『鎌倉殿の13人』37話は、畠山重忠粛正が招いた反発で時政が権力を奪われ、りくが反撃、北条家が分裂していく回です。そして、タイトルの「オンベレブンビンバ」の謎が解けました。
37話のざっくりしたあらすじや感想をまとめます。
わたしは、U-NEXTでNHKオンデマンドを契約し、まるごと見放題パックを使って『鎌倉殿の13人』を何度も楽しんでいます。
鎌倉殿の13人 37話 オンベレブンビンバの答え
ネット上でも「オンベレブンビンバ知ったかぶり選手権」と、ずいぶんにぎわっていました。
答えは、21話「仏の眼差(まなざし)」で、大姫が教えてくれた「これを唱えるといいことが起こる」まじないワードでした。八重さんも全成も、重忠も笑って北条家団らんの一コマでしたね。
みんな、記憶をたどって思い思いの呪文を唱えだしました。
政子「ウンダラホンダラゲー」
義時「ピンタラポンチンガー」
実衣「ウンタラクーソワカー」
なんとなく「ポンタラプーソワカー」ということになりました。みんなで大合唱。
ナレーションを聞いて、すっきりしました。全成がいたら、即座に分かっていたでしょうね。
昔を懐かしんで、畑も作っていました。時政たちの着物の袖のたくし上げ方を見てへーと思いました。
きっとこれが最後の北条家一家団らんの場面です。
若くて美しい妻たち、初、千世、ちえ
泰時の妻、初(福地桃子)
のえから誘われても、自分軸を失わない初の姿。見ていて安心します。泰時は安泰です。
実朝の妻、千世(加藤小夏)
品があって美しいですね。実朝を気遣っている様子も初々しくて好感度高いです。
アジの小骨も千世に取ってもらって、実朝には早く心を開いてほしいですね。
重忠の妻、ちえ(福田愛依)
政子や義時たちの妹で、重忠に嫁いだちえ。21話で重忠と仲睦まじい様子でした。
愛する夫や息子も殺されて絶望のどん底にあると思いますが、りんとした態度で所領の権利を拒否するところは、あっぱれ「武士の鑑」の妻!です。
三浦胤義と阿野時元に注目
義村の弟、三浦胤義(岸田タツヤ)
三浦義村の弟で、策士の兄・義村を後ろで支える、実直な武士の役です。
もし、北条宗時が生きていたら、義時も胤義のような存在だったのかもしれません。
『草燃える』では、三浦胤義を柴俊夫さんが演じていまして、
頼家(郷ひろみ)が一番頼りに思っていた家臣でしたが…
全成と実衣の息子、阿野時元(森優作)
全成が謀反の疑いをかけられた時に、修行中だった京の寺で殺害されたのは、別の息子・頼全です。
阿野時元は実朝と幼い頃から一緒に育ったと言っていました。
父・頼朝と全成は兄弟ですので、主従関係ではなく、実朝と兄弟くらいの感覚を心の底では抱いているような気がします。
今後、母・実衣の愛情によって、時元の未来が変わってくる予感がします。
宮沢りえ演じる、強欲なりく
権力欲と息子の政範が急死したが混ざってカオスとなり、りくがかなり強欲になっています。
完全に憎まれ役のりくですが、宮沢りえさんが演じると、どこか小悪魔的な魅力があって、時政が「りくの喜ぶ顔が見たい」という気持ちがわかります。
宮沢りえさんは、『鎌倉殿の13人』以外にも、たくさんの作品に出演されています。
特におすすめなのは「大河ドラマ 江 姫たちの戦国」での、茶々→淀役は、息をのむような美しさです。
「大河ドラマ 江 姫たちの戦国」もU-NEXTで見れます。
最後に
『鎌倉殿の13人』37話は、きっとこれが最後の北条家そろっての一家団らんでした。
「オンベレブンビンバ」の謎が解けて、すっきりしましたが、どことなく物悲しい回でした。
父の背を見て勉強中の泰時と、時房のお餅をぐちゃぐちゃ触ってしまう柔らかさが、明日への希望です。
また、三浦が重要な位置にあることが再確認された回でもありました。三浦義村が乳母父の善哉に勝算があったら、と思うと、義村の風を読む力に感嘆します。
ずっと仲良しだった北条一家の物語が、ここから変わってきます。38話は確実に次のフェーズに進む予感がします。
>>『鎌倉殿の13人』のあらすじネタバレを全話紹介 はこちらから。
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★本ページの情報は2022年9月時点のものです。最新の情報はU-NEXTサイトでご確認ください。
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