2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』第20回「本物の平蜘蛛」は、秀吉が信長から死罪を言い渡されるという絶体絶命の状況での逆転劇。歴代大河ドラマで「秀吉」を演じてきた竹中直人さんが、圧巻の演技で茶人・松永久秀を魅せてくれました。
この記事では、まるで映画かアニメ作品を見ているような劇場型ストーリーが展開された、第20回「本物の平蜘蛛」のあらすじ、みどころ、感想をたっぷりお届けしていきます。
>>こちらの記事で『豊臣兄弟!』のあらすじネタバレを全話紹介 しています。
>>こちらの記事で『豊臣兄弟!』の全キャストを紹介しています。
『豊臣兄弟!』第20回あらすじ(ネタバレあり)
織田信長(小栗旬さん)は、上杉攻めの戦線から無断離脱した羽柴秀吉(池松壮亮さん)に激怒。
蟄居のうえ死罪を申し渡します。
羽柴家の面々や家臣たちは必死の助命嘆願を行いますが、信長の態度は変わりません。
そんな中、松永久秀(竹中直人さん)が再び謀反を起こしたとの報せが入ります。
信長は秀吉と小一郎(仲野太賀さん)に対し、
「平蜘蛛を差し出させれば、秀吉の罪を許す」という条件を提示。
九死に一生を得た兄弟は、信貴山城へ向かいます。
久秀は、二つの平蜘蛛を前に、「どちらが本物かわかるか?」と兄弟を試します。

画面を見ていると、秀吉が秀吉と相対しているような、不思議な感覚を覚えました。しつこいくらいの松永久秀の「と言ったら、信じるか」。生き延びることが何より大事な小一郎と茶人・策士の久秀のせめぎ合いがみどころでした。
第20回「本物の平蜘蛛」のみどころ&感想
竹中直人さん怪演!「秀吉レジェンド」が松永久秀を演じる熱さ
今回、非常に圧倒されたのが、竹中直人さん演じる松永久秀でした。
歴代大河ドラマで「秀吉といえば竹中直人さん」という大河ファンの方が本当に多いと思います。
その竹中さんが、今度は秀吉をためす側として登場。
しかも今回
・長ゼリフ
・笑いながら人を翻弄
・「嘘かまことか」
・「といったら信じるか?」
の、まさに「竹中節」が全開で、管理人は途中から、「これ、大河というより舞台のよう」だと思いながら見ていました。
さらにラストは、茶道具と共に爆死という、あまりにも有名な松永久秀伝説が採用されました。普通なら悲壮感が漂うはずなのに、今回の久秀には「やり切った感」があり、不思議と悲しさは感じませんでした。
「嘘かまことか」の応酬:アニメのような劇場型展開
今回、しつこいくらい登場したのが、「嘘かまことか」と「といったら信じるか?」
というセリフ。久秀は最後まで本心を見せませんでした。二つの平蜘蛛を目の前に小一郎の取った行動や、真贋勝負(浅井長政の時は相撲で勝負をつけていました)や、心理戦からの火薬大爆発まで、かなりアニメや映画のような劇場型エンターテインメント回だったと思います。
「人に、まがい物などない」|小一郎の言葉が今回の核心
今回のテーマは「本物とは何か」だったと思います。
久秀は自分を、「まがいものの子」と呼びましたが、小一郎は、「人に、まがい物などない」と返します。農民出身の小一郎は、身分社会の中で、ずっと「本物ではない側」として見られてきた存在です。
だからこそ、「人の価値は生まれでは決まらない」という言葉に、強い説得力がありました。

絶対「いい人」な小一郎。それを貫いているので、出会う武将はみな小一郎と秀吉兄弟を信じるのだと思いました。
慶は、完全に羽柴家の人に。
前話で小一郎と本当の家族になった慶。今回は、その変化がはっきり見えた回でした。印象的だったのが、血判状の場面。
懐刀を持って飛び出そうとする寧々を止め、「家中皆で参りましょう」と提案する慶は、前回までの孤独な慶ではなく、「羽柴家の一員」として動いていたのが胸アツでした。

豊臣ファミリーとチーム豊臣が一丸となった血判状。信長は踏みつぶしていましたが。
信長、本当は最初から許すつもりだった?
今回、気になったのは信長の真意です。
信長は、「平蜘蛛を持ってこい」と秀吉に命じましたが、ラストシーンでは、本物の平蜘蛛らしき茶器が、すでに信長の手元にありました。
つまり信長は、「久秀は本物を持っていない」と最初から知っていた可能性があり、そう考えると今回の任務は、「秀吉を許すための口実」だったとも考えられます。
しかも信長は茶人であり策士。そして久秀もまた、茶人であり策士で、思考回路と行動が似ている部分があるように思います。今回の一件は、「信長と久秀による最後の茶会」という意味合いもあったのかも。と思いました。

信長は秀吉だけでなく、松永久秀の最期も演出してあげたかったのかもしれません。
歴代大河ドラマとの見比べ:『麒麟がくる』との違いが面白い!
松永久秀との関わり方については、『麒麟がくる』では、明智光秀(長谷川博己さん)が、松永久秀(吉田鋼太郎さん)と筒井順慶を堺で引き合わせる場を設けて、仲を取り持つ形で描かれていました。
『麒麟がくる』では、光秀が久秀を説得する役回り。『豊臣兄弟!』では、その役割を小一郎が担っていました。
さらに本作では久秀の「大和」への特別な思いが描かれていました。財宝伝説が本当かどうかはわかりませんが、「織田に従っても、大和だけは譲れない」という思いが伝わってきました。
作品ごとに全く違う松永久秀像が見られるのも、大河ドラマの醍醐味ですね。
『豊臣兄弟!』を見逃した方へ(視聴方法)
『豊臣兄弟!』は、放送後1週間は、NHKプラスで見逃し視聴ができますが「1話からまとめて見返したい」「期限を気にせず、じっくり味わいたい」という方には、NHKオンデマンドでの視聴がおすすめです。
NHKオンデマンドでは、『豊臣兄弟!』を第1話から最新話まで一気見できます。放送直後に感じた余韻を確かめたり、地理や人物関係を整理しながら見直すのにも向いています▶視聴方法の詳しいまとめはこちら『豊臣兄弟!』どこで見れる?配信・見逃し・一気見ガイド
↓今すぐ視聴したい方は、下のボタンからどうぞ。
よくある質問
- Q松永久秀を演じている竹中直人さんは、昔「秀吉」を演じていましたか?
- A
はい。竹中直人さんは1996年の大河ドラマ『秀吉』で主人公・豊臣秀吉を演じ、2014年大河ドラマ『軍師官兵衛』でも秀吉を再演しています。そのため、今回『豊臣兄弟!』で「秀吉を試す側」の松永久秀を演じたことに、多くの大河ファンが熱狂しました。
- Q「平蜘蛛」とは何ですか?
- A
平蜘蛛(ひらぐも)は、戦国時代に実在したとされる名物茶釜です。松永久秀が所有していたことで有名で、「天下の名器」と呼ばれていました。ドラマでは、“本物か偽物か”を巡る重要なテーマとして描かれています。
- Q松永久秀は本当に平蜘蛛と一緒に爆死したのですか?
- A
松永久秀の最期については、「平蜘蛛と共に爆死した」という有名な逸話と、「自刃した」という説の両方があります。『豊臣兄弟!』では、エンターテインメント性を重視し、爆死伝説を豪快に採用していました。
- Q信長は最初から秀吉を許すつもりだったのでしょうか?
- A
劇中ラストでは、本物と思われる平蜘蛛が信長の手元にありました。そのため、「信長は久秀が本物を持っていないと知った上で、秀吉を許すための口実として任務を与えたのでは?」と考察できます。
- Q『麒麟がくる』の松永久秀との違いはありますか?
- A
『麒麟がくる』では、明智光秀(長谷川博己さん)が松永久秀(吉田鋼太郎さん)を説得する役回りでした。一方『豊臣兄弟!』では、小一郎がその役割を担っています。同じ松永久秀でも、作品によって全く違う人物像が描かれるのも大河ドラマの魅力です。
- Q慶(吉岡里帆さん)の変化も見どころでしたか?
- A
はい。前回まで孤独を抱えていた慶が、今回は「羽柴家の一員」として血判状を提案し、秀吉助命のために動いていました。寧々や家臣たちと共に行動する姿にチーム豊臣の団結を感じました。
- Q『豊臣兄弟!』はどこで見逃し配信されていますか?
- A
『豊臣兄弟!』は、放送後1週間はNHKプラスで見逃し視聴ができます。
1話からまとめて視聴したい方は、NHKオンデマンド(まるごと見放題パック)での視聴が便利です。
▶ 視聴方法の詳しいまとめはこちら:『豊臣兄弟!』どこで見れる?配信・見逃し・一気見ガイド
まとめ
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』第20回「本物の平蜘蛛」は、竹中直人さん演じる松永久秀の怪演、小一郎の「人に、まがい物などない」という言葉、そして「チーム豊臣」の団結など、みどころ満載でした。
信長と久秀の「茶人」としての美学が、根底に流れているような余韻を感じる回でした。

次回は、秀吉と小一郎が苦戦した播磨攻めが描かれます。天空の城・竹田城や、軍師官兵衛の登場が楽しみですね。
#豊臣兄弟 #大河ドラマ

