『べらぼう』26話。タイトルは「三人の女」
三人の女とは、蔦重の妻・てい、母・つよ、そして誰袖なのか?それとも……
浅間山の噴火に続いて、今度は米不足に苦しむ江戸や周辺地域。田沼体制に暗い影が差します。
そして、仮面夫婦だった蔦重とていが本当の夫婦になった26話。
>>こちらの記事で『べらぼう』のあらすじネタバレを全話紹介 しています。
>>こちらの記事で『べらぼう』の話ごとのキャスト&相関図を紹介しています。
U-NEXT31日間無料体験で「べらぼう」1話からイッキ見はここから!
【現代とリンク】米の値が昨年の倍に上昇します。

浅間山の噴火の灰の影響と、冷夏のために米が不作。その上、買い占め、売り渋りが横行して米の値段が前年の倍になります。米の価格高騰は現代とリンクします。
おかずは少なく、とにかく白飯をいっぱい食べたこの時代。奉公人だけでなく、戯作者や狂言師、絵師が集う「耕書堂」では、蔵にあるコメが残り1俵。
(この「白米ばっかり食べ」が蔦重の死因である「脚気」の要因です)
蔦重は、駿河屋の親父さんに頼んで、馴染みの札差(米の仲介者)を紹介してもらいます。
売れっ子狂歌師・太田南畝の歌を書いた扇を札差に贈呈して、昨年と同じ値段で米を売ってもらう約束を取り付けます。扇に書いてあった歌は↓
世の中に たえて女のなかりせば をとこの心 のどけからまし 赤良
※元歌は、在原業平「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」
『べらぼう』26話より
同行の太田南畝(桐谷健太さん)が、天に向かって「搗く音に無限の米を降らせよや ここに三俵 かしこに五俵」と米を呼び込む言霊を発するのを見て、蔦重は、米の値段を下げる方法を思いつきます!
U-NEXT31日間無料体験で「べらぼう」1話からイッキ見はここから!
蔦重のプランは「めでたい世の中にする!」
米を生み出すことができない商人にできることは、めでたい世の中にして米を引き寄せることだと蔦重はひらめきます。
蔦重は、正月に向けて大急ぎで戯作の企画を練ります。それに乗ってくる狂歌師の皆さん。
又吉直樹さん演じる宿屋飯盛も登場し、どんな修正にも応える歌麿。この活気に満ちた様子「チーム蔦重」のパワー全開です。
母・つよ登場。蔦重の人たらしは母譲り。
蔦重が7歳の時にいなくなった母・つよ(高岡早紀さん)が、日本橋の耕書堂に現れます。
新語の「べらばあめ!」とすごい剣幕で追い出そうとする蔦重ですが、ていや周りになだめられて、しぶしぶ母・つよを受入れます。
つよは、人の懐にスッと入るのが上手い人。髪結いをしながら、客に耕書堂の本をセールスして蔦重の商いの手助けをします。
ピンときた蔦重も客が好みそうな、関連のある錦絵や黄表紙を次々と紹介していきます。
そして、その様子を見ていたていが、店の者がみな蔦重のように本を紹介できるように「本の系図」を作ることを思いつきます。すごい連携プレーです。
つよを演じる高岡早紀さんは手先が器用だそうで、髪結いの所作もとても上手。つよそのまんまです。
蔦重の人たらしは母譲りの気質かもしれませんね。
舞台が吉原から日本橋に移って、女性陣の衣装もグッと抑えた色合いに、眉毛も皆さんしっかりあります。
「系図」を仕上げたていは出家を決意します。
26話でていが作り上げた「本の系図」。大河ドラマ館の7月の展示入れ替えでお目見えしていました。


つよの人当たりのよさや、蔦重の人脈などを見ていて、自分は頑固で役に立たないと思うてい。
系図を仕上げたので、ていは出家をしようと思い、家を出ます。
止めに来た蔦重のセリフが泣けます。「おていさんは、俺がオレのためだけに目利きした、俺のたった一人の女房でさ」。ていと蔦重はこの夜、本当の夫婦になります。
蔦重のセリフ全文はこちらで紹介しています>>べらぼう26話キャスト&相関図
歌麿の表情が切ない。

蔦重とていが本当に夫婦になった時、同じ屋根の下で「よかったな、蔦重」と涙を流す歌麿。
その後の場面で、歌麿が絵のサインに「千代」と書いていることを聞く蔦重。
「千代っていう女の弟子がいるってのもいいかな」ととぼけていた歌麿ですが、生まれ変わったら女になりたい。とも言っていました。
蔦重の一番そばにずっといたいんでしょうね。切ないですね。
歌麿の表情の移り変わりは、U-NEXTのNHKオンデマンドで見直しがおススメです。
U-NEXT31日間無料体験で「べらぼう」1話からイッキ見はここから!
江戸城でも動きが…
米の価格を抑えようと策を打つ意次ですが、思うような結果になりません。これに業を煮やした紀州徳川家の徳川治貞(高橋英樹さん)が幕府に対して忠告する事態にまで発展します。
そこで、意知は耕書堂に蔦重を訪ね「米の価格を下げるヒント」を思いつきます。
米と蝦夷の上知の2つの難問に挑む若き二代目・意知。
誰袖に騙されてきたと悟った道廣(ひょうろくさん)と、佐野政言(矢本悠馬さん)の2人が意知を冷たい視線で見つめています。
よくある質問
- Q『べらぼう』26話のあらすじは?
- A
『べらぼう』26話「三人の女」は、浅間山の噴火と米不足に苦しむ江戸を背景に、蔦重の家庭と商いの変化が描かれています。母・つよも登場しました。ていは「本の系図」を作り上げ、出家を決意しますが、蔦重の気持ちを知り、本物の夫婦になります。
- Q『べらぼう』26話「三人の女」の三人の女性とは?
- A
26話で登場する「三人の女」とは、
①蔦重の妻・てい、②母・つよ、③誰袖、
①②は同じ③は歌麿が描いた「千代」という架空の女性かもしれません。
- Q26話でていが言った表現を教えて
- A
「遺憾千万な知らせが…」(蔦重に蔵の米が残り一俵)
「思わぬところに伏兵が…」(米が減る要因その2を蔦重に伝えるのに)
「僭越ではございますが”孝行したい時に親はなし”」(蔦重が母にきつく言うのを止めて)
「鳩に三枝の礼あり 鳥に反哺の孝あり」
「人間万事塞翁が馬」(つよが捨ててやったお陰で蔦重が大成したと聞いて)詳しい意味はこちらで解説しています▶べらぼう26話キャスト&相関図
- Q26話に出てきた地口(江戸のしゃれた言葉あそび)は?
- A
「ベラばあめ」(蔦重が母・つよにに)
「帰ってきたのの天満宮」「ただいま帰るの子は蛙」(蔦重がお店に帰ってきて)
「なるへそ」(母・つよが髪結いをしている間に本を勧めようとしているのを見て)
- Q『べらぼう』26話は、どこで見られますか?
- A
『べらぼう』26話”三人の女”は、動画配信サービス【U-NEXT(ユーネクスト)】で見放題配信中です。U-NEXTの「NHKまるごと見放題パック」に加入すれば、過去のNHKドラマとあわせてイッキ見できます。初回登録時の無料トライアルで、最大1カ月無料で視聴可能です。
- QNHKオンデマンドをU-NEXTで見るメリットは何ですか?Amazonプライムビデオでは、NHKオンデマンドは無料で視聴できないの?
- A
はい、できません。NHKオンデマンドの無料おためしができるのは現時点ではU-NEXT(ユーネクスト)だけです。U-NEXT経由でNHKオンデマンド「まるごと見放題パック」に加入すると、初回登録時に付与される1000ポイントで、最大1カ月間無料でお試しできます。Amazonプライム経由や公式サイトから直接申し込むと無料期間はないため、U-NEXT経由が断然おトクです。
「べらぼう」のイッキ見には、U-NEXTのNHKオンデマンドが便利です。
U-NEXT31日間無料体験で「べらぼう」1話からイッキ見はここから!
まとめ
浅間山の噴火と冷夏、そして米の不作による高騰。
自然災害と共に生きてきた日本の歴史が再現されています。
蔦重の持ち味は母・つよからの遺伝で、蔦重の人たらしたるゆえんがよくわかった回でした。
思いが通じ合った蔦重とてい。そして、歌麿の気持ちが切ない回でした。
「べらぼう」のイッキ見には、U-NEXTのNHKオンデマンドが便利です。
U-NEXT31日間無料体験で「べらぼう」1話からイッキ見はここから!
本ページの情報は2025年7月時点のものです。最新の情報はU-NEXTサイトでご確認ください。
#べらぼう
#大河ドラマ