1999年放送のNHKドラマ『櫂(かい)』は、U-NEXT(ユーネクスト)で見放題配信中です。
宮尾登美子さんの自伝的小説を原作に、松たか子さん主演で映像化された名作です。
『櫂』について、
・どんな作品なの?みどころを知りたい!
・キャストを知りたい!
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そんなあなたにお届けします。

宮尾登美子さんの「高知三部作」(『鬼龍院花子の生涯』『陽暉楼』『櫂』)に名を連ねるとともに、「宮尾登美子さん×松たか子さん三部作」(『蔵』『春燈』『櫂』)の最終章でもある特別な位置づけの作品です。朝ドラ『あんぱん』と同じ高知が舞台で、高知弁が注目を集めています。
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『櫂』のみどころは?
- 主人公・喜和の成長と「女性の自立」という普遍的テーマ
- 松たか子(当時22歳)さんの迫真の演技と存在感
- 仲村トオルさん、室田日出男さん、加賀まりこさん、井上真央さん、麻生久美子さんら豪華キャスト
- 高知の花街を舞台にした緻密な時代描写と土佐弁の響き
本作を貫く大きなメッセージは「女性の生き方と自立」。宮下医師(室田日出男)が語る「漕ぎ続けることだけはやめたらいかん」という言葉は、ドラマタイトルの「櫂」を象徴していて、喜和の人生だけでなく、現代を生きる私たちにも通じる同じ響きです。
タイトルの「櫂」は舟を漕ぐオールのこと。
人生の荒波を自分の力で進んでいく象徴であり、喜和が最後に選ぶ道を暗示しています。
『櫂』とは?宮尾登美子の「高知三部作」のひとつ
『櫂』は、宮尾登美子さんの「高知三部作」と呼ばれる代表作『鬼龍院花子の生涯』『陽暉楼』『櫂』のうちのひとつです。
土佐の芸妓・花街を舞台に、女性の宿命や自立を描いた作品群で、『櫂』はその最終作にあたります。
松たか子さん主演×原作・宮尾登美子三部作としての『櫂』
松たか子さんは1990年代後半、NHKで宮尾登美子原作ドラマの主演を続けました。
- 『蔵』(1995年)
- 『春燈』(1998年)
- 『櫂』(1999年)
『櫂』はその最終章にあたる作品です。
『櫂』(1999年 NHKドラマ)
松たか子さんが演じたのは 主人公・喜和。
波乱の半生を生き抜き、夫・岩伍と愛人との間にできた娘・綾子を引き取り育てます。
『春燈』(1998年 NHKドラマ)
同じく松たか子さんが主演ですが、演じたのは 喜和の娘・綾子。
実は『櫂』で育ての母となった喜和が『春燈』では母親役、
そして喜和が育てた綾子を松たか子さん自身が演じておられます。
また、夫・岩伍は『櫂』では仲村トオルさんが演じ、晩年を描く『春燈』では藤竜也さんに引き継がれています。
作品 | 放送年 | 主人公 | 岩伍 | 娘・綾子 |
---|---|---|---|---|
春燈 | 1998年 | 松たか子 綾子(喜和の娘) | 藤竜也:晩年の岩伍 | 松たか子 (成長後の綾子) |
櫂 | 1999年 | 松たか子 喜和 | 仲村トオル:若き岩伍 | 井上真央 (幼少期の綾子) |

役柄を超えて「母と娘の人生」を松たか子さんが演じ分けることで、宮尾登美子文学が持つ女性の生の連鎖がより強調されていると思います。
『櫂』注目のキャスト
富田喜和:松たか子さん
本作の主人公・喜和を演じるのは松たか子さん。当時22歳でありながら、少女期から中年期までを見事に演じ分け、第37回ギャラクシー賞奨励賞を受賞しました。
着物の所作や土佐弁も自然で、視聴者からは「和服姿が圧倒的に似合う」「少女から母親まで違和感なく演じきった」と絶賛されています。
松たか子さんは、大河ドラマ『花の乱』で日野富子の少女時代、『秀吉』で淀君、『坂の上の雲』では、阿部寛さん演じる秋山好古の妻・多美を演じられました。
富田岩伍:仲村トオルさん
喜和の夫であり、博徒から芸妓娼妓紹介業へと転じて事業を広げる人物。愛人を作り、家庭を揺るがす存在でもあります。仲村トオルさんの演技は「魅力的だが身勝手な男」をリアルに描き出しています。
岩伍は『春燈』にも登場します。そこで演じたのは藤竜也さん。
『櫂』の若き日の岩伍(仲村トオルさん)から、『春燈』の晩年の岩伍(藤竜也さん)へとバトンが渡されることで、物語の時間の流れと人物の変化が一層リアルに伝わります。
宮下医師:室田日出男さん
喜和の人生に大きな影響を与える医師。土佐弁で語られる「漕ぎ続けることだけはやめたらいかん」という言葉は、視聴者の心に深く残ります。
富田綾子(幼少期):井上真央さん
喜和に育てられる娘・綾子を演じたのが井上真央さん。幼少期ながら存在感のある演技で話題となりました。
大貞:加賀まりこさん
岩伍の面倒を見てきた女将で、人生の厳しさを突きつける役どころ。晩年の吐露が胸を打ちます。
『櫂』の原作は?
『櫂』の原作は、宮尾登美子さんの長編小説『櫂』です。1972年に自費出版後、1973年に太宰治賞を受賞。1985年には五社英雄監督、十朱幸代・緒形拳主演で映画化されました。
宮尾登美子(1926-2014)さん
高知市生まれの小説家。高知の花柳界に育ち、その体験を生かした自伝的作品で注目されました。1972年『櫂』で太宰治賞、1979年『一絃の琴』で直木賞を受賞。『鬼龍院花子の生涯』『陽暉楼』『藏』『天璋院篤姫』など映像化作品も多く、時代に翻弄されながらも自立を求める女性を描き続けました。徹底した取材と緻密な筆致で知られ、2009年に文化功労者顕彰を受けています。
『櫂』のあらすじ(全3話)
第1回「奔馬」
神社の奉納相撲で博徒の岩伍(仲村トオルさん)に出会った喜和(松たか子さん)は、その妻となる。やがて岩伍は芸妓娼妓紹介業を始め、喜和は女将を務めるが、すれ違いが始まる。
第2回「修羅」
岩伍は女義太夫の巴吉(藤谷美紀さん)と関係を持ち、子をもうける。自分の子を亡くした喜和は、その娘・綾子(井上真央さん)を引き取って育てることになる。女性の地位向上を訴える運動に触れ、喜和の意識は変わっていく。
第3回「自立」
病に倒れた喜和は宮下医師(室田日出男さん)の言葉に支えられ、生き方を見直す。夫の裏切りに翻弄されつつも、綾子の成長に希望を見いだし、人生を自分で漕ぎ進める決意を固める。

岩伍の元に押しかけてくる喜和を大貞が「はちきん」と形容していて、朝ドラ「あんぱん」のお信を思い起こしました。そして「〇〇にゃ~」という語尾も「あんぱん」と一緒で高知弁がますます素敵だなぁと思いました。
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『櫂』舞台・高知と朝ドラ『あんぱん』との関係
『櫂』の舞台は土佐・高知。
現在放送中の朝ドラ『あんぱん』も同じ高知が舞台で、時代は『櫂』の方が2~30年前の時代になります。はちきん」や「○○ぜよ」「○○にや」など朝ドラ『あんぱん』で馴染みの深い高知弁が『櫂』でも聴けます。
高知を舞台にした女性の物語が宮尾文学と朝ドラで繋がっています。
『櫂』の作品概要
作品名 | 『櫂』 |
原作 | 宮尾登美子『櫂』 |
脚本 | 冨川元文 |
演出 | 大山勝美 |
音楽 | 深草アキ |
語り | 奈良岡朋子 |
キャスト | 富田喜和:松 たか子 富田岩伍:仲村 トオル 大貞:加賀 まりこ 佐和島真太郎:長門 裕之 巴吉:藤谷 美紀 牛和歌:中江 有里 染勇:麻生 久美子 小笠原梅:林 美智子 富田綾子:井上 真央 ほか |
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よくある質問(FAQ)
- Qドラマ『櫂』はどこで見れますか?
- A
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- Q再放送の予定はありますか?
- A
直近では2021年にNHK BSプレミアム・BS4Kで再放送されました。今後の再放送予定は未定です。最新情報はNHK公式サイトをご確認ください。
- Q『櫂』は映画版とどう違いますか?
- A
1985年に五社英雄監督、十朱幸代さん・緒形拳さん主演で映画化されています。映画版は「男の哀しみ」を中心に描かれたのに対し、1999年のドラマ版は松たか子さん演じる喜和の「女性の哀しみと自立」に焦点を当てています。
- Q『櫂』は三部作のどの位置にあたりますか?
- A
宮尾登美子の「高知三部作」では『鬼龍院花子の生涯』『陽暉楼』に続く作品。
また松たか子主演の「宮尾登美子三部作」では『蔵』(1995年)、『春燈』(1998年)に続く最終章です。
- Q松たか子さんの役柄のつながりが特殊と聞きましたが?
- A
『櫂』では母・喜和を演じ、『春燈』ではその娘・綾子を演じています。つまり、母と娘を同じ松たか子さんが演じ分けるという入れ子構造が大きな特徴です。
- Q舞台の高知は現在の朝ドラ『あんぱん』とも関係ありますか?
- A
直接的なつながりはありませんが、どちらも高知を舞台にしているため、土地の歴史や文化を感じることができます。観光や聖地巡礼の視点からも注目されています。
まとめ
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本ページの情報は2025年6月時点のものです。最新の情報はU-NEXT公式サイトでご確認ください。
#櫂