大河ドラマ『べらぼう』第19話「鱗の置き土産」の主要キャストを徹底解説します。「本」が繋いだ鱗形屋と蔦重の縁が胸アツの回です。大文字屋をしのぶ「カボチャの会」と、誰袖の鬼のような所業に笑ってしまう展開も。
・19話「鱗の置き土産」の主なキャストと相関図や役どころを知りたい。
・『べらぼう』再放送は?どこで見れる?全話を見たい!
というあなたにお届けします。
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【三行あらすじ】19話「鱗の置き土産」
・鱗形屋が店を畳むことになり、蔦重は恋川春町の獲得に乗り出す
・江戸城では後継者争いが大奥でドロドロ化
・蔦重は、鱗形屋から「塩売文太物語」の版木を譲り受ける
19話「鱗の置き土産」のあらすじ&みどころについては、こちらで詳しくお届けしています↓
19話「鱗の置き土産」の最新版キャスト相関図
主要なキャストの最新版の相関図をまとめてみました。

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主人公・蔦屋重三郎/蔦重(横浜流星さん)
19話が放送された5月18日はカンヌ映画祭に出席していた横浜流星さんと渡辺謙さん。19話で須原屋さんが言っていた「波に乗ってるやつは強いね」をリアルで体現している、蔦重に喝采を送りたいです」。
鱗形屋の商いを奪ってしまってものの、その罪滅ぼしにと、鱗形屋の細見を毎年500部ずつ須原屋にお願いして代わりに仕入れてもらっていた蔦重の行いがここで報われます。

蔦重が日頃言っている「結局、人ってのはそういうものんだ」という心意気が巡り巡って自分に帰ってくる瞬間です。
もともと鱗形屋も逆恨みだと思っていたので、ここからの展開はまさに「神回」。『金々先生栄華之夢』の案思を鱗形屋と蔦重が練っている時を思い起こさせる、テンポのよい企画会議、構想練りの場面が流れてきます。
そして、明和九年の大火で焼け残った版木を鱗形屋が蔦重に譲るシーン。「おー!ここにもオマージュを散りばめるのか~!」と感動の嵐に襲われた方も多いのではないでしょうか。
蔦重と瀬川を繋ぐ『塩売文太物語』は、蔦重が生まれる前の年1749年に鱗形屋が刊行した赤本(子供向けの絵本)。19話で、蔦重は義理の父・駿河屋市右衛門からお年玉をもらって、初めて買った絵本が『塩売文太物語』だったと、涙を流しながら鱗形屋に話します。

瀬川との思い出だけでなく、鱗のダンナとも、「本」との縁もここから始まっているなんて、脚本の妙に身震いがきました!
鱗形屋が版木を譲った、蔦重と瀬川を繋いだ『塩売文太物語』について、こちらで詳しくご紹介していますので、ご興味ある方はぜひ併せてお読みください。
蔦重を毛虫のように嫌っていた恋川春町とも、一緒に本を作ることになった蔦重。蔦重の人間力だからこその離れ業が続きます。

朋誠堂喜三二や歌麿たちが膝を突き合わせて企画を練っている姿。見ているとワクワクしますね。
北川豊章(加藤虎ノ介さん)は、鳥山石燕の門下・志水燕十として仲間に加わっています。
鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助さん)
須原屋と共に「江戸で店を開いた本屋」として、そして、青本を先駆けて刊行し、常に第一線で活躍していた地本問屋の鱗形屋。
明和9年の大火で大きな被害を受けた後、偽版で捕まり、V字回復できないまま、また手代が同じ偽版事件を起こし、スキマを蔦重に商いを奪われる形になり。いよいよ店を畳むことになりました。
今回、蔦重を恨んだまま退出するのは後味が悪いなぁ…と思っていたので、恋川春町を巡って蔦重と和解して協力できたことは本当に良かったと思いました。

鱗形屋と蔦重は、「本屋」のプライドとモノ作りへの信念で共鳴し合いました。
鱗形屋が刊行した『塩売文太物語』が蔦重の大事な一冊だったなんて、なんて粋なストーリー展開なんでしょう。
鱗形屋も「ウチの本を読んだガキが本屋になるなんて、びっくりがしゃっくりすら~」と嬉しそうでした。蔦重にとってもお宝中のお宝です。

「本」ってすごいですね。
恋川春町(岡山天音さん)
義理堅い「武士の鑑」の恋川春町。自分の藩のせいで鱗形屋が偽版を作り、捕らえられたことをずっと申し訳ないと思い、ここまで鱗形屋専属の絵師・戯作者を貫いていました。
今となっては、蔦重とがっちりタッグを組んでいる朋誠堂喜三二とも、恋川春町は仲良しで、以前は一緒に仕事をしていました。

そんなこんなで、蔦重が恋川春町を口説き落とそうとする時に、朋誠堂喜三二が春町の性格を読んだ戦略を蔦重にアドバイスします。
鱗形屋から鶴屋に恋川春町は移籍しますが、商才に長けた鶴屋は恋川春町と考え方が合わないようで、恋川の才能は潰れてしまいそうな勢いです。
「その人が、何に悩み、何を求めているのか」に敏感な蔦重。自分を「毛虫みたいに」嫌っている恋川春町の獲得に乗り出します。

「100年先の江戸」を見る。なんてすごい夢が出てくるとは。ミラクル過ぎる展開ですね。
喜多川歌麿(染谷将太さん)
蔦重と一緒に暮らして、すっかり心が落ち着いた様子の歌麿。蔦重に同行する姿や、ちょっとしたヒントを思いつく姿は子どもの頃の唐丸そのものです。
恋川春町の絵については、「何ともいえない味がある」といって、絵の上手い下手は練習すれば描けるが、味は天分みたいなものだと蔦重に話します。

歌麿も勘所が分かっていて、蔦重の仕事の運び方等、すごく勉強になっている様子で、お互いに高め合っている姿が素晴らしいと感じました。
歌麿を演じる染谷さんが『浮世絵ミステリー』に出演されていて、歌麿に関する史実や描いた絵に触れて、だんだんと役作りをしている様子に期待が高まりました。静かにひたひたと歌麿を感じていらっしゃる様子でした。
染谷将太さんは『べらぼう』で大河ドラマ出演5作目です。
過去の大河ドラマ出演作は
特に『麒麟がくる』での、明智光秀に相対する狂気と、孤独をはらんだ織田信長像が非常に印象的で、それまでの織田信長像を塗り替えられました。
大文字屋の花魁・誰袖(福原遥さん)
19話では、鬼のような所業を行った誰袖(福原遥さん)に、笑ってしまいました。

蔦重も誰袖を「大奥で毒を盛るような女」と言ってました笑
蔦重を慕っているのと同時に、日々を楽しく前向きに生きている誰袖の姿に力をもらえます。
演じる福原遥さんは、1998年生まれ、子役の頃から活躍され、『ゆるキャン△』シリーズの主人公・リンや、『正直不動産』シリーズ、朝ドラ『舞いあがれ』主人公・舞を演じられました。大河ドラマは初出演です。
大文字屋市兵衛(伊藤淳史さん)
「カボチャの親父さま」と呼ばれていた大文字屋。
当初は女郎にはカボチャを食べさせときゃいいんだ。と忘八の極みの発言をしていましたが、俄祭りでは若木屋と「雀踊り対決」で吉原への熱い思いを展開したり、蔦重のために吉原のために人肌脱ぐようになってきました。
16話では、胸を苦しそうに押さえる姿や、最後には倒れてしまったので、病状を心配していたのですが、19話ではお亡くなりなってしまい「偲ぶ会」では、カボチャ尽くしのお料理が並びました。

寂しさを通り越して、コントを見ているようでした。
そして極めつけは、臨終に大文字屋の花魁・誰袖にむりやり筆を握らされて「蔦重が500両で誰袖を身請けするのを承諾する」という証文を書かされる場面。

こんなこと強要されていたんですね。恐るべし誰袖。
第19話の主要キャスト一覧
主要な登場人物を表にまとめました。
第19話の主なキャスト |
蔦屋重三郎:横浜流星 喜多川歌麿:染谷将太 次郎兵衛:中村蒼 【吉原】 誰袖:福原遥 大文字屋市兵衛:伊藤淳史 【戯作者】 朋誠堂喜三二:尾美としのり 恋川春町:岡山天音 北尾政演:古川雄大 志水燕十:加藤虎ノ介 【江戸市中】 鱗形屋孫兵衛:片岡愛之助 長兵衛:三浦獠太 藤八:徳井優 鶴屋喜右衛門:風間俊介 西村屋与八:西村まさ彦 須原屋市兵衛:里見浩太朗 【江戸城】 徳川家治:眞島秀和 田沼意次:渡辺謙 知保の方:高梨臨 大崎:映美くらら 宝蓮院:花總まり 高岳:冨永愛 種姫:小田愛結 鶴子:川添野愛 語り(九郎助稲荷):綾瀬はるか |
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第19話の制作陣(抜粋)
脚本 | 森下佳子 |
音楽 | ジョン・グラム |
テーマ音楽指揮 | 下野竜也 |
時代考証 | 山村竜也 |
版元考証 | 鈴木俊幸 |
戯作考証 | 棚橋正博 |
風俗考証 | 佐多芳彦 |
吉原風俗考証 | 山田順子 |
近世美術史考証 | 松嶋雅人 |
古文書考証 | 大石泰史 |
建築考証 | 三浦正幸 |
衣装デザイン | 伊藤佐智子 |
三味線指導 | 清元斎寿 |
江戸ことば指導 | 柳亭左龍 |
廓ことば指導 | 園英子 |
インテマシーコーディネーター | 浅田智穂 |
演出 | 大嶋慧介 |
インテマシーコーディネーターについては、『50ボイス』の記事で詳しくご紹介しています。よろしければどうぞ>>『べらぼう50ボイス』番組に携わる50人にインタビュー
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まとめ
第19話は、鱗形屋と蔦重が分かり合えて、『塩売文太物語』のもう一つの縁が解き明かされた回でした。恋川春町が描く100年先の江戸が楽しみですね。
大文字屋(伊藤淳史さん)と誰袖で、こんな展開が繰り広げられているとは思いもよらない回でもありました。
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