横浜流星さんが蔦屋重三郎を演じる2025年大河ドラマ『べらぼう』。第5話「蔦に唐丸因果の蔓」の主要キャストと演じる俳優の方々をご紹介します。
というあなたにお届けします。
5話のネタバレあらすじと感想はこちらでご紹介しています↓
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主人公・蔦屋重三郎/蔦重(横浜流星さん)
主人公・蔦屋重三郎(通称:蔦重)を演じるのは、横浜流星さん。『吉原細見』『一目千本』と本を作る楽しさに目覚めて『雛形若菜』も全力で取り組みました。平賀源内にも「耕書堂」という堂号を授けてもらって、意気揚々としていたところに「株仲間」という既得権の壁に阻まれます。
5話の冒頭では、蔦重のチンピラな雰囲気が醸し出されていました。横浜流星さんが「チッ」と毒づいたり、貧乏ゆすりをしたりする脇で唐丸が蔦重のフォローをしている姿が健気でした。
ですがすぐに蔦重は自分らしさを取り戻します。唐丸が向こう傷のある侍を接客しようとすると、さっと唐丸をかばったり、源内の行動力をただ眺めているだけでなく「自分なら」と落とし込んでいったり。蔦重のこの前のめりな姿勢によってどんどん道が開けてきます。
横浜流星さんの元気いっぱいな演技と、唐丸に話す時の情感あふれる演技。どちらもとてもいいですね。
唐丸を探すのに全速力で走る姿がいなせでカッコいいです。先日の「土スタ」で草履での全速力は痛くないのか質問されて、全然痛くないと答えていた横浜さん。空手で痛みに強くなったのかも。とも仰っていました。
1月25日の横浜流星さん「土スタ」出演レポートはこちらからお読みいただけます↓
花の井(小芝風花さん)
吉原の「松葉屋」花魁・花の井を演じるのは小芝風花さん。
5話では、冒頭と最後のシーンに登場しました。蔦重のようにちょっとあきれている様子の花の井。花の井の方がよっぽど世の中のことを分かっています。
花の井:トンチキもいいとこだよ
蔦重:どうせ俺はトンチキのべらぼうだよ
『べらぼう』5話より
最後のシーンでは、子どものころから蔦重と花の井の癒しの場の九郎助稲荷で、唐丸のことを話す二人。小さい頃からお世話になった朝顔姉さんが言っていた通り、思いっきり楽しい方に唐丸の行く末を想像します。
花の井は唐丸が大店の跡取り息子で、大店に帰ったものの商いに身が入らず、店先でずっと絵を描いている。と想像し、蔦重は「謎の絵師」として唐丸を売り出すプランを花の井に話して聞かせます。
蔦重は九郎助稲荷のお稲荷さんに願いをかなえて。と頼みます。大火の時にお稲荷さんを救った蔦重に、きっとご利益があるはずです。
花の井と演じる小芝風花さんについては、こちらの記事をどうぞ↓
唐丸(渡邉斗翔くん)
唐丸は明和九年の大火の時に茫然と立ちすくんでいたところ、蔦重に助けられた少年。火事のショックからか、自分の名前も家族もわからない謎だらけの少年に蔦重は自分の子どもの頃の名前「唐丸(からまる)」とつけて呼ぶことにしました。
4話で磯田湖龍斎(鉄拳さん)が書き上げた『雛形若菜』の下絵に猫が花瓶をひっくり返して、滲んでしまったのを見て「試しにおいらに直させてもらってもいい?」と書き直す場面で、絵の才能を蔦重にもそして自分でも自覚します。
5話では向こう傷のある侍に絡まれて、苦しい思いの末、ついには蔦重の前から姿を消します。
記憶を失っていたのではなく、思い出したくないことが多すぎたんですね。
蔦重の人生に関係してくる謎の多い浮世絵師の一人として、再登場することになるのか。再登場するなら誰に?をネタバレあらすじと感想の記事で考察しています。よろしければ併せてどうぞ↓
唐丸を演じる渡邉斗翔くんは、『光る君へ』で道長と明子の息子・巌君として出演に続き、大河ドラマ二作連続出演です。2012年生まれの12歳。子役として今後の活躍が楽しみです。
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平賀源内(安田顕さん)
今回も、蔦重に大きな影響を与える平賀源内。秩父の鉄鉱山で事故が発生してとん挫しそうなところ、源内が鉄から炭へと発想を切り替えて、さっさと金策に走ります。その行動力と説得力を目の当たりにした蔦重は、自分が本を売るためにはどうしたらいいのかのヒントをもらいます。
平賀源内が蔦重に言ったセリフが良かったです。
世の中には人を縛るいろんな理屈があるじゃねえか。親とか生まれとか家、義理人情。けどそんなものは顧みずに自らの思いによってのみ「我が心のまま」に生きる。
我儘(わがまま)に生きることを自由に生きるっつうのよ。
我儘を通してんだから、きついのはしかたねえや。
『べらぼう』第5話より
平賀源内は、讃岐・高松藩の足軽の子で本草家、戯作者、鉱山開発者、発明家…歯磨き粉の宣伝文句を書いたりと何でもできるマルチな人。その多彩な発想と才能に田沼意次(渡辺謙さん)もほれ込み、幕府の肝いり事業なども任されます。源内は今後、意次と蔦重を繋ぐ架け橋となってきます。
5話で、意次と意気投合するシーンが痛快でした→大河ドラマ【べらぼう】5話 ネタバレあらすじと感想”蔦に唐丸因果の蔓(つる)”
平賀源内については、よろしければこちらの記事もどうぞ↓
平賀源内を演じる安田顕さんは1973年生まれ。北海道発演劇ユニット・TEAM NACSのメンバーです。朝ドラ『なつぞら』に、大河ドラマは『功名が辻』、『家康と三成のスマホ』など出演作多数。個性あふれる演技に定評があります。森下佳子さんの脚本で話題になった男女逆転のNHKドラマ『大奥』では、田沼意次を演じられています。
安田顕さんは平賀源内から見た蔦重について「自分の若い頃を見ているような気持ちでいると思います」とインタビューでコメントされていました。撮影の合間には、横浜流星さんとはボクシングと筋肉の話題で盛り上がっているそうです。
田沼意次(渡辺謙さん)
老中として絶大な権力を振るう田沼意次を演じるのは、渡辺謙さん。
5話での源内との政治・経済談義は聞いているこちらも胸が躍ります。
「風が吹けば桶屋が儲かる」というように、源内が奔走している秩父が潤えば、周り回って幕府が潤う。という経済で国を豊かにしようとしている点で、意次と源内の目指すモノは同じです。
御三卿をスリム化し、産業を興そうとしている意次の姿が話が進むにつれて鮮明になってきました。
田沼意次を演じる渡辺謙さんは、1959年生まれ。主な出演作は映画『ラストサムライ』、『硫黄島からの手紙』『沈まぬ太陽』。NHK大河ドラマは『独眼竜政宗』『炎立つ』の主演、『西郷どん』では島津斉彬を演じるなどボーダーレスで活躍されているレジェンド俳優です。
渡辺謙さんが主演の大河ドラマ『独眼竜政宗』
渡辺謙さん出演2025年1月4日放送『大河ドラマ名場面スペシャル 2025年』
渡辺謙さん出演の2025年1月放送NHK『TRUE COLORS(トゥルー カラーズ』
足軽からのし上がってきた田沼意次、ヒエラルキーの中で敵対勢力に追い落とされる様も『べらぼう』では描かれるようです。緊張感のある田沼政治に今から手に汗握ります。
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次郎兵衛(中村蒼さん)
蔦重の義兄である次郎兵衛は、唐丸のことも可愛がっています。5話では銭箱のカギを締めずに放置したり、お金が減ってる気がするといっては、蔦重に「何か高い本買った?」と聞くなど、大らかなボンボン然とした様子が憎めないです。ポッピンを吹いてたのも、唐丸の将来を暗示するような気がしました。
次郎兵衛は働かず、流行モノ好きでおしゃれに敏感。自由気ままに広く浅く趣味を楽しんでいる人物。いつも外に出かけているから世間のことを良く知っていて、落ち着きはないけどどこか品がある、実は勘のいい人です。
次郎兵衛を演じる中村蒼さんは、1991年生まれ。朝ドラ『エール』、大河ドラマは『八重の桜』NHK夜ドラ『宙わたる教室』など、出演作は多数です。
気楽に生きていて、勘がよくて、誰からも嫌われない役どころ。持って生まれた長所を楽しく活かしている次郎兵衛の生き方は癒しパートになりそうです。
唐丸が消えてしまって、今後、蔦重との義兄弟の絆がどのように描かれるのか展開が楽しみです。
小田新之助(井之脇海さん)
小田新之助は2話で蔦重に案内された吉原の女郎屋・松葉屋で、うつせみ(小野花梨さん)に一目ぼれして、うつせみに会いに吉原に通っています。
新之助は、御家人の三男坊として生まれましたが、とある理由で出奔。平賀源内と共に「炭売り」をしながら長屋で暮らしている役どころ。演じるのは井之脇海さんです。
井之脇海さんは、1995年生まれ。劇団ひまわりに所属していた子役のころから活躍。朝ドラ『ひよっこ』、大河ドラマ『おんな城主 直虎』、綾瀬はるかさんと共演した『義母と娘のブルース』や大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』など出演作は多数。
うつせみとの恋の行方が蔦重と花の井の恋物語のサイドストーリーとして展開していくのか、気になりますね。
うつせみ(小野花梨さん)
うつせみは松の井、花の井に次ぐ女郎。新之助との出会いがきっかけで、幼いころから吉原で女郎として生きてきたうつせみの人生が大きく変わることになります。
空蝉を演じるのは小野花梨さんです。
「座敷持ち」であるうつせみは、花の井たち「呼出」の下のランクで、自分の客を接待するための座敷を持っている中堅の女郎のことだそうです。“花魁道中”は行いませんが、禿(かむろ)や振袖新造(ふりそでしんぞう)がついて身の回りの世話をするそうです。
小野花梨さんは1998年生まれ、子役としてデビューした後、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』にて朝ドラ初出演されました。
おっとりした印象のうつせみ。『源氏物語』の空蝉は衣を残して光源氏の前から消えてしまいますが、『べらぼう』のうつせみの運命はどうなっていくのでしょう。悲劇的でないといいなと思います。
須原屋市兵衛(里見浩太朗さん)
5話で、蔦重が入りたいと思ってた地本問屋の「株仲間」はなく、単なる「仲間」だったということが分かったのは、日本橋の書物問屋・須原屋市兵衛の一言でした。
須原屋ものれん分けでのお店だということで、蔦重に奉公するという道があるということなどを、アドバイスしてあげていました。
蔦重は須原屋さんのこの一言で未来への扉が開いた気がしました。書物問屋・須原屋市兵衛を演じるのは、レジェンド・里見浩太朗さんです。
里見浩太朗さんは1936年生まれ。御年88歳。東京都出身。『水戸黄門』シリーズ、大河ドラマは『炎立つ』『利家とまつ』『龍馬伝』『どうする家康』と数多く出演されています。
ドラマ『大奥』にも出演している俳優さんは?
大好評シリーズドラマ『大奥』と『べらぼう』はともに脚本が森下佳子さん、演出が大原拓さんです。
『べらぼう』と『大奥』の両方に出演さえているキャストの方も多いので、ご紹介いたします。
昨日 #べらぼう の新キャストが発表されたので #大奥 とべらぼうW出演者拾いました。敬称略&大奥の登場順&漏れあるかも🙏
— いろは (@dramanihoheto) January 12, 2025
冨永愛、風間俊介、片岡愛之助、橋本淳、岡山天音、奥智哉、山中聡、吉沢悠、安達祐実、中村蒼、相島一之、古川雄大、木村了、山村紅葉、原田泰造、脚本 #森下佳子 皆々様。
『べらぼう』と『大奥』の両方に出演されている方々を一覧表にまとめてみました(俳優名あいうえお順)。
今後も登場人物が増えてきそうですので、『大奥』と見比べるのも楽しみですね
ドラマ『大奥』については、よろしければこちらをどうぞ↓
第5話の全キャスト一覧(役名のある人のみ)
役名のある方のみ表にまとめました。
役名 | 俳優名 |
蔦屋重三郎 | 横浜流星 |
平賀源内 | 安田顕 |
花の井 | 小芝風花 |
小田新之助 | 井之脇海 |
うつせみ | 小野花梨 |
平秩東作 | 木村了 |
朝顔(回想) | 愛希れいか |
松の井 | 久保田紗友 |
とよしま | 珠城りょう |
薪炭問屋主人 | 綾田俊樹 |
ちどり | 中島瑠菜 |
向こう傷の男 | 高木勝也 |
唐丸 | 渡邉斗翔 |
船頭 | 佐々木健介 |
柏原屋 | 川畑泰史 |
歌浦 | 馬渡綾 |
春風 | 青山美郷 |
はなぞの | 平尾菜々花 |
はなさと | 齋藤さくら |
さくら | 金子莉彩 |
あやめ | 吉田帆乃華 |
次郎兵衛 | 中村蒼 |
松葉屋半左衛門 | 正名僕臓 |
半次郎 | 六平直政 |
きく | かたせ梨乃 |
平沢常富 | 尾美としのり |
鱗形屋孫兵衛 | 片岡愛之助 |
駿河屋市右衛門 | 高橋克実 |
須原屋市兵衛 | 里見浩太朗 |
田沼意次 | 渡辺謙 |
語り(九郎助稲荷) | 綾瀬はるか |
『べらぼう』のキャスト一覧はこちらから
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第5話の制作陣(抜粋)
『べらぼう』を見て、江戸の文化や風俗に興味を持たれる方も多いと思います。時代考証の方を中心にご紹介します。『50ボイス』で吉原風俗考証や版元考証の方のコメントが見れますのでぜひ。
脚本 | 森下佳子 |
音楽 | ジョン・グラム |
テーマ音楽指揮 | 下野竜也 |
演出 | 大原拓 |
時代考証 | 山村竜也 |
版元考証 | 鈴木俊幸 |
戯作考証 | 棚橋正博 |
風俗考証 | 佐多芳彦 |
インテマシーコーディネーター | 浅田智穂 |
インテマシーコーディネーターについては、『50ボイス』の記事で詳しくご紹介しています。よろしければどうぞ>>『べらぼう50ボイス』番組に携わる50人にインタビュー
『べらぼう』1週間の放送予定は?
日曜日 | おひる12時15分~13時 | BSプレミアム4K |
日曜日 | ゆうがた6時~6時45分 | BS |
日曜日 | よる8時~8時45分 | NHK総合 |
次の土曜(日曜日の再放送) | おひる1時05分~1時50分 | NHK総合 |
※地上波放送のNHK総合よりも、NHK BSプレミアム4K、NHK BSの方が早く放送されます。※放送日時は変更される場合があります。
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まとめ
第5話に登場する主なキャストの紹介をお届けしました。
大河ドラマ『べらぼう』は、豪華キャストとともに、江戸時代の文化や人間模様を描き出します。今後の展開にも目が離せません。来週の放送もぜひお楽しみに!
『べらぼう』の見逃し配信がどこで見れるかこちらでご紹介しています↓
『べらぼう』5話ネタバレあらすじ「蔦に唐丸因果の蔓」はこちらから↓
『べらぼう』ネタバレあらすじまとめはこちらから↓
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第16話までのあらすじや、豪華な出演者インタビューなど盛りだくさんの内容です。
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