2022年12月25日(日)PM8:00、NHKサイトで公開された「今だからこそ、大河について話そう」は、「鎌倉殿の13人」主人公北条義時を演じた小栗旬さんと、「どうする家康」主人公徳川家康を演じる松本潤さんの夢の対談を収録した17分の動画です。
今回は
- まだこの対談を見ていない
- 「鎌倉殿の13人」から抜け出せない
- 小栗旬さんから松本潤さんへのバトンタッチを応援したい
方に向け、対談の内容に触れながら、小栗さんと松本さんの思いを感じていきたいと思います。
なお、この動画は「鎌倉殿の13人」「どうする家康」両公式サイト上で公開されていますので、
お好きな方から、ぜひご覧ください。
「鎌倉殿の13人」番組公式ページはこちら
「どうする家康」番組公式ページはこちら
わたしはU-NEXTでNHKオンデマンドを毎日視聴していて、
「鎌倉殿の13人」無限ループ中ですが、
この対談をしっかり味わって、
「鎌倉殿」から「家康」へバトンタッチできればと思います…。
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演じ切った小栗旬さんと、放送を控えた松本潤さん
松本潤さんが「どうする家康」の主演オファーを受けるかどうかの頃から、そして昨年6月に「どうする家康」の撮影が始まって以降も常に近況報告していたお二人。
「ごくせん」「花より男子」共演以来、大親友の二人だからこそ話せるような話を、せっかくだから話そうということで実現した企画だそうです。
小栗旬さんの今の心境
この対談の時にはクランクアップされていた小栗旬さんですが、最終回が放送されて、また改めてやっと全部終わったという心境だとのことです。
松本潤さん:「鎌倉殿の13人」最終話は、主人公・義時の最期が剛速球の終わり方だったと思うけど、台本でそのストーリーを見た時にどう感じたの?
小栗旬さん:すげぇラストを三谷さん、書いてきたなと思ったよ。
「今だからこそ、大河について話そう」より
小栗さんは、自分たちがやってきたことで言うと、確かにこの終わり方しかないかもしれないね。と政子役の小池栄子さんとも話したそうです。
三谷さんも考えて考えてこの最期しかなかったのはよく分かる。
そして、みんな(プロデューサー陣)が、よくこの最後も許したなぁと思ったそうです。
「鎌倉殿の13人」ラストシーンについて
松本潤さん
「今だからこそ、大河について話そう」より
誤解を恐れずに言うと、賛否でいうところの否が出る可能性もあるような「あ、死んだな」「え、終わったな」「え、これで終わり?」という感じがあったから。
「鎌倉殿」を見続けた視聴者の皆さんが、どう思うんだろうと、松本潤さんは出演する側の人間としてすごいザワザワしたそうです。
小栗さんは、どういう風に受け止められるかについては期待と不安があったけど、ずっと48話を見続けてきてくれた人たちの大半は、こういう終わり方だったんじゃない、という風に受け取ってくれているからと思われたそうで、
小栗旬さん
「今だからこそ、大河について話そう」より
一緒に「鎌倉殿」を見てきてくれた人たちは、俺たちとおなじようなところで気持ちが着地してくれてるんだなと感じた。
小栗さんのこの言葉に涙が止まりません。
ただ、ラストシーンを演じるにあたってはすごいプレッシャーを感じて、前日の夜はそわそわしていたそうで、松本潤さんがラストシーン撮影前に小栗さんに会ったそうで(松本潤さんも大河の写真撮影があってNHK入りしていたそうです)、普段プライベートで一緒にいる小栗さんとは明らかにテンションの違う、すごく気合入っている小栗旬だったと思われたそうです。
「鎌倉殿」最終話に出演した松本潤さん
最終回の冒頭に松本潤さん演じる家康のシーンがあって、驚いた方も多いと思います。
三谷さんが書いた、松本潤さんの出演シーンの台本を見た時に
「これ、(ぼくだけ)浮かない?」
「鎌倉殿」の最後に出るのにふさわしいのかみたいなところは撮影していても思ったし、オンエアを見た時もこれで大丈夫なのかなって思った。
「今だからこそ、大河について話そう」より 松本潤さんコメント
松本さんの本音が聞けるのも、小栗さんとの対談ならではだと思いました。
不思議な縁に導かれ…
松本潤さんが「どうする家康」の主演が決まった時点から、小栗さんと話している中で、
昔からの友人である小栗くんが大河の主役をしている、そして松本潤さんがその次の大河の主演をやるとなった時に、せっかくだから、どんな形でもいいから、旬の作品にちょっとでも参加させてもらえないかな。というような話をしていたそうです。
(松本潤さんは、「小栗くん」「旬」と呼んでいて、プライベートでは「旬」と呼んでいるんだろうな、二人の仲の良さが伝わってきました。)
ここからは奇跡が起こります。
- ある時急に旬が三谷さんと会話することに
- 三谷さんに「実はそういう話があるんです」
- 三谷さんが「なるほど」
- 三谷さんから「ものすごく面白いことを思いつきました」メール
- 三谷さん「吾妻鑑」の「承久の乱」を読んでる家康にしよう!
まさか「鎌倉殿」に徳川家康で出られると思っていなかった松本潤さん。
しかも、本当に家康の愛読書が「吾妻鑑」で、家康の代で改めて編纂させたという流れがあって、不思議な縁みたいなところがある。と小栗さん。
本当に不思議なご縁ですね、そして三谷さん降臨!
「どうする家康」撮影が半年経過して~松本潤さん
クランクイン当初、家臣団の皆さんと名古屋で集中して撮影できた時に、大河ドラマ初出演で、初主演で、どういう風にやっていったらいいか、と悩む瞬間があって…
小栗旬さん
そうか、そうか大河・初なんだね。俺たちはそれをいただいちゃったわけね。「鎌倉殿の13人」48話の冒頭で。松本潤さん「そうですよ。」
小栗旬さん「松本の初大河を(鎌倉殿でいただいてしまいました)」
「今だからこそ、大河について話そう」より
ということで、松本潤さんの大河初出演は「どうする家康」ではなく、
出演歴でいうと「鎌倉殿の13人」になりました。
松本潤さんは「どうする家康」の撮影中、家臣団の皆さんに「ぼくは今こういうことを思っていて、こういう風にやりたいけど、こういうことが不安で」と包み隠さず話したところ、
松重さんや南朋さんたち家臣団の皆さんは「大丈夫だ、好きにやっていいし、みんなで全力で神輿を担ぐから、好きにやってくれ」と言ってくれたとのことで、
松本潤さんは、自分が集中して自分がやるべきことをやろうとする。をみんながサポートしてくれている感を、日々感じていらっしゃるそうです。
家臣団の皆さんの懐に飛び込む殿のまっすぐさと、全力で支える家臣団の皆さん。
すでに「松本潤さんの家康」の姿が。
小栗旬さんは、「殿」の松本潤さんが羨ましい
小栗さんの大河出演は「鎌倉殿の13人」で8作目となります。
過去に出演した大河ドラマ(「西郷どん」は「殿」という呼称なし)の現場では、主人公は「殿、殿、殿」と呼ばれていたそうです。
小栗さんも「鎌倉殿の13人」で主演オファーが来た時に、これで「殿」と呼ばれる。と思っていたのに全然で、ほぼ味方もいない状況だったので、「殿」感を味わえなかったのは大河主演としては残念だったと思っていて、そこだけは松本潤さんが羨ましい。とのことです。
そして、殿・家臣団という関係が作れて、預けられるところは預けながら作っていくというところはいいな。と思うとのことです。
大河ドラマの主役を張ってきた小栗さんならではのコメントだと思いました。
「鎌倉殿の13人」への思い~小栗旬さん
第1話の放送前夜が一番そわそわしていたという、小栗旬さん。
そして、この話が刺さったら、きっと最後まで走れるなと思っていたのが、第15話「足固めの儀式」だったとのことです。
第15話「足固めの儀式」は上総介が無常にも粛清される前半の最大の山場。
小栗さん演じる義時のターニングポイントでもあります。
第15話の台本を受け取った時に、小栗さんは「三谷さん、すげーな!」と武者震いしたそうで、オンエアのあと「よし、いける!」と思われたそうです。
きっと、もしかすると潤にもそんな話がどこかで生まれてくるかもしれないね。
「今だからこそ、大河について話そう」より
「どうする家康」で松本潤さんが楽しみにしているシーン
松本潤さんも、どの話の中にも「あ、ここが肝だな」と思う場面があって演じておられるそうですが、中でも「ここはしっかり演じたいなと思う話がある」とのことで、小栗さんが「もう撮った?」と尋ねると、
楽しみにしている2つは、まだこれからなんだけど、このシーンどういう風になるかな。どうしようかな。と自分で思っているシーンは、何度か部分的には乗り越えられたのかなと思うところもあるし。
そういうのが日々あるから…一発勝負というよりも、(大河ドラマは)長いから、毎回大事だけれども、持続力みたいなものが必要なんだな。と感じる。
その中で、自分らしく、この作品らしい、このチームらしい表現ができるといいなと思うね。
「今だからこそ、大河について話そう」より
楽しみにしている2つがどの話なのか、わくわくしますね。
謎の蓄積~小栗旬さん
「鎌倉殿の13人」38話、時政(坂東彌十郎)とのシーンとの時に、松本潤さんは小栗さんに「すごくいい回だったね」と連絡したそうです。
その時に、小栗さんが「謎の蓄積」の話をしていたそうで、松本潤さんの印象に残っているそうです。
こんな表現、こんな感情に出会えると思っていなかったよ。
こうやって長く続けてきたことでしか、味わえないような、本当にギフトのようなものが所々ある。それを(松本潤さんも)感じられたらいいね。
「今だからこそ、大河について話そう」より
38話の時政パパとの別れのシーンでは、チーフ演出の吉田さんから「父上と過ごしてきた小四郎で構いません」と言われた中での撮影で、時政パパと面と向かって話し始めたら、小栗さんの中にこんな感情が沸き上がってきたそうです。
わぁ嬉しいな、なんかこんなに自分の中で気持ちってあふれ出てくる。みたいな。
芝居なんかしなくていいんだ。みたいなことになったのは、やっぱりいい体験だった。
「今だからこそ、大河について話そう」より。小栗旬さんのコメント。
ドラマなどの撮影で、今まで経験しているのは一番長い現場でも4~5か月。(大河ドラマは)1年4~5か月共に歩んできた人たちとの芝居って、ある意味本当に奇跡みたいなことで、自分の想像を超えたものがどんどん出てくるのが、
こんなに積もっていたものなんだな。
「今だからこそ、大河について話そう」より。小栗旬さんのコメント。
感情が出来上がっているのに、表現ができる日があればできない日もある。大河ドラマで感じたあの感覚は後にも先にもそうない。一人を48回50回かけて描いていく作品は、仕事としてやっぱり面白い。
うまくいくときもいかない時も全部ひっくるめて、絶対損にはならない。
作品がどう評価されようが、どんなことがあろうが、1年半一人の人間をやり続けたっていうことは、俳優という仕事を続けていく上では、ものすごい色んな得がいっぱいあるからね。
小栗さんの口から演じる側の「大河ドラマ」の醍醐味を聞けたことで、
「鎌倉殿」にハマった理由が分かった気がしました。
まとめ
親友の二人だから、芝居に真剣に向き合っている小栗旬さんと松本潤さんだからこその珠玉の対談でした。
お二人が互いにリスペクトし合って、本音で対談している姿に非常に感動し、お二人の発する一言一言を宝石のように感じました。
NHKさんには、
この動画と大河ドラマの公式ページの永久保存をお願いしたいです。
今回は
- まだこの対談を見ていない
- 「鎌倉殿の13人」から抜け出せない
- 小栗さんから松本さんへのバトンタッチを応援したい
方に向け、対談の内容と小栗さんと松本さんの思いをお伝えしました。
この動画は「鎌倉殿の13人」「どうする家康」両公式サイト上で公開されています。
「鎌倉殿の13人」番組公式ページはこちら
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