大河ドラマ『べらぼう』第10話「『青楼美人』の見る夢は」の主要キャストを徹底解説します。気になる「尾美としのりさんはどこ?」についても、併せてどうぞ!
・10話を見逃した。
・「尾美としのり」さんはどこ?を知りたい
・10話「『青楼美人』の見る夢は」の主なキャストと役どころを知りたい。
・『べらぼう』再放送は?どこで見れる?全話を見たい!
というあなたにお届けします。
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まず、平沢常富(尾美としのりさん)を探せ!

10話での平沢常富(尾美としのりさん)は、41分06秒に画面いっぱいに登場しました!それも、人物紹介の着物・羽織もの、襟巻?だったので、とても分かりやすかったです。
瀬川が吉原大門を出たあとのシーンです。蔦重が『青楼美人』には、今日ここにいる花魁たちも載っている。と売り込みの口上を言っている時に、「桐菱屋」亀菊(大塚萌香さん)が、尾美さんに向かって、色っぽい視線を送ります。で、尾美さん=平沢常富が「俺のこと?」いやぁ参ったな~と首の後ろをかく仕草、嬉し気な表情をしていました。

10話も9話に続くボーナス出題です。デレっと楽しそうな尾美としのりさん、いえ平沢常富はさすが「宝暦の色男」です。
平沢常富とは
出羽国久保田藩(現在の秋田県)の藩士で江戸留守居役で、朋誠堂 喜三二(ほうせいどう きさんじ)の筆名で知られる戯作者。鱗形屋の専属でしたが、その後蔦重とタッグを組みます。狂歌ブームの火付け役で、狂歌名「手柄岡持(てがらのおかもち)」で知られます。
管理人は、一回目の視聴で「尾美としのりさんを探せ!」をすると、ストーリーが全く頭に入ってこないので、U-NEXTで2回目、3回目と遠目で観たり、近くで目を細めて見たり。ここぞという場面は0.6倍速の遅送りして尾美としのりさんを探しています。

10話は1回でバッチリ登場されたので、今後はセリフもバンバンあるのかも。楽しみですね。
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主人公・蔦屋重三郎/蔦重(横浜流星さん)
主人公・蔦屋重三郎(通称:蔦重)を演じるのは、横浜流星さん。
九郎助稲荷で「俺がおまえを幸せにしてぇの」とやっと言えた蔦重でしたが、幼なじみで吉原を良くする「同志」の2人なので、思いが通じ合ったからといって恋愛モードにはなりませんでした。
瀬川が鳥山検校からの身請け話を決めて、吉原を去る時が近づきました。花魁たちの日常を描いた『青楼美人』が完成して、蔦重が瀬川にはなむけとして渡しに来ました。
2人の想いは成就しませんでしたが、吉原をよくする夢を蔦重はこれからもずーっと見続けると瀬川に宣言します。瀬川も「そりゃまぁ、べらぼうだね!」と目に涙をためていました。

「本」が繋ぐ二人の絆が、温かくもあり、切なくもあります。
花嫁衣装に身を包んで吉原大門を出ていく瀬川。大門の前で堂々と立っている蔦重の横を通り過ぎていきます。瀬川を見送った後、蔦重の「東西、東西ご注目!」の口上が始まります。

蔦重ができる精一杯の瀬川へのはなむけで、2人の目標を叶えるための第一歩だと感じました。
瀬川(小芝風花さん)
吉原の「松葉屋」花魁・五代目瀬川を演じるのは小芝風花さん。鳥山検校の身請けを受けて吉原を華々しく去ります。
豪華な花魁道中、蔦重の立っている吉原大門から遠ざかるように沿道の人たちにお披露目し、そして、きびすを返して蔦重が立っている吉原大門に向かって堂々と歩んでいきます。
瀬川にとって吉原は過酷な場所であると同時に己の誇りを持って生き抜いた場所。女郎たちに「豪気な身請けを受けて花魁道中で大門をくぐる姿を見せる」を、瀬川は全うしました。

蔦重との永遠の別れでもある花嫁道中。「おさらばえ」と吉原に頭を下げたとき、瀬川の胸の内には、どれほどの覚悟と寂しさがあったのか涙
幼なじみとして支え合いながら歩んできた蔦重と瀬川。蔦重が「吉原を良くしたい」ともがく姿を、ずっと見守り、全面的に助け、男前に引っ張ってきた瀬川。
花魁としての誇り、次の世代の女郎たちの憧れであるべき責任、そして蔦重への想いのすべてを携えて、瀬川は新しい人生へと踏み出しました。
子どもの頃に蔦重からもらった『塩売文太物語』を、「わっちが初めて男からもらった贈り物でござんしてなぁ」と大事にする姿と、蔦重から受け取った『青楼美人』を見て「何かくれる時はいつも本だなぁって」と話す瀬川。
>>『塩売文太物語』どんな話?【べらぼう】の瀬川が大事にしている理由は?

一生忘れない思いを本と一緒に持っていく瀬川は、きっと持ち前の強さとしなやかさで、誇り高く生きていいくことと思います。

吉原を去った瀬川の決断は、蔦重にとってもまた大きな転機となるはずです。これからの蔦重にどう影響していくのか、ますます目が離せませんね。
瀬川を演じる小芝風花さんが主演の『あきない世傳 金と銀』はヒロイン・幸を取り巻く恋あり、涙あり、笑いありの人情時代劇です。健気なヒロイン・幸を小芝さんが熱演されています。
鳥山検校(市原隼人さん)
瀬川を千四百両(1両=6万円→8400万円前後)で身請けした、大富豪の盲人・鳥山検校。吉原大門の外で瀬川を待っていました。
瀬川に言わせると、鳥山検校は、男ぶりがよく、品もよく、優しい、人の心の機微も分かる。素晴らしいお人です。瀬川のちょっとした声色の違いにも気づく鳥山検校。

『塩売文太物語』や『青楼美人』の文字や絵は見えなくても、瀬川がそれを愛おしく眺めている姿は鳥山検校の心に届くはずなので、ちょっと心配です。
鳥山検校を演じるのは市原隼人さんです。1987年生まれ。大河ドラマ『おんな城主 直虎』でもセクシーな僧で大人気でした。『鎌倉殿の13人』では、三浦義村演じる山本耕史さんと筋肉対決。そして『べらぼう』にまた剃髪姿で戻ってこられました。NHKドラマでは『正直不動産』シリーズにも出演されています。
鳥山検校を演じる上で、市原さん自らが提案した白濁したコンタクトレンズをつけての撮影です。コンタクトを付けるとほぼ何も見えなくなるそうで、見えないことへの不安や、感覚と研ぎ澄ます必然、人とのつながりの有難さ、孤独感などを考えながら、手探りで鳥山検校をどう演じるか模索されているとのことです。
若木屋与八(本宮泰風さん)
10話で初登場した若木屋与八。西村屋与八(西村まさ彦さん)と小泉忠五郎(芹澤興人さん)をこっそり呼んで、蔦重や蔦重サイドの忘八の親父様方を蹴落とす勢いです。
『俄(にわか)』祭りではその企画の覇権を巡り、大文字屋市兵衛(伊藤淳史さん)と戦いを繰り広げることになります。
若木屋与八を演じる本宮泰風さんは、1972年生まれ。お兄さんは俳優の原田龍二さん。本宮さんは時代劇やテレビドラマで幅広く活躍されています。

吉原の忘八の親父さま方は一枚岩だと思っていたのが、あららという展開で、今後、色々な利権が絡んできそうです。
勝川春章(前野朋哉さん)
葛飾北斎の師匠で、当代一の役者絵師・勝川春章(かつかわしゅんしょう)が登場しました。
10話では、北尾重政(橋本淳さん)と共に『青楼美人合姿鏡』の絵を描きます。

蔦重に案内されて、松葉屋で花魁たちが仕事の合間にくつろいでいる姿を一心不乱に描いていました。
勝川春章は、のちに葛飾北斎など多くの弟子を抱え、役者似顔絵を得意とする勝川派の代表となり、喜多川歌麿(染谷将太さん)の「美人画」や写楽の「大首絵」に大きな影響を与えることになる。
蔦重と北尾重政と勝川春章の3人で歩いている姿は「面白いことを始めるぞ」というムードがいっぱいでした。
前野朋哉さんは1986年生まれ。岡山県出身。監督・俳優として活躍されています。朝ドラ『カムカムエブリバディ』の世良公則さんの息子役として喫茶店「Dippermouth Blues」のマスター、その孫の2役を演じておられたのは記憶に新しいです。
花魁たちが勢ぞろい!
瀬川の花嫁道中のはなむけとして、また蔦重が『青楼美人』をPRするのを手伝う意味もあって、志津山(東野絢香さん)、亀菊(大塚萌香さん)、勝山(平舘真生さん)、常盤木(椛島光さん)、
嬉野(染谷知里さん)、春風(青山美郷さん)ら、花魁・女郎が吉原大道に勢ぞろいしました。
3話で蔦重と北尾重政が初めてタッグを組んだ『一目千本』にも登場した花魁たちです。個別にどんなうふに見立てられたのかは、3話キャスト徹底解説記事でご紹介しています。
亀菊に見つめられて、「え?オレ?嬉しいなぁ」とまんざらでもない表情をしていた平沢常富(尾美としのりさん)も面白かったですね。>>【べらぼう】尾美としのりさんはどこにいる?
八五郎(阿部亮平さん)、熊吉(山根和馬さん)
時代劇や落語によく登場する「熊さん、八っつあん」の2人組ですね。リアルでも親友のお二人が演じておられます。
九郎助稲荷で語りの綾瀬はるかさんのように、『べらぼう』解説や、当時の江戸の様子が落語っぽく伝わってきます。
八五郎を演じる阿部亮平さんは大河ドラマ『花燃ゆ』『八重の桜』にも出演。熊吉を演じる山根和馬さんはダンサーでもあり俳優でも活躍。
お二人はドラマでの共演をきっかけに親交を深め、ユニット「純悪」で発信されているTikTokはフォロワー60万人越え(2022年8月時点)という安定の「熊さん、八っつあん」です。
第10話の全キャスト一覧(役名のある人のみ)
役名のある方のみ表にまとめました。
第10話の全キャスト一覧(役名のある人) |
蔦屋重三郎:横浜流星 平賀源内:安田顕 瀬川:小芝風花 田沼意知:宮沢氷魚 知保の方:高梨臨 うつせみ(回想):小野花梨 徳川家基:奥智哉 田安賢丸:寺田 心 松の井:久保田紗友 とよしま:珠城りょう まさ:山下容莉枝 勝川春章:前野朋哉 朝顔(回想):愛希れいか 留四郎:水沢林太郎 小泉忠五郎:芹澤興人 名見崎徳治:中野英樹 八五郎:阿部亮平 熊吉:山根和馬 丁子屋長十郎:島英臣 志津山:東野絢香 亀菊:大塚萌香 勝山:平舘真生 常盤木:椛島光 嬉野:染谷知里 春風:青山美郷 種姫:小田愛結 はなぞの:平尾菜々花 はなさと:齋藤さくら さくら:金子莉彩 あやめ:吉田帆乃華 長崎屋小平治:千葉清次郎 桐屋伊助:キンタカオ 伊勢屋九平治:会田泰弘 玉屋庄兵衛:岡山和之 万字屋半四郎:岡けんじ 泉屋与市:車邦秀 井筒屋孫兵衛:佐藤政之 山口巴半助:真木仁 鳥山検校:市原隼人 次郎兵衛:中村蒼 若木屋与八:本宮泰風 松葉屋半左衛門:正名僕蔵 大文字屋市兵衛:伊藤淳史 扇屋宇右衛門:山路和弘 りつ:安達祐実 いね:水野美紀 ふじ:飯島直子 北尾重政:橋本淳 平沢常富:尾美としのり 鶴屋喜右衛門:風間俊介 西村屋与八:西村まさ彦 高岳:冨永愛 宝蓮院:花總まり 徳川家治:眞島秀和 松平武元:石坂浩二 三浦庄司:原田泰造 鱗形屋孫兵衛:片岡愛之助 駿河屋市右衛門:高橋克実 須原屋市兵衛:里見浩太朗 田沼意次:渡辺謙 語り(九郎助稲荷):綾瀬はるか |
『べらぼう』のキャスト一覧はこちらから
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第10話の制作陣(抜粋)
10話では吉原の風俗、華道や廓ことばなどが特徴的でした。『べらぼう』をきっかけに江戸の文化や風俗に興味を持たれる方も多いことと思います。『50ボイス』で吉原風俗考証や版元考証の方のコメントが見れますのでぜひ。
脚本 | 森下佳子 |
音楽 | ジョン・グラム |
テーマ音楽指揮 | 下野竜也 |
時代考証 | 山村竜也 |
版元考証 | 鈴木俊幸 |
戯作考証 | 棚橋正博 |
風俗考証 | 佐多芳彦 |
吉原風俗考証 | 山田順子 |
近世美術史考証 | 松嶋雅人 |
古文書考証 | 大石泰史 |
建築考証 | 三浦正幸 |
衣装デザイン | 伊藤佐智子 |
三味線指導 | 清元斎寿 |
華道指導 | 井関脩智 |
江戸ことば指導 | 柳亭左龍 |
廓ことば指導 | 園英子 |
インテマシーコーディネーター | 浅田智穂 |
演出 | 大原拓 |
インテマシーコーディネーターについては、『50ボイス』の記事で詳しくご紹介しています。よろしければどうぞ>>『べらぼう50ボイス』番組に携わる50人にインタビュー
『べらぼう』1週間の放送予定は?
大河ドラマ『べらぼう』の放送時間を整理しました。日曜日はお昼12:15を皮切りに3回『べらぼう』が放送されています。土曜日のお昼に放送されるのは、日曜日の回の再放送です。
日曜日 | お昼12時15分~13時 | BSプレミアム4K |
日曜日 | 夕方6時~6時45分 | BS |
日曜日 | 夜8時~8時45分 | NHK総合 |
次の土曜 (日曜日の再放送) | お昼1時05分~1時50分 | NHK総合 |
※地上波放送のNHK総合よりも、NHK BSプレミアム4K、NHK BSの方が早く放送されます。※放送日時は変更される場合があります。
また、NHKの受信契約をしている方はNHK+(プラス)で放送後の番組を7日間視聴できます。
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まとめ
第10話に登場する主なキャストの紹介をお届けしました。10話では『金々先生』や『女重宝記』、そして幼いころに蔦重からもらった『塩売文太物語』が登場しました。鳥山検校と「瀬川」の仲、蔦重とはどうなるのか今後の展開が見逃せません。来週の放送もぜひお楽しみに!
『べらぼう』の見逃し配信がどこで見れるかこちらでご紹介しています↓
『べらぼう』ネタバレあらすじまとめはこちらから↓
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『べらぼう』大河ドラマガイド・前編はこちらから↓
第110話までのあらすじや、豪華な出演者インタビューなど盛りだくさんの内容です。
NHK大河ドラマ 歴史ハンドブック べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~: 蔦屋重三郎とその時代 (NHKシリーズ) はハンディタイプで、ゆかりの地めぐりのおともにピッタリです↓
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