2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』第27回「本能寺の変」では、ついに本能寺の変が描かれました。
第17回「小谷落城」と同じく、冒頭テーマ曲が流れない特別な始まり方。見る側の気持ちも一気に引き締まりました。
今回のみどころは、小栗旬さん信長の圧倒的な存在感と「信澄黒幕説」という斬新な切り口といえます。
信長の弟・信勝の子である信澄が、光秀を追い詰めていく展開に『豊臣兄弟!』の軸となっている「きょうだい」の因縁を感じました。
この記事では、第27回のあらすじとみどころ、管理人いろはの感想を交えながら、小栗旬さん信長の最期と、歴代大河ドラマで描かれてきた本能寺の変を振り返ります。
>>こちらの記事で『豊臣兄弟!』のあらすじネタバレを全話紹介 しています。
>>こちらの記事で『豊臣兄弟!』の全キャストを紹介しています。

小栗さんファンの管理人は、信長が実は生きていて、この先も時々小一郎と会うというオリジナルストーリーにならないかと秘かに期待しています。
『豊臣兄弟!』第27回「本能寺の変」あらすじ(ネタバレあり)
1582年、天正10年。
織田信長(小栗旬さん)は武田氏を滅ぼし、天下統一を目前にしていました。
備中高松城を水攻めにしていた秀吉(池松壮亮さん)は、戦の総仕上げとして信長を迎えるため、小一郎(仲野太賀さん)を安土城へ向かわせます。
そのころ安土城では、信長が徳川家康(松下洸平さん)をもてなしていました。
しかし、明智光秀(要潤さん)が出した鯉料理に毒が盛られていたことが発覚します。
信長は、光秀が真犯人をかばっていると見抜き、激しく怒りをぶつけました。
そして、毒を盛った黒幕は信長の甥・織田信澄(緒形敦さん)であることが明らかになります。
追い詰められた光秀。足利義昭(尾上右近さん)にも突き放され、ついに「敵は本能寺にあり」と出陣を決意します。
6月2日未明、京の本能寺。
襲撃を受けた信長は、燃え盛る炎の中で、これまで自分が手にかけてきた人々の幻影を見ます。
そして、小一郎との「兄弟」をめぐる会話を思い返しながら、森蘭丸(市川團子さん)に自分の首を誰にも渡さぬよう命じ、壮絶な最期を迎えました。

本能寺のシーンは屋外にセットを組んで、実際の炎の中で撮影されたそうです。小栗さんの素晴らしい殺陣。そして迫力と繊細さに画面から目が離せませんでした。
第27回「本能寺の変」のみどころ
第27回のみどころは、なんといっても『豊臣兄弟!』ならではの本能寺の変の描き方だと思います。
光秀(要潤さん)の単独謀反ではなく、伯父である信長への、信澄の恨みによって光秀を追い詰めていくという斬新な展開でした。
・信長(小栗旬さん)と信勝(中沢元紀さん)
・信長と市(宮崎あおいさん)
・そして、秀吉(池松壮亮さん)と小一郎(仲野太賀さん)
「きょうだい」という本作のテーマが、本能寺の変にも深く重なっていたと思います。
「信澄黒幕説」光秀を追い詰めた「兄弟」の因縁
今回、新解釈で驚いたのは、織田信澄(緒形敦さん)が黒幕のように描かれたことです。
信澄は、信長の弟・信勝の息子。つまり、信長にとっては甥にあたります。
信澄は全くそのそぶりを見せないまま、実は信長に父を殺された恨みを長年抱え続けていました。
そして、信長への復讐のために、光秀を少しずつ追い詰めていきます。
「本能寺の変」というものを、信長が背負ってきた「きょうだい」の因縁の集大成として描いたところが、『豊臣兄弟!』らしい切り口でした。
鯉料理と毒:家康の接待が光秀を追い詰める
安土城での家康接待の場面も、見ごたえがありました。
明智光秀(要潤さん)が出した鯉料理に毒が盛られていたことが発覚し、場の空気が一気に凍りつきます。
徳川家康(松下洸平さん)は、薬に詳しい「健康オタク」らしく、毒の気配を察知。
実は自分の懐に毒を隠し持っていながらの、冷静さと用心深さに、タヌキ親父らしい家康の雰囲気を漂わせていました。
信長は信長で、光秀が真犯人をかばっていると見抜き、飛び蹴りするほど激しく怒りをぶつけます。これが光秀を追い込む大きなきっかけになりました。
歴代大河でも描かれてきた「家康接待」と「光秀折檻」の場面に、毒と信澄黒幕説を重ねて、信長の飛び蹴りという最終トリガーを畳みかけてきたところがみどころ中のみどころでした。
信長と小一郎の対話「兄を憎むことは、慕うことの裏返し」
信長と小一郎のシーンで、いちばん胸に残ったのは二人の会話。
信長は小一郎に、兄を殺したいと思ったことはあるかと問いかけます。
小一郎は、しょっちゅうです、と答えます。
けれど、それは兄が憎いだけではありません。
「自分が越えられない素晴らしい兄だからこそ」
その思いがあるから、憎くもなり、慕ってもいる。
小一郎の言葉は、信長の中にあった弟・信勝への悔いに、少し光を差したように見えました。

弟に憎まれていたのではなく、慕われ、越えられない素晴らしい兄だと思われていた。そう思えたら信長も少しは救われたのではと思いました。
炎の中の本能寺:小栗信長の最期
本能寺の場面は、『豊臣兄弟!』前半の最大の山場にふさわしい迫力でした。
燃え盛る炎。降り注ぐ矢。炎の中で最期を迎える信長。
小栗旬さん演じる信長は、最後まで絶対的な存在感で迫ってきました。
カリスマでありながら、孤独で、繊細で、そして疲れていました。
そんな信長が、これまで自分が手にかけた人々の幻影を見ながら最期へ向かう姿は、とても印象的でした。
松永久秀(竹中直人さん)の最期を思わせるような、炎に包まれた場面でもありました。
小栗旬さんの信長をもっと見ていたい。そう思わずにはいられない本能寺の変でした。
小栗旬さんの信長をもっと見ていたかった
第27回「本能寺の変」でいちばん強く残ったのは、小栗旬さんの信長でした。
絶対的なカリスマでありながら、後悔を抱え、多くの命を奪ってきたことに苦しんでいる。
ただ怖い暴君というだけでなく、孤独で、繊細で、優しい一面も垣間見せる…
小栗旬さんだからこそ出せる信長だったと思います。
管理人は『鎌倉殿の13人』の北条義時を演じた小栗旬さんが大好きなのですが、『豊臣兄弟!』の信長にも、義時に通じる哀しみや凄みを感じました。
燃え盛る本能寺での最期を見ながら、もっとこの信長を見ていたかった、と思わずにはいられませんでした。
小栗旬さんの大河ドラマ出演歴
小栗旬さんは、1982年12月26日生まれ。
子役時代から大河ドラマに出演されている、大河ドラマととても縁の深い俳優さんです。
これまでの大河ドラマ出演歴を振り返ると、少年時代から大河とともに歩まれてきたことがわかります。
こうして並べてみると、小栗旬さんは、少年役から青年へと石田三成とともに成長し、幕末の志士、そして大河主演の北条義時を経て、織田信長へ熟成されてきたように思います。
『鎌倉殿の13人』の北条義時では、義兄・頼朝と時代に押し流されながら権力の中枢へ進んでいき、『豊臣兄弟!』の織田信長では、天下統一を目前にしながら、孤独と後悔を抱えるカリスマを演じ切られました。
どちらも、小栗旬さんならではの哀しみと凄みがありました。
2026年の『豊臣兄弟!』で信長を演じた小栗さんは43歳です。
3~5年ごとに大河に出演されている小栗さん。この流れで行くと、次の大河出演は、2030年ごろでしょうか。
その頃には小栗さんは47〜48歳。
次はまた主役で!そんな期待を抱かずにはいられません。
管理人・いろはの感想
第27回「本能寺の変」は、第17回「小谷落城」の時と同じように、冒頭テーマ曲が流れませんでした。ラストシーンは、信長が燃え盛る炎の中で切腹。『豊臣兄弟!』前半の大きな山場でした。
小栗信長の最期に見入ってしまいました
市(宮崎あおいさん)と話し、小一郎(仲野太賀さん)と酒を酌み交わしてからの本能寺の変。
小栗旬さん演じる信長の、圧倒的な存在感と繊細な心理描写が、とても印象に残りました。
本能寺での殺陣も見事でした。
信長の最期は、松永久秀(竹中直人さん)の最期とも重なるような、炎に包まれ、笑って終わる場面でした。
信長の「兄弟」にまつわる後悔と、戦いで多くの命を奪ってきたことへの思いが、回想シーンで回収されていく演出もわかりやすく、お子さんが見ても因果関係が把握できる構成になっていると思いました。
管理人としては、本能寺で最期を遂げたのは影武者で、実は信長は身分を変えて生き延びていて、時々小一郎と会っている。そんなオリジナルストーリーにしてほしいと思ったほどです。
光秀が可哀そうすぎました
一方で、中間管理職の悲哀を一身に引き受けたような光秀が、可哀そうすぎました。
信澄に振り回され、信長には激しく責められ、最後は信じていた足利義昭から突き放される。
根本的な面で、秀吉のように信長への絶対的な忠誠心で仕えているわけではないので、そりゃ辛いだろうと思います。
本作の光秀は、天下を取りたかったというより、追い詰められ、逃げ場を失い、もうこうするしかなかった「窮鼠猫を噛む」の謀反だったように見えました。そう思うと、やりきれません。
本編放送後の「大河紀行」では、光秀は本能寺にはおらず、鳥羽にいたという記録が紹介されていました。
退路を確保していたのか、援軍が京へ入るのをくい止めるためだったのか。
いずれにしても、総大将の光秀が本能寺にいなかったということに、よっぽど信長が怖かった?と感じました。
大声の演出は分かりやすくするため?
信澄の笑い声や、光秀が義昭から見限られた時の叫び声は、少し感情表現が極端に見えました。
『豊臣兄弟!』では、ときどき大声で「わー」と叫ぶような表現があります。
武士が人前で叫ぶのか?まして光秀が大声を上げる?と個人的には思う場面もあります。
ただ、『豊臣兄弟!』は小学生のお子さんもたくさん見ているとのことなので、気持ちの変化をわかりやすく伝えるための演出なのかもしれません。
家康のこれからが興味深い
家康の接待での鯉料理の流れと、信長が光秀を激しく罵倒するシーンは、歴代大河でも描かれてきた本能寺前夜の定番です。
今回は、信澄の策略と、義昭のつれない反応が重なり、光秀を最後の一線へ追い込んでいきました。
家康が妻と息子を守り切れなかった「築山事件」については、家康のセリフとナレーションで補っていました。これも、今後の家康の伏線になっていくのだろうと思います。
小一郎の言葉に信長は救われたと思います
小一郎が信長に言った「自分が越えられない素晴らしい兄だからこそ」という言葉と、
兄を憎む気持ちは、慕う気持ちの裏返しでもある。というのを聞けて、信長はふっと救われた気がします。
弟・信勝を手にかけた後悔を抱え続けてきた信長にとって、兄から見た角度ではなく、秀吉の弟である小一郎の言葉は、最期の前に差し込んだ小さな光だったように感じました。
歴代大河ドラマで「本能寺の変」は?
「本能寺の変」は、大河ドラマで何度も描かれてきました。
織田信長の最期は?明智光秀は、なぜ信長を討つのか。について、作品ごとに少しずつ違います。
『麒麟がくる』では、明智光秀の視点から。
『どうする家康』では、徳川家康の視点から。
そして『豊臣兄弟!』では、織田信澄が光秀を追い詰める「信澄黒幕説」という斬新な切り口で、小一郎と秀吉の側から見た本能寺の変が描かれました。
ここで、歴代大河ドラマで「本能寺の変」が描かれた作品と、織田信長・明智光秀を演じたキャストを振り返ってみます。

こうして並べてみると、本能寺の変は、大河ドラマの中でも何度も描かれてきた特別な場面なのだとわかります。

歴代大河の本能寺と見比べると、小栗旬さんの信長、要潤さんの光秀の描かれ方も、より深く味わえますね。
『豊臣兄弟!』を見逃した方へ(視聴方法)
『豊臣兄弟!』は、放送後1週間は、NHKプラスで見逃し視聴ができますが「1話からまとめて見返したい」「期限を気にせず、じっくり味わいたい」という方には、NHKオンデマンドでの視聴がおすすめです。
NHKオンデマンドでは、『豊臣兄弟!』を第1話から最新話まで一気見できます。放送直後に感じた余韻を確かめたり、地理や人物関係を整理しながら見直すのにも向いています▶視聴方法の詳しいまとめはこちら『豊臣兄弟!』どこで見れる?配信・見逃し・一気見ガイド
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よくある質問
- Q『豊臣兄弟!』第27回「本能寺の変」のみどころはどこですか?
- A
第27回のみどころは、小栗旬さん演じる織田信長の最期と、「信澄黒幕説」という斬新な切り口です。
光秀の単独謀反ではなく、信長の弟・信勝の子である織田信澄が、光秀を追い詰めていく展開になっていました。
『豊臣兄弟!』の軸である「きょうだい」の因縁が、本能寺の変にも深く重なった回だったと思います。
- Q織田信澄黒幕説とは何ですか?
- A
『豊臣兄弟!』第27回では、信長の甥・織田信澄が黒幕のように描かれました。
信澄は、かつて信長に殺された弟・信勝の息子です。
父を殺された恨みを長年抱え続け、光秀を少しずつ追い詰めていく存在として描かれています。本能寺の変を信長と信勝の「きょうだい」の因縁として見せたところが、本作らしい新解釈でした。
- Q第27回の明智光秀はなぜ可哀そうと言われるのですか?
- A
第27回の光秀は、織田信澄に振り回され、信長には激しく責められ、最後は信じていた足利義昭にも突き放されます。
天下を取りたいという野心よりも、追い詰められて逃げ場を失った末の謀反に見えました。そのため、本作の光秀は「中間管理職の悲哀」を背負った、かなり不憫な人物として描かれています。
- Q小栗旬さんの信長は第27回で退場ですか?
- A
第27回「本能寺の変」で、小栗旬さん演じる織田信長は壮絶な最期を迎えました。
燃え盛る本能寺の中で、これまで自分が手にかけてきた人々の幻影を見ながら、森蘭丸に首を渡さぬよう命じて最期を迎えます。
小栗旬さんの信長は、圧倒的なカリスマ性だけでなく、孤独や後悔、繊細さも感じさせる印象深い信長でした。
- Q信長と小一郎の会話にはどんな意味がありましたか?
- A
信長は小一郎に、兄を殺したいと思ったことはあるかと問いかけます。
小一郎は「しょっちゅうです」と答えながらも、それは兄が憎いだけではなく、「自分が越えられない素晴らしい兄だからこそ」だと語ります。
この言葉は、弟・信勝を手にかけた後悔を抱え続けてきた信長にとって、少し救いになったのかもしれません。
兄を憎む気持ちは、慕う気持ちの裏返しでもあるという視点が、『豊臣兄弟!』らしい「きょうだい」の描き方につながっていました。
- Q歴代大河ドラマでも本能寺の変は描かれていますか?
- A
はい。本能寺の変は、大河ドラマで何度も描かれてきた大きな歴史の山場です。
『太閤記』『国盗り物語』『秀吉』『軍師官兵衛』『麒麟がくる』『どうする家康』など、全18作品で取り上げられてきました。
作品によって、信長、光秀、秀吉、家康など、誰の目線で本能寺の変を見るかが違うため、同じ出来事でも印象が大きく変わります。
- Q『豊臣兄弟!』はどこで見逃し配信されていますか?
- A
『豊臣兄弟!』は、放送後1週間はNHKプラスで見逃し視聴ができます。
1話からまとめて視聴したい方は、NHKオンデマンド(まるごと見放題パック)での視聴が便利です。
▶ 視聴方法の詳しいまとめはこちら:『豊臣兄弟!』どこで見れる?配信・見逃し・一気見ガイド
まとめ
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』第27回「本能寺の変」は、小栗旬さん演じる信長の最期と、信澄黒幕説によって追い詰められた光秀の悲哀が描かれました。
小栗旬さんの殺陣のすばらしさ、圧倒的な存在感が刻まれた回でした。
『豊臣兄弟!』らしく「きょうだい」の因縁から本能寺の変を描いたことで、歴代大河とはまた違う切なさを感じました。

次回はいよいよ中国大返し。信長の死を信じられない秀吉と、京で必死に道を開く小一郎の運命は?その時、歴史は動いた。どうする家康。
本ページの情報は2026年7月時点のものです。最新の情報はU-NEXTサイトでご確認ください。
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