗殺を止めることができなかった政子は、善哉(のちの公暁)の乳母父の三浦のところへ行き、「この子だけは絶対に立派に育てます」としっかりと抱きしめます。


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源 実朝(篠田三郎)

千幡が後鳥羽上皇から賜った「実朝」という名前で元服します。

演じるのも子役の松野達也さんから篠田三郎さんになりました。

事実上、北条時政が実権を掌握したことになります。

実朝は美しい音羽姫(多岐川裕美)を京都から御台所として迎えます。

まとめ

『草燃える』4話では、頼家と宿老13人の合議制スタート~実朝に代替わり。と一気に話が展開します。

4話の中だけで、梶原、全成、比企、仁田、頼家、一幡がこの世を去ります。

政子が前面にいますが、裏では時政と義時が手を引いて、御家人のパワーゲームを勝ち抜いていきます。

対立していた比企を滅ぼした今、実朝以外で唯一の源氏直流の後継ぎ・善哉の乳母家である三浦と北条がどう折り合っていくのかに注目していきたいです。

郷ひろみさんが演じた頼家は、『鎌倉殿の13人』では金子大地さんが演じました、二人とも頭を丸めても美しい顔立ちが際立っていて、ブラックな嫌われ者の役をよく演じられたと思います。


架空の人物の伊東祐之(滝田栄)が、義時の心の迷いを投影していて、ドラマの中で大きな役割を担っています。
『草燃える』と『鎌倉殿の13人』のキャスト一覧はこちらから

史実だけを並べていくと、鎌倉時代は血なまぐさい殺し合いばかりですが、『鎌倉殿の13人』ではコメディータッチの部分でフワッとした救いがあり、『草燃える』は男女や親子の愛憎劇に美しい世界を楽しめます。4話では特にねじれた母子の愛が刺さりました。


『草燃える』と『鎌倉殿の13人』の二作品を並べて視聴して、同じように描かれている人、作品によって違う描かれ方をしている人を比べるのも楽しいです。

『草燃える』と『鎌倉殿の13人』キャスト比較一覧表

『草燃える』総集編5話のあらすじはこちらから

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。大河ドラマよ永遠に♪

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管理人いろは

中学2年生の国語の授業で平家物語「敦盛の最期」を勉強して以来、歴史ドラマにはまっています。特にNHKの大河ドラマが大好きです。リアルタイムでテレビを見る時間がないので、あとから見逃し配信を見たり、過去の作品をイッキ見して楽しんでいます。ゆかりの地を訪ねるのも楽しみの一つです。ドラマにほへとでは、管理人いろはが実際に見た大河ドラマの情報をまとめています。PCやスマホでイッキ見する方法も紹介しています。大河ドラマよ永遠に♪

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