いよいよ頼家が率いる鎌倉幕府の新体制が始まります。
27話「鎌倉殿と13人」では、宿老13人が決まっていく様子に注目です。
この記事では、27話のネタバレあらすじと蹴鞠(しゅうきく・けまり)についてもお届けします。
若き頼家は、頼朝亡き後の大きな空白を埋めることができるのでしょうか。
27話のあらすじ(ネタバレ)
土御門通親(関智一)から源頼朝(大泉洋)の死を知らされ、思案する後鳥羽上皇(尾上松也)。鎌倉では宿老たちが居並ぶ中、新たに鎌倉殿となった源頼家(金子大地)が自身の方針を表明。これに北条時政(坂東彌十郎)と比企能員(佐藤二朗)は共に困惑し、梶原景時(中村獅童)は賛辞を贈る。その様子を政子(小池栄子)に報告した義時(小栗旬)は、弟・北条時連(瀬戸康史)と愛息・頼時(坂口健太郎)を頼家のもとへ送り出し……
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/27.htmlより引用
十三人、揃い踏み
13人の決まり方、なるほどと納得しました。実際にこういう風に決まったのではと思える展開でした。さすが三谷幸喜さん。
画面に数字が出てきて、わかりやすいです。
合計13人になるまでの足し算をしていきます。
- 文官4人三善康信・大江広元・二階堂行政・中原親能
- 取り次ぎ梶原景時 +1=5人衆
- 比企比企能員 +1=6人衆
- 北条北条時政 +1=7人衆
- 比企派安達盛長 +1=8人衆
- 北条派三浦義澄・和田義盛 +2=10人衆
- 比企派八田知家 +1=11人衆
- 北条派足立遠元 +1=12人衆
- ラスボス北条義時 +1=13人衆
13人の名前のおぼえ方は、以前三谷幸喜さんご自身がご紹介されていました。
キャストも紹介していますので、👇よろしければご覧ください。
https://dramani-hoheto.com/kamakuradono-13cast/
27回では、畠山重忠(中川大志)や三浦義村(山本耕史)が入っていない経過も描かれていました。
「じいさん三段活用」など義村の名言集はこちらをどうぞ↓
13人衆の対抗馬、若手6人衆登場
頼家が、対抗馬として若手グループを結成しました。
小笠原弥太郎、比企三郎、比企弥四郎、中野五郎、北条頼時(のちの泰時)、北条時連の6人です。
頼家は、梶原景時と義時にも裏切られた感満載で、御家人13人全員を敵に回してしまいました。若手6人衆の中に泰時がいるのが救いですが、年かさの13人と、若手6人が切磋琢磨して、新しい鎌倉を築いていけるかどうか…ですね。
蹴鞠(けまり・しゅうきく)ってどんなもの?
オープニングから蹴鞠のシーンが多かった27話。
ドラマの中で「けまり」とも「しゅうきく」とも呼ばれていました。
蹴鞠についてご紹介していきます。
まずは、蹴鞠のセンス抜群の、北条時連役・瀬戸康史さんのコメントから
サッカー部だった瀬戸康史さんも、リフティングとは違っていて大変だったとのことです。
蹴鞠の歴史は?
中国の『史記』によると、始まりは2300年以上前の中国・春秋戦国時代の斉という国で行われていたことが記されています。
日本にはおよそ1400年ほど前に仏教などと共に伝来したとのことです。
『日本書紀』には、中大兄皇子が蹴鞠で脱げた沓を中臣鎌足が拾ったことがきっかけで「大化の改新」が成就したといわれているそうです。
27回冒頭で、優雅に蹴鞠をしながらするどい推理を披露した後鳥羽上皇(尾上松也)は蹴鞠の名手です。
今後の放送でも美しい蹴鞠のシーンが見られるかもです。
蹴鞠の鞠(まり)はどんなもの?
大きさ・重さ
鞠は直径18~20cmくらい、重さは120gくらい。
◇サッカーボール 5号 … 直径(目安):22cm、重さ:410~450g
サッカーボールより一回り小さくて、軽いイメージです。
材料と作り方は?
材料は鹿革です。円形に切った鹿の革を2枚、馬の背筋の革で綴じるのだそうです。ボールの形にするために、中に大麦を詰めて円形に整え、膠を塗って形を固定し、白の顔料→卵白で光沢の工程を経て、詰めていた大麦を抜いて、小穴をふさいで完成です。ですので、完成品の鞠の中身は空洞だそうです。
(参考:https://www.nhk.or.jp/kamakura13/special/column/021.html
番組ホームページコラム「教えて蹴鞠指導・山本隆史さん」より)
女の戦いも激化
頼家の正妻・つつじ(北香那)と、側女・せつ(山谷花純)のマウントマッチが始まりました。
頼家さんもたじたじです。
比奈の頼家を思いやる言葉の中にも、ちょっとトゲがあったりしまして、
やはり比奈はコミュ力高めだなーと思いました。
義時も泰時も目を合わせて、たじたじでしたね。
比奈のように、頼家を子どもの頃から見守っている人のいる義時一家や
祖父の時政には、頼家も心を許せばいいのになーと思いました。
若さと経験のなさゆえ(泰時が言ってましたね)ですが、
頼家のこの頑なさが、今後、影を落としていきそうです。
まとめ
27回「鎌倉殿の十三人」では、交通整理に奔走する義時とはうらはらに、13人の合議制システムが確立します。ようやく題名通りのドラマがスターとしました。
頼朝の早すぎる死によって、いきなり持たされた権力に頼家は今後どう立ち向かっていくのか。
史実では、この先血で血を洗うバトルロワイアルが始まり、生き残る人はごくわずかになっていきます。
1話からの見逃しをイッキ見したい場合、U-NEXTでNHKオンデマンドを視聴がおススメです。
>>『鎌倉殿の13人』のあらすじネタバレを全話紹介 はこちらから。
梶原景時が「頼朝さまは早く亡くなり過ぎた」と言ってましたが、景時と義時が協力してどうにかすればいいのになぁと思ったのは私だけでしょうか。
ここからはジェットコースターのような急展開が予想される「鎌倉殿の13人」
ますます目が離せません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。28話のあらすじ
本ページの情報は2022年7月時点のものです。最新の情報はU-NEXTサイトでご確認ください。
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