「鎌倉殿の13人」45話”八幡宮の階段”のネタバレあらすじをお届けします。
歩き巫女おばばの「天命に逆らうな」という言葉を受けとめた実朝と公暁。
天命に守られた義時、身代わりになった仲章。残された政子の天命とは?
「草燃える」総集編全5話との違いも整理していきます。
ここまでの「鎌倉殿の13人」の見逃しや「草燃える」イッキ見には、TSUTAYA DISCASがおススメです。
実朝が覚悟できた
「草燃える」では、一瞬公暁と目を合わせるものの、実朝(篠田三郎)はすぐに死を迎えます。
「鎌倉殿の13人」では、公暁を目の前にした実朝の感情がきめ細やかに描写され、実朝がしっかり覚悟を決めて旅立ちました。
「草燃える」では、公暁は実朝の首を取って、持ち去ります。最後には公暁が首を包んだ布ごとふり回し、首がどこかに飛んで行ってしまいます。「草燃える」総集編5話あらすじ
これは、伝説をもとに制作されたストーリーですが、「鎌倉殿の13人」では、その部分は義時頼朝の父義朝(とされる)ドクロで表現していました。
「鎌倉殿の13人」を1話から見るならU-NEXT!
公暁が政子と会って、意思表示できた
「草燃える」では、実朝の首を手に持ち「我こそが次の鎌倉殿だ!」と名乗りをあげる劇場型の公暁ですが、「鎌倉殿の13人」では、公暁が政子の元を訪れる設定になっていました。
そこで、鎌倉殿の証である義朝のドクロを持ち帰り、自分こそが源氏の嫡流で実朝の後継者である。と政子に伝えます。
「名を刻む」という意味合いでは、名乗りと同じ重さがある描写だと思いました。
公暁は恨んだ相手(実朝)がいい人だったと悟り、大義名分を掲げたかったのかもしれません。公暁を演じる寛一郎さんの出演作
義村がしたこと
「草燃える」では、義村は三浦館に公暁を入れず、門前で御家人によって公暁を討たせました。
義村は実際には手を汚していません。
「鎌倉殿の13人」では、三浦家を守るために義村本人が公暁を背後から刺し殺します。
義村にはこの選択肢しかない状況です。
そして、襟を正す
長年一緒にいて、相手のクセも知り尽くしている義時と義村。
義村の言葉と思いが違う時の「襟を正す」クセが、ここでも出ました。
義時「私に死んでほしかったのではないか?」
義村「公暁がお前を殺そうと知っていたなら、わたしはあいつをその場で殺していた」
「鎌倉殿の13人」45話より
義時としては、襟を正す義村を見たくなかったと思います。盟友から主従関係に変わった瞬間です。
義村のクセが見られるのはこちら↓
チャーミングじゃない義時
45話のオンエア2日前の11月25日に放送された「あさイチ」プレミアムトークで、義時のダークさがすごいですね。という話から、
小栗旬さんが以下のように語っていました。
40話くらいからシビアな決断の連続で…
頼朝はチャーミングだったんですけど、義時はそのチャーミングさがなくて、表現の仕方も下手なので…。
11月25日放送「あさイチ」プレミアムトークより
頼朝と父の時政も「チャーミング」で、どこか憎めない人柄でしたが、
義時と息子の泰時は真面目一辺倒ですね。
のえ への言葉
八重も比奈も、もう少しできた女子だった
「鎌倉殿の13人」45話より
これも、頼朝と時政だったら言わないだろうなーと思う言葉です。
のえは完全に悪者に仕立て上げられていますが、
小栗さんが「菊地凛子さんと話したこと」として、
のえは、実は以前から義時のことを見ていて、気になっていたから、お祖父さんの中原行政に言ってひきあわせてもらったんじゃないか。その気持ちを義時が踏みにじったのではないか…と。
11月25日放送「あさイチ」プレミアムトークより
のえがこの後、どんな動きをするのかとても気になります。
あさイチプレミアムトークの小栗旬さんはこちらから↓
仲章の最期
上総介の壮絶な死以来、赤い血はあまり描写されてきませんでしたが、今回、暗闇の中の白い雪、仲章の真っ赤な血のコントラストに衝撃が走りました。
身代わりとなってしまった仲章のセリフも秀逸でした。「太陽にほえろ」の松田優作さんを思い出しました。
ここまで悪役に徹した源仲章(生田斗真)、反対に清々しさも覚えます。
トウが政子を救う
息子と孫を一瞬にして失った政子は、失意のどん底で自らの命を絶とうとします。
そこにトウが現れ
ならぬ。自ら死んではならぬ
「鎌倉殿の13人」45話より
と、政子を諭します。45話の中で唯一救われた場面です。
実朝の妻の千世の姿もですが、「鎌倉殿の13人」では若い世代の人たちが希望を与えてくれます。トウを演じる山本千尋さんの出演作
義時は頼朝を超えるのか?
時房に「兄上は天に守られているようです」と言われた義時。
運慶に自分に似た顔の仏を彫るように依頼します。それも弟子ではなく、運慶本人にと依頼します。破格の待遇を強要したことになります。
頼朝はずっと観音様を大事にして、日々念仏を唱えてきましたが、義時は仏像は作っても念仏を唱えている姿を見たことがありません。
神仏を超える存在になろうとしているのでしょうか?
運慶の仏像についてはこちらの記事をどうぞ
まとめ
「草燃える」総集編全5話との違いを整理しながら、45話「八幡宮の階段」ネタバレあらすじをご紹介しました。
最終話まで残り3話となった「鎌倉殿の13人」。
この先、息子の泰時とも不器用に激しくぶつかり合う展開が予想されます。
義時の真面目が招いた結末や、思いがけないボタンの掛け違いで歴史が動いていくことを1話からじわじわ感じてきました。
>>こちらの記事で『鎌倉殿の13人』のあらすじネタバレを全話紹介 しています。
今までの退場者はこちらから復習できます。
史実をご存知の方、史実をあえて見ないで楽しむ方、「草燃える」との比較を楽しまれる方も多いと思います。
予測不可能な結末に向けて、最後までしっかり見届けたいですね。
「鎌倉殿の13人」の見逃しや「草燃える」イッキ見には、U-NEXTがおススメです。
本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の情報はU-NEXT、TSUTAYA DISCASサイトでご確認ください。
コメント