2025年5月21日(木)、東京・台東区にある「べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館」へ、3月、4月に続き3度目の観覧に行ってきました!
大河ドラマ『べらぼう』を毎週楽しみに見ている管理人にとって、大河ドラマ館は「ドラマのリアルに触れられる」特別な空間です。

今回は特に「展示も運営もかなりアップデートされている!」と実感しました。年パスを持っているからこそ分かる、リピーター視点でその魅力をたっぷりレポートします。
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大河ドラマ館はどこにあるの?

大河ドラマ館は、東京・台東区役所の9階にあります。1階にスタッフの方がいらして誘導してくださいますので、迷わずエレベーターで一気に9階まで。アクセスもよく、浅草駅から徒歩圏内なのも嬉しいポイントです。
「べらぼう江戸たいとうドラマ館」の詳細は、公式サイトをどうぞ↓

ちなみに8階には、あの有名な「上野精養軒」の支店が入っています。今回の訪問では、展示を見終えた後にここでお昼ごはんもいただきました。
展示が大きく進化!5月の注目展示まとめ

まず圧倒されたのが、展示物の変化と追加の充実ぶりです。ドラマのストーリー展開に合わせて、館内の展示もどんどん進化していました。ここでは、5月に新たに展示されていたものを中心にご紹介します(もしかしたら、4月に行った時に見落としていた展示物もあるかもしれませんが、お許し下さい)。
エレキテル(撮影用小道具)

源内先生(安田顕さん)が蔦重のおでこをはたきながら復元したエレキテル。実物(撮影小道具)展示で登場していました!精巧に再現された装置は迫力があり、見入ってしまう来館の方も多くいらっしゃいました。

内部も、ここまで再現するの?という精巧さ。映像には出ない部分もこのこだわり。「神は細部に宿る」とはこのことです。

静電気を発生させるためくるくる回転させるハンドルもちゃんとついています。大河ドラマ美術の方の『匠の技」に脱帽です。
血のついた源内先生の未完の原稿

えっ!? と声が出るほど衝撃的だったのがこちら。平賀源内が田沼意次とのことや、家基の死をテーマに書いた原稿に、血が…涙。実際に撮影に使われた小道具で、その生々しさに思わず立ち止まり、胸が締めつけられました。▶16話「死を呼ぶ手袋」あらすじとみどころ&感想はこちらから
目玉展示!!勇助の人別帳

5月11日放送の18話「歌麿よ、見徳は一炊夢」に出てきた勇助の人別帳。放送から2週間後に訪問した大河ドラマ館ですでに展示されていて「早っ!」と思わず声が出ました(笑)。
大河ドラマ館のスタッフの方に伺ったら、設置されたのは更に1週間前とのことで、そのスピード感に一番驚きました!

展示物をじっくり見ると、「明和7年に養子入り、翌年家出した勇助」という子。そして安永9年5月に戻る。という筋書きになっています。女将・ふじや義兄にあたる次郎兵衛の顔も浮かんでくる貴重な展示でした。
18話「歌麿よ、見徳は一炊夢」のネタバレあらすじとみどころはこちらで詳しくお届けしています。
瀬川の衣装(金銀亀甲)

4月までの展示では純白の花嫁衣裳が印象的でしたが、今回はなんと、金銀の亀甲柄という華やかすぎる衣装が展示されていました!その艶やかな美しさに、思わず「おぉ~」と見とれてしまいました。

この衣装を身にまとった瀬川の花魁道中は、8話「逆襲の金々先生」で実際の映像が見られます。花魁道中での上半身の動きの違いについては100カメで瀬川さんを演じた小芝さんが語っておられました。
松平武元(石坂浩二さん)の衣装

田沼意次と反目しあっていた松平武元。18話で田沼意次と協力することになったのも束の間、謎の死を遂げた西の丸の爺である「白眉毛」を演じた石坂浩二さんの演技の重みが現れているような、存在感のある衣装でした。
佐野家の家系図

『べらぼう』本編の中では、田沼意次が「家柄など関係ない!」と言って、池に放り投げてしまってダメになってしまった佐野家の家系図。大河ドラマ館で見ることができました。
佐野政言にしてみれば、自分の思いが踏みにじられたということで、恨みが増していく未来しか想像できません涙。田沼意知(宮沢氷魚さん)の暗い未来を暗示するかのように展示されていました。
『吉原細見 籬の花』のPRに蔦重が使った“くす玉”みたいな装飾

蔦重が、『吉原細見 籬の花』のPRのために、江戸市中を練り歩いた時に持っていたくす玉のような広告板が展示されていました。実際のサイズ感を知ることができて、イベント的な華やぎが一気に伝わってきました。
瀬川が蔦重に残した手紙

これは…泣けました。「ありんす」とか書いてあって…涙、筆致から瀬川=小芝さんの心情が伝わってきます。

展示を見て感極まってしまい涙ぐんでいる自分がちょっと恥ずかしかったです……


『青楼美人合姿鏡』も展示されています。

瀬川が鳥山検校に身請けされた時にはなむけとして蔦重からプレゼントされ、また、瀬川が蔦重と離れる決意を固めるきっかけになった『青楼美人合姿鏡』も展示されていました。
※壁のパネル展示が反射して見にくいです。お許しください。
金々先生栄花夢(鱗形屋の青本)

蔦重が集めたネタですが、鱗形屋から出版されて大ヒットした作品。2人の小気味よい地口のやり取りは19話で恋川春町を口説く時に再現されました。
豊前太夫の富本正本

これも鱗形屋の商いを蔦重が奪った形になった因縁の本。豊前太夫(寛一郎さん)との「男なら~」の人情話がとても良かったです。
偽の通行証の切れ端と、『塩売文太物語』の「からまる」

瀬川と足抜けをしようとして、「しお」と書いた偽の通行証を作った蔦重。その偽の通行証の蔦重が持っている方の切れ端も展示されていました。
そして、瀬川と蔦重をつなぐ『塩売文太物語』。駿河屋の親父様からお年玉をもらって初めて買った本が『塩売文太物語』で、そこに自分の名前「からまる」と書いています。

特に『塩売文太物語』は、「ここでも出てくるのか~!と思うほど、べらぼうの重要なキーワードですので、展示されているだけで嬉しくなります。
4Kシアターも新しいのが増えていた
展示物ではないのですが、4Kシアターで上映中の動画に関しても、瀬川が蔦重の元を去ったことを受けて、小芝風花さんのインタビューなどが増えていました。見ているだけで泣けてきました。
今回は、とにかく情報量のすごさに圧倒されました。前回訪れた4月の展示からの変更ペースが早くて、「べらぼう」を追っているファンとしては「これが見たかった!」という資料ばかりでした。
瀬川の心の動き、蔦重の思い、源内先生の苦悩が、形としてそこにある。そんな感覚に包まれます。
運営面も進化!混雑対策とホスピタリティが素晴らしい
展示だけではありません。5月の訪問では、運営面も色々アップデートされていましたので、ご紹介させてください。
年パス提示が簡単に!
4月までは、年間パスポートと一緒に運転免許証などの身分証明書の提示が必要でしたが、5月からは「顔を目視確認」するだけでOKになりました。カバンの中をゴソゴソしてしまう管理人にとっては非常に有難く感じました。受付がとてもスムーズになって「これって顔パス?」とちょっとした勘違い気分も笑。
#ハッシュタグ「#大河ドラマ館」 キャンペーンがスタート!
指定のハッシュタグ「#大河ドラマ館」でSNSに投稿すると、通常300円のガチャガチャが1回無料!のキャンペーンが実施中でした。私もその場でX(旧Twitter)に投稿しました。
台東ドラマ館なうです#べらぼう #大河ドラマ館 pic.twitter.com/fSJ9twyVvC
— いろは (@dramanihoheto) May 21, 2025
投稿画面をスタッフの方にお見せすると、ガチャポンの権利が笑。喜び勇んでチャレンジしたところ、な、なんと「ハズレ」が当たりました(もちろん当りの方が多いので、ご安心ください)。
ツイートするとガチャポン一回というキャンペーン中で
— いろは (@dramanihoheto) May 21, 2025
ガチャポンさせていただきました😊#大河ドラマ館
ハズレに当たりました!😆 pic.twitter.com/sqrQ7MUC4l
こういう企画、楽しくて大好きです。
多色刷りのスタンプ体験が大幅アップデート!
#大河ドラマ館
— いろは (@dramanihoheto) May 21, 2025
スタンプが
押しやすくなってます👍
体重かけられるので
前回前々回よりハッキリくっきりです🥰 pic.twitter.com/PJ8gNg74Lp
多色刷りの体験スタンプ台が、より使いやすくなっていました。5回重ねて押して完成するスタンプが、より分かりやすく、より押しやすい工夫がされていました。体重をかけて押せるようになったので、仕上がりの画像がより鮮明になった気がします。

GW中の来館者の方がすごくて工夫や改善をされたそうです。片手で押せるようになったのが画期的で結果時短になっています。すばらしい。
スタッフの人数が増加
今回伺ったのは平日の午前中だったのですが、スタッフの方が明らかに増えていて、誘導や案内がとても丁寧で滑らかでした。この日は真夏日。入館前に「ここでしっかり水分補給をしてくださいね」と声をかけてくださったり、展示に関しても色々説明して下さって、勉強になりました。
循環バスの誘導も

私は歩くのを目的にしている部分があるので、3回とも利用しなかったのですが、利用を希望される方へ循環バスの乗り場にスタッフの方がわかりやすく誘導されていました。大河ドラマ館の入館証があれば、当日無料で乗り降り自由の循環バスはゆかりの地を巡りたい方には心強い味方です。

バスの乗車人数には限りがあるので、混雑時には1台目に乗車できないかもしれません。利用したい場合は気持ち早めに乗り場に行かれることをおススメします。
上野精養軒で蔦重ランチ!?「蔦重のお客様~」の声にほっこり
展示を見終えた後、同じ台東区役所の8階にある「上野精養軒」でランチをいただきました。

ここには、大河ドラマとのコラボメニューとして「つた重(蔦重)」というメニューがありました。
お店の方が「蔦重のお客様~」と運ばれていて、なんだかドキドキしました。べらぼうファンにはたまらない演出ですよね。

ちなみに私は、定番のポークソテーを注文(笑)。ナイフを入れてから気付いて慌てて撮影したので、切り目が入ってしまっていますが、柔らかくてジューシー、お店の方もとてもフレンドリーで親切、ドラマ館の余韻をそのまま味わえる食事タイムとなりました。
混雑状況とおすすめの時間帯
管理人が今回訪れたのは、5月の木曜日の午前でした。3月4月と比べると、明らかに来場者数が増えていました。
そして展示を見ている方のおしゃべりも、3月は「べらぼう、まだ見てないよね~」と言う方もおられましたが(なんで大河ドラマ館に?と思いました笑)、今回は、「○○の時の、これよね~」とか「あぁ、○○の場面のよね」と、『べらぼう』をご覧になってから、ドラマの内容をなぞるように来られている方が多い!と思いました。
今回の画像でもお分かりいただけますように、午前中ですと比較的ゆったりと展示を楽しむことができました。
スタッフの方に伺ったおすすめの時間帯は、やはり平日の午前中です。展示もゆったり、写真も撮りやすく、スタンプやガチャも並ばずに体験できると思います。

浅草寺の「二天門」からすぐのところにあることから、観光がてら訪れるのも楽しく、ちょっとした旅気分が味わえますね。
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まとめ
3回目の参観となった2025年5月の「べらぼう大河ドラマ館」は、展示・運営・ホスピタリティ・SNS連動・ランチも、すべてが見事にアップデートされていて、大満足の1日でした。
・展示の充実度は過去最高クラス
・スタッフ対応や安全対策も素晴らしい
・SNS投稿体験がとても楽しく、拡散したくなる
・館内でランチもできて、大河ドラマの世界観を満喫できる
「大河ドラマ館ってどんな場所?」と気になっている方には、自信をもっておすすめできます。
そしてすでに行った方も、「また行こうかな」と思わせてくれる内容でした。
私は今後も閉館(2026年1月)まで、あと8回は通いたいと思っています。毎月の訪問レポートを発信していきますので、ぜひ次回もお楽しみに!
→ 初めての方は【3月の初回レポート】もぜひご覧ください!
→ 蔦屋重三郎や平賀源内の【ゆかりの地めぐりレポート】もよろしければ、併せてどうぞ!
『べらぼう』の見逃し配信がどこで見れるかはこちらでご紹介しています↓
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