WOWOWオリジナルドラマ『北方謙三 水滸伝』をきっかけに「原作をもう一度、じっくり味わいたい」と感じられた方も多いのではないでしょうか。
北方謙三さんの『水滸伝』は全19巻という超大作。続編の『楊令伝』、完結編の『岳飛伝』まで含めると、「大水滸三部作」は全51巻にもなります。

25年越しの「水滸伝」ファンの管理人ですが、今この分量を「目で読む」ことが、少しつらくなってきました。
そんな私を救ってくれたのが、Amazon Audible(アマゾン オーディブル)で聴く、北方謙三『水滸伝』の朗読でした。
『水滸伝』全19巻の朗読を担当するのは、松平定知さん。登場人物の声色からナレーションまでとにかく「凄い!」に尽きます。松平さんの語りによって、梁山泊の世界が目の前に音を立てて現れたのです。
この記事では、
・北方謙三『水滸伝』のオーディブル朗読がなぜここまで凄いのか
・全19巻+続編『楊令伝』はどこまで聴けるのか(2026年1月時点)
・目がつらくなってきた世代でも、超大作を最後まで味わう方法
について管理人自身の体験を交えながらお届けできればと思います。
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なぜ今、私は「北方謙三・水滸伝」をAudibleで聴いているのか
直接のきっかけは、WOWOWで『北方謙三・水滸伝』がドラマ化されると知ったことでした。
けれど、私にとって北方謙三さんの水滸伝は「ドラマ化をきっかけに初めて触れた作品」ではありません。
時をさかのぼること2000年。 当時、私は中国・北京に住んでいました。
当時、在華邦人の間で北方謙三さんの『水滸伝』が大人気でした。
北方謙三さんご本人が北京で講演をされたこともあり、中国通の読者にも大反響だった空気を、肌で感じていたのを覚えています。
中国の大地の匂い、人々の熱気。 その風土と『北方 水滸伝』から立ちのぼってくる空気感が驚くほど重なりました。
私もその空気にすっかり魅了され、紙の本で北方謙三さんの『水滸伝』を、夢中で読み漁りました。
もちろん、その後25年間ずっと途切れることなく読み続けていたわけではありません。生活が変わり、読む時期が空いたこともあります。
けれど今回、ドラマ化を知り、『水滸伝』の物語とともに、当時の中国での暮らしや、街の空気が、一気に脳裏によみがえってきて「もう一度、原作を読み返してみたい」と思いました。
ただ、老眼と眼精疲労が辛い今の私には、若い頃と同じように、長時間、紙の本を読み続ける眼力はありません。
そこで選んだのが、Amazon Audible(アマゾン オーディブル)で“聴く”北方謙三『水滸伝』でした。
何度も読んできた物語だからこそ、朗読を通してまた違う形で梁山泊の世界と再会できるのではという期待もありました。そして実際に聴いてみて、大正解でした。
松平定知さんの朗読がすごい!梁山泊が目の前に立ち上がる
オーディブルで『北方謙三・水滸伝』を聴いて驚いたのが、圧倒的な朗読の熱量。
水滸伝全19巻の朗読を担当しているのは、元NHKアナウンサーの松平定知さんです。
ニュースやドキュメンタリーのナレーションで聞き慣れていた松平さん落ち着いた声が、水滸伝の世界と、ここまで相性が良いとは思っていませんでした。
感情を過剰に乗せるわけではないのに重みがあって、ストーリーの奥にある「覚悟」や「哀しみ」が、自然と伝わってきます。朗読の粋を超えた臨場感と切迫感。停止ボタンが全く押せず気づけば朝…。
登場人物が多く、関係性も複雑な水滸伝ですが、松平さんの声のトーンや間の取り方によって、混乱することなく物語を追うことができます。
紙の本で何度も読んできたはずの場面なのに、 松平定知さんの声を通すことで、「ああ、こういうことだったのか」と、 新しい発見がいくつもありました。
北方謙三さんの『水滸伝』は、読むだけでなく、語られてこそより深く胸に落ちてくる作品なのかもしれません。
「まずは松平定知さんの声を体験してみたい」と思った方は、こちらからどうぞ↓
続編『楊令伝』から朗読が岩崎了さんに。新しい梁山泊
北方謙三さんの『水滸伝』は全19巻。そして、続編の『楊令伝』へと引き継がれていきます。
この『楊令伝』から、オーディブルの朗読者が、岩崎了さんにバトンタッチされ、雰囲気が変わってしまうのではないかと不安に思いましたが、実際に聴いてみると、その心配はすぐに消えました。
岩崎了さんの朗読には、 松平定知さんとはまた違った、前へ進む力、物語を押し出す勢いがあります。梁山泊の意志を受け継いだ者たちが、新たな道を歩み始める『楊令伝』。その物語のフェーズの変化を、朗読される方の交代が、自然に体現しているようにも感じました。
2026年1月現在、『楊令伝』の朗読は11巻まで配信されています。
ほぼ、毎月1巻ペースでリリースされているので 「次はどこまで聴けるのだろう」と、物語の続きを待つ楽しみがあるのも、今ならではの魅力です。
すでに結末を知っている方も、朗読で聴くことで、連載を追っているかのような感覚が生まれます。ドラマとの見比べも楽しみですね。

岩崎さんはオーディブル『成瀬は天下を取りに行く』『成瀬は信じた道を行く』での落ちついた声が印象的でした。『楊令伝』は全15巻、完結編の『岳飛伝』は全17巻あります。今後のリリースが楽しみです。
北方謙三「大水滸三部作」は全51巻!だからこそ“耳で向き合いたい”
北方謙三さんの水滸伝シリーズは、一般に「大水滸三部作」と呼ばれています。
その内訳は、
・『水滸伝』全19巻
・続編『楊令伝』全15巻
・完結編『岳飛伝』全17巻
すべて合わせると、実に全51巻。 そのスケールに思わず圧倒されてしまいます。
何度も読んできたので、面白さは太鼓判ですが、この分量を、あらためて紙の本で最初から最後まで読み通すのは、なかなか覚悟が要るのも事実です。

管理人は特に年齢を重ねるにつれ、目の疲れや集中力の低下が無視できなくなってきました。
そんな中、オーディブルで“耳で読む”水滸伝は、無理なく取り入れることができました。
散歩をしながら、家事をしながら、あるいは目を閉じてただ声に身を委ねるだけもありです。少しずつ聴き進めることで、全51巻という超大作とも向き合えるようになりました。今の私には、「耳で読む」という選択肢が、しっくりきています。
管理人の実体験「源氏物語」を耳で読み切れた理由|『光る君へ』がくれた転機
「超大作を耳で読む」ことに抵抗がなかったわけではありませんが、その考え方を大きく変えてくれた体験があります。
それは、大河ドラマ『光る君へ』の放送をきっかけに始めた『源氏物語』の耳読でした。
『源氏物語』は全54帖という超大作です。最初は文庫本やKindleで読んでいましたが、正直に言うと、途中から目の疲れが強くなり、目で読み続けることが、だんだん苦しくなってきました。
ちょうどその頃、同年代の方に勧められたのがきっかけで試してみたのが、 オーディブルを使った「耳で読む読書」でした。
そのおかげで、 スキマ時間を使いながら、約3か月かけて、 『源氏物語』54帖を最後まで読み切ることができました。最後まで通して聴いてみて感じたのは、「読書=字を読むもの」という概念が、私の中で静かにほどけていったことです。
管理人の場合、物語は、目で追わなくても、耳からでも、ちゃんと心に届きました(これは個人差があるそうです。視覚情報でないとダメという方もいらっしゃるみたいです)。
そして『光る君へ』の放送が終了した2024年12月、 私はもう一度、『源氏物語』を最初から聴き直しました。二周目で見えてきたのは、一周目では気づけなかったまひろ(吉高由里子さん演)の心の揺れや、物語の奥に流れる時間の感覚でした。
この体験をつづった記事が天狼院書店の『メディアグランプリ』に掲載していただきました。
超大作を「耳で読む」という体験について、もう少し詳しく書いています。よろしければこちらもどうぞ。
「年齢を重ねても、 物語と深く付き合い続ける方法は、ちゃんとある」
源氏物語の耳読は、私にそう教えてくれた、大切な経験でした。ですので、全51巻に及ぶ北方謙三さんの水滸伝とも、「耳でなら、最後まで伴走できる」 そんな手応えを感じています。
Audibleで「大水滸三部作」の挫折しない聴き方|51巻は「一気に聴かなくていい」
全51巻と聞くと、「とてもじゃないけれど、最後までたどり着けない」と思う方も多いと思います。
けれど、オーディブルで聴く水滸伝は、紙の本とは、付き合い方がまったく違いますのでご安心下さい。管理人は「全部を一気に理解しようとしない」のがコツかなと思います。
水滸伝は、そもそも群像劇です。最初は登場人物の名前や関係があいまいでもまったく問題ありません。
松平定知さんの朗読は、登場人物ごとに声の重心や間の取り方が違うので、「この声、さっきも出てきたな」と、耳が自然に覚えてくれます。朗読を浴びる感覚でぜひお聴きになってください。
ひとつだけ、 初めて『水滸伝』を聴く方に、事前に知っておいていただきたいことがあります。
『水滸伝』は、登場人物の名前が、 「宋江(そうこう)」「晁蓋(ちょうがい)」「林冲(りんちゅう)」といったように、中国名を日本語の漢字読みで読まれています。
耳だけで聴いていると、「今、誰の話だったかな?」 と一瞬迷ってしまうこともあります。
そんなときにおすすめなのが、聴き始める前に、オーディブルの作品概要欄で、 登場人物の名前を一度だけ目で確認しておくことです。
「この名前は、こういう漢字で書く人」と頭の片隅にありますと、物語にぐっと入り込みやすくなります。管理人も「あれ?だれだっけ?」と思い、ざっと目を通しました。
聴くタイミングも
・家事をしながら
・散歩をしながら
・通院や移動の行き帰りに
・眠る前に、少しだけ(寝落ちしても)
「今日は5分だけ」で十分です。
オーディブルはタイマー機能も、読み終わった場所から再開もできますので、「続きから」で、物語がちゃんと待っていてくれます。スマホやタブレットなどがあれば、いつでも読書が再開できるのが、オーディブルの強みだと管理人は感じています。
Audible無料体験で、まずは1巻から始めてみませんか
「水滸伝、もう一度触れてみたいな」「聴いてみたい」と感じた方がいらしたら、オーディブルには、30日間の無料体験がありますので、無理のないところから始めてみてはいかがでしょう。
北方謙三さんの『水滸伝』は1巻ごとに区切られているので、無料体験期間中に、まずは第1巻だけ聴いてみるという使い方もできます。声や操作など試してみて合わないなと感じたら、無料体験中は、いつでも解約できますし、費用が発生することもありません。
耳で読む水滸伝は、忙しい日々の中でも、自分だけの贅沢な時間を味わっていただけると思います。まずは1巻から。よろしければ、無料体験で試してみてください。
※2026年1月現在、北方謙三『水滸伝』はAmazonのオーディブル聞き放題対象作品ですので、オーディブル会員の方は無料で聴けます。会員でない場合、30日間無料お試しの間にお聴きいただけます。(松平定知さんの朗読で、静と動の壮大な世界観が目の前に広がります)。
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原作を「目で読みたい」方へ|北方謙三『水滸伝』の書籍情報
耳で聴く水滸伝も素晴らしいですが、
「やはり原作は、手元に置いておきたい」
「気に入った場面を、もう一度文字で読み返したい」
という方も、きっといらっしゃると思います。
北方謙三さんの『水滸伝』は、 集英社文庫版・全19巻で刊行されています。1冊ずつ揃えることもできますし、 全巻セットでまとめて読むことも可能です。
また、 Kindleなどの電子書籍で読むこともできるので、 文字サイズを調整しながら、無理なく読み進めたい方には、電子版も向いています。
耳で物語の流れを掴み、印象に残った場面を目で読み返すAudibleと書籍を併用する読み方も、とても贅沢で、続けやすい方法だと思います。
まとめ
WOWOWのドラマ『北方謙三・水滸伝』をきっかけに、 原作の世界へ、もう一度足を踏み入れてみようと思いました。耳で読書ができることが分かって、管理人の読書習慣がまた復活しました。
全51巻というスケールを前にすると、 身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。けれど、耳で読むことで、物語は、こちらの生活の速度に寄り添ってくれます。
もし今、水滸伝の世界が気になっておられるなら、耳を澄ませてみてください。梁山泊の男たちがきっと迎えてくれます。
本ページの情報は2026年1月時点のものです。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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