運命のいたずらか、天命なのか。八重と義時の幸せな日々が終わりを迎えます。
重さと明るさの両方が詰まった「鎌倉殿の13人」21話のあらすじと感想をお届けします。
奥州で義経と藤原家が滅び、御家人の間に後味の悪さが残ります。
「鎌倉殿の13人」21話や、1話からの見逃しイッキ見には、U-NEXTのNHKオンデマンドで。
>>こちらの記事で『鎌倉殿の13人』のあらすじネタバレを全話紹介 しています。
頼朝の言葉
義経を死に追いやったことを悔いる小四郎に向かって、頼朝が言葉をかけます。
頼朝「小四郎、悔やむな」
小四郎「申し訳ありません。」
頼朝「自分のしたことが正しかったかどうか、自分で決めてどうする。決めるのは天だ。」
小四郎「バチがあたるまでと。」
頼朝「天が与えた罰ならわしは甘んじで受ける。それまでは突き進むのみ。」
「鎌倉殿の13人」21話より
「人事を尽くして天命を待つ」ということわざがありますが、頼朝には強烈な目的があり、自分がその使命を負っていると確信しているので、絶対的な強さがあります。
八田知家が鶴丸を連れてきた
鎌倉のインフラ整備を行っている八田知家が、親を亡くした鶴丸を連れてきます。
善児に殺された八重の息子「千鶴丸」と一文字違いの「鶴丸」に、八重は運命を感じて、実の息子・金剛とともに愛情を注いで育てます。
八重を演じる新垣結衣さんの優しさの中に芯のある演技に引き込まれます。ずっと義時のそばにいてほしかったです。
「あなたがいなければ、源頼朝だって今もただの流人」
義時は、頼朝の言われるがままに非道なことをしていると悩んでいます。
八重が義時を励まします。
「あなたがいなければ、源頼朝だって今もただの流人」
「あなたが今の鎌倉をおつくりになられたのです。」は言い過ぎですけど。
最愛の人にこんな風に言われて、義時は救われます。
八重もまた、「小四郎どのでよかった。」と。素敵なシーンです。
13話「幼なじみの絆」も併せてご覧ください。
13話「幼なじみの絆」や1話からのイッキ見にはU-NEXTのNHKオンデマンドで
「オンタラクーソワカー」by 大姫
時政とりくの間に男子が生まれた祝いに、北条家が集まりました。
メンバーは、
時政、りく、政子、義時、八重、実衣、全成、畠山、ちえ、稲毛、あき、時房、大姫の北条一族勢ぞろいです。
大姫、改め「あおい」のスピリチュアルさが、際立つシーンです。
イワシの頭を取るのは、節分の厄除け?鎌倉時代からあった風習なのかも?と妙に感動します。
八重が身寄りのない子を15人世話していると聞き、また、畠山重忠の動きに対し、りくが持ち前の政治感覚を炸裂させ、一喝します。時政はたじたじで、運慶の元に行く口実で逃げます。
運慶との出会い
2つの場面が同時進行していきます。
義時は運慶と出会い、八重は三浦義村と子どもたちを川遊びに連れていきます。
運慶はこの後のストーリーでも何度か義時の前に登場し、その時々の義時の心を投影することになります。
33話「修善寺」では、「悪い顔だが、まだ救いはある。おのれの生き方に迷いがある。」と言われ、
44話「審判の日」では「気の毒が先に立ってな」と言われます。
時政が運慶に依頼して彫らせた仏の眼差しに、誰もが懐かしさを覚えます。
八重さんは鶴丸を助けて…
八重は、溺れた鶴丸を助けて命を落とします。
わが子の千鶴丸を川で死なせた因縁なのでしょうか。
こういう最期を迎えるとは予想していなかったので、衝撃が走りました。
一緒に川に行っていた三浦義村が鶴丸を助けますが、八重は見つかりません。
政子に事の次第を報告に行った義村が、心配する足立遠元に言います。
義村「かわいそうだが百に一つも助かる見込みはないな。小四郎もほとほと運のない男だ」
「鎌倉殿の13人」21話より
本当は助けられなかったことを悔いているはずの義村。小四郎に対する申し訳なさの裏返しの言葉です。
まとめ
21話「仏の眼差し」は、見るのがつらい内容でした。
13話でようやく思いが通じ、幸せな夫婦生活を送ってきた小四郎と八重に突然襲い掛かった悲劇。
これも天命なのでしょうか。
こののち、八重に助けられた鶴丸は小四郎と八重の息子金剛(のちの泰時)から片時も離れず、泰時の好い時も悪い時も全部支えていきます。
>>こちらの記事で『鎌倉殿の13人』のあらすじネタバレを全話紹介 しています。
今までの退場者はこちらから復習できます。
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本ページの情報は2022年11月時点のものです。最新の情報はU-NEXTサイトでご確認ください。
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