この記事では、さかのぼって10話の感想をお届けします。
9話では、頼朝や御家人が鎌倉入りを果たし、平氏討伐と同時に鎌倉幕府を作り上げていきます。
京にも劣らない都を作るということで、色々な人が鎌倉に集まってきます。
頼朝の弟4人も鎌倉に勢ぞろいしました。
一方、傷心の八重に、義時の「キノコ作戦」が展開されたのも10話です。キノコ神話を信じて疑わない義時に春は訪れるのでしょうか。
>>こちらの記事で『鎌倉殿の13人』のあらすじネタバレを全話紹介 しています。
足立遠元(大野泰広)登場
わたしはラッキーなことに、去る8月21日、横浜で開催された「大河ドラマ「鎌倉殿の13人」中川大志 大野泰広 スペシャルトークin横浜」を観覧したのですが、そこで、生大野さんを拝顔しまして、それ以来、応援しておりまして、イベントの日からTwitterもフォローさせていただいております。
足立遠元は10話で初登場しました。頼朝の指示ということでしたが、突然現れた感はいなめませんでした。
実衣が、足立遠元のことを「今日、あれが一番得体が知れない。怪しい。」と言っていました。
大野さんがトークイベントで『鎌倉殿の13人』の出演オファーが来た時「130人の1人に選ばれたことが嬉しくて、マネージャーさんと喜びをかみしめていたのに、まさか13人の宿老の足立遠元に起用されるとは思わなかった。」と、当時の様子を語られていました。
トークイベントのことをSNSでアップする際は「#まぼろしの鎧」をつけることになった経緯など、色々な撮影秘話が聞けました。
イベントの模様はこちらから
御家人のために坂東を固める>平家を討伐
10話では、道に迷って到着が遅れた蒲殿(源範頼)、義円も鎌倉入りし、頼朝5兄弟が勢ぞろいしました。
義朝の | 母は | ||
頼朝 | 三男 | 由良御前 | 伊豆流人 |
範頼 | 六男 | 遠江の遊女 | |
全成 | 七男 | 常盤御前 | 出家・醍醐寺 |
義円 | 八男 | 常盤御前 | 出家・円城寺 |
義経 | 九男 | 常盤御前 | 鞍馬寺→奥州・藤原氏 |
兄弟が勢ぞろいしたので、いざ平家討伐といきたいところですが、御家人たちの地盤を固める方が先決です。まず、常陸の佐竹討伐に向かいます。
超ポジティブ思考の義経
佐竹を攻める妙案が出てこず、まずは使者を出そうという話になります。
血気盛んな義経が、自分に任せてくれと息巻きます。
「戦は一人でするんもんじゃない」と、経験豊富な上総広常にがつん!と言われます。
上総「戦の経験は?」
義経「ない!」
上総「経験もないのに結構な自信じゃないか」
義経「経験もないのに、自信もなければ何もできない、違うか!」
義経のこの超ポジティブ思考、見習いたいです。自己肯定感マックスです。
義経はこの後、壇ノ浦に至るまで、数々の妙策を繰り出して連戦連勝していきます。正真正銘「戦をするために生まれてきた男」です。
ただ、政や世知に疎いので、義経の運命は傾いていきます。
上総広常、導火線短い!
佐竹に「おまえ老けたなー」と言われて、プチンと切れた上総広常。佐竹を斬り捨ててしまいます。
上総広常も坂東武者の典型で、回りくどいことは苦手で、導火線の短い武士です。
気のいい、ちょい悪オジサンな上総広常は、佐藤浩市さんにピッタリな役だと思い見ています。上総広常は所領や力がそこまでなかったら、今でも鎌倉で活躍されていたかもしれないです。
義時のキノコ作戦
だれから聞いたのか、「おなごはみな、キノコが好きだと思っていました。」発言です。
頼朝から「八重は小鳥が好きでな、キノコは好かん」とはっきり教えてもらっているのに、義時のキノコ作戦は、この後も続いていきます。八重さんだけにではありません。そもそもを考えると、義時に「キノコが好き」という話を吹き込んだのは、三浦義村ではないかという気がしてなりません。草餅のお返しとか?
対する八重さんは、頼朝と亀の決定的瞬間を見せられて、ショックが隠せません。そこで、眼中にない義時からのキノコですので、何を考えてるの?となるのは当然です。
ですが、頼朝が義時に「八重と一緒になれ」と言い出します。義時の恋心はどうなっていくのでしょうか。『鎌倉殿の13人』は、荒々しい戦いだけでなく、現代風のラブコメディーが盛り込まれていて、毎回ドキドキしながら見てしまいます。今のところ、全然いけてない義時が、恋にも政にもだんだんと頭角を現していく過程を見守りたいと思います。
まとめ
義時(小栗旬)が八重さんを一途に思っている姿がけなげです。30話を過ぎた辺りからの息子・泰時の姿がオーバーラップします。今の義時を見ていられなくなったら、また10話に戻ってこようと思いました。義村が教えたかもしれない「キノコ作戦」。義時が息子の泰時にまで伝授するようになっています。
10話「根拠なき自信」を見直してみて、頼朝の兄弟が4人集まっていたことをとしみじみ思いました。「全部、大泉のせい」ではありますが、退出者それぞれのキャラをじっくり見ていくことで、生き残れるかどうかの境目が見えてきました。
放送された時点では、その回を夢中で見ていましたが、今は、前半部分の話からの流れで、なるほどと思うことがたくさんあり、全く違った楽しみ方ができるので、『鎌倉殿の13人』すごいと思います。
まだ『鎌倉殿の13人』を見ていない方も、何話か見たけれど見逃している方も、ぜひ1話からのイッキ見をおすすめします。
>>こちらの記事で『鎌倉殿の13人』のあらすじネタバレを全話紹介 しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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