【光る君へ】第31話ネタバレあらすじ「月の下で」再放送は？どこで見る？『源氏物語』誕生！

2024年大河ドラマ「光る君へ」第31話では、まひろがついに『源氏物語』を書き始めます。劇伴（BGM）の趣も一気に変わって、感動の新章スタートです。

我が子とは知らないまま娘の賢子を膝にのせる道長。一日中、語り合う道長とまひろ。二人を照らす月の明るさが心に染みる31話でした。

そんなあなたに、ネタバレあらすじとみどころと「光る君へ」31話の視聴方法をお届けします。

大河ドラマ「光る君へ」の再放送は、地上波では放送翌週の土曜午後1:05から放送されます。

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『光る君へ』の放送が始まって8か月。まひろがついに『源氏物語』の執筆を始めました。1話の「約束の月」の約束を果たすかのようなこれまでのさまざまが走馬灯のように浮かんできますね。不条理に死んでいった直秀の「おかしきことこそめでたけれ」という言葉や、亡き夫・宣孝の「人だからじゃの」。全ての言葉がまひろの心に刻まれて『源氏物語』の核になっていきます。

「越前の和紙に物語を書いてみたい。」石山寺でのまひろの言葉を忘れず、美しい越前和紙を届ける道長。「やっと俺の願いを聞いたか」という道長のまなざしは愛そのものですね。

まひろの「きれいな月」というつぶやきは道長への告白です。好きだ嫌いだとストレートには言わず、二人は心の奥で共鳴し合ってここまでもこれからも歩んでいくのでしょう。

第31話あらすじ（ネタバレ注意）

ある日突然、道長（柄本佑さん）がまひろ（吉高由里子さん）を訪ねてくる。道長はまひろに、一条天皇（塩野瑛久さん）に入内するも、相手にされず寂しく暮らす娘・彰子（見上愛さん）を慰めるために物語を書いてほしいと頼み込む。しかし、真の目的は…。

一方、宮中では年下の斉信（金田哲さん）に出世で先をこされた公任（町田啓太さん）が参内しなくなってしまった。事態を案じた斉信が公任の屋敷を訪ねてみると、思いがけない人物と遭遇する。

「光る君へ」ネタバレあらすじまとめはこちらから↓　

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紫式部の生涯。まひろは35歳。

紫式部の生涯を年表にまとめてみました。第31話にあたるのは、赤字の部分です。

年	年齢	出来事	天皇と周辺
966年		三郎/道長が生まれる	円融天皇
970年頃？	1歳	まひろ/紫式部が生まれる
978年	8歳	三郎/道長と出会う 母・ちやはが亡くなる
984年	15歳	まひろが成人する。 父・為時、式部省の役人に。	花山天皇即位
985年	16歳	4月7日道隆主催・漢詩の会	忯子死去。
986年	17歳	為時、解職。	藤原義懐が権中納言に。 一条天皇即位
990年	21歳		藤原定子が一条天皇に入台。 兼家を継ぎ、道隆が関白に
993年	24歳		清少納言が定子に仕える
994年	25歳	都で天然痘が大流行する
995年	26歳		道隆が死去、道兼が死去。 6月 道長が右大臣に 長徳の変
996年	27歳	父・為時の赴任地・越前に同行。	道長、左大臣に。
998年	29歳	帰京。藤原宣孝と結婚。
999年	30歳	長女・賢子（大弐三位）出産。	彰子が一条天皇に入内。 一条天皇と定子に敦康親王誕生
1000年	31歳		定子が皇后、彰子が中宮に。 定子死去。
1001年	32歳	藤原宣孝と死別。
1004年	35歳	『源氏物語』執筆開始。
1005年	36歳	道長の求めで宮仕え開始。 道長の娘・彰子に仕える。
1006年	37歳	宮仕えを放棄→再び戻る。
1008年	39歳	『源氏物語』が人気になる。	一条天皇と彰子の間に敦成親王（後の後一条天皇）誕生
1009年	40歳		一条天皇と彰子の間に敦良親王誕生
1010年	41歳	『紫式部日記』執筆開始。
1011年	42歳	弟・惟規死去。	一条天皇が退位。三条天皇即位。 一条天皇死去。
1012年	43歳		彰子が皇太后となる
1013年	43歳	宮仕えを辞める
1014～31年	44～61歳	紫式部死去（諸説あり）
1028年		道長死去（62歳）

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公任が斉信に出世で追い越された

一歳年下の斉信（金田哲さん）に出世街道で追い抜かされた公任（町田啓太さん）。内裏に出仕しなくなりました。案じた斉信が公任の館を訪ねてきます。

そこへ実資（ロバート秋山さん）もやってきて、斉信さんが公任にかけた言葉そのまんまのセリフをリピートします。なにせロバート秋山さんとはんにゃの金田さんなので、間がコントでした、公任よくぞ吹き出さずにこらえた。と思いました。

公任を演じる町田啓太さんのインタビューによると、この一連の会話は32話への伏線のようです。どんな展開が待っているのか楽しみですね。

インタビュー記事はこちら＞＞ドラマ公式HP 藤原公任役（町田啓太さん）～自分らしく輝ける道を探して

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これまでのシーンが走馬灯のように回収されました。

道長もまひろも、お互いの言ったことを忘れていない感動名場面集です。

いと（信川清順さん）の表情がたまらない

左大臣・道長がまひろに美しい越前和紙を届けに来たシーン。いとのいい人・福丸（勢登健雄さん）が「この家には左大臣さまがやってくるの？」という驚きに対して、まひろと道長のこと、賢子のことも見守ってきたいとが、「そうなのよ」と満足そうな表情で言っていたのが印象的でした。福丸「すごいな。」いと「すごいのよ。」の短い会話に、我が娘を自慢する母のようないとの気持ちが込めれていてジーンときました。

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道長とまひろの語らいの時

まひろが彰子向けに書いた物語を読んで笑っている道長を見て「これじゃない」と思ったまひろ。

まひろが目指すのは明るく笑いを誘うモノではなく、肌のぬくもりを感じて胸に食い込んでくるモノ、もっと言うと「ネクラでうっとうしい陰キャラ」炸裂の物語なのです。

実は物語は彰子にではなく、帝の注意を『枕草子』＝定子からこちら側＝彰子に惹きつけるため。と知ったまひろは、（かつて町辻で代筆をしていた時のように）読む相手の人となりをリサーチするために、道長に一条天皇の全てを話してとお願いします。

一日中、話す道長。じっと聞いて時々質問するまひろ。二人の語らいは飽きることがなく、いつしか夜になっていました。

月を見上げる二人。今まで何度も離れ離れの場所で月を見上げている二人の場面がありましたが、今は横にいます。

まひろ：きれいな月

「光る君へ」31話より

夏目漱石の「アイラブユー＝月がキレイですね」を思い起こしますね（道長は「死んでもいいわ」とは答えませんでしたが）。

道長：誰かが 今 俺の見ている月を一緒に見ていると願って、俺は月を見てきた。

「光る君へ」41話より

まひろ35歳、道長39歳の設定です。「約束の月」で出会った二人がソウルメイトへと大人の愛を育んでいる様子に感動が止まりません。

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「源氏物語」誕生の時

まひろが源氏物語の着想を得て、ウロウロと歩き回り、登場人物を書き留めて、実際に書き始めるシーン。創作の手順がありありと再現されていて、千年前の紫式部の様子を垣間見ているような演出でした。そして、まひろが新しいことにチャレンジする時に流れていたBGMが流れます。降ってくる色とりどりの和紙。「源氏物語」降臨！のシーンです。

越前の和紙に向かって筆を走らせるまひろのバックにはまるで讃美歌のような厳粛な劇伴が流れます。

反田さんのピアノはもとより、エレキギターやハープの音色でどっぷり「光る君へ」の世界へ。胸が打ち震えるサウンドトラックはこちらからどうぞ。

誕生した『源氏物語』を読んだ道長は一条天皇の機嫌を損ねるかもしれないと案じましたが、まひろの強い意志によって「源氏物語」が一条天皇に献上されました。

夜、灯りの下で「源氏物語」を開く一条天皇。

まひろの声：いずれの御時にか、女房、更衣があまたお仕えしている中に、それほど高い身分ではありませんが、格別に帝のご寵愛を受けて栄えている方がおりました。

宮仕いの初めから、我こそはと思いあがっていた方々は、その方を目障りな方として蔑み、憎んでいたのです。

「光る君へ」31話より『源氏物語』冒頭

『源氏物語』の1帖”桐壺”の簡単あらすじはこちらからご覧いただけます。「光る君へ」でのオマージュ拾いも独自に考察していますので、よろしければどうぞ↓

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第31話のキャスト

役名	俳優名
まひろ	吉高由里子
藤原道長	柄本佑
源倫子	黒木華
藤原惟規	高杉真宙
藤原公任	町田啓太
源明子	瀧内公美
あかね	泉里香
藤原斉信	金田哲
いと	信川清順
乙丸	矢部太郎
百舌彦	本多力
敏子	柳生みゆ
きぬ	蔵下穂波
福丸	勢登健雄
一条天皇	塩野瑛久
藤原彰子	見上愛
ききょう/清少納言（回想）	ファーストサマーウイカ
藤原実資	秋山竜次
賢子	福元愛悠
百乃	千野裕子
藤原為時	岸谷五朗
語り	伊東敏恵アナ
作	大石静
音楽	冬野ユミ
テーマピアノ演奏	反田恭平
制作統括	内田ゆき、松園武大
演出	中島由貴

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まとめ

31話は『源氏物語』が誕生した記念すべき回。新章スタートです。

1話「約束の月」で出会ったまひろと道長。人には光もあれば影もあります。互いに様々な道を歩んできた二人。月の下でまた二人の縁が交差していきます。

クライマックスに向けて、賢子をめぐって道長とまひろがどうなっていくのかも気になりますね。

「光る君へ」1話から最新話までのネタバレあらすじはこちらから↓　

今のうちに1話から見直しておきましょう！放送後7日以内はNHKプラスで、7日過ぎた場合や「光る君へ」第1話からの見逃しイッキ見には、U-NEXTでNHKオンデマンドを。

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ドラマ中に流れる音楽が胸が打ち震える素晴らしさです。ぜひ、『光る君へ』のサウンドトラックもお楽しみ下さい↓

大河ドラマガイド・前編はこちらから↓
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大河ドラマガイド・後編はこちらから↓
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