【春の画 SHUNGA】配信で見る方法は？

2023年公開の映画『春の画 SHUNGA』は、U-NEXTで見放題配信中です。U-NEXTなら大河ドラマ『べらぼう』と一緒に配信で見ることができます。

映画『春の画 SHUNGA』について、

・みどころやキャストを知りたい！
・どこで見れる？ 視聴方法を知りたい！
・大河ドラマ『べらぼう』では、どの辺で登場する？

という方に向けてお届けします。

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ドキュメンタリー映画『春の画 SHUNGA』で紹介されるのは、大河ドラマ『べらぼう』とほぼ同じ時代に活躍した葛飾北斎、喜多川歌麿、鳥居清長、鈴木春信、歌川国貞たちの作品です。

そして、8月10日放送予定の『べらぼう』30話では、歌麿が春画を描き始めます。この機会、「べらぼう」と一緒に本作を視聴されるのがおススメです。▶大河ドラマ『べらぼう』初回からネタバレあらすじとみどころ

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映画『春の画 SHUNGA』のみどころ

映画『春の画 SHUNGA』では、「性」だけじゃない、「生」を描く、奥深き春画の世界が描かれています。

2023年に公開されたドキュメンタリー映画『春の画 SHUNGA』は、「春画＝エロティシズム」といった先入観を覆し、葛飾北斎、喜多川歌麿、鳥居清長、鈴木春信、歌川国貞といった江戸の絵師たちが手がけた春画を、「芸術」として真摯に見つめ直した作品です。

映画では、100点以上の春画を紹介しながら、国内外のコレクターや研究者、彫師たちへの丁寧な取材を通して、春画に秘められた技巧・創造性・多様な人間ドラマに迫ります。

「性」とは、「笑い＝人間」という、多彩すぎる表現世界

春画は、「性愛」だけでなく、「笑い絵」としても人気を博していたジャンル。
ユーモラスな構図や、ちょっとした遊び心に満ちた表現が散りばめられており、見る者をニヤリとさせる江戸のウィットが随所に光ります。

現代では再現不可能！？ 極限まで高められた技法

毛髪の一本一本まで、まるで生物図鑑のように緻密な彫りと摺りで表現された春画の作品群。
現代では再現困難とされるほどの、職人たちの魂の結晶とも言える技巧美がスクリーンに映し出されます。

「春画展ブーム」の背景にも迫る

ロンドン・大英博物館での春画展（2013年）や、日本初の春画展（2015～2016年開催）では来場者の半数以上が女性だったという事実から、春画が持つアートとしての普遍性と、現代女性の関心の高さにも焦点を当てます。

「春画＝男性のためのもの」という常識を、性別を超えた文化遺産として再発見する過程は、多くの観客に知的な驚きを与えるはずです。

『べらぼう』30話では、歌麿が幼少期からのトラウマによって苦しむ姿が描かれてます。蔦重が歌麿に春画を描くことを勧める…と言う展開です。

大河ドラマならではの「史実と史実のはざまのドラマ」が、「べらぼう」と本作を一緒に見ることで浮き上がってきます。

春画（SHUNGA）を知らない方にとっても、また大河ドラマ『べらぼう』を新たな視点で楽しめること間違いなしです。

映画『春の画 SHUNGA』注目のキャストは？

「春の画 SHUNGA」はドキュメンタリー作品なので、演者の方はいらっしゃらないのですが、春画研究者の方や、海外の美術品コレクターの方、美術館・博物館の方、書店の方、そして彫師の方、摺師の方、と日本国内外問わず、春画に関わる方がたくさん出演されています。

皆さん、春画をエロティシズムだけでなく、芸術であり、歴史研究としてとらえていらっしゃるのが印象的でした。

そして、現代に通じる春画のエピソードを画家の横尾忠則さんが語られます。お母さまが亡くなった時、肌身離さず春画を身に着けていらっしゃった。ということで、横尾忠則さんのお母様が特別な存在ではなく、「春画」が嫁入り道具として「お守り」のような存在だったことが伺えるエピソードです。

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映画『春の画 SHUNGA』あらすじ

春画とは、性愛を描いた浮世絵の1つのジャンルですが、それは決して「エロ」一辺倒ではありません。
絵の中には、喜び・悲しみ・笑い・嫉妬・駆け引き・祝福など、あらゆる人間の感情が息づいています。

映画『春の画 SHUNGA』では、「蛸と海女」で知られる北斎の一枚や、歌麿の名作「歌枕」、鳥居清長の「袖の巻」、華麗な肉筆巻物、ヨーロッパのコレクターが所蔵する幽霊春画、さらには源氏物語を贅を尽くして再構築した歌川国貞の超絶技巧によるパロディ春画まで、「性」と「生」を表情豊かに描く傑作の数々が、美しく臨場感あふれる映像で紹介されます。▶「蛸と海女」の製作過程が描かれている映画『北斎漫画』はこちら

大河ドラマ『べらぼう』では、どのあたりで登場する？

江戸時代の出版業界を描いている、大河ドラマ『べらぼう』。30話”人まね歌麿”で、春画を描く歌麿が登場する予定です。

実際には歌麿以外にも、名だたる絵師たちは、みな春画を描いていきますが、べらぼうの物語にどこまで盛り込まれていくのか注目です。

映画『春の画 SHUNGA』の作品概要

作品名	春の画 SHUNGA
ジャンル	ドキュメンタリー
上映時間	121分
監督	平田潤子
音楽	原摩利彦
出演	横尾忠則 会田誠 木村了子 石上阿希 早川聞多 浦上 満 アンドリュー・ガーストル ミカエル・フォーニッツ 橋本麻里 朝吹真理子 春画ール ヴィヴィアン佐藤 樋口一貴 高橋由貴子 山川良一 ほか
公開	2023年

映画『春の画 SHUNGA』を観た感想（ネタバレなし）

見ようかどうしようか散々迷った末に、視聴しました。結論として、大変おススメです。

最初の5分くらいは、なんだか恥ずかしくて見ていられないなぁと思っていたのですが、彫師の方々が作品を見る「目」に触れているうちに、自分の先入観こそ、かえって恥ずかしく思うようになり、その内に（例えは適切でないかもしれませんが）生物図鑑を見るような、アートより、もっと学術的な視点に立っている自分に気付きました。

「性」が秘密のものではなく、「生きる」ことに直結していて、寿命100年時代の現代ではなく、流行病いで人があっけなくなくなる時代では、生きること、性そのものがポジティブに明るくとらえられていると感じました。

横尾忠則さんのお母様のエピソードや、各地に伝わる巻物や書物などを見ていくうち、また江戸時代のそうそうたる才能がみな春画を描いていること等々。どれもとても新鮮に感じました。

まとめ

映画「春の画 SHUNGA」について

・どんな作品なの？みどころを知りたい！
・キャストを知りたい！
・どこで見れる？ 視聴方法を知りたい！

という方に向けて、お届けしました。

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