「鎌倉殿の13人」39話のネタバレあらすじと感想をお届けします。
新しい政治体制を整えるのに必死な義時ですが、強引なやり方に三浦義村や和田義盛たちが不満を募らせていきます。
病から快復した実朝の和歌の才能が開花します。が、その思いは誰にも言えませんでした。
>>こちらの記事で『鎌倉殿の13人』のあらすじネタバレを全話紹介 しています。
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サプライズ・初登場・再登場
サプライズ登場・侍女ナレーション(長澤まさみ)
「真田丸」のきりと思い出しました。義時とすれ違っただけで絡みがないところもいいですね。
役名はなく「語り:長澤まさみ」と表示されていましたが、また期待したいです。
初・公暁(寛一郎)
23話の巻狩りに、急に大きくなって登場した泰時(坂口健太郎)のように、突如大人になった公暁(寛一郎)が登場しました。
寛一郎さんは182センチの長身。頭を丸めた僧の姿でしたが、烏帽子をかぶっていなくても頭をかしげて御簾をくぐらなければなりませんでした。
佐藤浩市さんとの親子共演は実現されませんでしたが、やはり顔立ちが似ていますね。
初・泰時の異母弟、北条朝時(西本たける)
北条朝時は、義時と比奈の息子。異母兄にあたる泰時とは11歳差です。
史実とはいえ、比奈の息子なのにお行儀が悪かったり女グセが悪いとは。
初・御所の女房よもぎ(さとうほなみ)
側室候補に呼ばれて、実朝と面談するよもぎ(さとうほなみ)さん。
実は朝時に、もてあそばれたと告白します。
よもぎ役は「ゲスの極み乙女」ドラマーのさとうほなみさんです。
再・医師(康すおん)
祖父の佐々木秀義役では歯がなかった、康すおんさん。孫の医師役で2度目の登場です。
歯は健在で活舌よく話されていました。ファンサービスがいっぱいで嬉しいですね。
実朝と和歌
実朝役の柿澤勇人さんは、ミュージカル俳優としていて活躍されているだけあって、和歌を詠む声もビブラートが効いていて美声でした。
NHK「歴史探偵」で佐藤二朗さんとの会話で、和歌を詠むのは初めてながら、日本人の奥底にある感覚が沸いてきて、和歌の世界に自然に入っていけたので、芸能指導の先生からすぐOKがもらえた。と話されていました。
実朝の繊細で豊かな感受性が、和歌の世界で花開き、政治にも影響を及ぼします。
三善康信への優しい気遣いや、正室の千世と心を通わせる場面があってホッとしました。
衣装
義時の黒装束は、ガサガサした布の素朴さはなく、上質で腹黒い雰囲気が漂いました。
対する政子は表裏のない清らかな色合いに。実衣は暗黒の赤にシフトしてきました。
北条の人々は、人格の変化と衣装の変化がリンクしています。
実朝の思いと泰時の超・鈍感力
泰時は、実朝から恋の歌を送られても、「おかえりモネ」の菅沼先生並みの鈍感力でした。
源仲章(生田斗真)が歌の意味を教えてくれなかったら、知らないままだったのでしょうか。
泰時の愚直なまでの鈍感力が、この先鎌倉を救っていくと信じたいです。
仲章は人物観察に優れていると思うので、この和歌を見て実朝の思いを悟ったかもしれません。
「草燃える」と違うのは?
「鎌倉殿の13人」では、実朝が道ならぬ思いに悩む設定ですが、
同じ時代が舞台の1979年大河ドラマ「草燃える」では、
実朝(篠田三郎)ではなく、公暁と三浦義村の息子・駒若丸(京本政樹)が愛し合う設定です。
「草燃える」では、実朝を暗殺した公暁に手を差し伸べないと父・三浦義村(藤岡弘)が決断します。
三浦に裏切られたと知った公暁は「駒若がおれを裏切るはずはない、開けてくれ、駒若!」と叫びます。「草燃える」総集編5話はこちら
柿澤勇人さんと京本政樹さんお二人に共通する物憂げな目元に、悲しい運命を感じます。
「草燃える」キャストはこちら
義時、おまえもか?
実際のところ、義時(小栗旬)には荷が重いのかもしれません。
「鎌倉を守るため」だったはずが、兄の宗時が理想としていた「北条が武者の頂点に立つ」というのが第一目的になってしまっていて、あれれ?と思いました。これでは時政と同じです。
権力を掌握すると、人は変わってしまうのでしょうか?
義時のターニングポイントは15話「足固めの儀式」だと思います。
頼りない頃の義時は15話以前で見れます。
まとめ
実朝の道ならぬ思いと、柿澤勇人さんの美しさに注目が集まった39話「穏やかな一日」。
和田義盛と三浦義村の不満、公暁の影が鎌倉の将来に不安をもたらします。
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