大河ドラマ『べらぼう』第17話「乱れ咲き往来の桜」の主要キャストを徹底解説します。新章の幕開けらしい綾瀬はるかさんの九郎助稲荷の化身も登場です!
・17話「乱れ咲き往来の桜」の主なキャストと相関図や役どころを知りたい。
・『べらぼう』再放送は?どこで見れる?全話を見たい!
というあなたにお届けします。
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【三行あらすじ】17話「乱れ咲き往来の桜」
・蔦重は青本など10冊もの新作を一挙に刊行し、耕書堂の認知度は急上昇する。
・新之助と再会した蔦重は『往来物』に目を付ける。
・田沼意次は、国許の繁栄から幕閣に思考を巡らせる。
17話「乱れ咲き往来の桜」のキャスト相関図
主要なキャストの相関図をまとめてみました。

主人公・蔦屋重三郎/蔦重(横浜流星さん)
義兄の次郎兵衛も言っていましたが、蔦重が明らかに進化して、次のステージに立った印象があります。
「今までいろんな人に助けられてきました」と言う蔦重。お世話になった人たちが回想シーンで流れました。平賀源内、瀬川、唐丸、長谷川平蔵、須原屋市兵衛や絵師・戯作者…
「耕書堂」を日の本一の本屋にするしか、恩に報いることができない。と確信した蔦重。

彫師の五十六さんとの会話でも「つまるところ、人ってそういうもんだと思うんでさぁ」と、にじみ出てましたね。
蔦重が一人勝ちして、お山の大将になるのではなく、周りの人が蔦重のファンになって、味方になって、その人が蔦重と一緒に本を作ったり、蔦重の代わりに本を売ったり…恩が恩を生むような販路がどんどん拡大していきます。

江戸市中の地本問屋との折り合いをつけるのに、下手に出ないで、頃合いを見計らうところは、さすが蔦重です。
蔦重の「勝ち筋を思いついたんで」の言葉ほど、頼りになるものはないなぁと思いました。成長あるのみ!!
語り/九郎助稲荷の化身(綾瀬はるかさん)
語りと九郎助稲荷の化身として登場した綾瀬はるかさん。1話では、九郎助稲荷のキツネ様がドロンと人に化けて登場しました。ポップな姿でスマホの地図を表示しながら「吉原は江戸のどの辺り」や、「蔦屋」を案内してくれたりしました。
16話までは化身としては登場せず、九郎助稲荷の声として蔦重の良き相談相手になっていた綾瀬はるかさんでしたが、17話で「耕書堂」にやってくる町娘(耕書堂をバックに自撮り。コメントはキツネなので「耕書堂、コンでた」でした)と、田沼意次の隣で、ちょんまげに裃(かみしも)姿の武士に化けて登場しました。

消える瞬間の花吹雪が、町娘とお武家さんでは違ってましたね、本当に芸が細かくて脱帽です。
綾瀬はるかさんは、大河ドラマ『八重の桜』で主人公・八重を演じらました。ちょうど大河ドラマアンコールで放送中。6月には土曜ドラマ『ひとりでしにたい』も放送予定です。
▶2013(平成25)年放送綾瀬はるかさん主演『八重の桜』はどこで見れる?
▶綾瀬はるかさん主演『ひとりでしにたい』はいつからどこで見れる?
大文字屋の花魁・誰袖(福原遥さん)
16話までの禿→振袖新造・かをり(稲垣来泉さん)から、成長して花魁となった誰袖。相変わらず蔦重に猛アタックしています。
そして、こちらも例によって、誰袖のお目付け役の志げ(山村紅葉さん)が登場。誰袖にケガさせるわけにはいかないので、何も悪くない蔦重のお尻を棒で叩きます(大好きな蔦重が痛い思いをするのを見るのが嫌なら、離れなさい。と言う意味)。
演じる福原遥さんは、1998年生まれ、子役の頃から活躍され、『ゆるキャン△』シリーズの主人公・リンや、『正直不動産』シリーズ、朝ドラ『舞いあがれ』主人公・舞を演じられました。大河ドラマは初出演です。
新之助&ふく(井之脇海さん&小野花梨さん)
新之助が、源内のお墓参りをしたいと思って江戸にやってきて、蔦重に会いに来ます。うつせみと俄祭りの日に足抜けをした後、うつせみは元の名前「おふく」を名乗って、源内先生の知り合いの田舎で二人仲良く百姓をしているとのこと。

おふくの映像も流れて、あぁ、よかったと思いました。
『吉原細見 籬の花』の時も、新之助が「もっと薄いものがいい」と蔦重にアドバイスしたのがきっかけで、それまでの半分のボリュームで値段も半額の吉原細見を作った蔦重でした。
今回も、新之助が村に持って帰ると買ってきた『往来物』を見て、ピピピとヒントを得ます。
鱗形屋が偽版を作ってお縄になった『節用集』のような事典や、子どもたちが文字の稽古に使う『往来物』などは、一度出版したら、何度も重版できて手堅く商売ができるジャンルです。
新之助からもらったヒントを蔦重がまた大きく花開かせていきます。

新之助も子どもたちに学問を教えているとのことで、幸せそうで何よりです。
丸屋小兵衛(たかお鷹さん)
日本橋の地本問屋の主・丸屋小兵衛。この先、蔦重が日本橋に店を構える時に重要な役割を果たすことになります。というのを予習したのは、↓谷津矢車さんの『蔦屋』を読んだから知ったことで、今後の展開にワクワクします。
『べらぼう』の放送当初は、オーディブルでは聞けなかったのですが、2025年5月現在、聞き放題でお聴きいただけますので、30日間無料お試しの間に一気読み(聴き)できます。小気味よいやり取りと、今後の『べらぼう』がもっと楽しくなります。
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演じるたかお鷹さんは、大河ドラマ常連俳優さんです。『葵 徳川三代』『武蔵 MUSASHI』『麒麟がくる』『鎌倉殿の13人』に出演されています。重厚な中にユーモアあふれるたかお鷹さんが演じる小兵衛がとても楽しみです。

小兵衛がこれからの蔦重にどう関わっていくのか興味が尽きません。
家老・井上伊織(小林 博さん)
田沼意次の国許・相良藩の家老です。相良藩の視察の時に意次と三浦を案内していました。
演じる小林さんは、1972年生まれ、神奈川県出身。大河ドラマ『天地人』『龍馬伝』『おんな城主 直虎』に出演されています。
鶴子(川添野愛さん)
10代将軍家治にと、高岳と田沼意次が示し合わせて、家治に引き合わせたのは、鶴子。家治の亡き妻にそっくりだったようで、家治は心をうごかされた様子です。

鷹狩りで急死した家基の母・知保の方と侍女の大崎がどう出るのか、怖いですね。
演じる川添野愛さんは1995年生まれ、東京都出身。舞台に映像に活躍されています。大河ドラマは初出演です。
熊野屋(峰 竜太さん)
信濃の豪商・熊野屋に、蔦重は『商売往来』について意見を求めます。熊野屋は、商売の入り口は書かれていても、商売というのはそれだけではないだろう。とあれこれ考えます。
演じる峰竜太さんは1952年生まれ、長野県出身。俳優、タレント、司会と何でもこなされます。「太陽にほえろ!」シリーズをはじめ、大河ドラマも『元禄太平記』『平清盛』に出演されています。

長野県ご出身だから信濃の豪商役なんですね。
田沼意次(渡辺謙さん)

高岳からの申し出で、「死を呼ぶ手袋」を作ってしまった田沼意次。なのに、また高岳と示し合わせて鶴子を家治に引き合わせている姿を見て、あれ?と思いました。
源内先生を救いきれなかった田沼意次ですが、相良城の視察に国許を訪れた時に源内のインフラの整え方や、民を初めに富ませるやり方などが正解だったと確信します。

ですが、そこには源内先生はいません涙
そして、それを幕閣にも応用しようと考えます。嫡男・田沼意知は、以前、田沼家に取り立ててもらおうと、家系図を持ってきた佐野政言をなんとか登用して欲しいと意次に頼みますが、意次はそれどころではない様子です。板挟みの意知。

こうやって、少しずつ人の恨みが募っていくのですね…
田沼意次と、渡辺謙さんについてもっと知りたい方は↓に詳しくご紹介していますのでよろしければ。
平賀源内(安田顕さん)

16話で壮絶な最期を遂げた源内先生。冒頭のテロップに「回想」と出ていなかったので、え、奇跡の生還?かと期待しましたが、あの名ゼリフのシーンでした。
書をもって世を耕(たがや)し、この日の本をもっともっと豊かな国にするんだよ。
『べらぼう』第4話、第17話より

蔦重はただひたすらこの言葉を実現していきます。
源内先生のこの名ゼリフ今後も折に触れ放送されると嬉しいなぁと思います。
第17話の全キャスト一覧(主要登場人物のみ)
主要な登場人物と、初登場の気になる方を表にまとめました。
第17話の主なキャスト(ピックアップ) |
蔦屋重三郎:横浜流星 平賀源内(回想):安田顕 瀬川(回想):小芝風花 唐丸(回想):渡邉斗翔 新之助:井之脇海 ふく:小野花梨 【絵師・戯作者】 北尾重政(回想):橋本淳 磯田湖龍斎(回想):鉄拳 勝川春章(回想):前野朋哉 朋誠堂喜三二(回想):尾美としのり 【蔦重の吉原面々】 誰袖:福原遥 志げ:山村紅葉 大文字屋市兵衛:伊藤淳史 りつ:安達祐実 いね:水野美紀 ふじ:飯島直子 駿河屋市右衛門:高橋克実 次郎兵衛:中村蒼 留四郎:水沢林太郎 【江戸市中】 鶴屋喜右衛門:風間俊介 西村屋与八:西村まさ彦 須原屋市兵衛:里見浩太朗 小泉忠五郎:芹澤興人 忠七:斉木テツ 四五六:肥後克広 丸屋小兵衛:たかお鷹 【地方豪商】 熊野屋:峰隆太 【江戸城・幕府など】 徳川家治:眞島秀和 知保の方:高梨臨 大崎:映美くらら 高岳:冨永愛 鶴子:川添野愛 一橋治済:生田斗真 豊千代:長尾翼 田沼意次:渡辺謙 田沼意知:宮沢氷魚 三浦庄司:原田泰造 井上伊織:小林博 佐野政言:矢本悠馬 語り(九郎助稲荷):綾瀬はるか |
17話の役名のある全登場人物の一覧表は↓にまとめています。
『べらぼう』のキャスト(発表順)&過去の出演作品などをご紹介しています。
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第17話の制作陣(抜粋)
『べらぼう』をきっかけに江戸の文化や風俗に興味を持たれる方も多いことと思います。『50ボイス』で吉原風俗考証や版元考証の方のコメントが見れますのでぜひ。
脚本 | 森下佳子 |
音楽 | ジョン・グラム |
テーマ音楽指揮 | 下野竜也 |
時代考証 | 山村竜也 |
版元考証 | 鈴木俊幸 |
戯作考証 | 棚橋正博 |
風俗考証 | 佐多芳彦 |
吉原風俗考証 | 山田順子 |
近世美術史考証 | 松嶋雅人 |
古文書考証 | 大石泰史 |
建築考証 | 三浦正幸 |
衣装デザイン | 伊藤佐智子 |
三味線指導 | 清元斎寿 |
江戸ことば指導 | 柳亭左龍 |
廓ことば指導 | 園英子 |
インテマシーコーディネーター | 浅田智穂 |
演出 | 深川貴志 |
インテマシーコーディネーターについては、『50ボイス』の記事で詳しくご紹介しています。よろしければどうぞ>>『べらぼう50ボイス』番組に携わる50人にインタビュー
『べらぼう』1週間の放送予定は?
大河ドラマ『べらぼう』の放送時間を整理しました。日曜日はお昼12:15を皮切りに3回『べらぼう』が放送されています。土曜日のお昼に放送されるのは、日曜日の回の再放送です。
日曜日 | お昼12時15分~13時 | BSP4K |
日曜日 | 夕方6時~6時45分 | BS |
日曜日 | 夜8時~8時45分 | NHK総合 |
次の土曜 (日曜日の再放送) | お昼1時05分~1時50分 | NHK総合 |
※地上波放送のNHK総合よりも、NHK BSプレミアム4K、NHK BSの方が早く放送されます。※放送日時は変更される場合があります。
また、NHKの受信契約をしている方はNHK+(プラス)で放送後の番組を7日間視聴できます。
見逃し配信で『べらぼう』を見るには?

再放送も見逃してしまった方や、NHKプラスでの配信が終了している1週間以上前の『べらぼう』を見たい方へ朗報です。
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まとめ
第17話に登場の主なキャストの方々をご紹介しました。17話からは蔦重の新章がスタートします。戻ってきて欲しい人は戻ってきてくれるのか?大文字屋の体調も気にかかります。
『べらぼう』の見逃し配信がどこで見れるかこちらでご紹介しています↓
『べらぼう』ネタバレあらすじまとめはこちらから↓
キャストの皆さんが出演されたトーク番組もよろしければご一緒にどうぞ↓
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『べらぼう』大河ドラマガイド・前編はこちらから↓
第117話までのあらすじや、豪華な出演者インタビューなど盛りだくさんの内容です。
NHK大河ドラマ 歴史ハンドブック べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~: 蔦屋重三郎とその時代 (NHKシリーズ) はハンディタイプで、ゆかりの地めぐりのおともにピッタリです↓
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