2023年大河ドラマ「どうする家康」。第5話は元康が妻の瀬名を取り戻すべく、本多正信に願いを託し、服部党を率いる服部半蔵と共に奔走します。
・５話を見逃した
・５話瀬名奪還作戦””のみどころを知りたい
方に向けて、ネタバレあらすじと感想をお届けします。
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演技派の松山ケンイチさんと山田孝之さんの初登場で、一気に画面が華やぎ加速した第5話。服部半蔵が率いる「服部党」のファンタジーな世界感も見どころです。
第５話あらすじ（ネタバレ注意）
・今川滅亡を信長に約束した元康は、瀬名を奪回しようと決意。
・家臣の反対を押し切り、本多正信の案に望みを託す。
・正信は伊賀忍者・服部半蔵に依頼して奪還作戦を立てる。
・瀬名の母が口を滑らせて、作戦は失敗。
・本多正信と服部半蔵は、もう一度チャンスをと元康に願い出る。
元康と家臣たちは岡崎城に戻ります。
ブラック今川氏真（溝端淳平さん）に虐げられている瀬名を奪回すべく、元康と家臣団は作戦を練りますが妙案は浮かんできません。
そこで「イカサマ師」と評判の、本多正信（松山ケンイチさん）が、元康に妙案を持ち掛けます。元康は正信に思いを託します。
狡猾でお茶目なのに、不思議と説得力のある本多正信が服部半蔵（山田孝之さん）を口説きに行きます。忍者は忠義ではなく金で動くのが通説ですが、服部半蔵は自分を武士だといい金では動かない。と依頼を断ります。
そこは本多正信が一枚上手で、服部半蔵を口説き落とし服部党の面々が次々に集結してきます。
瀬名を奪回する作戦は粛々と進められましたが、瀬名の母・巴が口を滑らしたために発覚、作戦は失敗に終わり、氏真は家臣たちに示しがつかないと関口家一同を死罪にすると決め牢に閉じ込めます。
岡崎に戻った正信と半蔵は、もう一度奪還作戦をやらせてくれと元康に願い出る。戦のどさくさに紛れて上ノ郷城に忍び込み、鵜殿長照とその2人の子を生け捕りにするといいますが…。
徳川家康の生涯はどんなだったのか。
年表にまとめてみました。第5話にあたるのは、赤字の部分です。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1542年 | 三河国・岡崎城で生まれる |
| 1547年 | 尾張国・織田信秀（信長の父）の人質となる |
| 1549年 | 父・弘常が暗殺される。 駿河国・今川義元の人質となる。 |
| 1560年 | 「桶狭間の戦い」で義元討ち死。 岡崎城に戻る。 |
| 1562年 | 織田信長と清須同盟 |
| 1572年 | 「三方ヶ原の戦い」で武田信玄に敗北。 直後に武田信玄死去。 |
| 1582年 | 「本能寺の変」で信長死去。 |
| 1584年 | 「小牧・長久手の戦い」で羽柴秀吉（のちの豊臣秀吉）と戦う。 |
| 1600年 | 秀吉死後の「関ケ原の戦い」で勝利。 |
| 1603年 | 征夷大将軍に任命。江戸幕府を開く。 |
| 1605年 | 息子・秀忠に跡を継がせる。 |
| 1615年 | 「大阪夏の陣」で豊臣家を滅ぼす。 |
| 1616年 | 75歳で死去。 |
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本多正信（松山ケンイチさん）が初登場。
2012年に主演を務めた「平清盛」以来2作目、11年ぶりの大河出演となる、松山ケンイチさんは本多正信役で登場しました。
番組冒頭で「どうする家康」の題字の下に「鶏」と八枚の銭が出てきました。「鶏」が本多正信、「銭」が服部半蔵のことだと、ネットで大反響ととなりました。制作陣の皆さま、憎い演出をされます。
松山ケンイチさんは「くせ者」感が存分に出ていながらも、きっと元康（松本潤さん）の頼みの綱になっていくんだろうなと予想させる圧倒的な存在感でした。嫌われキャラなのに、どこか愛嬌があって、何とも言えない説得力に、百戦錬磨の服部半蔵さんも口説かれてしまいました。
服部半蔵（山田孝之さん）も初登場
山田孝之さんも第5話から登場しました。松山ケンイチさんとちょっとコメディータッチな会話も飛び交って、ぐいぐい場面に引き込まれました。
服部半蔵が服部党の面々に召集をかける方法も面白かったですね。
Eテレ『ピタゴラスイッチ』を見ているような装置や、遠吠え、ところどころ忍者の技が垣間見えました。背景の色味も自然色ではなくて一種ファンタジーな世界が広がりました。
服部半蔵が本多正信に語った言葉。自信のない半蔵の様子がよく出ています。
半蔵：忍びじゃない。服部家はれっきとした武家。
「どうする家康」第5話より
正信：でも忍びでもあるんじゃろ。
半蔵：忍びはやるなというのが父の遺言じゃ。おれは忍びというやつが嫌いじゃ。義も忠もねぇ。銭のためなら何でもやる卑しき連中じゃ。
正信：だが、これで手柄を立てれば、武士としての誉（ほまれ）も立てれる。
半蔵と正信の会話が、間合いよくゆったりとした掛け合いで、地元のどくどくの言い回しも心地よく響きました。ずっと二人の会話を聞いていたと思いました。
今川氏真（溝端淳平さん）の闇落ち演技。
第4話で瀬名を夜伽（よとぎ）役として「ゲス」を極めた今川氏真（溝端淳平さん）。5話でも闇落ち感が炸裂していました。
丈の長い青い着物に身を包み、狂気に傾いてく姿はどこか美しく、偉大な父・今川義元を失い、後ろ盾を失った後継ぎの悲哀も感じました。
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第５話のキャスト
| 役名 | 俳優名 |
| 松平元康 | 松本 潤 |
| 瀬名 | 有村架純 |
| 於大の方 | 松嶋菜々子 |
| 酒井忠次（左衛門尉） | 大森南朋 |
| 本多忠勝（平八郎） | 山田裕貴 |
| 鳥居元忠（彦右衛門） | 音尾琢真 |
| 鳥居忠吉 | イッセー尾形 |
| 大久保忠世 | 小手伸也 |
| 平岩親吉（七之助） | 岡部 大 |
| 本多忠真 | 波岡一喜 |
| 大鼠 | 千葉哲也 |
| 今川氏真 | 溝端淳平 |
| 久松長家 | リリー・フランキー |
| 鵜飼長照 | 野間口徹 |
| 田鶴 | 関水 渚 |
| たね | 豊嶋花 |
| 穴熊 | 川畑和雄 |
| 鵜殿氏長 | 寄川歌太 |
| 鵜殿氏次 | 石田星空 |
| 本多正信 | 松山ケンイチ |
| 服部半蔵 | 山田孝之 |
| 関口氏純 | 渡部篤郎 |
| 巴 | 真矢ミキ |
| 石川数正 | 松重 豊 |
「どうする家康」のキャスト一覧はこちらから
第５話の制作陣
| 脚本 | 古沢良太 |
| 音楽 | 稲本 響 |
| ナレーション | 寺島しのぶ |
| 演出 | 加藤 拓 |
最後に
「どうする家康」第5話”瀬名奪還作戦” では、元康が妻の瀬名を取り戻すべく本多正信に願いを託し、服部党を率いる服部半蔵と共に奔走します。演技派の松山ケンイチさんと山田孝之さんの初登場で、一気に場面が華やぎ加速した第5話。
第５話を見逃した方は、ぜひこの機会にU-NEXTのNHKオンデマンドで視聴ください。
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・今川滅亡を信長に約束した元康は、瀬名を奪回しようと決意。
・家臣の反対を押し切り、本多正信の案に望みを託す。
・正信は伊賀忍者・服部半蔵に依頼して奪還作戦を立てる。
・瀬名の母が口を滑らせて、作戦は失敗。
・本多正信と服部半蔵は、もう一度チャンスをと元康に願い出る。
・家臣団の反対がある中、本多正信を信じて金銭を渡して依頼する？
・瀬名を奪還できず帰ってきた本多正信と服部半蔵に、再チャレンジさせる？
どうする家康！
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