1995年公開、真田広之さんが主人公・東洲斎写楽を演じ、フランキー堺さんが蔦屋重三郎を演じた映画『写楽』について
・みどころやキャストを知りたい!
・どこで見れる? 視聴方法を知りたい!
・大河ドラマ『べらぼう』との見比べは?
・写楽の浮世絵はどんなのか知りたい!
という方に向けてお届けします。

主人公は真田広之さん演じる東洲斎写楽。写楽研究家として名高いフランキー堺さんが蔦屋重三郎を演じておられます。大河ドラマ『べらぼう』で今後放送される、日本橋に「耕書堂」を構えて以降の物語が繰り広げられていますので必見です!!
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真田広之さんが主演の映画『写楽』で描かれているのは寛政3年~7年の頃。蔦重が日本橋に「耕書堂」を移転した後の寛政の改革の真っただ中なので、『べらぼう』の今後の予習になるのと、『べらぼう』11話で登場した芝居小屋や浄瑠璃、歌舞伎が、映画『写楽』制作当時、当代きっての歌舞伎役者さんで映像としてよみがえっています。大河ドラマ『べらぼう』初回からネタバレあらすじとみどころ
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映画『写楽』のみどころ
映画『写楽』では、謎の浮世絵師・東洲斎写楽が、真田さん演じる稲荷町(役者)だったという設定が最大のみどころです。真田さん演じる稲荷町の役者が市川團十郎が登るハシゴで足を砕くというセンセーショナルな冒頭シーン。その後、大道役者・とんぼとして町辻で舞う姿や身のこなしが、実に美しく軽やかで見とれてしまいます。決めのポーズひとつひとつに艶があります。

真田さんの身体能力の高さだけでなく、大河ドラマ『太平記』主演の時にも感じた、遠くを見つめているような少し影のある表情が最大の魅力です。
『べらぼう』の今後の展開では、5話”蔦に唐丸因果の蔓”で姿を消した唐丸(渡邉斗翔くん)が、大人になって東洲斎写楽として再登場するのか?という予想が主流ですが、生い立ちや経緯を自由に創作できるところが、謎に包まれた「東洲斎写楽」という絵師の面白いところだと思います。
映画『写楽』は、写楽の研究家として名高いフランキー堺さんの長年の夢が実現しての映画化ということで、企画総指・脚色もフランキー堺さんご本人がされて、自ら蔦屋重三郎を演じた渾身の作品です。
史実を照らし合わせると、蔦重は42歳前後なのですが、フランキー堺さんが演じるとかなり風格がある印象です。

映画の後半で「耕書堂」が取り壊され蔦重が手鎖をはめられて生活するのですが、演じるのがフランキー堺さんなので、逆境を笑い飛ばすような演技がみごとです。
『べらぼう』の後半にも、蔦重が財産を没収され、手鎖をかけられる場面が登場するのだろうと予想しますが、横浜流星さんが40代の蔦重をどのように演じられるのかが、今から楽しみでなりません。
その上、今後『べらぼう』でも放送される日本橋の「耕書堂」の様子や日本橋の橋の様子、日本堤のもっと手前の方から遠目に見た吉原の灯りや、花魁道中など、吉原の様子が情感たっぷりに描かれていますので、『写楽』と『べらぼう』の両方を倍楽しめます。
映画『写楽』は、配給が歌舞伎の松竹。スポンサーにはTSUTAYAや『べらぼう』でも浮世絵の場面で登場されているアダチ版画研究所が協力されているなど、クレジットを見るだけで、最高の技を結集し、本気で江戸中期を再現している映画だということが伝わってきます。→【TSUTAYA】と『べらぼう』の蔦屋重三郎との関係は?
歌舞伎のシーンは、今も「金毘羅歌舞伎」が行われている香川県琴平町の金丸座で行われ「暫(しばらく)」や「曽我五郎」を思わせる豪快な演目を中村富十郎さんが演じているという贅沢三昧。
東洲斎写楽を知らない方にとっても、また大河ドラマ『べらぼう』を新たな視点で楽しめること間違いなしです。
注目のキャストは?
「写楽」研究家・フランキー堺さんが制作されてこともあって、これでもかという多彩な登場人物とストーリーも色々交錯するので、主要なキャストをざっとご紹介させていただきます。
主人公は、前述の通り真田広之さんが演じられます。その他大勢の稲荷町役者だった「十郎兵衛」。足を砕いて歌舞伎の舞台に立てなくなって、おかん(岩下志麻さん)に誘われた大道役者では「とんぼ」と名付けられます。母(余貴美子さん)が砂絵師だったこともあり、その絵の才能を蔦重に見出されて「東洲斎写楽」として売り出すことになります。
写楽を見出した蔦屋重三郎を演じるのはフランキー堺さん。蔦重を見限って鶴屋喜右衛門(有川博さん)に乗り換える絵師・喜多川歌麿を演じるのは佐野史郎さん。エキセントリックな役どころです。
上方を旅したのち、蔦重の元にやってくる幾五郎(十返舎一九)を片岡鶴太郎さん。蔦重からハッパをかけられる絵師・鉄蔵(葛飾北斎)を永澤俊矢さん。大田南畝を竹中直人さん、真田広之さん演じるとんぼと行動を共にするも、ひと花咲かせようと上方に旅立つ俵蔵(鶴屋南北)を六平直政さんが演じられています。

十返舎一九役の片岡鶴太郎さんは『べらぼう』では、妖怪絵の名手・鳥山石燕として、今後登場予定。そして鶴屋南北役の六平直政さんは『べらぼう』では吉原・五十間道にある「つるべ蕎麦」の店主半兵衛を演じておられます。
倉蔵(瀧澤馬琴)を高場隆義さん。蔦重と同年代の絵師・山東京伝を河原崎長一郎さんが演じられています。たくさんの絵師や戯作者たちが、幕府の弾圧を恐れ、逃れながら、入れ替わり立ちかわり吉原や江戸市中で絵に戯作にしのぎを削る姿が描かれています。
オリジナルキャクターとしては、大道役者を率いるおかん役を岩下志麻さん。歌麿が熱を上げる花魁・花里を葉月里緒菜さんが演じられています。花里は黒ネコをかわいがっていて、妖艶な花魁へと成長していき、逃げた黒ネコを世話するとんぼが花里の「間夫(マブ)」になって、歌麿の嫉妬を買うことになります。
当時、『写楽』の共演でスキャンダルが取りだたされた真田さんと葉月さん。当時はこの話題ばかりで残念でしたが、江戸時代の芸術文化や市井の人々のリアルの表現が素晴らしい作品『写楽』ですので、ぜひこの機会にご覧いただきたいです。

歌舞伎界からは、松平定信を坂東八十助さんが、市川團十郎を中村富十郎さんが、岩井半四郎を中村芝雀さん、市川男女蔵を市川團蔵さんが演じられていて、本物のお囃子やセリフ回しに胸が躍ります。
監督は篠田正浩さんです。篠田監督は岩下志麻さんの夫なので、岩下志麻さんがオリキャラとして登場するのは必然なのかもしれません。とんぼといい仲になったり、とんぼを最後まで面倒みる本作には欠かせない役どころです。
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映画『写楽』あらすじ
18世紀の江戸。江戸庶民文化の興隆に危機感を抱いた老中・松平定信(坂東八十助さん)は厳しい弾圧を加えようとしていた。
危機感を抱いた歌麿(佐野史郎さん)は版元の蔦屋(フランキー堺さん)を見限り別の版元へ鞍替え。するとその後、蔦重の店で「東洲斎写楽」を名乗る絵師の役者絵が売り出され…。
浮世絵師・東洲斎写楽の代表作は?
『写楽』の代表作といえば必ず紹介される「役者大首絵」を2枚ご紹介します。
1.三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛

1枚目は『三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛』です。寛政6年に上演された『恋女房染分手綱』の登場人物・江戸兵衛を描いたもの。
ここに掲載の画像は下地が白ですが、実際には「雲母摺(きらずり)」と呼ばれる技法で、背景が灰色でキラキラした粉を散りばめて作られています。
浮世絵を手で持って動かすと光の反射で、地の色がキラキラ光って役者が際立って見えるという蔦重が考案した手法です。
大泥棒が今にも悪事を働こうとしているがッと開いた緊張感あふれる手、そして真一文字に結んだ口は真っ黒ではなく、灰色で惹かれていることで、今にも動き出しそうな躍動感を感じさせます。
2.市川蝦蔵の竹村定之進

『市川蝦蔵の竹村定之進』は、寛政6年に上演された「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)」が題材です。不義の娘のために切腹する父親の切腹寸前の姿が描かれています。
こちら掲載の画像は下地が白ですが、実際には「雲母摺(きらずり)」と呼ばれる技法で、背景が灰色でキラキラした粉を散りばめて作られています。
ぎゅっとにらんだ顔の表情とは裏腹に、組まれた両手の指の絡みからは娘への気持ちと死にゆく父の憐れが切々と伝わってきます。

写楽は蔦重のプロデュースの元、この『三世大谷鬼次奴江戸兵衛』と『市川蝦蔵の竹村定之進』を含めた28枚の役者絵で華々しくデビューしました。
映画『写楽』の作品概要
作品名 | 写楽 |
ジャンル | 歴史ドラマ |
上映時間 | 138分 |
監督 | 篠田正浩 |
原案 | フランキー堺 |
脚本 | 皆川博子 |
キャスト | とんぼ(齋藤十郎兵衛・東洲齋寫樂):真田広之 蔦屋重三郎:フランキー堺 おかん:岩下志麻 花里:葉月里緒菜 喜多川歌麿:佐野史郎 松平定信:坂東八十助 市川團十郎:中村富士郎 おふじ:加藤治子 おさと:新橋耐子 岩井半四郎:中村芝雀 市川男女蔵:市川團蔵 玉衣:宮崎ますみ 太田南畝:竹中直人 山東京伝:河原崎長一郎 大番頭与兵衛:津村鷹志 瀬川富三郎:篠井英介 鶴屋喜右衛門:有川博 年増女郎:土屋久美子 番頭新造:富沢亜古 左吉:大川浩樹 権助:千葉哲也 老人客:浜村純 とんぼの母親:余貴美子 俵蔵(鶴屋南北):六平直政 倉蔵(瀧澤馬琴):高場隆義 幾五郎(十返舎一九):片岡鶴太郎 ほか |
公開 | 1995年 |
映画『写楽』を観た感想(ネタバレなし)
謎に包まれた写楽を「真田広之さんが演じるなら」とあて書きされたような設定が、まずいいなと思いました。
「写楽」は、実は稲荷町の役者という登場の仕方や、大道役者の素晴らしいアクションシーンで真田さんの魅力が大いに発揮されているので、写楽が絵を描くシーンはあまり多くないのですが、他の絵師や戯作者の創作シーンとのメリハリがありました。
主役級の登場人物がかなり多いのは、原案を立ち上げたフランキー堺さんが江戸中期の芸能とポップカルチャーをリアルに描きたかったからだろうと推測します。活躍した人たちを漏らさず全員集合している印象で、生き馬の目を抜くような攻防が実際にあちこちであったのだろうと臨場感いっぱいに伝わってきます。
今では放送できないだろう痛そうで残酷なシーンや、血もいっぱい流れます。写楽がキラ星のように現れて、8か月で消えてしまった理由は、本当に映画『写楽』の通りだったのでは。と思いました。

若い頃、歌舞伎が好きで歌舞伎座や新橋演舞場に通っていた管理人は金丸座での中村富士郎さんや坂東八十助さんを見られて感激でした。
まとめ
映画「写楽」について
・どんな作品なの?みどころを知りたい!
・キャストを知りたい!
・どこで見れる? 視聴方法を知りたい!
・写楽の浮世絵ってどんなの?
という方に向けて、お届けしました。

謎に包まれた東洲斎写楽を真田広之さんが演じた『写楽』。フランキー堺さんの蔦重もいっぱい登場します。大河ドラマ『べらぼう』で今後放送される、日本橋の「耕書堂」の様子をぜひどうぞ。
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