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【源氏物語】三帖「空蝉(うつせみ)」簡単あらすじ&登場人物

『源氏物語』三帖空蝉あらすじと登場人物 光る君へ
『源氏物語』三帖空蝉あらすじと登場人物

2024年大河ドラマ『光る君へ』で、主人公まひろ(吉高由里子さん)がいよいよ『源氏物語』を執筆していきます。

この記事では、全54帖ある超長編「源氏物語」の三帖「空蝉(うつせみ)」のあらすじと主な登場人物を簡単にまとめました。

『光る君へ』では何話のどの辺りに出てきたかについても独自に考察しています。『光る君へ』『源氏物語』の両方を楽しんでいただくきっかけになれば幸いです。

大河ドラマ「光る君へ」の全話のあらすじ&感想はこちらからどうぞ。

三帖「空蝉(うつせみ)」あらすじ。光源氏は17歳

源氏物語ミュージアムの「垣間見る」展示。2024年4月管理人撮影
源氏物語ミュージアムの「垣間見る」展示。2024年4月管理人撮影

「空蝉」のあらすじを一言で表すと

二帖「帚木」で関係を持ったものの、空蝉に拒まれた光源氏は強行突破を図る。が空蝉は寝床に薄衣を残して消えていた。

【簡単あらすじ】二帖「空蝉」垣間見るシーンも

絶世の美女というわけではないけれど、知性とセンスを持ち合わせた空蝉に光源氏は何度もアプローチしますが空蝉に応じてもらえません。空蝉の弟の小君も光源氏を憐れに思って、子どもながらに二人の間を取り持とうと奮闘します。結局、空蝉の邸に突然押しかけた光源氏ですが、空蝉は光源氏の気配を察知して、着ていた薄衣を蝉の抜け殻のように脱ぎ捨て、その場を去ります。

源氏は空蝉がいないことに気付きながら、うっぷんを晴らすかのように隣で寝ていた空蝉の継娘・軒端の荻と関係を持ちます。

光源氏に心奪われながら、身分が違い過ぎることと、自分の立場をわきまえすぎて空蝉は二度と光源氏を受け入れることはありません。

はかなげな中に、芯が強く頑固な面のある空蝉を、光源氏は生涯忘れることなくたびたび思い起こします。

いろは
いろは

空蝉の弟の小君が、子どもながら姉の空蝉ではなくて光源氏の肩を持つのが平安時代独特の価値観なのかしら。と思いました。

三帖「空蝉」の主な登場人物

光源氏:17歳。

空蝉:伊予守の若い後妻。一度は源氏と関係を持つが、その後は拒み通す。

軒端の荻(のきばのおぎ):空蝉の継娘。若くて豊満な体つきで明るい性格。空蝉と囲碁をしている姿を光源氏が垣間見る。空蝉の代わりに光源氏と関係を持つ。

三帖「空蝉」のポイント:癪にさわるけど忘れられない女

一度は関係を持った空蝉と光源氏。ですが、その後空蝉は頑なに光源氏の誘いを拒みます。空蝉の弟の小君も光源氏の味方をするほど、袖にあしらわれる感じです。こうなると引っ込みの付かない光源氏。ある日、ついに邸に忍び込んで寝屋に侵入します。

いろは
いろは

光源氏は完全に不法侵入ですし、立ち聞き、のぞき見、いえ「垣間見る」姿に、ユーモアすら感じてしまいます。

空蝉も本心では光源氏に恋していて、一度きりの逢瀬が忘れられない。でも、もう逢わない、でも忘れられるのは嫌…。文のやり取りで見え隠れする女心。光源氏は空蝉を恋しく思わずにいられません。

うつせみの 葉に置く露の 木隠れて 忍び忍びに濡るる袖かな

「蝉が抜け殻を残して去ってしまった木の下で、もぬけの殻のように衣を残していったあなたの人柄に、やっぱり心惹かれます。」

いろは
いろは

空蝉が抜け殻として置いてきてしまった衣が効いてます。見るたび、触れるたび、衣に着いた残り香が漂うたび、空蝉のことを思い出してしまいますよね。

「光る君へ」では何話のどの辺りに出てくる?

石山寺・本堂の提灯
石山寺・本堂の提灯

15話”おごれる者たち”

まひろ(吉高由里子さん)とさわ(野村麻純さん)が石山詣に出かけます。そこで出会ったのは『蜻蛉日記』の作者・寧子(財前直見さん)。そして、寧子の息子・道綱(上地雄輔さん)も合流して話が盛り上がります。

夜も更け、まひろは月を見に外にいます。あらら、道綱はまひろと間違ってさわに迫ります。

『源氏物語』のそのまんまオマージュだと、道綱とさわは関係を持つ流れですが、「光る君へ」では道綱がさわに謝って未遂に終わり、反対に道綱に好意を抱いていたさわとまひろとの仲がビミョーになります。

34話「目覚め」で公任、斉信、行成、女房たちが読み上げる

34話ではまひろ/籐式部の書く『源氏物語』が宮中で大人気になっています。当代一の文化人・公任(町田啓太さん)や斉信(金田哲さん)、行成(渡辺大知さん)、女房たちがリレーのように読んでいるのは「空蝉」でした。

15話と34話のあらすじは↓のリンクからお読みいただけます。

「光る君へ」で描かれた「空蝉」のシーン
いろは
いろは

光源氏と道綱の性格の違い?『源氏物語』と『光る君へ』の読者の感性の違いに配慮して等、色々思いますが、とにかく平安時代はおおらかな時代ですね。

いろは
いろは

34話で「空蝉」が読み上げられる場面はジーンときました。

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まとめ

三帖「空蝉」の簡単あらすじと、「光る君へ」における「源氏物語」のオマージュを探りました。

「源氏物語」の再現フィルムではなく、ひとひねりある「光る君へ」。伏線があり過ぎて、深読みし過ぎてしまうかも知れません。

いろは
いろは

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大津と宇治の大河ドラマ館レポはこちらからお読みいただけます。

『源氏物語』は54帖の超大作。スキマ時間を利用して3か月かかってやっと読破しました。前半で目の疲れに悩まされて、耳の読書を色々試してみました。その様子はこちらからお読みいただけます。
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「源氏物語」を読んでみたい方におすすめ7選!

『源氏物語』原文は文字数約100万文字(といってもイメージ沸きませんよね)、400字詰め原稿用紙で約2400枚と言われています。現代語訳だと注釈の言葉も入ってくるので、とんでもない長編小説です。

一番売れている現代語訳は角田光代さん版。2024年8月時点で7巻まで刊行されています。

角田光代さんの現代語訳はまだ全部刊行されていないので、今すぐ読みたい方は瀬戸内寂聴版か与謝野晶子版をおすすめします。

よし!と読み始めたものの、須磨の巻あたりでギブアップするのを「須磨がえり」(高床式倉庫のネズミ返しみたいなもの?)と言うらしいですが、二帖”帚木”で「どの巻もこんなに長いの~」と思って諦める人も多いと聞きます。

私は七帖”紅葉賀”辺りで目が疲れてオーディオブック併用にしました。オーディブルだと収録時間は『源氏物語・与謝野晶子版』で70時間。瀬戸内寂聴版で135時間くらいです。途中寝てしまったり、意識を失いながら、約3か月で聴き終わりました。

いきなり100万文字の大海に漕ぎ出さず、とにかくざっくり『源氏物語』を味わいたい方には、田辺聖子さんの『新源氏物語』がおススメです。一帖”桐壺”がなくて二帖”帚木”から始まっていて、ぎゅっと詰まっています。

参考文献としておススメなのは「紫式部の欲望」。作者の酒井順子さんの着眼点が面白くて、今のご時世だと非難されてしまうかもしれない見解も楽しく読めました。

「イギリスは美味しい」など英国エッセイでご存知の方も多いかもしれない国文学者の林望先生の源氏物語関連本は、分かりやすく古典に寄せた知見を読めます。「くり返し読みたい」シリーズは特に絵が多くて優しい内容です。

真打ちは林望先生の「謹訳源氏物語」。林望先生の「謹訳平家物語」もとてもいいのですが、源氏物語も読みやすくて、リンボー先生独特の品があります。前書きを読むと内容が予想できるので、ネタバレ不要の方はご注意下さい。

※本ページの情報は2024年9月時点のものです。最新の情報はU-NEXT、各公式サイトでご確認下さい。

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管理人いろは

中学2年生の国語の授業で平家物語「敦盛の最期」を勉強して以来、歴史ドラマにはまっています。特にNHKの大河ドラマが大好きです。リアルタイムでテレビを見る時間がないので、あとから見逃し配信を見たり、過去の作品をイッキ見して楽しんでいます。ゆかりの地を訪ねるのも楽しみの一つです。ドラマにほへとでは、管理人いろはが実際に見た大河ドラマの情報をまとめています。PCやスマホでイッキ見する方法も紹介しています。大河ドラマよ永遠に♪

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