2023年大河ドラマ「どうする家康」第35話では、いよいよ家康が上洛します。石田三成との出会い、真田昌幸との攻防、秀吉の母・仲と井伊直政にも目が離せません。
そんなあなたに、ネタバレあらすじとみどころと「どうする家康」35話の視聴方法をお届けします。
大河ドラマ「どうする家康」の再放送は、地上波では放送翌週の土曜午後1:05から放送されます。
放送後7日以内はNHKプラスで、7日過ぎた場合や「どうする家康」第1話からの見逃しイッキ見には、U-NEXTでNHKオンデマンドを。
35話「欲望の怪物」は、家康が秀吉を支えて天下一統を誓う回でした。
先週はラグビーW杯で放送がお休みでしたが、35話からタイトルバックも一新され、最終章に入ったんだなぁとしみじみ感じました。
石田三成が登場したり、真田昌幸に手こずったりとストーリー展開にも目が離せませんが、35話は特に(土ほこりの舞う戦いのシーンがなかったせいかもしれませんが)映像美が際立っていました。
大阪城で秀吉に謁見する際、城内を颯爽と歩く松本潤さんの美しい姿。石田三成と満点の星空を見上げながら語らう2人の後ろ姿。女性陣の衣装もあでやかになってきて、戦いのない世がそこまできている感じがしました。
「どうする家康」は全話を通じて「青」の色合いが美しいと感じます。艶があって輝きのある青が随所にちりばめられていて、どこか幻想的な世界観を作り出しています。前半の山場だった今川氏真(溝端淳平さん)の青は藍色に近くて、戦国の物悲しい印象が強かったです。阿部寛さんと眞栄田郷敦さんが率いた武田の赤や、秀吉の金色が映えるのは青がベースになっているからですね。
第35話あらすじ(ネタバレ注意)
秀吉(ムロツヨシさん)は母・仲(高畑淳子さん)を、家康(松本潤さん)の上洛と引き換えに人質として岡崎へ送る。
秀吉は家康を歓待する中、妻の寧々(和久井映見さん)や弟の秀長(佐藤隆太さん)を紹介し、諸大名の前で「陣羽織」を使って一芝居打ってくれと頼みこむ。
大坂を発つ前夜、秀吉から北条・真田の手綱を握る役目を任された家康は、一人の男と出会い興味を持つ。それは豊臣一の切れ者と名高い石田三成(中村七之助さん)だった。
「どうする家康」ネタバレあらすじまとめはこちらから↓
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徳川家康の生涯。
徳川家康の生涯を年表にまとめてみました。第35話にあたるのは、赤字の部分です。
年 | 出来事 |
---|---|
1542年 | 三河国・岡崎城で生まれる |
1547年 | 尾張国・織田信秀(信長の父)の人質となる |
1549年 | 父・弘常が暗殺される。 駿河国・今川義元の人質となる。 |
1560年 | 「桶狭間の戦い」で義元討ち死。岡崎城に戻る。 |
1562年 | 織田信長と清須同盟 |
1563年 | 今川義元の偏諱である「元」の字を返上し「家康」と名乗る |
1563~64年 | 三河一向一揆(1563~1564) |
1572年 | 「三方ヶ原の戦い」で武田信玄に敗北。 直後に武田信玄死去。 |
1575年 | 「長篠・設楽ヶ原の戦い」 |
1579年 | 「築山殿事件」 |
1582年 | 「本能寺の変」で信長死去。 |
1584年 | 「小牧・長久手の戦い」で羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)と戦う。 |
この辺り | |
1600年 | 秀吉死後の「関ケ原の戦い」で勝利。 |
1603年 | 征夷大将軍に任命。江戸幕府を開く。 |
1605年 | 息子・秀忠に跡を継がせる。 |
1615年 | 「大阪夏の陣」で豊臣家を滅ぼす。 |
1616年 | 75歳で死去。 |
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タイトルバックが変わりました(最終形)
「どうする家康」35回からタイトルバックが大きく変わりました。戦国時代が終わって、町ができ、そして江戸幕府へと繋がっていくんだなぁとワクワクしますね。
お気づきの方も多いと思いますが、公式HPのビジュアルも松本潤さんのド迫力大アップが追加されています。口ひげに少し白いモノが混じっていて、シブいです。
もう「気弱な青年」ではなくゴッドファーザーなのだということが、ひしひしと伝わってきます。
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映像美
特に印象的なシーンは、
・大阪城で秀吉の面前に向かって、松本潤さんが皆の前を颯爽と歩いていくシーン(11分50秒頃)
・石田三成と、満点の星空をバックに語り合っているシーン(24分40秒頃)
です。カメラアングルも素晴らしくて、衣装の色味も松本潤さんの立ち姿も。とセットの隅々まで全て美しいと感じました。
皆さんもU-NEXTで、何度も再生して、ゆっくりご覧になってくださいね。
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秀吉のふるまいの意味
弟・秀長(佐藤隆太さん)と、妻・寧々(和久井映見さん)が秀吉の脇をがっちり固めています。
秀長:人を知るには下から見上げるべし。人は自分より下だと思う相手を対する時、本性が現れる。だからみっともねえなまりを使い、卑しきふるまいをして、常に一番下から相手の本性を、よう見極めるのだと。
寧々:こうも言っとりました。信用できると思えたのは2人だけ。信長さまと徳川殿。お二人とも裏表がないと。
家康:どこか得体のしれぬ御仁と思っていた殿下も、腹を割って話してみれば我ら同じ。少し安堵いたしました。良いお身内をお持ちでございますな。
「どうする家康」35話より
秀長と寧々にこんな風に言われて、家康は実際ホッとしたと思います。頼り甲斐のある身内に恵まれているのも結局のところ秀吉の人間力だと感じました。
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秀吉の母・仲の「幸せ」とは
家康が上洛するのと引き換えに、秀吉の母・仲(高畑淳子さん)が人質として岡崎にやってきます。
見目麗しい井伊直政を付き添わせて、仲は嬉しそうにしていますが、仲にとっての「幸せ」もっと言うならば、34話で家康に嫁いできた秀吉の妹・旭姫(山田真歩さん)にとっての「幸せ」とは何なんだろうと考えさせられた場面でした。
仲がもともと武家の出だったら、息子・秀吉の大出世、それを自分が支えることこそ「幸せ」と思えたのかもしれません。例えば、信長の妹・お市の方だったら、身内のために人質になることを我が本分と感じたのではと思います。
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時代の変わり目
家康が星を見上げる石田三成(中村七之助さん)と出会います。
夜空に輝く星や、世界のことについて楽しそうに語らう家康と三成。
その様子を見ていた酒井忠次(大森南朋さん)がしみじみと言います。
殿は戦の話ではなく、ああいう話をしたかったんだなぁ。
「どうする家康」35話より
戦なき世がそこまで来ている、そんな気がするわい。
「どうする家康」の家康は、おままごとをしたり、わらで人形を作ったりするのが好きな心優しい少年でした。白兎の弱い心を持ったプリンスです。
そんな家康が、空に輝く星や、野に咲く美しい花について語り合うのは、瀬名(有村架純さん)以来かもしれません。
もう少しだけ早く、石川数正(松重豊さん)が見た「戦なき」世界を家康と共有できていたら、展開が違っていたのかもしれませんね。
石田三成との今後の関わりにも注目していきたいですね。
第35話「欲望の怪物」のキャスト&制作陣
役名 | 俳優名 |
徳川家康 | 松本 潤 |
酒井忠次(左衛門尉) | 大森南朋 |
本多忠勝(平八郎) | 山田裕貴 |
榊原康政(小平太) | 杉野遥亮 |
井伊直政 | 板垣李光人 |
鳥居元忠(彦右衛門)(回想) | 音尾琢真 |
大久保忠世 | 小手伸也 |
平岩親吉(七之助) | 岡部大 |
旭 | 山田真歩 |
稲 | 鳴海唯 |
於愛の方 | 広瀬アリス |
石田三成 | 中村七之助 |
老婆 | 柴田理恵 |
柴田勝家(回想) | 吉原光夫 |
真田信幸 | 吉村界人 |
商人 | 片桐伸直 |
織田信長(回想) | 岡田准一 |
羽柴秀吉 | ムロツヨシ |
羽柴秀長 | 佐藤隆太 |
本多正信 | 松山ケンイチ |
寧々 | 和久井映見 |
仲 | 高畑淳子 |
石川数正(回想) | 松重豊 |
真田昌幸 | 佐藤浩市 |
ナレーション | 寺島しのぶ |
脚本 | 古沢良太 |
音楽 | 稲本響 |
演出 | 村橋直樹 |
「どうする家康」のキャスト一覧はこちらから
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まとめ
35話「欲望の怪物」は、家康が上洛し、石田三成と出会い、真田昌幸との攻防もあり、秀吉の母・仲と井伊直政にも目が離せません。
についてお届けしました。
「どうする家康」ネタバレあらすじまとめはこちらから↓
松山ケンイチさんは、いつでも何か食べていたい人なんですね。
今のうちに1話から見直しておきましょう!放送後7日以内はNHKプラスで、7日過ぎた場合や「どうする家康」第1話からの見逃しイッキ見には、U-NEXTでNHKオンデマンドを。
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本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の情報はU-NEXTサイトでご確認ください。
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