2025年9月19日(金)、「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」へ行ってきました。年間パスポート保有で、今回が6度目の訪問となります。
この記事では、大幅にアップデートされた9月の大河ドラマ館の様子を、写真多めにご紹介させていただきます。
・「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」はどこにあるの?
・9月の展示入れ替えの注目ポイントは?
・ゆかりの地をめぐる循環バスってどんな感じ?
について、分かりやすくお届けします。

管理人は関東在住なので、べらぼう大河ドラマ館は日帰りで行けます。今回は、9月の連休の合間を縫って伺いました。入館証の「おたのし」に引き寄せられ午前中を狙って大河ドラマ館を伺いました。リピーター視点でたっぷりお届けします。
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東京・大河ドラマ館と吉原、日本橋の位置関係。
まず、蔦重が生まれ育った吉原と、台東区民会館にある大河ドラマ館、そして、おていさんと切り盛りしている「耕書堂」がある日本橋の位置関係をざっくり大きな地図でご覧下さい。


浅草~日本橋は電車で10~15分の距離です。『べらぼう』日本橋編で次郎兵衛がちょくちょく耕書堂にやってきますが、この距離を籠か歩いてきてるんですね。
大河ドラマ館へのアクセス
「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」は、東京・台東区民会館(東京都台東区花川戸2丁目6番5号)の9階にあります。
最寄り駅は各線・浅草駅。雷門で有名な浅草寺のすぐ横です。浅草寺の東側にある二天門が一番近いです。


区民会館の1階では、大河ドラマ館スタッフの方が誘導してくださいますので、迷わずエレベーターで一気に9階まで。アクセスもよく、どの浅草駅からも徒歩5~10分程度なのも嬉しいポイントです。

今回は台東区民会館の違う階で「紙展」というのが開催されていて、そちらのフロアーに向かう方のエレベーター待ちの行列がすごかったです。9階・大河ドラマ館へは向かって右の2基のエレベーターが対応していて、時々開催の他のイベント会場とは停止階が違いますので、パッと見てエレベーターが行列になっていても、右側に回り込んでみてください。スルッと乗れたりします。
大河ドラマ館の開館期間、オープン時間、休館日、入館料は?

管理人は今回で6回目になりますので、年パス大勝利です。
「べらぼう江戸たいとうドラマ館」の詳細は、公式サイトをどうぞ↓

大河ドラマ館のある台東区民会館に近い駅は、東武線の浅草駅>銀座線>都営線の順番です。私はいつも銀座線の浅草駅3番出口から出て、松屋(東武線の駅隣接)の並びをずずっと向かいます。浅草駅は階段の上り下りが結構あります。エレベーターを利用される場合は、浅草駅構内図で下調べしてからお出かけくださいね。浅草寺との位置関係ですと、浅草寺・二天門のすぐ近くが台東区民会館です。
9月の来館記念証!粋な工夫
9月19日(金)の朝10時半に訪れた「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」。連休の合間だったので、この日は比較的空いていました(その後、団体の方が入場されてにぎやかになりました)。

べらぼう人気と共に、月を追うごとに入場者の数は増えています。スケジュールが許すなら平日・午前中がゆったり見て回れます。
来館記念証、秋は歌麿の『画本虫撰』!
9月は、『画本虫撰』の右側です。

これまでの来館記念証を並べてみますと…

タイミングが合えばゲットできる期間限定の入館記念証。リピーター向けだったりとびきりの旅の思い出に嬉しい仕掛け。
来館記念証の裏のデザインは、実は日によって異なっているそうで、詳細は大河ドラマ館の公式HP(https://taito-tsutaju.jp/features/exhibition)で案内されています。
せっかくなので、これまでに公式サイトで調べて狙った日時に伺い、『青楼美人合姿鏡』をコンプリートしました!

リピーターや近郊の人にオフピーク来館を自然と促す素晴らしい企画。をこうした細やかな工夫の数々が、何度訪れても新鮮な驚きを感じる大河ドラマ館の魅力です
※以前の大河ドラマ館の展示やゆかりの地めぐりは↓のリンクからお読みいただけます。
▶【べらぼう】大河ドラマ館 訪問レポ【2025年3月】
▶【べらぼう】ゆかりの地レポート~吉原編~【2025年3月】
▶【べらぼう】大河ドラマ館 年パス3度目訪問レポート【2025年5月】
▶【べらぼう】大河ドラマ館&日本橋レポート【2025年6月】
▶【べらぼう】大河ドラマ館 年パス5回目訪問レポ【2025年夏】

それでは、9月から新しく加わった展示を見て参りましょう。
【新】歌麿の『画本虫撰』と鳥山石燕の妖怪絵が登場。
9月に新登場したのは、歌麿の『画本虫撰』の下絵の数々と、歌麿の師匠・鳥山石燕の妖怪絵です。

ドラマ本編では、私たちもよく知っている妖怪たちも、石燕(片岡鶴太郎さん)がさらさらっと書かれていました。

そして、歌麿が「命を写し取った」数々の生物画が展示されていました。『画本虫撰』の下絵となる絵ですね。

撮影の小道具として綴じ本を作ってしまう『べらぼう』の美術の方々と協力しているプロ集団の皆さんに脱帽です。

【新】『江戸生艶気樺焼』も展示されています
劇中劇が斬新だった『江戸生艶気樺焼』の艶二郎の下絵と綴じ本も展示されています。




【新】江戸城コーナーにも新しい展示が

田沼意次が蔦重に宛てた、意知の仇を討つ覚悟を記した文。
このショーケースの展示ですが、意次の文の隣には、源内先生の幻の原稿が置かれていました。以前は源内先生の遺稿の隣に家基が鷹狩里の時に付けていた手袋→一橋治済が葡萄酒を飲んでいたワインセットだったのですが、今回、意次の覚悟の文と、源内先生の血の付いた遺稿が並んで展示されていて、おぉーと思いました涙。


展示ひとつひとつにも、スタッフの方の思いが込められているんだなぁと、ひとり泣けてきました。
江戸城コーナーでの展示のもう一か所もグッと惹きつけられました。
【新】鷹狩りの弓が…



7月の、江戸城コーナーのここの展示はこんなでした。

田沼意次(渡辺謙さん演)の衣装も健在!

松平武元(石坂浩二さん演)の裃の衣装の展示から、7月に田沼意次の衣装に展示替えされたコーナーでは、9月も意次の衣装が健在でした。
身長184センチの渡辺謙さんが着用されているだけあって、実に堂々として風格がありました。同じ大河ドラマ館に展示されている町人の蔦重や歌麿の衣装とは全く違うキラキラ感。柄×柄の着こなしで重厚さが醸し出される謙さんの存在感に圧倒されます。

「わぁ、大きいなぁー」と思ったのは『鎌倉殿の13人』の時政(坂東彌十郎さん)についでお二人目です。さすが世界の謙さん。
源内先生のエレキテルもまだまだ健在!

源内先生(安田顕さん)が蔦重(横浜流星さん)のおでこをはたきながら復元したエレキテルは、9月の展示入れ替え後も、まだありました。よかった。

内部も、ここまで再現するの?という精巧さ。映像には出ない部分もこのこだわり。「神は細部に宿る」とはこのことです。

静電気を発生させるためくるくる回転させるハンドルもちゃんとついています。大河ドラマ美術の方の『匠の技」に脱帽です。
吉原仲ノ町が、夕方の風情に


圧巻!ていが作った「本の系図」も健在!

7月の展示アップデートの目玉だった26話「三人の女」でていが書きあげた畳三畳分の「本の系図」も健在でした。これはジーッと見つめてしまいます。



大河のスタッフの方々が3日かかって作った力作。筆文字もすべて手書きで仕上げられています。実物をこの目で見られて感無量でした。
【新】4Kシアターてい&歌麿のインタビュー!
9月の展示の注目ポイントとして、ぜひおすすめしたいのが、4Kシアターで上映されている映像です。今回新たにていを演じる橋本愛さんと歌麿を演じる染谷将太さんのインタビュー、そして蔦重を生きる横浜流星さんのインタビューが登場しました。全12分の映像ですが、私は感動してしまい3回見てしまいました涙。

俳優さんって、相手の方の演技によって、自分の気持ちが引き出されるというか、化学反応の妙を感じて泣けてきました。
歌麿を演じる染谷将太さんの声と口の回り方(なんと表現していいのか分かりませんが、自分の言葉なんですが、セリフ回しのような響き)が素晴らしかったです。瀬川を演じる小芝風花さんの時にも感じたのですが「べらぼう」に出演されている役者さんの声の響きが本当に素晴らしくて、いつまでも聞いていたいと思いました。
蔦重ゆかりの地循環バス

私は歩くのを目的にしている部分があるので、利用していませんが、大河ドラマ館から蔦重の墓碑がある正法寺までの約12分は少し距離があると感じます。
今回も、エレベーターを降りた場所で、スタッフの方が循環バスの乗り場に親切に誘導されていました。大河ドラマ館の入館証があれば、当日無料で乗り降り自由の循環バスはゆかりの地を巡りたい方には心強い味方です。

バスの乗車人数には限りがあるので、混雑時には1台目に乗車できないかもしれません。利用したい場合は気持ち早めに乗り場に行かれることをおススメします。

混雑状況とおすすめの時間帯
管理人が今回訪れたのは、9月19日金曜日の10時半でした。連休のはざまの平日でしたので、好いていましたが、途中から団体の方でにぎわいました。
「べらぼう」の放送も佳境を迎え、休日や連休中は混雑が予想されますので、大河ドラマ館のスタッフの方やに伺ったおすすめの時間帯は、やはり平日の午前中です。

浅草ー日本橋間は地下鉄で10分かからない距離ですので、食事やお茶の時間の配分をうまくすれば一日で浅草と日本橋をめぐっていただけます。行楽シーズン到来です。楽しいゆかりの地めぐりになさってください。
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これまでの大河ドラマの展示を見たい方
以前の大河ドラマ館の展示やゆかりの地めぐりは↓のリンクからお読みいただけます。
▶【べらぼう】大河ドラマ館 訪問レポ【2025年3月】
▶【べらぼう】ゆかりの地レポート~吉原編~【2025年3月】
▶【べらぼう】大河ドラマ館 年パス3度目訪問レポート【2025年5月】
▶【べらぼう】大河ドラマ館&日本橋レポート【2025年6月】
▶【べらぼう】大河ドラマ館 年パス5回目訪問レポ【2025年夏】
管理人はスマホの字が小さくて見えづらいのと、地図を見るのが下手なので、紙の小冊子『いろはんぽ~べらぼう街歩き 江戸たいとう版』を手作りしました。クイズや自分で作る思い出コーナーもあり、大河ドラマ館と吉原を回りたい方におすすめです。
小冊子は、全国の天狼院書店で販売させていただいています(価格:550円(税込)。
・Web販売はこちら:
▶ https://tenro-in.cloud/products/indies-z003
・kindle unlimitedで無料ご覧いただけます(紙の本ではなく、スマホなどの画面でご覧いただく形です)。
▶ https://www.amazon.co.jp/dp/B0FG1XTRZL/
よくある質問
- Qべらぼう大河ドラマ館はどこにありますか?
- A
東京都台東区花川戸2丁目6番5号の「台東区民会館」9階にあります。最寄り駅は浅草駅で、徒歩5〜10分ほどです。
- Qチケット料金はいくらですか?
- A
大人800円(中学生以上)、小学生400円、未就学児は無料です。大人向けにはお得な年間パスポート(2,500円)もあります。
- Q混雑する時間帯はいつですか?
- A
休日や連休中は混雑が予想されます。比較的ゆったり見学できるのは平日の午前中です。
- Q所要時間はどのくらいですか?
- A
展示を一通り見る場合は30~60分程度が目安です。4Kシアターや隣のお土産品コーナーも含めてじっくり回るなら90分程度あると安心です。
- Q蔦重ゆかりの地循環バスはありますか?
- A
はい。入館当日は入館証を提示すれば無料で乗り降りできます。台東区民会館横の停留所から発着し、蔦重の墓碑などゆかりの地を巡れます。
- Q駐車場はありますか?
- A
台東区民会館に一般駐車場はありますが、台数に制限があり、一般車は予約できませんので、車で訪れる場合は周辺のコインパーキングを利用してください。公共交通機関の利用がおすすめです。詳しくは▶台東区民会館ホームページ
- Q来館者の口コミや感想はどうですか?
- A
「展示が細部まで作り込まれていて感動した」「記念証の仕掛けが楽しい」「俳優さんの衣装が迫力あった」など、リピーターも多く高評価です。展示が月ごとに入れ替わるので、何度行っても新鮮だという声が目立ちます。
まとめ
今回は、6回目の参観となった2025年9月の「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」展示アップデートを中心にご紹介しました。

行く度に新たな発見がある大河ドラマ館。初めての方もリピーターの方も、ぜひどうぞ。
「大河ドラマ館ってどんな場所?」と気になっている方。「蔦重のゆかりの地に行ってみたい」と思われている皆様のお役に立てば幸いです。そして、すでに行かれた方も「また行こうかな」と思わせてくれる内容でした。

閉館(2026年1月)まで、あと4回は大河ドラマ館に通いたいと思っています。毎月の訪問レポートをお届けしていきますので、ぜひ次回もお楽しみに!
大河ドラマ『べらぼう』全話見るなら、まずU-NEXT31日間無料おためしをどうぞ。
『べらぼう』ネタバレあらすじ&みどころ、登場人物相関図等を詳しくまとめています。
本ページの情報は2025年9月時点のものです。最新の情報は各公式サイト、U-NEXTサイトでご確認ください。
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