2024年10月17日、俳優の西田敏行さんが急逝されました。享年76歳。突然の訃報にファンの方々も深い悲しみに包まれています。
10月8日には映画『劇場版ドクターX』の完成会見に出席されていて、あまりに突然のことで残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします。
西田敏行さんの大河ドラマ出演は実に14作品に及びます。「西田さんが出演するならきっと面白い」と絶対的な安定感を誇る西田さんですが『鎌倉殿の13人』では、魔術師のような怪演に度肝を抜かれました。
この記事では、西田敏行さん大河ドラマの出演作品をご紹介します。
西田敏行(にしだ としゆき)さんのプロフィール
西田敏行さんは1947年11月4日、福島県郡山市生まれ。俳優、歌手、司会者として幅広いジャンルで活躍し、日本のエンターテインメント界を代表する存在でした。明治大学在学中に俳優を志し、劇団に所属後、映画・ドラマ・舞台に多く出演しました。温かみと人間味あふれる演技が特徴で、シリアスな大河ドラマからコメディ、医療ドラマまで多彩な役柄を演じ続けました。
西田敏行さんの大河ドラマ出演作品
大河ドラマ出演は堂々の14作品!『西郷どん』では語りと出演の2役をこなされています。。
歴代大河ドラマの年表
歴代大河ドラマの時代別の一覧表はこちらです。
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西田敏行さんの大河ドラマ出演作品
↓それぞれの作品のタイトルをクリックしていただくと、作品ごとの詳しい内容に飛びます↓
『新・平家物語』大河デビュー作(1972年)
北条義時と横山相模介という二役を演じたこの作品が、西田さんの大河ドラマデビューです。特に義時は後に鎌倉幕府を支配する重要人物。まだ若手だった西田さんが、歴史の立役者をどのように演じたのか、今見ても新鮮です。
『おんな太閤記』佐久間良子さんとの夫唱婦随(1981年)
『おんな太閤記』では豊臣秀吉を演じ、秀吉の優しさや脆さを存分に表現しました。W主演のねねを演じる佐久間良子さんを西田さんが「おかか」と呼ぶ呼び方が、その時の状況によって声色が変わるのですが、それもみどころです。
大河ドラマ【おんな太閤記】みどころ。秀吉は西田敏行さん。ねねは佐久間良子さん。
『武田信玄』中井貴一さんに仕える勘助(1988年)
『武田信玄』では、武田信玄の軍師として有名な山本勘助を演じました。知略と忠誠心を持つ勘助の姿を、西田さんは奥深い演技で表現。戦国武将に仕える男の苦悩や覚悟が視聴者の胸に響きました。
大河ドラマ【武田信玄】のみどころ。主演は中井貴一さん。西田敏行さんは山本勘助。
『翔ぶが如く』鹿賀丈史さんとの友情と葛藤(1990年)
西田敏行さんが演じる西郷隆盛と、鹿賀丈史さんが演じる大久保利通の青年期からの友情と、最後には袖を分かつことになった2人の葛藤が丁寧に描かれています。西田さんが最終話には上野公園の西郷さんの銅像そのままの姿に変貌していて、西田さんの役者魂を見ました。
大河ドラマ【飛ぶが如く】のみどころ。主演は西田敏行さん&鹿賀丈史さん。
気弱で優しい秀忠を演じた『葵 徳川三代』(2000年)
主人公が津川雅彦さんの家康、西田さんの秀忠、家光を尾上松緑さんと三代にわたってリレーするという面白さと「関ケ原の合戦」の大規模ロケが圧巻。合戦シーンは大河史上最大規模のロケで、その後の大河ドラマでもこの映像がよく使用されています。
大河ドラマ【葵 徳川三代】みどころ。家康は津川雅彦さん、秀忠は西田敏行さん、家光は尾上松緑さん
名君の苦悩が刺さる『八代将軍吉宗』(1995年)
『八代将軍吉宗」では主人公の徳川吉宗を演じました。質素倹約を推し進めながら、明るく人の心をつかむ吉宗に、理想のリーダー像を感じます。名君と称えられる吉宗の政治手腕だけでなく、人間的な苦悩や葛藤も丁寧に演じられました。
『西郷どん』ナレーションだけでなく後半で登場(2018年)
『西郷どん』ではナレーションだけでなく、後半で西郷隆盛の息子である西郷菊次郎役として登場。西田さんの穏やかで温かい語りが物語に深みを与え、ファンからも好評を博しました。
『鎌倉殿の13人』記憶に新しい後白河法皇の怪演(2022年)
『鎌倉殿の13人』では、後白河法皇を怪演。ずる賢さと飄々とした性格を見事に演じ分け、今までの穏やかな西田さんのイメージとは違う強烈な印象を残しました。
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西田さんが出演された大河ドラマ14作品のうち、「八代将軍吉宗」はTSUTAYA DISCASのレンタルDVDのみで視聴可能でしたが、リクエストに応えて2024年11月9日から配信がスタートしました。
「八代将軍吉宗」ついては、こちらで詳しく説明しています↓
その他の作品
西田敏行さんは大河ドラマだけでなく、数々の映画やドラマでも多彩な役柄を演じてこられました。
代表的な作品として、『釣りバカ日誌』シリーズのハマちゃんが有名です。大河ドラマで見せるシリアスな演技とは打って変わり、ユーモラスで人懐っこいキャラクターで「庶民的な温かさ」が西田さんの魅力が存分に発揮されていました。
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私は関西出身なので、西田さんが司会を務められた『探偵ナイトスクープ』が大好きでした。『探偵ナイトスクープ』もU-NEXTのの31日間無料体験で今すぐ視聴できます。
ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」で歌と楽器をこよなく愛し、若者の夢を応援する西田さんの姿にもとても感動しました。「アマポーラ」よかったですね。
まとめ
名優、西田敏行さんのNHK大河ドラマ出演作品をご紹介しました。
大河ドラマにおける西田敏行さんは、歴史上の人物に「人間らしさ」を吹き込む名優だと感じます。西田さんの幅の厚い演技から、大河ドラマ=歴史ドラマという領域を超えて、見ている人が自分事として感情移入させる強力な力をお持ちでした。
映画や大河ドラマ以外のドラマで見せるコミカルで温かなキャラクターも含めて、西田さんは「親しみやすく、しかし深みのある俳優」として特別な存在でした。
西田さんの人懐っこい笑顔は、これからも大河ドラマや他の多くの作品で私たちの記憶に残り続けると思います。
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本ページの情報は2024年11月時点のものです。最新の情報はU-NEXT、TSUTAYA DISCAS公式サイトでご確認ください。
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